その日は先祖の霊と共に魔女が現れると言う。そして私の所には幼い女の子が現れて…
※pixivで活動中の三日月ネコさん(@mikaduki_neko)のハロウィン企画『TSハロウィン5』投稿作品。
今日は10月31日、ハロウィンである。
日本ではまだまだマイナーであるこの行事であるが海外では幽霊やモンスターに扮した老若男女が夜の町を練り歩いてはお菓子をねだり、従わないとイタズラする。脅迫罪が無効となる極めて珍しい日だそうだ。
といっても東京などの都会ではこの行事も次第に普及しており、田舎に住む私だからこそマイナーなだけであろう。
街灯は幹線道路に集中しており路地に入ると十字路にポツンとしかない。住宅街を抜けると一面田んぼが広がっており収穫を待つ稲達が夜風に吹かれてサワサワと音を奏でる。
世間一般で地方都市郊外、自分達では皮肉を込めて田舎モドキと呼ばれるこの町で私はリビングの手すりに手を掛け愛用のマルボロを吹かしていた。
在宅業務な私にとって世界はこの部屋と近くの中規模スーパーであり、ネット通販で並大抵の物が買える今の世でそれ以外何もないこの町を動くこともなくただ怠慢に日々を過ごす。
交遊関係は取引先とインターネットの中のうわべだけの付き合いのみ。不満がないわけではないがあまり気になるわけでもない。自分一人がこの世界の住民である。
さてこう長々と物思いに更けていたのだがこれには訳がある。
今日は冒頭で記した通り10月31日だある。ハロウィンである。
こんな田舎町では全くって言って良いほど無関係なイベントである。
しかしだ。
チラリと後ろを振り返り、ガラス越しから自分の部屋を覗くとだ。
そこには真っ黒のコートに黒の三角帽子を被った小さな女の子がいるではないか。
私しかいない世界に紛れ込んできたのか、よく分からない謎の彼女。
そんな彼女は私が取引先からお中元として貰っていたお菓子の詰め合わせを一心不乱に頬張っていた。
頬っぺたはプクプクと膨らんでおり大変愛らしい。親戚の憎たらしい甥っ子が改心すると彼女のようになるのではないか。いや、なって欲しいと切実に思う。
私はため息を吐きながらベランダに備え付けていた灰皿にタバコを押し付けると彼女がこの家に現れた時の事を思い出していた。
彼女が家にやって来たのは一時間ぐらい前だったと思う。
今日の夕食を食べ終わり、洗い物をしている最中、唐突に来客のベルがなったのだ。
普段、誰も訪れる事のないこの部屋に突然の来客
「はーい」と急いで頼客者に返事を返し、台所の蛇口を下げ両手を拭くとせっせと玄関に向かう。
玄関のチェーンを上げ、ドアノブに手を掛ける。
そして前に押し出した先。
そこに彼女がいた。
そう、真っ黒な魔女の衣装に染め上げた小さな女の子だ。
私は一瞬、状況が掴めとれず彼女にどちら様か聞いてみる。
するとどうだろう。彼女は私の咄嗟の質問に答えず大きな声で「Trick or Treat‼」 と返してきた。
ここで私は今日が10月31日であり、ハロウィンだと認知出来たわけであっだ。
そしてそのハロウィンお馴染みのワードの後に彼女はまたもや定番の「おかしをくれなきゃイタズラしちゃうぞ」を唱える。
私は彼女の言葉を聞いて、今だ手付かずの状態であるお中元のお菓子を思い付き「ちょっと待ってろ」と伝えると部屋に戻り押し入れを開け、お菓子の詰め合わせを引っ張り出した。
そんな中、玄関先で待っていた彼女は急にせかせかと部屋の中に入って行く。
そしてそのまま私の手にあったお菓子の詰め合わせをいきなり奪い取るとリビングの机の上で食し始めたのである。
一瞬の出来事に把握できなかった私はしばらく固まってしまったが直ぐに再起動を果たし彼女に詰め寄る。
しかし彼女はお菓子を頬張ること以外眼中になく、しかたなくこうして時間を潰しているのであった。
どうしてこうなったのだろうか。
二本目のタバコを吹かしながら彼女の事を考える私であった。
3本目のタバコを吸い終わり、夜風が体の真まで冷やそうとした時、後ろのベランダの窓が開かれる。
お菓子を頬張っていた名称不明の女の子は申し訳ないようにモジモジしながら大きな三角帽子を深く被り窓から顔を出した。
おそらくお菓子を食べ終えた後、自分の行動を振り返り顔を赤くしたのだろう。微かに見える下顎が顔を赤くなった顔をを示している。
私は彼女と共に部屋の中へ戻る。そしてリビングの机に向い合わせで座らせると私自身も腰を下ろした。
私は彼女を問いただす。
「まずお前は誰だ?」
「えーと…ま、魔女と呼んでください」
「…分かった魔女だな。それでお前は何をしに来た?」
「ハロウィンだったので」
「ハロウィンだったので?」
「お、お誘いに…」
「お誘い?」
自分の事を魔女と呼ぶように伝える彼女。
彼女ぐらいの年齢になると今色々と話題の魔法少女の響きが似合いそうだが今は関係ない。そんな彼女は私にハロウィンのお誘いに来たそうだ。
「それは一体どういう事だ?」
「まずハロウィンって紀元は日本のお盆と同じとご存じですか?」
「いや知らん。どういう事だ?」
彼女曰く古代ケルト人は1年の終りである10月31日に死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたらしい。しかしながら時期を同じくして霊と一緒に有害な精霊や魔女も出て来るので人々は火を焚いて厄よけをしていたそうだ。
それがハロウィンの成り立ち。
「まぁ分かったがそれが?」
「いや言いましたよね。魔女が現れるって」
「言ったな。で?」
「私は?」
「え~と、魔女」
「そういう事です。ハロウィンなので来ちゃった訳です」
「???」
何故分からないのか理解できないと両手を上げ、惚ける彼女。
外国人特有のオーバーアクショに私の気は触れるが相手は子供である。大人げない行動は慎んで更に詳しく聞き返す。
「それで魔女さんとやら、なんで我が家に?」
「え? お迎えですよ。だって貴方、魔・法・使・い、ですよね?」
「ぐはぁ!」
的を獲た答えに思わず吐血を吐く幻覚も見ながらよろける。
何を隠そう。
私は冒頭で世界が何とか言っていたが要はただの30過ぎの童貞野郎である。つい先月の誕生日で無事に魔法使いの仲間入りを果たした性の喜びを知らない男だ。
因みに巷で話題の性の喜びおじさんは19の時に性の喜びを知ったらしい。
チキショー、性の喜びを知りやがって!
しかしそんな彼女は一体何者であるのだろうか。
「たしかに30過ぎてのチェリーボーイは魔法使いと呼ばれているがそんな私にお迎えとは?」
「ん? 呼ばれているのではなく実際にそうなんですよ。30過ぎると」
「へ?」
「滅多に居ないんですよ。30過ぎても童貞の方って。そんな時にふと初々しい甘い香りが漂ってきてそれに釣られてここに来てみると貴方が居たわけです」
「いやーよかった よかった」と胸を下ろす彼女の向かいで一人、彼女の台詞に困惑する私。
魔女、魔法使い。彼女は何を言っているのか。そんな気持ちを押し潰し、一つのワードが私自身を困惑させていた。
「まって、30過ぎの童貞っていないの?」
「そうですね…日本の平均的な初体験は20.3歳と言っておきましょう」
「20.3歳…」
「因みに世界平均は17.3歳」
「17.3…」
「30歳での未経験率は9.5%」
「…」
「珍しいでしょ?」
「…はい」
彼女は私になにか恨みでもあるのだろうか。
的確に私の心を抉り出す。そんなうなだれている姿を背に彼女は勝手にキッチンでインスタントコーヒーを入れていた。解せぬ。
「それで…勧誘とは?」
「そうでしたね。本題を忘れていました」
彼女は片手片手で自分と私の分のコーヒーを持って来ると机の上に置く。そして二人で一服つくと彼女は切り出した。
「どうです。その魔法使いから魔女へジョブチェンジしませんか?」
「はぁ?」
「まず今の貴方は魔法使いです。でゅーゆーあんだーすたんど?」
「あ、ハイ」
「なので貴方は私と同じように魔女になれる資格があるのです」
勧誘の説明にあたって魔法使いとは何か? と話になり軽く説明会が開かれる。
小さい女の子が懐から取り出した眼鏡を掛け、先生の真似事をしている姿は何だか可愛らしい姿であった。
「しつもーん。魔法使いと魔女の違いは?」
「大変良い質問ですね」キリィ
眼鏡をかけ直し、その反射で眼鏡を光らせる。
気分は西進ハイスクールの人気予備校講師であろう。テレビでお馴染みの決め台詞を吐く。そういえば彼は昔、川合塾をクビにされて西進に転職したと聞いた事があるが実際はどうなのだろうか? 奥さんが若い…まさか…
「…何を考えているか知りませんがこれは私の尊敬するニュースキャスター真似事なのであしからず。それで話を元に戻しますが」
「あ、すいません」
彼女曰く、魔法使いはその名の通りMAGICを使う物、そんな中、土着信仰、彼女はケルトであるらしいがを信仰している物を魔女と呼ぶらしい。
中世の魔女狩りは悪魔と契りを交わして人ならざる者と化す、あるいは、化した存在として迫害されていた存在。それが魔女。
「だからして私たち魔女はアイツらの魔女狩りで一気に数を減らしました。そして魔法使い自体少なくなった今の世で魔女の数を増やす為に魔法使いである貴方を勧誘しにきたのです。私は普段、現世にはいませんので」
「ハロウィンだからこっちに来れた訳ね。納得」
「普段は常世にいますからね。ハロウィンは稼ぎ時なんです」
そう言う彼女は普段勧誘に成功してこなかったのであろう。涙を袖で拭きながら「やっと…初め…初めて説明を聞いて貰ったぁぁあ」と半泣きで鼻水を滴始めた。
その姿を見て保護欲がそそられる。
「それで魔女になったら何かあるの? 契約とか」
「ヒック…ただ、自然と契約するのみです。
魔女、詳しくはケルト系のなんですがあくまで派閥みたいな物で魔女の後継者を見つければそれで良いのです。あくまで魔女としての知識や技術を残すためですから」
「じゃあ私は魔女の弟子になる訳?」
「そうですね。私の弟子になります!」
そう言って何もない胸を張る彼女。そんな彼女の元で魔法が扱えるようになるのだからこんな素晴らしい物はないであろう。
折角30歳まで童貞を貫いて来た自分である。こんなプレゼントが待ち受けようとは世界は何が起こるか分からないものだなとしみじみと歓喜に身を震わせていた。
「よし、その話乗った!」
「ほ、本当ですか‼」
目の色を変えて私の両手を手に取る。キラキラと純粋無垢な瞳を向ける彼女。
「早速、契約といきましょう!」と右指をパチンと鳴らすと床に幾何学模様の如何にも魔法と言う魔方陣が現れた。
「じゃあ目を瞑ってここで膝待ついて下さい。私が呪文を唱えますので目を閉じていてくださいね」
そう言って私を魔方陣の真ん中へ座らせる。光輝く魔方陣の中で神に祈りを捧げる聖母のように膝待つと私の額に彼女の指が触れられた。
そして彼女の口から呪文が唱えられる。
呪文に合わせて魔方陣も輝きだす。
そして呪文が言い終えたのであろう。目を瞑っていても明るいと思える程の青白い明かりが瞼の内側を輝きだした。
─ここの前に私は気付くべきであっただろう。
何故『魔女』と言うワードには『女』と言う単語が付属されているのかについて。
この後すぐに、私には後悔が訪れ、それが快楽に変わるのであった。
「目を開けても良いですよ」
彼女が囁く。ゆっくりと目を開くと目の前には魔女と名乗る女の子。彼女は一仕事終えた後だからか、汗を拭き取りながら清々しい笑顔を浮かべていた。
しかし私はここで一つ、違和感を感じたのだ。
彼女の背が高くなっているのである。
つい先程の彼女は私より一回り小さいぐらいであったが今の彼女は私と同じぐらいの背である。魔法をかけると背が伸びるのだろうか。そんな摩訶不思議な疑問が頭に浮かぶ。
「聞きぃ…!?」
彼女にその事を聞こうと言葉を発した瞬間に口から漏れる高い声。驚きのあまり思わず口閉ざす。
クビ周りに手を置きながら「あーあー」と発音する。
しかしながら聞こえてくるのはまるで目の前の彼女のような幼い女の子の高い声。首元にあるはずの喉仏は触っても確認出来ない。
そしてその時、また別の所にも目が行った。
具体的に言うと首に置いていた手だ。袖が合っていないのか腕の長さよりも長い袖がぶらんぶらんと垂れていたのだ。
俗に言う萌え袖である。
そして全身を見てみるとダボダボになった洋服が。ウエストも一回り小さくなりベルトの絞まっていないズボンは床の上に放り出されている。
「ち、小さくなってるぅぅぅう‼‼」
思わず叫んでしまった私だが何も悪くない。こんな衝撃的なことに遭遇すると誰だって大声で叫ぶであろう。しかしながらここで更なる爆弾が彼女から放り出された。
「そりゃそうですよ。魔女ですよ。女の子からのリスタートですよ」
「え…? わ、わんもあぷりーず???」
「女の子からのRe.スタートですよ」
「へぇ…」
思わず局部に手を当てる。しかし手を当てた両手は空を切った。
残るものは何もなくただ『無』のみ。30年来と友は綺麗さっぱり消滅していた。
「い、今の私の状況は…」
「俗に言う幼い女の子ですね」
「おう…マジ…か…。あ、相棒は…?」
「相棒?」
「ちんこ」
「な、何言ってるんですか! そんな…か、格納でもされたんじゃないですか!?」
彼女は顔を赤くしながら投げやりで返す。
その話を聞きながら『格納…あぁそうか…ペニスとクリトリスは同じだって聞いた事があるぞ…』と頭の中で思い浮かんでは無くなった衝撃で直ぐに悲しみに流される。
不意に局部の割れ目に手を当て、名残を探すが女性経験のない私自身に手探りで見つかるわけもなくただただ、虚無感と虚しさが頭の中を流れていった。
「だ、大丈夫です? 鏡見ますか?」
方針状態の私に優しく声を掛ける全ての元凶は自分の持ち物であろうか紫色の手鏡を私に向ける。
そこにはまるで自分が純粋無垢に輝いていた小学生時代のショタ姿から愛しいロリータにジョブチェンジしたような姿をしていた。
流れるような長い髪に幼子特有のきめ細かく張りのある白い肌。
大きな瞳が鏡の中の自分と見つめあう。
体の特徴は男の時と変わらないが何故だか瞳を覗いた先は全くの別に思えた。
「魔女だから女か…。気付かなかったよ…」
「まさか私、説明してませんでした?」
「していなかったよ…」
「そ、それは失礼しました!」
深々と頭を下げる彼女。
彼女の言うとおり説明不足であっただろう。しかしながら魔女と言われ『女』を連想しなかった私も落ち度があったと認知する。
ここでグチグチ言っていても仕方がない。次はどう行動するかが問題である。
「それで何かするのか? なにもないなら早く服を着たいのだが」
ショックであるが上半身ダボダボの洋服に下半身丸だしだと11月に入ろうとする今日この頃では十分に肌寒い。早く何か羽織りたいと思うのが一般的である。
しかしながら彼女は思いも寄らない言葉を口にした。
「そ、それなら折角裸なんですし最初は基本的な魔力交換からしてみましょう。そこのベットで横になってください」
「ちょ! ま、魔力交換ってまさか体液での…?」
「ご存じでしたか! そうですよ」
まさかの某運命での魔力交換である。あのゲームの初代18禁版をプレイしたことがある私自身、この言葉に身に覚えがあったのだ。
それはつまり体液交換。要はセックスである。
拝啓お父様。お母様。
私は30過ぎて童貞を捨てられなかった代わりにレズセックスをする事になりそうです。南無。
「ま、まずはそこのベットで横になってください」
彼女の言うとおりに私は自分のベットの上で下半身裸のまま横になる。
童貞野郎であった私は実を言うと今から起こる出来事に心踊らせていた。なんせ初めての性体験である。それも男ではなく女。
ギリシャ神話でゼウスとヘラが男と女でどっちが気持ち良いかと争論になった時に「女の方が9倍強い」と言いはなった性転換系の始祖テイレシアスの話が頭に浮かぶ。
男の時は自家発電でしか体験したことがない快感のさらに上である。男の人なら一度は好奇心で考えた事があるのではないだろうか。
期待と不安で身を震わせながら彼女を待つ。彼女は何処から取り出したのか妙に厚いハードカバーの本に目を通すと「よし!」と掛け声と共に本を閉じた。
「え~とまず性的興奮させる…ってどうすれば…」
訂正。
彼女に任せるとたぶん気持ちよくなれない。私はネットで手に入れていた知識や男の性を駆使し、ベストな流れを頭の中でシュミレーション。
体は女の子になっているが精神は男である。男の本能のまま彼女にアドバイスを送る。
「まず互いに脱いでみようか。服があると色々邪魔だしね」
「は、裸…」
すると恥ずかしさであろうか顔を赤くする彼女。その様子を見ていると自分が興奮して行くのが解る。
彼女はゆっくりと黒のコートを脱ぐと洋服を脱いで行く。そしてキャミソールとショーツの下着姿になると恥ずかしさが頂点に達したのか丸くなって身を隠してしまった。
「む、無理ですこれ以上! 恥ずかしい…」
「・・・」
私は無言でベットのから立ち上がる。そして彼女の目の前でゆっくりと私の羽織っていたダボダボの洋服を脱ぎ始めた。
彼女と同性となった私の姿に最初は下半身丸見えでも何とも思わなかった彼女だがこのように『性』を意識させると恥ずかしがる。ならば此方から攻めるだけである。
彼女の前で肌身纏ぬ姿になる私。
幼い子供に欲情するロリコンであった経験はないが今自分がその幼女だと思うと自分自身興奮してしまう。そして私は彼女の背中に抱きつく形で寄り添った。
「恥ずかしがらずに大丈夫だよ」
彼女の耳元で優しい言葉を囁き、首筋にゆっくりと舌を這わす。
幼い彼女は女の子特有の優しい日溜まりのような香りを漂わせ、僅かながらかいていた汗が口の中をしょっぱいさせた。
「あぁ…、だめ、だめ…」
そう漏らす彼女は先程の恥じらいとは別の快感による恥じらいが含まれており目をトロンとさせる。
寄り添う時に彼女の両肩に添えていた両手をそのまま下の方へゆっくりと這わす。 脇の下から腰の括れに掛けて右手が、左手は左脇の下からキャミソールの下を通って彼女の胸へ向かう。
幼い彼女はまだブラジャーを着けるほどの胸を持っておらず、しかしながら僅かに膨らみかけの胸が小さくなった私の左手を包み込んでいた。
私は左手の親指で彼女の小さな乳房を撫で始める。
ゆっくりと円を描くように小さな小さな乳房の周りを攻める。
「あぁ…あぁん、なに、これ…」
感じているのであろう。戸惑いながらも感じたことのない快感に彼女の口から小さな喘ぎ声が漏れる。
今にも消えてしまいそうなその弱々しいその声は攻め続けると同時に色情的になり、女らしい雌の顔へとなって行った。
暫くすると彼女はゆっくりと立ち上がった。
私はそのタイミングで彼女のキャミソールに手を掛け、ゆっくりと持ち上げる。彼女は抵抗することなく手を上に挙げ、私に脱がされるとそのままショーツに手を掛け、自分から脱ぎ始める。
そして私同様に衣を身に纏わず、生まれたままの姿になると私の方へ振り向いた。
部屋には何も身に纏っていない幼い女の子が二人。
そして私は彼女に抱きつき、唇と唇を合わせるとそのまま二人でベットに横へなった。
“クチュクチュ、クジュリ、ジュゥ…”
互いの唇と唇が交じり合う。二人だけしかいないこの部屋で互いの唾液が交じり合い、官能的な響きを漂わせる。
二人抱き合った格好は膨らみ掛けた小さな胸が触れ合い、薄桃色した乳首が擦れ合う。その度に二人は快感に身を振るわせていた。
私は男の時とは別の未知の快感に、彼女は今まで感じた事のない未知の快感に。
彼女の口腔を私の舌で犯す。
彼女の唇の間から私は彼女の口の中へ舌を滑り込ませた。舌で嘗めて、吸って、啜る。
彼女の唇の端からキラキラと唾液が溢れる。
そしてそのまま唇を引き離すと二人の間で唾液が糸を引いていた。それが私と彼女の情緒的なキスの証明となる。
私はそのまま首筋からデコルテに掛けて舌を滑らして行く。そしてそのまま私は彼女の胸へとたどり着くとそのまま小さく膨らんだ突起部を口の中に納めた。
“チュパリ…チュパ…”
口の中で転がされる彼女の乳頭は次第に形を作り出し、プックリと膨らんでいく。
まるで熟れた木苺の様になった彼女の乳首を攻め挙げる。
この様に攻められ続ける彼女であったが無意識であろうか。身を震わせながら私の股に足を入れ、その足が私の陰部に触れる。そして体を動かす度に私の局部を擦り続けるのだ。
男の時とは比べられない快感が自分自身を襲う。ジンジンと体の奥から快感が溢れてゆく。
私と彼女の局部は今、間違いなく愛液で溢れているであろう。
そして私は再度、肩、首筋、唇へと口付けする。
そして再度、彼女の唇に私の唇を会わせる。すると
「…ンッ!…ァン、…アン!」
今度は彼女が私の口の中に舌を這わ始めた。
互いの舌が交じり合いながら彼女の舌は私の喉までたどり着き、わたしの口腔を犯す。
彼女の両手は私の脇に体を挟む様になっており、親指が私の右乳房と左乳房を撫で回していた。私は耐えきれず、声を漏らしてしまう。
彼女の片足は今も尚、私の局部を擦り続ける。一気に三ヶ所を攻め挙げられた私にとってこの快楽は男だった私に到底許容出来るものでなく、頭の中が唐突に真っ白へと染まる。今まで感じた事のない快感が更に複数箇所で感じるのだ。
これは間違いなく女性の方が気持ち良いと言えるだろう。
そしてこのままこの快感が頂点に達するときの事を考える。一体それはどのような事になるのであろうか。想像することさえ出来ない。
蓄積する快感に身を委ねる。
彼女の指は次第に腰の方へ這わせて行きそのまま私の局部へ触れた。
「アァァ…ヒャン!」
彼女の指は決して割れ目の中に入れるわけではなく、先ほどの股と同様に擦るのみであるが擦る度に私の小さな花弁を刺激し今までと比にならない衝撃が襲いかかる。
「あぁぁあぁ……ダメ…キモチィ…イイ…」
耐えきれず漏れる私の声は男の時には想像できないほど華奢で弱々しくか細い声をしており、それでありながら甘美な喘ぎ声が女性と言う性を意識させた。
私も彼女に身を委ねる。
最初は私がリードしていたのだが結局は彼女がタチに、私がネコになるとは。
女性になったばかりで男性的思考を持ち合わせている私には女性の快感は許容出来ず、なされるまま彼女に攻められる。
彼女に身を委ねたままの私はその後も攻められ続け、私の両手はシーツをきつく握り絞め脚はクネクネと動き回った。
私の上に乗る形で彼女の片手は私の局部へ、もう片手を私の頭に回し年に合わない濃厚なキス。そして…
「だ、だめぇ…ぁ、ぁぁあああ、あぁあああああ!!!!」
オーガズムの頂点に達したのであろう。叫び声に似た喘ぎ声を出しながら私の視界はホワイトアウトを起こし、そのまま意識を快楽に手放す。
ベットの上には気を失い、横になった私と目を点としてポカンとさせていた彼女が一人座り込んでいた。
後日談みたいなその後の話。
女性の快感に馴れていない私はあのまま意識を手放したが体液の交換、つまりは汗、愛液と言う点に関しては成功したと言えるらしい。性交だけに成功…フフ…
しかしながら私が先にダウンするとは思わなかった彼女は拍子抜けを食らいその後自分自身で慰めたので次の日の朝私が目を覚ました後、私は彼女からベットの上で正座で小言を言われ続けた。
「元男性と言う事と優しくリードしてくれた事でどれだけトキメいたと思っているんですか! それなのに真っ先にダウンするなんて…だ・か・ら、童貞だったんですよ」
「うぎゃぁああ! ヤーメーテェー!!」
私の心を確実に抉る彼女の言葉である。しかし彼女はこの後、私の何気ない一言で重大な失敗に気づいた。
「なぁ、そう言えばハロウィンは昨日だったんだが帰らなくて良かったんだが? もう11月に入ったんだが…」
「あ…忘れてた…」
「…どうするんだ?」
「…お、お願いします…泊めて下さい…」
こうして来年のハロウィンまで常世に帰れなくなった彼女は私の家に住むことになり、夜な夜な我が家では幼い女の子二人の甘美な喘ぎ声が響いたのであった。