※この作品はR-18です。

Fate 太古に人修羅   作:手を引くメッセニ

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師匠の若い時代捏造祭り。
エロはちょっと。


愛しき混沌王 ☆

人にして人に非ず………修羅。

神魔達は彼を人修羅、混沌王と呼び、恐れ、敬った。

悪魔の力で神々を蹂躙し、悪魔を従え、

コトワリを打ち砕き、全てのマガタマを喰らい尽くして、

創生の光を飲み込んだ人なる修羅が全てを滅ぼして虚無に消えた。

彼に心酔する数多の魔神、破壊神、女神、大天使、魔王、邪神、幻魔。

数えきれぬ死線を共にした仲魔達も一柱を残して死に絶えた。

 

東京受胎。 無尽光を取り込んだ塊がドクリ、ドクリ、と胎動している。

人修羅は感情無き瞳で、虚無を漂いながら万物創世を見守っていた。

 

(次なる世は、せめて人修羅に優しき世になりますように)

 

彼の中で眠る影の女神はそれだけを思う。

彼は己の求めるコトワリには出会わなかった。

千晶も勇も氷川も、古い世界の恩師の願いも、コトワリも否定した。

蝿の王と堕天の魔王の願いを汲み取り善と悪、光と闇の永久の相剋を終わらせた。

輪廻転生を引き裂き、唯一絶対なるを自称する神を滅ぼした混沌王は、

その過程で多くを失い傷ついた。

自分を創りだした堕天使、万軍を率いる地獄の公爵、

第3の瞳で森羅万象を滅ぼす破壊神、剛勇無比の雷神、

………皆死に絶えて、彼自身も心身に深い傷を負った。

虚無の海を漂うばかりであったが、

彼が内に取り込んだカグツチの熱が彼から漏れでて

新しき世界の種が虚無に生まれた。

今より全てが人修羅から始まる。

否定されたはずの東京受胎が彼の目の前で起こっているのは

無尽光の熱が漏れでたからだが、

或いは死して尚彼の安寧を望む彼の仲魔達の最後の願いだったのかもしれない。

 

『人修羅………世界は生まれ始めている

 お主から始まる新たなる輪廻の世界は、きっとアマラの世界よりも優しい物の筈だ。

 何もかもを殺し、己をも傷つけて戦い抜いたお主に待ち受ける世界は、そうあるべきだ。

 主を傷つける全てを、今度こそ私が除いてやろうぞ。

 それが散っていった仲魔達の望みでもあろうからの。

 ………戦いを忘れて、どうか安らかに………………今暫くは眠るがよい。

 時来たらば、最後にして唯一の仲魔、このスカアハがあなたを起こそう。

 この虚無の暗闇の中でも影の国の女王たる私には些事で在る故』

 

彼が信じるのは彼の内側で眠る最後の仲魔だけだろう。

ルシファーが心血の全てを注いで作り上げた渾身の傑作は、

仲魔の言葉を受け入れて微睡みの中に沈んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紀元前xxxx年。

古代よりも更に古く、世は正に神話の時代。

多くの神が地上をその足で闊歩していた世に、

数々の神霊と切り結び、槍で貫いてきた彼女はいた。

見た目麗しい極上の美少女で、赤い切れ長の瞳に光を吸い込む程の黒々とした流れる長髪。

全身を線の出る極薄の薄衣で包み、所々を魔法が練り込まれた厚手の生地で覆う。

それらの衣服も、さらさらと風に靡く髪と同じ漆黒で、

その影のような黒さが真紅の瞳と白い肌を際立たせていた。

 

人生の全てを戦と武に捧げてきた彼女は、些か強くなり過ぎた。

神秘が空気よりも濃く渦巻く神代では、人の身でありながら神を殺す者もいるにはいる。

が、ここまで盛大に神殺しをする者もいないだろう。

それも非力で可憐な処女の身で。

 

だがそのツケはすぐに来た。

彼女は神魔を殺しすぎた咎で領地ごと現世から追放されたのだった。

それがついさっきのことだ。

 

(ふん……私に敵わぬからといって私がいる可能性のある土地ごととは………。

 怯えっぷりに恐れ入る、な)

 

遠い未来には歳相応の一人称(儂)になる彼女も、

正真正銘に年若い乙女の自分だ。

”私”呼びもなかなか様になっている。

 

神が最後っ屁とばかりに遣わした使い魔からの伝言によると、

 

「オメーなかなか強いから褒美だ! な! これは褒美だから!

 不老不死で不死身だから!

 影の国の女王に任命する。 栄達おめでとう。 神々は君を祝福しているよ(キリッ」

 

意訳するとこうであった。

体のいい厄介払い、というのは明らかだった。

彼女の住まう土地ごと、というのはつまり彼女の一族も丸ごと巻き込まれたのだった。

彼女の姉妹、オイフェも当然巻き込まれており、

 

「お前のせいで我ら一族は一人残さず影の国に追いやられた。

 が、それはまだいい。

 納得いかぬのはそれがお前を恐れた神々によってなされたことだ。

 私の力はお前などに一歩も劣らぬ!

 神どもは私こそを恐れるべきだった……!

 影の国最強がどちらかをいつかハッキリさせてやる」

 

わざわざスカサハの館までやってきて憮然と言い放った彼女は姉妹を睨むだけだった。

彼女も転移したてで忙しいようで、

慌てる領民を抑えるために足早に去っていった。

 

スカサハもまた自分の臣民を落ち着かせ終ると、

死の世界に追放されたという現状が目の前にありありと横たわっていて、

オイフェの言葉が嫌でも頭で繰り返される。

”お前のせいで”

 

「どうしろというのだ」

 

誰に向けるでもない言葉が漏れる。

若くして一族の長たる父を失った。

横暴な神霊による言いがかりにも似た諍いだったが、

それによって彼女は年若い少女でありながら一族を率いる女王とならざるを得なかった。

そして一族の信頼を勝ち取るためにひたすらに父の仇達を討ち、

その復讐として一族の土地に攻め入ってきた神霊を、これまた討ち取った。

後はその繰り返しであった。

全ては一族の為と思い、呪術と武に全てを注ぎ軍場に人生を捧げた。

父が存命であれば武芸を嗜みつつも、

今頃は年頃の近しい男をあてがわれて宜しくやっていたことだろう。

彼女とてそういうものに対する憧れとか、好奇心といったものは人並みに持っていた。

タラの丘のインボルグの祭りで普通の娘として踊ってみたい、と微かに思ったこともある。

だが、それらを全て捨てて一心不乱に戦い続けた彼女は、

神を退けはしたが取り返しのつかぬ呪いを受け、

そして一族はそれに対して露骨な不満を示してスカサハを糾弾する。

 

「………丁度いいではないか。

 これで永遠に武芸に磨きをかけられる………」

 

自分用に飛びきり蜂蜜を濃くした甘い蜂蜜酒で喉を潤し、

アルコールの手助けで、憎しみすら篭った顔で自分を見つめる一族共を忘れようとする。

今宵だけ、酒に溺れてでも呪いのことなど忘れたかった。

 

「…………ふぅ」

 

白磁の頬がバラ色に染まって、

酒の回った頭はウトウトと船を漕いでいる。

簡素な木の食台に力なく突っ伏して、

 

(無警戒過ぎるかな………まぁいいさ。 私を襲う気概のある男などいない)

 

自分が未だに未経験の生娘なのも早死した父と、意気地のない一族の男共がいけないのだ。

普段の彼女では欠片も思わぬ愚痴を思う。

父は偉大だった。

男に頼りたい。

母のような、”女”になりたい。

オイフェには、色々な意味で負けたくない。

影の国への強制転移と姉妹からの強い敵意。

見た目相応の精神年齢でしかない今のスカサハでは、

こうなるのも已む無し……である。

堂々巡りの出口なき愚痴を繰り返している内、やがて彼女は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、彼女は夢を見た。

夢の中での彼女の姿はなかなかに珍妙な姿であった。

見慣れぬ大きなツバの帽子をかぶり、

真っ白な肌を際どい漆黒の装束で隠してるが、隠せているのは局部だけだ。

帽子からそのまま繋がっているようなマントで素肌を覆ってはいるが、

真正面から彼女の姿を捉えればバッチリと胸元、ヘソ、太ももが視界に飛び込んでくるだろう。

 

「スカア(・)ハ」

 

男に名を呼ばれた。

人の名を間違えるとは、と反論しかけたが不思議とその声色が心底に染み渡っていく。

その声に自分の名を呼ばれるのはとても心地が良い。

 

「主………」

 

彼女は返事をした。

彼は整った顔立ちではあるが、絶世の美男というわけでもない。

ただ、不自然なほどに黄金に輝く瞳は何もかもを魅了し威圧する支配の色。

人のような姿形に見えるが、

彼の体中には戦化粧のような紋様が縦横に走っていて、

しかもそれが何処までも広がる闇の中で

透き通るような薄緑に明滅していて酷く美しい。

 

彼からゆっくりと差し出された手を握った。

 

彼は無表情のまま自分の手を握り返してくれたが、

その手の温もりからは仲魔への愛情を感じたのだ。

 

「スカアハ」

 

彼がもう一度名を呼ぶ。

その声はよく通る高めのように聞こえるし、低いようにも聞こえる。

幼いような、渋いような。 枯れているようで、漲っている。

全ての要素を含んだような、何も無い空っぽのような、

そんな声に自分の名が呼ばれるのが心地が良い。

彼の左手が己の頬に添えられて、金色の瞳が近づいてくる。

段々と、段々と近づいてくるそれを認識しながらスカサハの心はそれを受け入れ目を閉じて……

 

「……………………」

 

 

目が冷めた。

どこか、フワフワとした心持ちであった。

 

 

「……………………なんて、夢を」

 

 

顔が熱かった。

天蓋付きの寝所の横に置かれているよく磨かれた銅鏡をチラリと見れば

彼女の頬が桜色に染まっているのがよく分かる。

 

「ッ~~~~~!!」

 

飲み過ぎたせいだ!

スカサハは自分に言い聞かせてベッドにうつ伏せに飛び込む。

足でジタバタとベッドを蹴って、枕に顔埋め、

 

(あ、あれが……接吻……! 見も知らぬ男相手に、あ、あんな、妄想を! この私が!!)

 

声なき声で悲鳴を上げる。

自分が生娘というのを、ここまで拗らせていたか!

武一筋と言い聞かせて来たが自分は存外ムッツリなのか、と自己嫌悪に陥る。

酒を入れて眠ったせいであんな夢を見るのだと自分に言い聞かせたスカサハは、

そのまま一つ二つ深呼吸をして「…よし」と呟くと、

 

「ちゃんと寝よう」

 

そのまま掛けタオルで身を包んで目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(眠れん……)

 

武神と恐れられようが少女だ。

未だ家族以外の異性と接点がない。

どんな熟練、百戦錬磨、取っ替え引っ替えの肉食系美女でもそういう時代はある。

正しく今、スカサハはそういう時代だった。

そんなおぼこ(・・・)にとって、怪しげな色香を持つ

見たこともない男との口付けの夢はかなり刺激的だ。

 

影の国よりも黒い髪。

剥き出しの引き締まった身体を走る瘢痕文身(はんこんぶんしん)のような暗黒の紋。

そしてそれにそって光る淡い緑の妖光。

感情の読み取れぬ黄金の妖瞳。

 

『彼』を思い出すと、体が熱くなる。

 

(何者だ……)

 

迫る唇を思い出す。

ズクン、と奥が疼いた気がした。

 

(なんだか…熱、い)

 

まだ酒気が残っているのだろうか、と朧気に思いながら、

自然と手が豊かな乳房に運ばれていく。

戦人(いくさびと)のものとは思えぬ白磁の指が黒装束を盛り上げる柔らかな山をなぞると、

 

「……う…………ん」

 

意図せずして声が漏れる。

気づけば豊満な双丘をゆるゆると柔く揉んでいる。

動物の子作りも他人の交合いも見たことがある。

戦場にされた集落で男達の慰め者になっていた娘を見つけたことも数知れず。

そういう知識も少しは身についていたし、

そういう本能が強い方なのだろう。

初めてにしてはその手の動きはなかなか巧みだった。

 

「う……ん……、ふっ、ぅ…………ん」

 

胸を揉む両手の力が少しずつ強くなる。

 

(これ、ぐらい…………これぐらいが…ちょうど)

 

どの程度が一番良いかの調節をおっかなびっくりしている。

スカサハの吐息が荒くなっていき、

白い指が大きな胸の先で自己主張を始めた蕾を掠めた時、

 

「あぅっ」

 

今まで出したこともない艶めかしい息が漏れる。

 

(き、気持ち、いい………何か、痺れる………背中から、ジンジンと……)

 

戦いしか知らなかった指がそれ以外を知った。

自分のどこが気持ち良いのかを理解し始めた指が、

固くなりつつあった先っぽを集中的に弄りだす。

 

「ふっ、うっ………ん、ぐっ、…………はふっ……んっ、ひっ……」

 

(なんだ…これ、は……………指、止まらない………!)

 

初めて味わう感覚に溺れていく。

それはなんだか、夢の中で『彼』に自分を呼ばれるのに似ている。

大きな双乳の先端は、完全に服を持ち上げている。

乳首を転がしていた指が、強めにそれを捻ると、

 

「っ! んっ、ああっ!」

 

ビクリと腰が揺れた。

指が執拗にそれを摘んで離さない。

 

「うあ……あっ、やっ………これっ、だ…めっ……ん!」

 

こりこりとしつこく弄んでくる自分の指に振り回される。

「こんなの駄目だ」 そう思っても背筋を登ってくる未知の感覚に酔い痴れたかった。

スカサハの肉体は既に成熟していた。

一度これを知れば、もう彼女には逃げる術はない。

 

「あっ、あぁ……い、いやっ、だめっ……だめ、だめ………気持ち……い、いぃ……」

 

(こんなの、おかしくなる)

 

手で乳房を包んで揉みしだき、掌で柔らかな山に屹立する尖りを押しつぶし、虐める。

そしてすぐにまた指が乳首を捏ね始める。

 

「うぁ…あっ、あっ! あぁ! だめ! そこ……いい! んあっ、あっ、あっ、あぁ!」

 

全身にびっしょりと汗をかいている。

色白な彼女の美肌の全てが紅潮する。

身をねじってうつ伏せになったスカサハの腕は、

片手が変わらずに指先だけで押しつぶされた豊満なそれの先端を虐めていて、

空いた片手は胸以上に熱くなりだしていた箇所へと伸びる。

 

(ここ………ここも……)

 

熱気が充満していた股間。

その割れ目へ白い指が悩ましげに誘われる。

指が筋をなぞった瞬間、

 

「ひっ! あ、あぁぁぁぁぁ…!」

 

乳首を捏ねる以上の甘美な刺激が背を駆け上がっていく。

 

(な、なんだ今の、は……先っぽなんかより、ずっと…すごい)

 

不慣れな動きで一生懸命になぞり、その度に桃色に染まった吐息が溢れる。

 

「っ! っん、あぁぁ! はぁ、はぁ、ああ! ひんっ! あ、あぁぁぁぁ…!」

 

勢い込んだ指が黒衣の上から割れ目を押し込み、

その拍子にぴったりと閉じていた口が

 

――くぱぁ

 

と開く。 その瞬間、スカサハの女陰から生まれて初めての愛液が漏れて、

滲んだそれは黒衣を更に黒く染め上げた。

 

「あっ、あんっ、あぁ……んあっ、あっ、はぁぁぁあ」

 

開いた割れ目に指を更に押し入れると、グジュリ、と音を立ててコンコンと液が湧く。

今のスカサハは、武人などではない。 初めての快楽に支配された少女であった。

初めての快感に理性が溶けて、鋭い性感でむっちりとした太ももが緊張し、

自分の秘所を弄る手を締め上げる。

 

「あぅ! あっ、んぁぁぁぁぁ……! はっ、あっ、あぁっ、ああっ!」

 

そしてより強く押し付けられた指が蕩けた花園を踏み荒らすと、

 

「ひっ! な、に…これっ! ん、んんんん~~っ! なにかっ、く、るっ!

 あああっ、あっ!? あああああああああああっっっ!!!」

 

細い腰がビクンッと跳ねてベッドの天蓋を少し揺らした。

腰まで届くスカサハの長い髪がじっとりと背に張り付いている。

快楽に染まった荒い呼吸が静かになった彼女の部屋に響く。

 

「ん………はぁ……………………ひとしゅら………」

 

彼女が知らぬはずの、愛しき混沌王の名を呟いて彼女は微睡みに沈んだ。

 

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