※この作品はR-18です。

試作 のんびりマスターと……   作:阿部高知

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ナイチンゲール編、完了。初めての挿入シーンは苦労しました。
それとお気に入り登録者数100超えありがとナス! これからも頑張りナス!

今回はイチャラブです。バーサーカーなのに…………大丈夫なのだろうか……?
まあ婦長は狂化EXですから。ギリギリセーフ? ギリギリアウト?


のんびりマスターと鋼鉄の天使(3)

 ナイチンゲールの膣内は思わず肉棒が溶けてしまったと勘違いする程、熱く蠢いていた。

 愛液が滴る入口を亀頭で開き、そこから膣内を犯し最奥まで一気に貫く。男を知らぬ処女だというのに滞ることなく挿入できたのは、彼女の膣内がシーツをびしょびしょにする程愛液を垂れ流していたからだろう。肉棒が愛液で滑る膣壁を抉る度、ナイチンゲールは快感と苦痛の混ざった声を上げた。

 

「あ……がっ…………く、ふぅ……! ――――は、あ……く…………っ、んん…………ぁ…………」

 

 スムーズに挿入を終えたとはいえ彼女は処女――――初めて感じるであろう、股間の異物感は無視できるものではない。

 亀頭が子宮口に触れてからは、腰を動かさない。ナイチンゲールがこの感触に慣れるまで、処女膜貫通の痛みが去るまで…………彼には見守ることしか出来ない。涙を浮かべて耐える彼女の頬を撫で、少しでも苦痛を誤魔化すのが精一杯だった。

 ナイチンゲールの苦しそうな顔が視界に入った瞬間、本能的に腰を引いて肉棒を抜こうとしたが――――彼女の瞳はそれを許さない。

 

 抜かないで、と。

 涙目になりながらも気丈に振る舞おうとするナイチンゲール――――そんな彼女が愛おしかった。

 

「――――ま、すたー…………だいじょうぶ、です」

 

「…………無理だけはしないでくれ」

 

「それはあなたのほう、でしょう…………? 私のなかにあるモノは、今にも動こうとしてますよ……ん、ぁ……」

 

「う、それは…………確かにそうだけど」

 

 実の所――――彼の理性は既に崩壊しており、出来ることならば直ぐにでも腰を動かしナイチンゲールを凌辱したかった。

 ナイチンゲールの膣内は正しく名器と呼ぶべき代物だ。ヒダがびっちりと陰茎に吸い付き、伸縮する膣壁は背筋が震える程の快楽を肉棒を通して伝えてくる。そんな女陰に肉棒を突っ込んでおきながら、動かず只々微弱な快感を味わうのみ…………これではおあずけされているに等しい。

 それでも彼がナイチンゲールを労わっているのは、正に愛があるからだろう。身体を求め快楽を享受するだけの爛れた関係ならば、こうはいかない。彼らの関係には愛があり、だからこそパートナーを大切にしたいと思う。

 

 それはナイチンゲールも同じだった。相手の為に尽くし、この身を捧げたいと思っている彼女にとって、彼が我慢している現状はよろしくない。

 下腹部の痛みは和らぎつつあり、異物を跳ね返そうと脈動していた膣内も運動が緩やかになっていた。きゅうきゅうと締め付けるような動きから、ヒダやら膣壁を使って肉棒全体を包み込むような動きへ――――それはナイチンゲールの包容力にも似ていた。

 まるで膣全体が肉棒を刺激しているような感覚に、彼の口から快楽に染まった吐息が漏れる。ナイチンゲールも自身の体内に入っている肉棒の硬さと熱さに驚愕し、彼(・)と(・)繋(・)が(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)という事実に興奮して愛液を流す。

 愛液は膣内から破瓜の証である鮮血を迫り上げ、シーツを赤く染めた。彼女の処女を自分が受け取った――――その事実が単純に嬉しい。

 

「フローレンス…………動くよ」

 

「は、い…………っ、く、はぁ……。き、てぇ……」

 

 子宮口まで到達していた肉棒をゆっくりスライドさせ、カリで膣壁を擦り上げる。

 ナイチンゲールの膣内は正に灼熱。分泌された愛液は肉棒に絡み付き、肉棒全体がヒダで圧迫されている。肉棒が掻き出した愛液を指で掬い舐めると、脳が蕩けるような甘美で牝の味がした。

 彼の腰の動きは止まらない。速度こそは遅く、絶頂へと至るには快感は弱いが――――ナイチンゲールには、この行為の意味が判っていた。敢えて腰をゆっくり動かし、大きくスライドさせるだけで、打ち付けるようにピストンしない理由が。

 覚(・)え(・)込(・)ま(・)せ(・)て(・)い(・)る(・)のだ。自身の肉棒の味や形を、自分の女陰に。お前は自身の女だ、と――――。

 

「だめ、です…………! こんな、うごきぃ……あぁ、んんん! ひゃ、ん、ふ、やぁ……あなた、せんようになっちゃ……うぅ!! やぁ、んくぅ! ……ひ、ふぅ!」

 

 鈴口から溢れ出す汁は愛液と合わさり膣内を彼色に染め上げ、硬い肉棒は男を知らなかったナイチンゲールの女陰を彼の形に作り替えていく。亀頭が子宮口にキスし、陰茎が膣内のヒダを擦る度に弱かった快感はどんどん強くなっていった。

 肉棒は様々な箇所を擦る。子宮口をノックし苛めることもあれば、入口付近を丁寧に突き上げることもあった。彼女が感じ易い箇所を探して、肉棒を馴染ませる。それは正しく征服だ――――それを理解した瞬間、分泌される愛液が熱くなった。

 

 絶妙な締まり具合と熱さに翻弄されながら、まだまだ男慣れしていない彼女の女陰を完全に自分専用に仕立て上げるつもりで、彼は腰を動かす。

 徐々に快感が強くなっているのを理解したのか、ピストンのペースをどんどん上げていく。濃くなったナイチンゲールの愛液をカリが掻き出し、シーツを濡らしていく。

 

「ん、ふ、や、ひゃぁ! だ、めぇ…………ますたーの、これ…………んく、あっ――――おかひく、にゃる……! ぁ、ひ、く……んんんっ! りゃめぇ………らめぇ…………あああッ!!」

 

「ぐっ……フローレンスの膣内(なか)、熱くて溶けそうだ……!」

 

 現在の体位は正常位――――ナイチンゲールの快楽で蕩けた淫靡な表情は、彼に隠れることなく見られてしまっている。

 腰を力強く打ち付けると、彼女の乳房が大きく揺れた。ピストンの度に上下に揺れる乳房へと視線は吸い寄せられ、誘蛾灯の如く手が引き付けられていく。乳房を掌全体で鷲掴みにし、欲望の赴くまま力強く揉んだ。

 

「……あぁ、むねぇ――きもち、いいっ……! ますたぁの、て、ごつごつで、たくましい……あ、ぐ、むぅ――もっと、もっとぉ……。や、ん、ふ……あぁっ!? ち、くび、つまんじゃ――あひゃぁ……!」

 

 乳房を苛めている最中にも肉棒は動いている。乳房からの快感と女陰からの快感――――二箇所から与えられる快楽はナイチンゲールを更に狂わす。最早正常な思考などは消え失せている…………あるのは彼への愛情と全身を駆け巡る快感のみだ。

 二箇所から伝わってくる快感に乱れる彼女が愛おしい。腰を深く打ち付けながら、彼はナイチンゲールの唇を奪った。それと同時に姿勢が自然と前方へと倒れ、子宮口を強く刺激した。

 予期せぬ快楽と充足感。舌を濃密に絡ませながら、ナイチンゲールは自ら腰を動かす。彼のストロークが深くなるタイミングに合わせて、自ら腰を振り亀頭を子宮口へ押し付けた。

 

「じゅる、れろっ、ん、ふ……んん、んんん! ……ちゅ、はむ、れろ、んん――――ひゃ、くぅ! じゅ、じゅるぅ……ぁ、ん、むぅ……んんんっ!!」

 

 ぱんっ、ぱんっと肉を打ち付け合う音が響く。軽い絶頂は続けて何度も起こり、その都度彼の肉棒を締め上げた。膣壁が伸縮し、溢れる愛液は白濁したものへと変わる。膣内が彼の肉棒を締め付ける毎に、肉棒は硬さを増しピストンの速さは上がっていく。

 

「んぅ……ひぁ、ふぅ……! じゅる、はぁ、むぅ、んん……れろぉ、じゅるぅ……んんん、んん――! ま、ふたぁ……んぐ、ふ、やぁ……!」

 

「フローレンス――――ふろーれんす……!」

 

 名前を呼び合い、滾る肉棒を更に激しく彼女にぶつける。

 彼もナイチンゲールも絶頂が近付いてきていた。背筋を駆ける快感は陰嚢に溜まった精液を濃くし、熱さ硬さ共に最高潮になっている。ナイチンゲールも限界のようで、小刻みに身体を震えさせ潮を吐き出し続けている。膣内全体が肉棒を締め上げ、灼熱のような熱さで快楽を与えていた。

 

「……おくぅ……んく、くひぃ、ひゃ、んん――! おくにぃ……だひてぇ……あっ、ん、ふ、ぁ……! わらひの、おくぅ――――しきゅうに、だひてぇ……!」

 

 やがて彼のピストンはラストスパートへ――――怒張した陰茎が膣内を圧迫し、充血した亀頭は子宮の扉を抉る。精液を強請るように膣内が蠢き、込み上げる欲望は白濁した液体となり肉棒へ伝わっていく。

 彼女の舌を吸い上げ、亀頭を子宮口にびっちりと付けて――――ナイチンゲールの子宮へ、どろどろの精液を注ぎ込んだ。

 

「あぁぁァッ――――! ひぃあ、くぅ……かはっ、んふぅ……あぁ、あつい――ますたーの、せいえき……ぁ……んん、はぁ…………。なかから、あふれる……んく、はぁ…………」

 

「――――あ、はぁ…………はぁ――――」

 

 子宮に直接精液が叩き込まれ、下腹部が熱を帯びていく。その量、濃さは一回目を上回り――――子宮からこぼれ出た精液が愛液と共に漏れ、シーツを白く汚した。

 マグマのように熱い精液は子宮を快楽で焼き尽した。子宮を満たされるような感覚がナイチンゲールの全身を包み、無意識の内に下腹部を微笑みながら撫でていた。サーヴァントは受肉しない限り妊娠することは無い――――だが彼の愛の結晶を注ぎ込まれたという事実が、ただただ嬉しかった。

 

 一回目よりも量が多く、濃厚で、長い射精が終わった。

 射精後特有の倦怠感が全身を襲い、耳鳴りの所為でまともに音が聞き取れない。まるで射精の時に魂ごと放出してしまったようだ――――だが、それでも猛りは治まらない。

 ナイチンゲールの膣内にある肉棒は硬さ熱さ共に衰えることなく、愛液と精液の海に溺れていた。射精する前よりも強く勃起したそれを、彼はただ呆然としたまま動かした。

 

「んひぃ!? ちょ、ちょっと……ん、は、くぅ……! ま、てぇ……あっ、ん、うぅん――。いま、イったばかりぃ……やぁ、んんんぅ……!? ふぅ、く、っぁ――」

 

 自身の精液を膣内へ擦り付けるように肉棒を動かす。精液と愛液が掻き回されたことで厭らしい音が響き、ナイチンゲールを耳から犯していく。

 しかし、彼は意外な行動に出た。絶頂の余韻で伸縮する膣壁から、自身の肉棒を引き抜いたのだ。今までにない程滾っている肉棒はまだまだ戦闘態勢であり、この状態で抜くとは想定外だった。

 

 だが、その行動の理由はすぐに判る。

 

 ナイチンゲールが惚けている隙を突いて、彼は体位を変えた。今までは正常位で彼女を突いていたが――――次は後背位、ナイチンゲールの美しい背中のラインが一望できる体位へ。

 

「なっ…………!? そんな……このような姿勢……恥ずかし、いいっ……! く、ふ、あ、はぁ、んんん……! だめっ、ゆびでかきまぜちゃ……!」

 

 突然体勢を変えられたことに驚き、体位の恥ずかしさに抗議するナイチンゲール。だが体位の都合上、有利なのは間違いなく彼なのだ――――膣口に指を突っ込まれ、精液を掻き出すように指を動かされるだけで嬌声を上げてしまう。

 そして彼は肉棒を膣口へ宛がい、彼女の尻を掴んで挿入した。

 

「ん――――かはぁ……!? これ、すごい……おく、おく、ふかいぃ…………っ! ますたーの、かたいぶつが、おくぅ……! ごりぃ、ごりぃってぇ――ぁああっ!! つぶ、れりゅぅ……! しきゅう、つぶれちゃう……んんん――――ッ!?」

 

 いきなり全力で腰を振るい、最奥の子宮口へ亀頭を何度も何度も叩き付ける。

 最奥から入口まで引き抜いたら、再び子宮へ到達するまで肉棒で突く。その大きなストロークは膣壁をゴリゴリと擦り、太腿に垂れる程の愛液を噴き出した。

 これでもかという程肉棒を締め上げる膣壁を抉り、纏わりついてくるヒダを犯し、子宮を剛直で突く。あまりの快楽にナイチンゲールは一回突く毎に絶頂しているようで、膣の締め具合は肉棒を引き千切られるのではと危惧する程だった。

 

「――――ァ、ハ、く……。フローレンス、締めすぎ……っ!」

 

「だって、ますたーがぁ……んんんんっ!? っは、ひゃ、おぉ、ふ――イク、いくぅ……! ますたぁにつかれて、いくぅ――――」

 

「……ふっ、は……! そろそろ、射精(だ)すよ……!」

 

 臀部を掴む力が強くなり、それに合わせてピストンの速度が上がっていく。

 肉棒を離さないよう吸い付くヒダから強引に抜き取り、体重を乗せて荒々しく突く。息つく暇も無く訪れる快感は二人を完全に溶かし、理性を失くした牡と牝が獣のように互いを求めている。

 膣内の肉棒は鋼鉄のように硬さを増し、競り上がってくる射精感を彼へ伝えた。本日三回目にして最大の絶頂が来る――――それを予感した彼はナイチンゲールへ覆い被さり、彼女の子宮へ深く肉棒を突き刺して。

 

 これまでの快楽が凝縮されたかのように濃い精液を直接注ぎ込んだ。

 

「ぁぁぁあああ――――ッ!! んく、ぎぃ、はぁ……おく、とけるぅ……。んや、ふぅ――ぁ、ん……ます、た……マスタぁ……。ありがとう……ございます…………

あ、ん、やぁ――――」

 

「――――ッ、フローレンス…………」

 

 子宮口にびっちりと密着した亀頭は、子宮内部へ自らの子種を思いっきり放出した。

 その量、濃さともに本日一番――――白い欲望が子宮を満たし、その灼けるような熱さに身を焦がす。最奥で爆発した筈の欲望は子宮に収まりきらず、肉棒と膣内の隙間から溢れ出てしまう。

 噴水のように吐き出される精液は止まる気配を見せない。傍目から見ても子宮を膨らませている程の量を射精しても勢いは治まらず、今繋がっている牝を陥落させる為に限界まで睾丸から精子を絞り出した。

 

 射精が止まったのは何時だったか。そしてどれぐらい繋がったままなのか――――。

 快楽の余韻に浸ったまま時間が流れていく。自身と覆い被さっている彼の体重を支えられなくなったナイチンゲールがベッドに倒れ込み、自然と彼もその隣へ倒れた。

 シーツは色々な液体で濡れており、肌にくっ付いてくる。だがそれすらも気にならない。この素晴らしい余韻を、シーツの濡れなどで汚したくなかった。

 

「マスター……んふ、ちゅ、れろぉ、んふ…………マスター。じゅる、はぁ、れろ、んんん…………」

 

 彼と向かい合い、唇を重ねる。肌が触れ合う程近付き、立ち込める性の匂いを味わいながら――――絶頂の余韻を共有し合う。

 しかし長くは続かない。性行の疲れからか睡魔が二人を襲い、糸を引いて唇が離れる。瞼がどんどん閉じていき、身体から感覚が無くなっていく。

 

 ――――お互いを確かめるように抱き合ったまま、彼らはゆっくりと意識を落としていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後日――――。

 

「それでは、只今より部屋の点検を開始致します。

 まず黒髭さんから…………………………………………なんですか、この陰気な部屋は。このように暗く澱んだ空気が精神疾患を生み出すのです。早く扉を開けて外界と空気を交換して下さい」

「らめえええぇぇぇぇぇ! 拙者のBBAコレクションが見られりゅうううぅぅぅぅぅ!」

 

「煩い、では次のお方は――――タマモキャットさんですか。

 ゴミが散らかっておらず、台所の掃除も丁寧にされているようですが…………抜け毛が酷いですね。とても不衛生です。抜け毛の処理を怠れば埃の発生は避けられません。何か粘着性のある掃除用具で清掃してください」

「確かにご主人も言ってたなー。ぱぱっと終わらせちゃうか」

 

「よい心がけです。ではアルトリアさん…………ああ、青い貴女ではありません。黒くて槍兵の方です。

 では点検を…………なんです、拒むというのですか? 私には貴女方の体調管理と衛生状況を改善を行う義務があります。マスターにも許可は得ていますし、数日前から知らせていた筈ですが?

 大人しく従わないのであれば――――おっと、式さんありがとうございます。そのまま押さえておいて下さい。

 それでは改めて――――――――――――――――――――失礼。あまりの酷さに言葉を失っていました。

 なんです、この部屋は。これを部屋と呼ぶべきなのか、私は甚だ疑問です。これでは規模の大きくなったゴミ箱と変わりありません。このような環境は雑菌の温床であり、至急改善すべきです。早く直して下さい」

「――――」

「あぁ、父上がぬとねの区別がつかさそうな顔に!?」

 

 

 

「あはは…………手加減してあげなよ、フローレンス」

 

 カルデアの休憩室にて、彼はナイチンゲールの活躍っぷりを見て苦笑していた。

 備え付けの自販機からジュースを取り出し、適当なパイプ椅子に座って廊下を慌ただしく駆け巡るナイチンゲールの姿を追う。

 彼女が部屋の前で立ち止まる度に何処からか絶叫が上がり、カルデアは阿鼻叫喚の地獄と化していた。助けてくれマスタぁ――――なんて声が聞こえたような気がしなくもないが、無視。ああなってしまったナイチンゲールを治めることは彼にも不可能だ。令呪を使っても確立は半分と言ったところだろう。

 

「ベッドではえらく素直なんだがねぇ」

 

 独りごちた言葉はナイチンゲールの狂騒で掻き消えてしまう。

 ナイチンゲールと繋がったあの日以来――――彼女との関係は続いている。此方から求めることがあれば、彼方が性欲処理を名目に近付く時もある。お互いが身体を求めて、そして尚且つ拒まないのは…………単純に快楽ではなく、愛を深めたいからだろう。

 彼女と怠惰な日々を過ごすのも悪くはない。快楽の渦に溺れてしまうのも案としては良い――――だがやはり一番は、ナイチンゲールとの間にある愛情の深さを確かめたかった。

 それに、と彼は思う。やはりナイチンゲールの一番魅力的な時は、患者を助ける為に奔走している時だと。そして、その隣に立って彼女を支えられる存在になりたいと。

 

「…………おや、マスター。このような所にいたとは、気付きませんでした。

 現在サーヴァント達の部屋の点検を行っています。私だけでは人手が足りませんので、手伝っていただけますか?」

 

 廊下を疾走していたナイチンゲールはようやく彼の存在に気が付いたようで、手を差し伸べて彼に救助を要請する。

 その手を握る前――――彼は告げた。ナイチンゲールの瞳を覗き、彼女に真摯に向き合い、微笑みを添えて…………優しく、確かめるように。

 

「フローレンス――――君は今、幸せかい?」

 

 最初は質問の意図が判らなかったのか、困惑したような表情を浮かべたナイチンゲールだが――――すぐに表情を変えて、自信と確信を込めた声色で告げた。

 

 

 

「はい――――貴方が、傍に居ますから」

 

 

 

 クリミアの天使に相応しい、純粋な笑顔を添えて。




ナイチンゲール編キャラクター紹介
・主人公
 生き残ったマスター二人の片割れ。ぐだ子との関係は良好。
 ナイチンゲールとの関係はあまりばれていない。ただ一部の鯖には知られている模様。
・ナイチンゲール
 今回のヒロイン。あのわがままボディで看護されたい。
 マスターが好きでも甘やかしたりはしない良妻。ただし、その分夜は激しい。
・黒髭氏
 ナイチンゲールの被害者一号。部屋を公開された後はBBAに消し飛ばされたとかなんとか。
・タマモキャット
 ナイチンゲールの被害者(?)二号。綺麗にした部屋は恐らく数日すれば元に戻る。
・黒くて槍兵の方のアルトリア
 ナイチンゲールの被害者三号。思わずFXで有り金全部溶かした顔になる程絶望した。
・式さん
 暗殺者の方の式。個人的にアルトリアの私室に興味があったが、覗いてドン引きしたらしい。



FGO運営、有能。石交換に加えて☆5交換とか…………なんか心配になってくる。
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