「……暇すぎる」
過労で倒れた聖耶は、休むことを強要されていた。
そして、この世界にはテレビやパソコン、ゲームなんてものはない。
体を動かすことも、労働することも出来ず、暇を潰すものもない。
必然的に彼が、暇の化身、暇神になるのは明白であった。
「上空俯瞰図で作業の進展具合を見るぐらいなら……」
そっと、物質生成設置のウィンドウを開き上空俯瞰図を展開する。
ノームとエルダーの二氏族がかりの作業は順調に進んでいるようだ。
しかしながら、こうして上空から見やると作業方法が実にむちゃくちゃなのがわかる。
何をしているのか?
まず、貯水池の為のくぼみを作るのだが……。
古代魔法が一つ・穴掘りと呼ばれる魔法を使う。
この穴掘り、使用した範囲に円筒形の穴を作り上げる魔法である。
その直径は、こめた魔力に応じて変わるのだが、結果としてかなり大きめの円筒のくぼみが出来上がる。
貯水池の切り口は、綺麗にすっぱりスライスされているのだ。
非常に疑問であるが、この穴掘りで掘られた土などはどこに消えるのだろうか。
質量保存の法則とかエネルギー保存の法則とか物理学に真っ向から喧嘩を売る魔法である。
多分消滅したとかそんなところであろう。乱用しすぎるとそのうち世界を丸ごと削っていそうで怖い。
エルダーたちの出番はこの後も穴掘りであるのだが、今日の所は彼らの魔力が枯渇したらしい。
ノームたちが土木作業を始めたのを確認してから他の所を見ることにした。
ところで、この上空俯瞰図、はっきり見える所と曖昧な所、完全に見えない所がある。
聖耶のいる集落周辺ははっきりと見える所である。
そして、その周囲の地形は曖昧に見えるところだ。
完全に見えない所は、そのさらに向こう側となる。
聖耶はいまいち、この条件がわからなかったがノームたちのお陰で判明した。
と言うよりは、ノームの集落に赴くことで判明した、と言うべきである。
曖昧に見えていた範囲はこの周囲に住む亜人たちの領域。
はっきり見えているのは、聖耶が目にしたりして、自らの手で把握した範囲だ。
そして、そうなると完全に見えない人間の領域か、亜人の手も及ばない範囲と言うことになる。
この集落から南180度にかけては、見えない部分が非常に多い。
逆に北側にかけては曖昧ではあるが、海岸線まで見える。無論、海の向こう側は全然見えないのであるが。
つまり、南側はほぼ確実に人間の手が入っていることになる。
肥沃な草原地帯だし、西の山脈から流れる川もある。人が住むのにはうってつけの条件だ。
南側が十数kmほどで見えなくなっていることを考えると、そのあたりが仮称・聖耶領と人間領との国境沿いになる。
そちら側にこの集落などを伸ばしていくのは厳しいだろう。
戦争で勝利すれば、その縮図を伸ばすことは可能である。
だが出来るだけ、戦争は自衛のみでとどめたいと聖耶は思っている。
これは、日本が専守防衛を掲げる国家で、聖耶はその一員であったから……と言うわけではない。
殴られるまで殴り返しません、なんてスタンスはその一発目が致命傷であった場合容易に崩れ去ってしまうと聖耶は思っていた。
では、何故聖耶は戦争は自衛のみで留めたいと思ったか、である。
数にも劣る亜人が、人間を屈服させるのは奇跡でも起こらない限り不可能だろう。その奇跡的存在が聖耶であるが。
大日本帝国がアメリカ合衆国にされたように、一時的に統治し、その牙を引っこ抜き腑抜けさせることも出来なくはないだろうが……そのあたりの政治的按配は一般市民である聖耶には解らない。
また戦争と言うのは、技術を練磨させ、戦争特需などと言った事態を引き起こすが、それでも命を奪い合うものである。
見も知りもしない他者が奪われることに、人は無頓着だ。しかし、それが親しい友人であったり、愛しい恋人であったり、家族であったりする場合は別だ。
そうなった場合、募らせる憎悪と言うのは壮絶だ。日本と言う国に住んでいると、隣国の態度でそれはよく解る。
人種的な性質もあろうし、教育環境次第であろうが、後者は、その隣国並み、あるいはそれ以上だろうことは推測が出来る。
グリム神は、亜人と人の協和を求めて聖耶を遣わせた。そうなるとそうした憎悪が溜まり、その余地が無くなることは避けたい。
かと言って、専守防衛では最初の一手が存亡の一手であった場合、最早亜人は滅ぶしかなくなってしまう。
それが物理的であった場合ならば、聖耶は物理的チートを駆使してどうにかできよう。
しかし、それが政治・経済的な一手であった場合、小市民の聖耶では対抗手段は思いつかない。
流石に、ゲームや漫画などでよくあるメテオストライクと言った戦略兵器は早々は撃てはしないだろうが、撃たれてもどうにかする手段はあるだろうが、そう言った手段をとらない、とも言い切れない。
無論、そういった魔術が存在するかは聖耶は知らないが、古代魔法に戦略級はあらずともその手の戦術級魔法が存在する以上、そこから派生した魔術に戦術級が存在しないはずがない。
常に進化し続けている魔術だ。戦略級が誕生してない、などと断言できるはずもない。
最も、国民感情の矛先を向ける為であったり、亜人の住む土地を接収してより発展する為と言う理由もあるので、亜人を滅ぼしそこを不毛の土地と化すような所業はしないとは思うが、憎悪が溜まりきるとそれをしない、とも言いがたい。
故に、喧嘩を売られたら、それが買わざるを得ないものなら先制の一撃でそれを退けるのが理想的だ。
そんな理想的に持ち込めるはずがないし、戦いである以上失われる命はあるに決まっている。
それを如何にして最小限度に留めるか、であるが。
暇すぎてそんなことにまで思考を飛ばしていた聖耶であるが、彼の下した結論はただ一つである。
「そもそも環境が整ってない時点で、相手を迎撃するとかねぇよ」
元も子もなかった。一刀両断でばっさりである。
今は出来る限り力を蓄えたいところだ。幸いにして、東南側からのある程度の地上侵攻は精霊魔法のごり押しで防げる。
問題は、航空戦力を投入された場合であるが、それ専用の騎士を育てるにしろ、元々野に生きる生物を御すようになるにしろ時間がかかるはずだ。
時間がかかる、それは即ち寿命が短い人間にとっては敵だ。故に航空戦力はそんなに数は多くない、と見積もっている。
よって、凌ぎながら力を蓄える分には今はまだ出来るはず、と考えた。
「ドワーフの中にこう、突飛な発想する研究者みたいなのがいればいいんだけどなぁ」
そうすれば、近代技術も早々に実用化してくれるかもしれないのに、と考えてそれは流石にご都合主義過ぎるか、と笑って捨てた。
正にそれに合致するような……否、それが行き過ぎて所謂マッドなドワーフと出会うことになることを聖耶はまだ知らない。
夜、眠ろうと思いベッドに横になろうとした聖耶の耳に届いたのは、キィ、と扉の軋む音だった。
何か、と思い身を起こすとそこには蒼色の髪にねじれた角を持った少女・フィルがいた。
「……どうかした?」
聖耶が問いかけると、フィルはその傍に歩み寄り、ぐい、と彼の裾を引っ張る。
怪訝そうに首を傾げ、少女の顔を覗き込んで理解した。潤んだ瞳に上気した頬。
「休むように言われてるけど、カリンとかには許可取った?」
現在、彼のスケジュールの決定権はカリンにある。
彼が復調するまでの生活管理は、全てカリンが定め、決めるのだ。
その問いかけに、小さくこくん、と頷くフィル。どうやらすでに許可は取り付けてあるらしかった。
苦笑しながら身を起こせば、聖耶はベッドから降りる。"致すのは例の部屋で"と定められているからだ。
「じゃあ、行こうか」
その問いかけに、こくん、と嬉しそうに少女が頷く。
どうやら癖になってしまったらしい。自重してもらわないとだめかもしらん、と聖耶は小さく呟いた。
部屋に辿りついた聖耶がすることはまずベッドに座ることである。
そうして、少女を手招きして寄ってきたその少女を、膝上に乗せて後ろから抱きすくめる。
小柄なだけあって、すっぽりと納まるし、そのサイズにどこか背徳的な感覚も覚える。
その手を少女の豊かな胸に這わせ、緩やかに揉み上げていく。
「……ん……ぁ……」
口数少ないフィルから、微かな声が漏れる。
綺麗な声なのにあまり話す事をしないフィルの声をもっと聞きたい。
聖耶は、その思いを行動に表す。即ち、揉みまくることである。
「んん……っ……は……ぅ……ぁ……っ」
可愛らしい艶がかった声をあげる少女の胸をひたすら揉みあげる。
聖耶は胸の大小を気にはしないが、それでもそこに豊かなソレがあるのならば揉みまくるのが男ってものであると思っている。
つん、と立ってきた胸の頂きを指の間で挟みこみ、こりこり、と転がす。その度に甘く鼻がかった声をあげる少女。
胸を揉んでいた手を、そっと彼女の腰へと滑らせる。
フレア状に広がっている膝丈までのスカートをめくり上げると、そこに広がっていたのは……。
「……して欲しかった?」
なんと、履いてなかったのである。
無毛の恥丘が広がり、ぴったりと閉じた秘所はすでに濡れ始めていた。
聖耶の問いかけに彼女は、小さくこくん、と恥ずかしそうに頷く。
その様子を見やりながら、手は恥丘を滑り、秘所をそっと撫で上げる。
「……んっ!! ……ぁ、ひゅっ……」
撫で上げられた瞬間に、フィルは大きな声をあげて身を震わせる。
その瞬間に、愛液がまた大きく溢れて、聖耶の指に絡む。
「……フィルはエッチだなぁ」
などと言いながら、フィルの胸と秘所を指で責め続ける聖耶であったが、実は違う。
否、彼女が淫乱の気があるのは事実であろうが、こうまで感じているのが、聖耶が無意識的に性魔法で快感を高めてしまってるせいだ。
いい加減制御できるようになれよ、とは誰もが思うことであるがそもそも、彼は自分がそれを使っていることを自覚していない。
多分、無意識的に使っている事に気づいてるのはカリンぐらいなものだが、気持ちよくなるし別にいいと思って特に進言もしていない。
そんな風に耳元で囁かれて、潤んだ瞳で少女が聖耶を見上げる。
不服を伝えられるか、と思い言い過ぎたかなぁ、と思い彼が口を開こうとする。
が、それを遮ったのは彼に抱かれている少女、即ちフィルである。
「……う、ん……フィル……は……えっち……」
聖耶の脳裏に銃声が響いた気がした。
あくまで気がしただけで実際にはそうでないのだが、破壊力は壮絶だ。
ぐちゅぐちゅ、と卑猥な水音をあげ始めた秘所の具合を確かめる。
性魔法の効果もあり、その濡れ具合は尋常でないが、聖耶もフィルも、もう大丈夫であると見込んだ。
「……じゃあ、フィル、壁に手をついて」
聖耶には一つの性癖があった。
それは大きい胸は、たゆんたゆん揺らすのが良い――と言う変な性癖である。
その性癖の為に彼に抱かれる巨乳な女の子。即ち現状はフィルとカリンであるが彼女たちは後ろからされたり、騎乗位でされたり、後背座位でされたりする回数が異常に多い。
正常位でも揺らすことは出来るが、何故かしない。
「ん……」
こくん、と小さくフィルが頷き、壁に手をつき、小振りなお尻を聖耶に向けて突き出す。
ぼたぼた、と愛液が垂れ落ちて、太股までぐっしょり濡らしているのを見て聖耶も自らの肉棒を外に晒す。
聖耶のソレは、巨大なビッグマグナムである。カリンは160後半と聖耶より10cm前後ほど小さいだけだが、そのカリンにすらソレは巨大過ぎる。
それより、さらに小さいフィルにそれが受け入れられるのか、と初めは聖耶は疑問であった。
しかし、裂けることも痛がることもなく、それをフィルは受け入れてしまった。
小ささから来る窮屈な膣内は、恐るべき快感を聖耶に与え、あっと言う間に聖耶は彼女との行為に溺れていった。
それが先日の結果である。フィルは、その小柄な体の全身を白濁に染め、その秘所からはずっと精液をごぼごぼ、と垂れ流しているのに、お腹は精液で膨れたままであったほどである。
無論、カリンが後処理を終えて全部排出させたのだが。
「いれるぞ……」
そっと、その細い腰を掴み、肉棒をその濡れそぼった秘所に押し当てると、ぐちゅり、と音が響く。
その感触にこくん、と頷いたのを見やれば聖耶は一気に腰を押し進める。
「んみゅぅぅぅぅうっ!!」
びぐん、と折れてしまうのではないか、と言う程にフィルが背筋をそらし、豊かな胸を大きく前に突き出す。
その強力な一突きで、肉棒はフィルの子宮口を貫き、子宮の奥壁を叩きそこを大きく押し上げる。
自らの怒張を根元まで突きこんだ聖耶は、腰を掴んでいた手を離して、それを彼女のお腹に這わせる。
幼児のように頭身が低いわけではなく、縮尺を下げたような種族であるノームは全体的に華奢である。
それを証明するように、フィルの腹部は肉棒の形をしっかり浮き上がらせていた。
これをした当初、聖耶はうわぁ、ゴリュボコだ……と思ったが、何度も交わりを続けるうちにそれもありだね!! と思い始めるようになっていた。
フィルが可愛く喘ぎすぎたのと、壮絶な快楽のせいだ。痛みを訴えなかったと言うのも大きいが。
「動くぞ、フィル……」
お腹を撫でていた手をまた腰に戻し、そこをしっかり掴めば、激しく腰を動かし始める。
ぐっちゅ、にっちゅ、とう水音を大きく奏で、腰と腰同士がぶつかり合う乾いた音をあげながら聖耶は彼女の膣から子宮までを徹底的に犯し抜く。
膣襞をカリ首で削ぎ、子宮奥の壁を亀頭で叩く。口数の少ない少女がその度に淫猥な悲鳴をあげて喘ぐのだ。
ギャップ萌えとでも言うのか、その様が愛らしく思えて、さらに激しく腰を動かしていく。
「ん……っ、あっ、ひぅっ、あんっ……うきゅっ、あぅっ……シェ、イヤァ……ッ!!」
少女が高まっていくのに合わせ、聖耶も高まっていく。
水音と乾いた音のあがる速度がさらに速くなる。
フィルの全身が快感で震え跳ね回り、そして膣がきつく締まることにより彼女の絶頂が近いことを感じ取った聖耶は、最後の一突きと言わんばかりに強く腰を突き出す。
「~~~~っ!!」
最初の一突きと同じく、大きく背を反らし、フィルが達する。
絶頂によるフィルの強い締め付けに聖耶もぶるり、と背筋を震わせ彼も少女の中で達する。
――ビュルッグビュルルルッドビュッビュグビュグッビュゥゥゥゥッ!!
ゲルのようにどろどろで濃厚な精液が、フィルの子宮内に直接放たれる。
その肉棒と亀頭だけで満たされてしまうような小さな底に、さらに異物が放たれフィルのお腹が一気に膨らむ。
空気をいれた風船のように急速に膨らむそこに、破裂してしまうのではないか、と心配にもなったが彼女は、それを最後まで受け入れてしまった。
射精を終えた頃合には、妊婦よりもお腹を大きく膨らませながら荒い息をつくフィルの蒼い髪をそっと撫でてから、ずるり、と聖耶は肉棒を引き抜く。
――ボビュッビュルルッブプッドプッ。
そんな卑猥な音を響かせながら、小さな秘所口から濃厚な精液が滝のようにぼたぼたと垂れ落ちて床に大きく精液の水溜りを作っていく。
精液が膣内から排出される度に、びくん、と少女の体が痙攣して微かな甘い声をあげる。
その様子をひとしきり堪能してから、聖耶は萎えることを知らぬ肉棒を、いまだに精液を垂れ流し続ける秘所に押し込んでいく。
「ふあ、ぁぁぁ……♪」
快楽に蕩けきった甘い声を聞きながら、聖耶とフィルの情事は朝まで続いた。