※この作品はR-18です。

暖簾の先(18禁短編集)   作:ミキマル

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慢性青春渇望症を煩ったので初投稿です。
タイトル通りおじさんがTSして一人えっちします。


おじさんが女の子になって制服一人えっち

 青春と言うものは比較的一般的な人生を歩む上で学生時代と言う誰もが通るであろう青年期に享受するモノであり、パリピと分類される人間は意識しなくても勝手にいつの間にか充実したリアル、リア充として生を全うする。

 

 そうでなくともある程度のコミュニケーション能力があれば何かしら人として欠陥や環境に難がない限りでは、少しでも青春をしていると感じることは多いのではなかろうか。

 しかしそれらは結局のところ個人の物差しで測るモノであり、いかに彼女と一緒に放課後、近くのジャスコで田舎デートをしたところで都会でタピってる女子高生らに比べたら芋臭いのは否めないモノだ。

 

 要は青春というモノはただ一つの決められた基準がある訳ではなく、個人個人が「あぁ、今私は青春しているんだ」と言う自己満足さえ満たされれば、それは青春を享受していると言えよう。

 

 なので私はもう一度、打算的に満たされた青春では無く全く別のアプローチから青春を楽しみたいと思う。

 

 そう、女の子としての青春がしたい。

 何故なら今、私は女性であるからだ。

 

 

 

 洗面台の鏡に映る小さな女の子。

 落ち着いた暗めの茶髪に染めようと美容師にカラーを頼んだら元の色が抜け、思ったよりも明るく茶髪になった大学時代を思い出すような髪色が腰に届くぐらいに伸びており、目に掛かる邪魔くさい前髪がうっとうしい。

 

 身長は恐らく150cmもないのではなかろうか。今まではなんの苦もなく届いた洗面台の上の棚に置いてある電動カミソリに手を伸ばすが全く届く気配を見せず、その場でぴょんぴょんと跳ねてみるが全くもって届かない。

 

 そもそも今の私は女の子なのだから髭なんて生えていない訳なのだが、やはり日頃の習慣というモノは離れられず、鏡に映る美少女をもう一度のぞき込む事で今自分が女の子である事を再認識する。

 

 うむ、やっぱり自分は混乱している。

 そもそも昨夜は夜遅くまで話題のビデオ通話を活用した会社のオンライン飲み会でペース配分が掴めず、結構初期の段階で通話を切ってぐっすりとお布団の中で夢の世界に旅立ったはず。時計を見ると時刻は朝の8時であり、大体7~8時間は眠っていたであろう。昨夜の酒も綺麗さっぱりと抜けており、頭痛もなく倦怠感なんてもっての外。

 

 そう考えるとこの若々しい、いや若すぎる気もするがこの身体を見るに年齢自体も若返っているのであろう。正直な話小学生にも見えなくも無いが幾つぐらいなのであろうか、鏡に映る美少女をマジマジと観察。

 

 肌質はとても良い。

 頬に手を当てると適度なハリと指に吸い付くまるで大福のようなもっちり肌。そばかすやニキビ、シミなどあるはずもなく、脂ギトギトと言う訳でもない。つい数時間前の自分は脂ギッシュな脂性肌だったので大きな違いであろう。

 

 顔は何というか、女性を表現する語彙が乏しい自分にとって一番適切な表現をするのであれば、自分の母親を美少女にした姿と言えよう。年離れた妹が父親似であるために、親族の女性に当てはめるなら母親であるが、なんだか母親の事を可愛いと褒めているような気がしてむず痒い。いや、自分の事なので自画自賛であるが。

 

 そうやって頬を赤らめる美少女。

 なんだコイツ、可愛いヤツめ。あっ、自分のことだった。失敬、失敬。しかし顔が美少女だとしても身体は地平線、寸胴、ドラム缶である。

 

 寝間着の上からうっすらと膨らんだ胸を下から掬うように包み込むが、うむ……おっぱいと表現するほどの大きさではないが肉が付いている感じるので、これは男の時には無かった乳を揉むと言う感覚なのであろう。父は太ってメタボ気味であったため、胸に駄肉が付いていたがそれは決して乳でない。今見られるのは小さな手で包める程のつつましい乳である。

 

 もみもみもみもみ……と無心に揉む。

 「私は女の乳を揉む」と言う文面はとてもスマイルでハッピーになれる文章であるが「私は“私”の乳を揉む」と言う文面が最適なこのシチュエーションは、空しい上に大して気持ちも良くない。これは一度身体中を隅々と観察する必要がありそうだ。

 

 寝間着を脱ぎ散らしながら風呂場に向かいTシャツ、トランクスを脱ぎ去って風呂場の扉を開くとそこには鏡に映るロリの姿。

 

 温泉に入った際、湯船につかっていると子供連れの親子が入ってくるパターンはただあるが、その際連れの子供が女児だと何故だかいたたまれない気分になる事がある。けっして性的な目を向けているわけではない。だがこうやって自分の身体も似たように幼い女の子になると如何にも不思議な気分だ。

 

 目の前の素っ裸な女の子は自分の動きに従じてぐっちょっぱとあいこのじゃんけんを延々と繰り返し、両手を挙げると彼女もバンザイと脇が顕になり、毛一本もない荒野が垣間見える。おにぎりが握れそうなツルツルの脇。素っ裸で脇をのぞき込むシチュはまるで洗顔のCMの様だと思いながら、何も考えずがに股に足を開きコマネチをしてみると、なんとも背徳的なワンシーンが出来上がる。

 

 すね毛に脇毛、胸毛にちん毛など男性ホルモンの恩賜である体毛と言う名のジャングルはまっさらな更地となり、ゆっくりと身体を撫でると産毛がサワサワとこちょばゆい。

 

 股に付いていた相棒と言う名の男根と根元のジャングルは書き置きもせずにどこか遠くへ旅出ち、残されたのは前から覗ける程の小さなクレバスとちじれ毛で出来たマングローブの対比であった。

 

 やはり何処からどう見てもただの発育不足気味な女の子である。ここでおっぱいの大っきなボン・キュ・ボンのグラマラスな女性であれば自分自身の身体に欲情し、顔を歪ませながら「ぐへへ……ドスケベな身体だぜ……」と身体中を弄っていたが現実は非情であり、ただ眺めるだけではウンともスンとも性欲というモノが沸かない。

 

 なんだかこうマジマジと自分の身体であれ女児の身体をじっと眺めていると虚しさに駆り立てられるが、ここでイタズラ心と言うか、興味心というのかもっと今の自分について、別の姿を見せて欲しいと言う知的好奇心が湧き出て来た。

 

 私はそのまま浴槽の椅子に座り、鏡の方へ股を開くと自分の元ちんこポジションであったおマンコをのぞき込む。

 

 やはりこの身体のコンディションは最高の一言であり、まるで体操選手顔負けの腰の曲がり具合で今までの鋼のようにクッソ堅い身体の自分は一体何だったのかと運動不足に冷や汗をかく。だがその話は置いといて、ツルツルの柔らかな恥丘に手を当て、左右に引っ張って見るとピンク色の中身がのぞき見えた。

 

 女性器の名前など詳しい筈もなく、まんこやクリトリスなど一般的な総称でしか知らず、ここが何という名前なのか分からないが、左右のビラビラは本当にアワビのヒダみたいであり、奥に顔を出す*マークは恐らく尿道口であろう。

 

 前に童貞が初めてセックスする際に、入れる穴が何処か分からず変なところにペニスを指して失敗してしまうと聞いた事があるが、そいつは尿道をこじ開けてチンポを差し込むのだろうかと冷や汗が出てくると同時に自分が今、女として思考している事に違和感を感じてしまう。

 

 そして尿道の下にある穴が膣ってヤツなのだろうか。

 ちょんちょん触れてみるが気持ちいい訳ではなくなんだか不思議な感じ。おそらく今まで外にあったおちんちんと言う生殖器が体の内側に、おまんまんと言う形でなりを潜めたために、触覚が身体の内側から感じられるという未知の感覚に戸惑っているのであろう。

 

 よくエロ漫画でレイプまがいに突然ちんこを突っ込まれると言うシチュエーションがあろうが、挿入されて直ぐに感じると言う事は恐らくないなと、そのまま中指を少し突っ込み、内側をくねくねとうねらせ自分自身の身体を使って確認すると小さな膣口はこれまた小さな一本の指を柔らかなピンク色の艶やかな肉で包み込む。

 

 きっとこの穴の側面のどこかにGスポットと言う名のやる気スイッチならぬ、ヤる気スイッチが潜んでいるのであろうが、生憎そこまで女体というモノに造詣が深い訳では無いため、ただ当てずっぽうに無心で指をクリクリと動かすのみ。

 

 そんな時にふと中指の第二関節辺りがちょこんとした肉塊に触れる。

 これはもしや?と指を引き抜き、その塊をずらすと中から小さなピンク色のお豆さんがひょっこりと顔を出した。途端に頭の中で過去の記憶がフラッシュバックを起こす。そう、あれは中学生の時だ。

 

 異性などの性的なモノに無頓着であった私はエロ本というモノに大して興味を持っていなかったがそんなある日、後ろの席に座るサッカー部の同級生にエロ本が部室に置いてあると耳打ちされたことがある。その際、自分はエロ本には一体どのような事が書かれているのか興味本位で聞いてみたのだが、その際彼はちんちんを女性の股に刺していたと、笑いながら私に答えてくれたのだ。

 

 その時の私は何を言っているのかよく分からず、頭の中で大きなはてなのマークを思い浮かべながら帰宅したのだが、ふと家に置いてあるブラウン管のPCで彼が話していた行為について調べてみたのだ。

 

 すると何という事であろうか、

 画面にはあられのない姿の男女がズッコンバッコンと真っ裸で相撲を取っているのではないだろうか。

 

 その時、私の股間の相棒は待ってました!と言わんばかりにムクムクとそそり立つと、真っ白の中学生ブリーフの中で壮大に自己主張し始めたではないか。そう、その時が私と数十年の相棒であるペニスとの初めての対話であり、今まで意思疎通の取れなかった彼との未知との遭遇であったのだ。

 

 そして今、あの時の相棒が姿を変えて顔を出す。

 彼はその大きな肉棒から形を変えてもなお、クリトリスとして女になった私に付いてきてくれたのだ。

 

 何という事であろう、この変わり果てた未成熟な女体になった私を見捨てず、こんな小さな隆起物になっても、見捨てず変わらず付いて来てくれるとは、流石私のベストパートナー。ナイスちんちんである。思わず涙とカウパーが溢れて来そうだ。

 

 実際のところ身体の器官的に別のモノであろうが、そんな事言い始めたらこの身体なんて全くの別物なのでツッコむのは野暮であろう。クリの先から小便は出ないのだ。

 私は小さくなったクリトリスと言う名のペニスを優しく撫でてあげる。

 

 皮かぶりのクリトリスを見ると、林海学校の際、包茎チンポ野郎の同級生にチンポが剝けていると馬鹿にされた思い出が蘇るが、今のこの姿は皮を被っている恥ずかしがり屋がデフォルトであり、包茎の引きこもり野郎チンポと一緒にしてはいけない。

 

 官能表現を駆使するならば薄桜色の花弁などキザったくて歯が浮きそうな表現をするのかも知れないが、実際の姿はそんな可愛いらしいモノではなく、撫でて刺激されると小さくだが固くなって勃起する辺り、やはりお前はチンポの称号を受け継ぐ後継者だとしみじみ実感する。そんなクリトリスをクリクリ弄ってくるとなんだか身体中がポカポカと暖かく感じ始めた。

 

 これは快感と言う刺激への第一歩なのであろう。

 このまま陰核や乳首など嬲り続ける事でこの感覚が快楽に変わるのであろうが、そうなると正直味気ない所。真っ裸で風呂場と言うのは女体という点で新鮮味あるが、なんだか勿体なく感じるのだ。

 

 もしかしたら実は夢なのであって、明日からはまた何時ものくたびれたサラリーマン生活が続くかも知れない、胡蝶の夢かも知れないと思うと、折角なのだから自分のやりたいようにやるのが得策であろう。

 

 洗面台の扉を開け、短い足でトタトタと廊下を駆けて寝室に向かうと、タンスの奥に締まっていた紙袋を取り出す。そこには大学時代の文化祭で使う予定であった紺色のブレザー服が綺麗に皺一つなく畳まれていた。

 

 当時サークルの仲間で女装カフェを計画した際に、後輩の女子から要らなくなった制服を御好意で頂いたわけだが、サイズが合わず一度も着る機会のないままタンスの肥やしになっていたのだ。

 

 女装癖があった訳ではないが、正直みんなでわちゃわちゃと盛り上がりながら似合わない女の子の服を着て、互いに馬鹿にしあう青春の一コマを作り上げられなかったのが、ちょっとだけ後悔してた思い出。

 

 しかし遂に十数年の時を得て日の目に当たるとは誰が予想したであろうか。それも今度は幼いながらも美少女。私はそそくさと身だしなみを整えるとそこに立つのは一人の女の子が。

 

 ブレーとネイビーのプリーツスカートに真っ白なブラウス、濃紺のタイに黒の長靴下。ブレザーの胸ポケットには名前は分からないがどこか学校のエンブレムが刺繍されている。ぶかぶかの制服はまるで入学の際に大きくなることを想定して少し大きめに作った入学式の中学生の様であり、シチュエーションもバッチリ。

 

 そしてスカートを捲るとそこはパンツなどはいていないパイパンのお股が。

 流石に女物の下着一式は持って無かったのだが、だからと言って朝方まで掃いていた男物のトランクスを履くのは気が引ける。まるでおでんにご飯の様なミスマッチ。なので致し方なく、ノーブラノーパンなのである。決して痴女ではない。

 

 しかし元の素材が良いのか髪を整えなくても目の前の少女は端的にかわいい。

 

 長いまつげにくりくりおめめ。長い髪をフサフサと揺れる姿など他人が見たところできっと目の前のコイツが元男だと気がつくことはないであろう。

 

 なんかもうスケベである。新たな性癖の目覚めだ。女装やふたなりとはまた違った、元おじさんと言う背徳感。それも自分自身という点にゾクゾクと感じてしまう。

 

 おじさんが女の子になって制服一人えっち。

 スースーと風が流れる股間から透明で粘りっぽい液体がツーと太ももに一本の筋となって流れる。これが俗に言う愛液なのであろう。そう言えば女性は男性に比べて精神的なウェイトが高いと聞いた事がある。そうなると先ほどの洗面台であまりスケベ心が強く働らなかったのは、まだ心の準備が出来ていなかったのだろう。

 

 それに比べ今の自分はやる気マンゴスチンのちんこビンビン物語。身体の奥から得体の知れないスケベなわだかまりが、今か今かと噴き出そうとふつふつと沸騰している。

 

 スカートに手を掛け、たくし上げる一人の女児。

 その女児は顔を赤裸め、恥ずかしさに目を背ける。恥ずかしがりやの彼女は自分の局部を覗くのが恥ずかしいのだろうか、片手でスカートを持ち上げなら、もう片手で自分の柔らかな恥丘をそっと撫でた。

 

 途端にゾゾッと全身に広がる不思議な感覚。女の快楽を知らない無垢なる少女。そんな彼女はそっと人差し指を膣口に触れると小さな口にゆっくりと挿入する。ゾクゾクと背筋が震え、自分の体内に異物が入っていると言う鏡に映る自分の状況に更にスケベ心を加速させる。

 

 鏡に映る自分自身を一人の少女と捉え、その少女に欲情する私と言う、如何にもアブノーマルなシチュエーションであるがスケベな事には変わりない。そのまま人差し指をくねくねと動かしながら奥へ奥へと進めてゆき、指先に触れる一番感じやすい場所を丹念に探し当てながら、親指でクリトリスを下から突き上げてるように優しく触れて撫で回した。

 

 ゆっくりと丁寧に、優しく触れる。

 前にAVの激しい動きは女性にとっては全く気持ちよくないと話に聞いたことがあるが恐らくそれは間違いないだろう。男性がクイックスタートで射精の瞬間を大事にする一極集中型であるならば、女性はスロースターターの継続快感ダメージである。

 

 一つ一つ賽の河原の石積みのようにオーガズムが溜まって行き、このまま続けると、最後は“絶頂”と言う名の鬼が石積みを蹴り上げ、自分は快楽の頂点へ訪れる事が出来るのだろう。そう考えると自然にスカートを持ち上げていた手がぷっくりと膨らんだ胸の丘に起つ乳首に触れた。

 

 男性だった時、ふと無意識的にちんこを握る逆の手でTシャツ越しの乳首を爪で擦る事がある。しかしその時とは全く比にならない程のゾクゾクとした感覚が全身に広がった。

 

 乳首は男女共々同じモノが付いているので明確に比較する事が出来るのだが、乳首がこんなに気持ちが良いのかとおめこをイジっていた時以上の衝撃。これは女性がブラジャーで胸を保護するのも頷ける。

 

 貧乳に対して「ブラなんて必要?」とか抜かす輩は一人残さず塵に帰すと心に誓い、女性の胸は大きさには囚われない無限の可能性が広がっているのだとしみじみと実感。ただ乳輪の大きさや色に関しては、小さなピンク色の乳首を持つ自分には分からないのだが、きっと素晴らしいモノなのだろうと今のうちにフォローしておく。ビバ、おっぱい。ナイス、おっぱい。

 

 そんな乳首を親指と人差し指で摘まんでクネクネ、もみもみ。

 ギュッと力強く摘まんではゆっくりと刺激に緩急を付ける。もう片方の手ではおめこを手一杯に包み込み、人差し指を前後にこちらも波打つような早さの強弱を付けながらヴァギナを出し入れ。そして被った皮が押し上げられ、日の目に露わになったクリトリスを親指の腹でクリクリと攻める。

 

 男の時には感じることが出来ない刺激が同時に快感と言う形で全身を駆け巡ぐる。鏡に映るあられのない年行かぬ少女と言う視覚情報。クチュクチュと愛液が中でかき混ぜられる音と擦れる衣服、そして息づかいの荒い口元の呼吸音が三重奏となって聴覚を刺激する。

 

 どこかのラーメンハゲは情報を食っていると話していたが、あながち間違いではないだろう。なんせここに「元男性でおじさん」と言う芳醇なスパイスが加わる事で更にこのシチュエーションが弩が付くほどのスケベだと感じられるのだ。

 

 身体の奥からジワジワと波打つように気持ち良いは流れる。

 胸、女陰、陰核から発せられる三つの波紋は身体の中心で共鳴し、全身を快楽と言う海に溺らされる。頭の中が複雑に物事を考える事を拒否し、ただ単純に気持ち良いが流れて行く。

 

 気持ち良い、きもちいい、キモチイイ

 

 男のオーガズム、射精の瞬間と言う刹那的な快楽とは違った断続的に襲いかかる快感は元男を馬鹿にさせるにはたわいもない事であり、こうやってつらつらと身の上話を語る上で、陳腐な語彙力と表現力でしか表せないほど頭の中が気持ち良いでしか表現出来なくなった。

 

 そもそも今ほど気持ち良くないちんぽを扱くという行為でさえ、他に何かマルチタスクをこなすことが出来ないのだから、そんな思考力を持った元男に女性の継続ダメージに耐えられる訳などないのだ。雑魚チンポならぬ雑魚おつむである。

 

『やーい、やーい。おじさん、女の快楽にも耐えられないのー? ダッサー』と頭の中のメスガキ幼女が煽ってくるが面目ない。おじさん、女の快楽には耐えきれなさそうだ。と心のチンポはしなしなとなる。ザーメンじゃなかった、アーメン。

 

 そんなかんだでもうなにも考えられそうもない。

 恐らくあと数分後には全身を痙攣させながら床に倒れ込み、呼吸が乱れ、目の焦点が合わずとも快楽に貪り付くがために陰部を弄るのを止めないケモノの様な着衣の乱れた未成熟な少女が完成するだろう。

 

 もう止まらない、両手は止まらない。今にも溢れかえるそうなこの未知の感覚に全身が、頭の中が、染まって行く。もう何も考えられない。

 

 あぁ、そうか。これが頭が真っ白になるという感覚なのかぁ―――

 

 そして私は意識を手放した。

 

 

 

 あの後、昼夜1日丸々掛けて一人ずっとオナニーに更けていた自分であるが、流石に数十回もイってしまうと、この貧弱な身体では体力なんて持つはずも無く、そのまま泥のように夢の世界に旅立ってしまった。

 

 これが一夜の夢ならばそれで良い、明日からまたくたびれたサラリーマン生活であるが人生の素敵なスパイスになったであろう。女の子はお砂糖と薬味で出来ているのだからきっと女の子になった理由もそんな所だ。

 

 ロジックが成り立ってないのなんて百も承知だ。理由なんてそもそも分からないのだから。

 

 そんなこんなで日を跨いだ訳であったが目を覚ましたところで何も変わった様子はなく昨日同様に女の子のまま。これは本格的に性転換したと言う事なのかと寝起きでぼけーっと間抜けな表情のまま近所のコンビニへ朝食を買いに向かう。取りあえず朝食済ませたら病院へ受診するかと考えながらポリポリ尻をかき、アパートの階段を下るおっさんと言う名の見た目女学生。

 

 この状況は内科だろうか、外科であろうか。はたまた自分は幼女だと思い込んでいる一般男性、はたまたその逆なのかも知れない。そう思うと精神科か心療内科か、ウンウン唸りながらコンビニ前の交差点の角までたどり着く。

 

 しかしこの制服があってホント良かった。

 もしサイズの合わない男物のスウェットのまま外に出たら、何か訳ありで通報されるかも知れなかった。しかしこの姿だとただの一般高校生、いや中学生だろう。少し皺が目立つが気にしたら負けである。

 

 その時であった。

 突然後ろから見知らぬ誰かに抱きつかれる。

 背中越しから感じられるのは二つの柔らかな突起物。端的に還元すると女性のおっぱいであり、起伏の少ない自分の胸上に抱きついて来た彼女の小さな手に目線を落とすとそこには紺色の制服の袖が。

 

 それは今着ている自分と同じ制服。

 そして見知らぬ少女はこう言ったのだ。

 

「もうなんで昨日休んじゃったの! 一緒に学校行こ!」

「ど……どちらさまです!?」

 

 拝啓。男として産んでくれたお父様。お母様。

 私は見知らぬ女子中学生に拉致られて、もう一度青春を謳歌する事になりそうです。

 

 ただし女の子として。

 

 

 

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