※この作品はR-18です。

Fate 太古に人修羅   作:手を引くメッセニ

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現れし混沌王 ★

夢の中の男を想ってする自慰はスカサハに強烈な体験として記憶された。

そして、もともとそういうものに心身の奥底では強い興味でもあったのか、

スカサハはかなりムラムラとした日々を過ごすことになる。

では適当に男でも誘うのか、と言われればそうでもない。

夢の男を知る前なら、ここまで胎内に熱いものが溜まっている今

そういうこともあったかもしれないが、

影の国のどの男を見ても少しもスカサハの心は動かなかった。

『彼』を知ってこの身が疼くことになったが、

『彼』を知っているからこそ他の男が余りにくだらなく見えるのだ。

 

夢の中の彼は身の毛もよだつ程の色香がある。

女性的で耽美だとか、

そういう容姿でもない筈の彼から放たれるある種の”魔性”、”カリスマ”。

地上を闊歩するどの神霊も彼を見た後だと小粒に見える。

天上から声を響かせ告げてくるどの神霊の声も、

彼の唇から聞こえてくる音に比べると小蝿の羽音のように耳障りだ。

彼はまさに魔性の王。

 

スカサハはすっかり夢見る乙女になっていた。

毎夜見る夢に身と心が溶けていく。

だが、彼女は最初の”魔が差した”夜以来、自分を慰めていない。

 

(夢に気を取られてどうする……!)

 

寧ろ修練不足なのだ、と己に言い聞かせると、

赤い槍を引っ掴んでより厳しい鍛錬で雑念を誤魔化した。

だがこの神代の今、たかが夢と侮るなかれ。

神秘に満ち満ちた現代は夢は何かのお告げであったり、

己の魔的直感がもたらす予知夢だったりの例も多分にある。

しかも武を極めた彼女はルーン呪術にも特段優れている。

スカサハは、

 

(きっと彼は、いつか私の元にくる)

 

どこかで確信していた。

 

(早く私の所に……………帰ってこい………■■■)

 

知らないのに知っている名が、無意識の中で脳内に響く。

影の国の女王の最初の予言であった。

 

 

 

 

 

 

 

▽

 

 

 

 

 

 

 

運命の時は突然やってきた。

夢の人に夢中になり過ぎたか、昨今のスカサハの気の緩みは著しく、

従える戦士団も領民も腑抜けていたのは否めない。

ただの民とはいえ武神スカサハの領地に住む影の国の者。

ちょっとやそっとでは誰にも負けないのだが、

相手が同じ影の領域に住むスカサハの妹オイフェであったからそうもいかない。

 

「腑抜けのスカサハめ! 素っ首を我が槍で頂戴する!」

 

スカサハと並ぶと称えられた槍の名手が軍団を率いて烈火のごとく攻め入ってきた。

彼女の住まいは簡単な柵と樹木で囲まれた館で籠城は意味を成さないのだ。

スカサハ本人が最強の矛であり盾であるから施設の防備を軽視していたが、

スカサハと並ぶ影の国最強の戦士といわれる妹がこうも早く一族を裏切るとは思っておらず、

 

「………館を戦向けに立て直すか」

 

ぼそりと決意を独白した。

スカサハの千里眼がこの事態を見抜けなかったのは、やはり夢に心を奪われすぎたからだろう。

 

影の国に住む者達は基本不老不死である。

オイフェの戦士に切り刻まれても死者はいなかったが、

スカサハの部下達は皆暫くは動けないほどに八つ切りにされ、

或いは壁や地面に武器や杭で縫い付けられた。

すっかり数百の影の戦士に囲まれ、目の前にはオイフェが得物を構えていて、

 

「一対一では私が勝つ。 この姉を倒したくば部下共々来い、オイフェ」

 

些かの動揺もなく妹へ言い切った。

オイフェが姉に似た端正な顔を怒りに歪めると、

 

「言われずともそうする。 これは戦だからな」

 

姉を囲む戦士に怒りも顕に号令を飛ばす。

影の戦士達は雄々しき叫びを上げながらスカサハへ向かって走りだした。

不死身を利用し死に体を晒してスカサハの槍を受け止めその速度を止めようと試み、

その隙を突いて致命傷狙いではなく足を狙って更に瞬速を絡めとろうとし、

中程の距離から仲間ごと槍を投擲し、

或いは密集した槍衾で面攻撃を仕掛ける。

 

突いても薙いでも、頭を貫こうが切り飛ばそうが、

執拗に攻撃を繰り返してくる戦士の群れに、流石のスカサハも呼吸が荒い。

なにせ皆、不死身でありしかもオイフェの薫陶を受けた熟練の戦士だ。

数も多い。 ざっと二万は固いだろう。

 

「くっ…」

 

僅かにスカサハの芯がぶれた瞬間をオイフェは見逃さず、

右手を高々と掲げ赤い槍を無数に召喚するとそのまま己の部下ごと叩きつける。

 

「っ!」

 

ゲイ・ボルグの二槍流で、投擲されるオイフェのそれを一本残らず見事に捌いてみせたが、

あっ、と思う間もなくスカサハの頭上へと跳躍してきていた

妹直々の槍がスカサハの脳天を狙っていた。

 

「我らは不死身。 故にお前の生首を生きたまま我が鉢に活けてやろう!」

 

後は槍を突き降ろせば姉の首は胴と泣き別れる。

真の力の解放たる変身をする暇も与えぬ、という意気込みの籠る超高速で迫る凶刃。

 

(避けられぬか………さすが我が妹……と言った所だな)

 

お粗末な結末を予感しつつ、

せめて最期に彼に”再会”したかったと…

自分でも未練と思いながらも考えてしまい、

 

「……人修羅」

 

スカサハの鈴のように透き通った声色が小さく呟いた。

理性ある時にその名を記憶の奥底から引き出せたのは初めてのことだ。

そして、

 

―――グニャリ

 

と空間がたわみ、

 

「スカア(・)ハ」

 

聞き覚えのある声が聞こえてくると、眼前の槍を空間から生えた腕が掴んでいた。

 

「な、なんだ…これは!!」

 

オイフェが驚愕し、次の瞬間には

「う、あああああ!?」と素っ頓狂な声を出して腕に軽々と放り投げられる。

周りを囲む影の戦士達も怯み、動けない。

たわみから生じる威圧感に、心が弱い者は浴びただけで心が折れる。

 

次元が裂け、空間が更に捻じれ、歪み、砕けて割れる。

黒黒とした虚無から黄金の瞳が”コチラの世界”を覗いていて、

 

「メギドラオン」

 

空間を順調にこじ開け続ける腕が、手品の種を見せるような気軽さで開かれると、

原初の核熱が目の前で爆ぜた。

 

 

 

 

 

 

 

▽

 

 

 

 

 

 

 

オイフェは投げ飛ばされて距離があったこと、

戦士団が肉壁となったこと、

卓越した反応速度で防御の形を十全にとれたこと等が幸いして辛うじて死を免れた。

彼女の自慢の戦士団はすでに魂の欠片すら残さず灰燼に帰していて、

不死であるはずの影の国の者に、明確な死の痛みを与えた闖入者はオイフェの心に恐怖を刻みこんだ。

 

「なんなんだ! アレは一体なんだ! 神霊すら殺せる私が、怯える等と!」

 

オイフェはガチガチと震える歯を食いしばって自領に逃げ帰り、

傷ついた体と勢力を回復するために永い時を引き籠もる羽目になる。

 

そして、恐怖したオイフェ同様、姉のスカサハもまた

目の前で見せられた権能を超える異常な力を振るった彼に恐怖を抱いた。

神が取り上げた”死”を事もなしに与えた『彼』。

だが、スカサハの心には恐怖以上の別の感情が陣取っている。

 

(彼を見ていると、心がざわつく。 彼が私を見ると、体が熱くなる。

 彼に名を呼ばれると………疼く)

 

見渡す限り荒野となった館跡で、槍を構えて彼に向き合う。

が、殆どポーズである。

スカサハとて彼の力を、先の一戦で理解していたし、

何より彼があの超熱に自分だけ巻き込まぬよう調節していたのも見抜いている。

強大であり、敵対していない。

それでもスカサハは影の国の女王だ。

氏素性も定かでない突然の客が館と…敵対してとはいえ一族を抹消したのを見て、

はいそうですか、と受け入れるには彼女の度量は未だ若すぎた。

 

「助けてもらったことには礼を言おう。 だが、お前は危険過ぎる。

 場合によっては全力でお前を殺す。

 ……………我が名は影の国の女王、スカサハ……お前の名は?」

 

彼は黄金の目でギョロリ、とスカサハを睨んだ後、

「人修羅」と一言呟き、

 

「あっ」

 

瞬間的に彼女を組み敷いた。

 

――自分が何も出来ず男に組み敷かれた――

 

2本の赤槍は弾かれ転がり、呆気無く荒野に倒れて無防備に彼を見上げている。

信じられないことだった。

 

(強いとは思っていたが、これ程か。

 一方的に男に捻じ伏せられるのも………存外悪く無い)

 

磨きぬいた己の武が通じないことへの憤りよりも、

夢に見続けた男に圧倒されるのが妙に心地が良い。

黄金の瞳が無表情に近づいてくる。

未だ思い出さないのか、と彼が耳元で囁くと、

ビクリ、とスカサハの背が僅かに跳ねる。

 

「なに……を? んっ! ……ふ、あ」

 

そのまま人修羅の舌がベロリと女王の耳の縁をなぞり、

そのまま耳の中へとぬるりと侵入してくる。

 

「あぁっ…! み、耳、や、やめっ、んっ……く、くすぐったい…んぁ」

 

ぐちゅり、と水気をたっぷり含んだ音が耳朶を打ち、

脳に直接響く卑猥さを感じさせる粘っこい音に、夢見る乙女の理性は撹拌される。

 

「う、んん……こ、この痴れ者、め………

 いきなり、耳とは、んっ、どういう、あっ、あぁ、了見だ」

 

潤みだした赤い瞳が黄金を見返すと、

 

「ん!? んんっ! んむぅ……ぷぁ、ん、あ……ん……」

 

スカサハの耳から口へと悪魔の青年のベロが頬を伝って移動する。

 

(私は……こいつに喰われている)

 

そう彼女が思う程に貪られていて、しかもそれが心地いい。

牙じみた犬歯がスカサハの肉感的で多分に水気を湛えた唇を甘噛む。

 

「ん……んん……ん、ちゅ、ぷぁ……はぁ、ん…ちゅ…」

 

不落の砦のように閉じていたつもりの唇はあっさりと開き、

彼の舌がぐにゅり、とスカサハの処女地に侵掠し蹂躙する。

舌と舌がうねる蛇のように絡み合い唾液が混ざり合って溶ける。

 

「んァ……あ……あん……ちゅ、……ふぁ、ん、はぁ、ん……、

 んふ、……ん、ちゅ……ぷはぁ……んむぅ……」

 

(これが……本当のキス、なのか…………夢よりも、強烈…だな)

 

 

少女のベロが嬲られる度、

ジンジンと痺れるものが脳を乱し、背を駆け下りて下腹部に溜まる。

彼の腕がスカサハの頭を抱えより深く口が結合し、

もう片方の腕は彼女のたわわに実る巨乳へと伸ばされていた。

ファーストキスに目を白黒させていたスカサハは、

 

「んむ!? ん、んん…っ! ん、ぷはぁ、はっ、んっくぅ、そ、そこは…」

 

彼に豊かな果実を弄ばれるまで腕の移動にすら気づいていない。

強大な力を持つ雄を前に、

武神スカサハはすっかり花も恥じらう乙女になってしまっていた。

 

むにゅりと優しく握られ、けれど弱すぎでもない力加減に、

 

「あうっ、んんんっ」

 

またも背がしなって腰がギクリ、とする。

 

「はっ、はっ、あ、んっ、ふあっ、んんン…、そん、なに…好き勝手に……、くぁ、

 玩具では、ないぞ……ふぁぁあぁ………あっ、そこ!」

 

柔らかな双乳の先端が俄に充血し固くなりつつある。

彼はそこを黒衣の上から、やはり優しく摘み、捻ると

 

「あっ! うぁぁ…! ん、ひぁ、い、イイぃ……あ、ああああ、

 これっ、ふわっ、ふぁぁぁ、あっ……やめろ…ふあっ…ぁ」

 

(自分でするのと、全然違う……痺れる…、頭が………働かない)

 

スカサハの白い肌に桜の花が乱れ咲いて、

吹き出た汗が桜色の肌と烏の濡羽色の絹の髪を纏わりつかせる。

淡い桜と黒の対比、

そしてじっとりと湿った彼女の蠱惑的な肉の線を如実に映し出す薄布が醸し出す艶姿。

それは、影の国の女王と称えられるスカサハが武と魔術だけではない……

美の点でも称賛されるべき女神なのだと雄弁に物語っている。

 

「うぁぁ、ああっ、あっ、あっ、ああああ、いや、だめ、あっ、はぁっ」

 

コリコリと弄られ続ける乳首はすっかり屹立し、乳房を覆う黒衣をツン、と持ち上げる。

左耳をぐちゅぐちゅと舐めていた彼のベロは、

スカサハの頬を伝い、首筋をなぞり、鎖骨を舐めると、

そのまま触れられていなかった方の乳首へと到達し、

 

「んんっ! んひっ、ふあ、あっ、あん! んああああ、あ……ああっ!

 やめ、ろっ、ああっ、吸う、なァ、ああっ、あっ!」

 

じゅぞぞぞっ、と音を立てて服ごと吸うが、

吸うなと言われて即座に彼は切り替え

 

「くぅぅ、んっ! ひぁぁぁ、か、噛むのも、ヤメ…、んあっ、あああっ!」

 

唇の時と同じようにあむあむと甘噛む。

その中に時折、気持ち強めにグニッ、と噛んでやると、

 

「くあっ、あんんん! ふぁぁっ」

 

スカサハの口がだらしなく開き、荒い桃色の吐息が溢れるのだった。

 

(あ………あぁ……、なんて…卑猥なのだ……あ、あんなに、尖って)

 

潤みきった赤い瞳で弄ばれまくった乳房に目をやれば、

そこは服の上からでもハッキリ分かる程にビンビンに勃起している。

スカサハは首まで真っ赤になって顔を背けようとしたが、

 

「あ…」

 

両の乳房を解放した人修羅は、

人差し指をゆっくりと彼女の首…黒のハイネックに沿わす。

と、ゆっくりとその指を降ろせばピリ……と彼女の黒衣が裂けていく。

まるで焼けた刃でバターを切るかのように容易く

彼女の魔的な力が篭った呪衣が綺麗に引き裂かれる。

 

ピリ…

 

スカサハの首の全てが曝け出される。

 

ピリリ…

 

浮き出た健康的な鎖骨が、

 

パキンッ

 

胸元の留め輪が指にゆっくりと両断される。

 

「あぁ……やめ…ろ……」

 

スカサハは何も出来ない。

いや、しないのだ。

肌が次々に、想い人たるオスに剥き出しにされる心地良き羞恥に身を悶えさせる。

彼の指が臍にまで差し掛かかるとピタリとその指が止まり、

こしょこしょとスカサハの無垢な窪みをくすぐる。

 

「っひぁ……やめっ、ど、どこを触って……!

 おまえ…、そこ、汚い…と…んふぁぁ、あ…く、くすぐったいィィ……ふぁ、ふっ、んん」

 

空いた片手で胸を覆う黒生地を持ち上げると、

留め具を失ったそれはあっさりと人修羅の指に従ってスカサハのものを開陳し、

 

――ぷるん

 

大きく実った瑞々しい淫卑な果実が二つ、顕になる。

 

「う、ああ………こんな、莫迦な……」

 

他人に肌を見せた事はあるが、それでここまで恥じ入ったことはない。

生まれながらにして女王となるのを運命付けられた高貴な血統。 それが彼女だ。

王の娘、姫であったスカサハは

沐浴等で体を拭く、服を着る、そういった雑事は全て付き人がやる。

だが、当然その者らは女官で、

王族からすれば世話係などに裸体を晒しても見られた内にカウントされない。

恥など感じたことは一度もなかった……今までは。

 

「み、見るな………」

 

しかし、今、彼に見られるのは顔から火が出そうなほどに感じる。

白磁の肌が興奮に紅く染まっていて、

汗が白い双丘を流れていく。

その頂上では仄かなピンクの肉芽が男の愛撫を待ち焦がれる様にピクピクと震えていた。

そして、

 

「……んっ!? あああああっ! ンあああっ、あっ、や、いやぁ、

 ちょ、直接…ふぁぁあっ、あんんっ、両方、は…んあぁぁ♡ ふあぁぁ♡ あああ♡」

 

彼はスカサハの豊満な胸を寄せると左右の乳首を同時に啄む。

遮るものがない無防備な胸を直接弄るのは、自分でもしたことがない。

自分で慰めたのは一度きりで、しかも服越しだ。

 

「うあああ♡ だめっ、やめろっ、やめろぉ♡ ああぁぁ、んんっ♡

 あっ、あっ、ああっ、先っぽ♡ 舐めるなァ♡」

 

淡いピンクの肉の突起が彼の口の中で縦横に転がされている。

柔く噛まれ、舌先で先端を穿られ、ベロ全体で撫で上げられ、

スカサハの乳首は自慰の時の比ではないぐらいに固く、プクリと勃起しきる。

最後に、ジュルル、と吸われて離れていく彼の口。

「ん、ふっ」と鼻にかかった甘い声を漏らすスカサハは、

安心したような、寂しそうな、そんな顔だ。

 

尖りきった乳首をピンッと爪で弾かれれば、

 

「あうっ♡」

 

身震いしつつ両腕で乳房を隠すようにするが、

それが豊かな双乳をより際立たせて谷間を強調し、人修羅の目を楽しませる。

 

「ふぅ…ふぅ…こ、この……目が、スケベだぞ」

 

短い息を繰り返しながらも、敏感な乳首を隠すが、

 

「ん? ……あっ、ちょっ、ちょっと…待て…そこ!」

 

臍下まで裂かれた服にスルリと彼の手が潜り込み、

 

「ちょ…っと、ま、待て…! ダメだっ、そこっ、いやっ、毛、引っ張るな…痴れ者…」

 

充分に湿った乙女の秘所に難なく辿り着き、

愛液に潤っていなければサラサラと触り心地の良いであろう薄い恥毛を指先で撫で遊び、

そこを掻き分けて更に下へと指を這わしていくと

 

「っ! あっ、ああああああっ、ん……ンああああっ……あっ……ああっ、

 やだっ……だめ…ひと…しゅらぁ♡ やめて……いやっ、やあぁぁ♡」

 

途端に回復しつつあった理性が霧散する。

ここもやはり、自分で直接慰めたことはない。

丁寧に洗い整えるのも流石に自分でやっていたが、

当然このような快楽は微塵も感じなかった。

 

(ダメだ。 これはダメだ。 頭の中が靄だらけだ。 目の奥が、何か、点滅…して…)

 

誰にも踏み荒らされていない純白の新雪を、人修羅が己の足跡と色で染めていく。

ニチャニチャと卑猥な音をたてて、

スカサハの黒い股布が彼の手に合わせて形を変える。

 

「あっ、あっ、あっ、ああああ…、そ、こ……だめ…だめ……、

 やめろ…掻き回す、な……あっ、あっ、ふあっ、んああ♡ なぞるなぁ♡」

 

ツプリ、と膣穴に指が浅く入った。

 

「ひあっ♡ あっ、あああああああぁぁァぁぁ♡」

 

スカサハが咥え込む初めての異物。

背筋を駆け上る快感に浸るように間延びした喘ぎ声が思わず出てしまう。

 

彼の指が震える小さな肉豆を捉えた。

その瞬間、

 

「んああああああっっ!♡」

 

未知の快感が強烈にスカサハの脳を焼く。

 

(やめろ、ダメだ! 熱い! こんなの、知らない! 何だこれは!)

 

「あうぁぁぁ! ああっ! ああーーー♡ やめぬかっ♡

 そこぉぉ♡ ひゃめっ……ろぉ♡ なんなのだ♡ これはぁぁぁぁあ♡」

 

ピンクの肉真珠が指で捏ね回される度、

ビクン、と激しく影の女王の腰が跳ねる。 二度三度、跳ねて止まらない。

強きで鋭い赤い瞳は快楽で泣きそうな程に歪み、

普段は凛々しく閉じられている小さな口は新鮮な酸素を求めて開き、

慎ましい可憐な肉色のベロがだらしなく突き出る。

 

「うあっ、だめっ、わたし…なに、かぁ……くる♡ 白くなる♡ 痺れ、る♡

 やめてぇ、ひとしゅら♡ わらひ、うあっ、あああああ♡ あああああああっっ!!♡」

 

一際大きく腰がバウンドし、

コポリ、コポリ、と白く濁った愛液が、パクパクと口を開く秘所から何筋も零れ落ちた。

 

(こんなの…知らない……わたしが、溶ける……とけていく……)

 

自分で慰めた折、服の上から体を弄り肉欲を満たした。

が、その時の悦楽など話にならないものが彼女の全身を電流となって駆け巡る。

 

ズルリ、とずらされた黒の股布はもはや水につけたように変色していて、

スカサハの秘所から粘っこい銀糸を引いてプツリと切れた。

 

「あ……う……」

 

未だスカサハの紅の目は快楽に濁って、うわ言のような嬌声が聞こえる。

そんな前後不覚の彼女の、正真正銘の処女の花園に、

ネチャリと人修羅は男の物を擦り付け、

 

「ん、ふぁ…」

 

意識のない者の初めてを奪うのはつまらん、

とばかりに彼はスカサハに熱烈なキスを降らせて意識を覚醒させようとし、

 

「うあ…あぁ……人、修羅…?

 あ、ふあ、んん……あ、だ、ダメだ。 やめろ。

 わ、私の……純血を散らす、と、いう意味……あっ、考え、るのだ…ふぁ、

 あっ!♡」

 

起きた所で剛直を挿入した。

じゅぶり、とぬかるみに沈んでいったそれは、

 

――みぢっ

 

と僅かに抵抗する綻びきった乙女の証を易々と貫き、

 

「あああああああああああああああああっっ!!♡♡♡」

 

ほんの微かな痛みと目も眩む淫楽をスカサハに与えつつ、

ズブブブブ、と更に深く処女穴を突き進む。

 

「ふああああ♡ いた、くて……きも、ち、イイぃぃぃぃ♡

 こんなの、やめろおおおお♡ んあっ、ああっ、ああああっ♡

 ひぃ、ああああああっ、んあああっ!!?♡」

 

こつん、とスカサハの最奥に彼の物が到着し、

 

「ンあああっ、かっ、ヒっ、あああっ♡ やめっ♡ ふぁあああァ♡

 ダメ、だめっ、だめだ♡ あっ、ああっ、色んな、とこ♡

 

 あたってるっ、気持ちいいとこ、あたる♡ ああああああああっ♡」

充分に解され、蕩けきっていた彼女の膣穴は、

初めての交合いにもかかわらず性の快楽を存分に肉体の女主人に伝え、

スカサハはそれに翻弄され心身の全てが、交わるオスに屈服し始めている。

 

子を産め、スカサハ。

 

彼がそう言った気がした。

 

「あっ、ああああ♡ やめろ♡

 うああああああ、あっ、あっ、あ゛っ、あ゛ーっ、あ゛あ゛っ♡」

 

スカアハではなく、スカサハと淀みなく言われて、

夢に見続けた強い雄の物が激しく自分の中を行き来して、

 

――じゅぼ、ズジュッ、ジュブッ、じゅぼっ、ジュブッ

 

響き渡る、自分の愛液と彼の物が絡みあう淫靡な音に耳から犯されて、

彼女は心の底から彼の種を欲した。

 

「うあ゛っ、だ、せっ♡ 孕んで、やる♡ おまえの、子、ぉぉおっ♡

 もう、わたしの、負けだっ♡ あ゛っ、あ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ♡

 わたひの、すべて…屈服させ、てぇ、みろぉ♡

 子種…んっ、あ゛っ♡ おまえの、種っ、受け止めて、やるっ♡」

 

コツン、コツン、とスカサハの子宮口を叩き続けた人修羅の物に、

処女だったスカサハは早くも快楽を得ている。

スカサハと人修羅の体の相性は最高にいいようだ。

 

ズッ、と強めに最奥に押し付けられた、その時

 

「おっ♡ お、くぅぅぅぅ♡ あああああああああっ!♡

 わたし、も…果てるっ♡ うぁぁ♡ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡

 いくっ、イクっ、いくいくいくいくいくいくっっ、゛あ゛あ゛あ゛っ!!♡♡♡」

 

膣壁がギュッ、と収縮を繰り返し、

 

――どびゅるっ、びゅるっ、びゅるるるる、

 

と己の女の中に注ぎ込まれる熱い種を搾り取ろうと健気に蠢く。

種を逃すまいという本能が、

スカサハのスラリとした長い手足を人修羅に絡ませ、

彼の腰を己の蕩けた秘所に密着させて、少しでも種と卵の距離を近づけようとしているのだった。

 

「はぁ、はぁ、ふぅ、ふぅ♡ あ…あったかい♡

 わたしの、おく……おまえの、で……あったかい♡」

 

絶頂の余韻に浸かりながら、

彼女の意識はブツリと途絶えた。

 

この時、彼女という城塞が陥落した証………、

赤子がスカサハの胎内に見事宿った。

 

 

 

 

 

 

▽

 

 

 

 

 

 

 

十月十日後にスカサハは珠のように元気な赤ん坊を授かることとなる。

赤子は生まれたてからして既に可愛らしい女の子で、名をウアタハと名付けられた。

唯一神を滅ぼした混沌王と、不老不死・不死身の女武神の血を引く彼女は、

やがて大変な美しさと強さを持つ美女へと成長する。

 

永い年月の後、人修羅とスカサハに弟子入りした青髪の美男子、クー・フーリンは

難易度トリプルEXベリーハード・インフェルノな修行を二人から授けられ、

半死半生で息も絶え絶えで半殺しというか9割9分9厘殺しで修行をクリアし、

そのご褒美に愛娘・長女ウアタハと結ばれる。

 

ちなみにクー・フーリンは混沌王の魔改造(得体の知れぬ神霊とか悪魔とかを召喚し合体)

されて、嘘だろ……な伝説の数々を残す超英雄となって、

第5次聖杯戦争で圧勝を収めることになるが、それはまた別のお話。

 

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