事の始まりは紫が郷の結界に付いての相談を持ち込んだ事だった。
「充分機能はしてるけど、果たして他から見たらどんな感じなのかが解らなくてさー。強固なのは良いけど、一目見て凄い結界が張られてるーって解っちゃうのって結構厄介でしょ?」
「確かにな。好奇心の強い奴等は寄ってくるだろう」
「私もまだまだ未熟だし、結界を破られて郷の皆が危険に晒されるのは避けなきゃいけない。なら如何するか? 結界に精通してる人に見て貰いながら調整するっきゃない、そう紫ちゃんは考えた訳ですよ!」
えっへん、と小さな胸を張る紫。
身長も伸びて幼女から小さい少女程度には成長したが、流石に胸は育っていない。
ロリ巨乳への道は果てなく厳しい。
他の面々もそれなりに成長しているが、大人連中と比べるとやはり大多数が慎ましいサイズだ。
お気に入りの小袖の胸元はまだまだ盛り上がりに乏しい。
「で、その紫ちゃんはどんな服案を」
「こないだ都でお茶してた時に小耳に挟んだんだけど、如何やら大陸から渡って来た仙人が都に居るらしいんだよー」
「仙人?」
また随分と珍しい。
妖怪に神に妖精と様々な女の子もとい種族と触れ合ってきたが、流石に仙人は初めてだ。
おまけに海を渡ってやって来たと言うのも興味深い。
「私の知らない技術で更に可愛く美しく、紫ちゃんはパワーアップするんだよ!」
「いやいや、美貌よりも知識が目当てじゃなかったのか? それに紫は今も十二分に可愛いだろ」
「えへへー、そんな甘い台詞を言われても騙されないぞー」
思いっ切り騙された様子で俺の膝へ頭を乗せて甘えてくる。
髪の毛を手櫛で梳いてやると嬉しそうにへにゃっと笑う。
可愛い奴め。
「紫を愛でるのも良いが、そうすると話が明日まで伸びそうだな。で、その仙人って言うのは?」
「最近はとある歌人の所に良く顔を出すとか。えっと名前は確か……」
霍青娥。
青い髪をメビウスの輪の様に結い、全身を青かそれに近しい色合いで纏めた服装をしていると言う。
見た目は何処か幼さを滲ませた妙齢の女性。
ふわふわと掴み所の無い、若しくは如何にも読めない性分らしい。
端から見る分には見目麗しい人だがその容姿とは裏腹に評判はすこぶる悪い。
曰く、人を陥れる邪仙。
外法を使い悪行の限りを尽くす悪鬼の類いと市井では専らの噂である。
人の悲鳴を子守唄に生き血を啜り、死と疫病を撒き散らすとか。
聞いた限りでは果てしなくラスボス感漂う何かだが、そこまで凶悪な奴ならもっと都が荒廃していそうなものだ。
「……とまぁ、そんな風に語られていたな」
「そんな、酷いですわ。私その様な非道は行ってはいませんのよ?」
ぷくっと頬を膨らませて胸板をつついてくる女性。
俺の身体の上で青い髪を揺らしながら抗議しているのは他でもない件の仙人、霍青娥その人だ。
行灯の灰暗い明かりに照らされた小柄ながらもメリハリのある肉感的なボディを、惜し気も無く晒して凭れ掛かる姿が何とも情欲を煽ってくる。
周囲には脱ぎ散らかされた互いの衣服、部屋の中には噎せ返る性臭、密着した互いの性器。
ナニが有ったのかは、まぁ言及せずとも一目瞭然だろう。
『────ケイ?』
ぞわりと寒気が背筋を撫で上げるのと同時、良い笑顔のルーミアが此方を覗き込んでいる錯覚に陥った。
いや待て、違うんだ。
普通に寝てたら壁を抜けてきた青娥に逆レイプされていたんだ。
本当です、信じてください!
と若干パニックになっていると胸の上でくすりと小さく笑い声が零れた。
「噂に名高い宵闇も、愛しの君には随分と御執心な様子。ほんのおまじない程度の理に収まっているのが不思議なくらい、強い想いが絡み付いておいでですのよ?」
「おまじない?」
指先を滑らせて顎先まで撫で上げながら、艶やかな笑みを剥けてくる。
「ええ、貴方様が他の女人に現を抜かしそうになったら自然と脳裏に彼女が浮かぶ、そんなちょっとしたおまじない。愛されていらっしゃるのね、罪な御方」
「さっきからの寒気はその所為か……」
「あら、寒気を感じるか如何かは貴方様次第でしてよ? 余程奥方の尻に敷かれているご様子」
「組敷くのは得意なんだがな」
いつの間におまじないとやらを掛けたのか……もしかして行ってらっしゃいのキスか?
娘達が生まれてからはその手のヤンチャは控えていた積りだったが、それ故に今回の遠出を警戒でもしたのかも知れん。
いやまぁ、結果的にその懸念は大当たりだったけどな。
「しかし、他の女性に現を抜かしたらか」
青娥相手には身体を重ねた後のピロートーク中に効果が出た。
此方から仕掛けていない所為か阿礼にはまだ出ていない。
そしてパルスィの時は談笑していただけで浮かんできた。
この差は一体。
そんな風に考えていると、胸板に爪を立てられた。
「いててっ」
「もう、聴きしに勝る色欲ですのね。その顔を見るに、私よりも早い段階で気を取られた女性がいらっしゃるのでしょう?」
「……成程、それでか」
阿礼に然程反応しなかったのはまだ彼女を女性ではなく子供扱いしているから。
今の所はまだ懐いてくる可愛らしい童女って感じだしな。
青娥にこのタイミングで反応したのは経緯は如何在れ抱いた事で情が移ったのが理由か。
抱いた女を捨て置く様な男にはなりたくないしな。
パルスィは言葉を交わす毎に心惹かれて行ったな。
パルスィ可愛いよパルスィ。
つまりこのおまじない、俺の心理の機微を捉えると同時にルーミアの抱く危機感も量れる訳か。
返す返すも自分のチョロさが際立つな。
まぁ皆美人で可愛いから仕方が無い、と一人納得していると呆れた様に声が上がる。
「噂以上……いえ、噂は全く以て当てになりませんのね。十を優に越える妻に毎夜所か毎時子種を注ぎつつも、尚新しい嫁を求め彷徨う色欲の神。そんな言葉でさえ、貴方様を表すのに十全では無いのですから」
「いや、過大評価にも程が有るだろ」
「心当りはお有りになって?」
「過大評価なんじゃないかな」
「ちゃんと私の目を見て言ってくださいまし」
目を逸らしていると鼻頭を人差し指で押された。
いやまぁ、自覚が無い訳じゃないぞ。
ただちょいとばかし美人さん達とのご縁が多いだけで。
「……それにしても、本当に規格外の精力、生命力ですのね。普通なら干からびて事切れるくらいには吸い取りましたのに」
「ん?」
「あら、その様子では気付いて無かった様ですのね。房中術、と言って聞き覚えは?」
「アレだろ……閨で男を骨抜きにしたりする」
「非常に大雑把ですけど、その認識で構いませんわ。となればもうお解りだと思いますけれど」
「全く吸われた気がしないんだが……いや、こうして相手に気付かせず秘密裏に行うのか」
「そんな訳が有りませんわ! もう、何れだけ絶倫ですの⁉」
胸板をぺしぺしと叩かれる。
この俺の内に秘めた果てしなき生命力が青娥の仙人としてのプライドを傷付けたらしいが、正直俺には如何しようも無いからな。
吸血鬼の弱点を消したり氷精の弱点を消したり瞬時に傷を修復したり、中々に万能薬な活躍を見せるこの生命力。
如何にか抽出して栄養剤に転用出来ないものか。
……副作用で発情するのが難点だな。
その点青娥は発情していない様に見受けられるが、そこは仙人足るものの修練の結果か。
或いは、
「青娥は元から淫乱」
「突然の暴言⁉」
言葉に出ていたらしい。
まぁ気にするな、俺も気にしない。
「……噂は所詮、噂でしかありませんのね。私の中の望月神の像がガラガラと音を立てて崩れ去って行きますもの」
「やっぱ実物のが格好良いだろ」
「突っ込む気力も湧きませんわ……」
頭痛を感じているのか、その細い指を額に当てて思案顔をしている。
こうした表情も似合うな。
小さくふぅと息を吐いて頭を振ると脱力した様子で凭れ掛かってきた。
「とは言え二十も搾り取れば流石に大人しくなるでしょう?」
「え?」
「え?」
「余裕綽々だぞ? まだ丑の刻にもなってないしな、夜が明けるまで堪能させて貰う心積なんだが」
「……冗談、ですわよね?」
口の端を引き攣らせる様に歪めながら問う青娥に答える為、ちょいと力を入れてやる。
未だに膣内で存在を誇示している肉棒がびくんと跳ね上がる。
それを受け、ピンと背筋を伸ばす青娥。
萎える所か益々硬さを増していく息子に戦慄を覚えたのか、白磁の頬に汗が伝っている。
試しにくいと突き上げてみる。
「…………!?」
お、良い反応だ。
声を出すまいと慌てて口を閉じるが、背筋に走る快感にぶるりと大きな胸を揺らしている。
さっきまでは面白そうだったから青娥の好きなようにさせていたからな、俺から動くのはこれが初めてだ。
くい、くいと子宮口を突いてやると全身にぶくりと汗が噴き出し始めた。
堪らず逃げようとして浮き上がる腰を両手で抑え、カリ首の辺りまで引き抜いてから再度膣奥へ突き挿入る。
その途中で何や感触の違う場所を擦り上げた。
途端、青娥の食い縛られた口の端が歪み、細い弦を弾いた様なか細く高い声が漏れ出る。
それと同時に膣壁がきつく引き絞られ、降りてきた子宮口が子種をねだる様に鈴口へと吸い付いて来た。
「──っ、ぅぁっ♡」
「成程、青娥の弱点は此処か」
「い、いや……待っ」
「待たない」
「くぅぅぅぅんっ♡」
一度入口まで引き抜いてから抉る様に腰を突き出す。
すると甘い声を響かせながら倒れ込んできたので、そのままするりと体勢を入れ替え青娥を組敷く。
こうして見ると最高にエロい体してるな。
腕や腰は細いのに、胸と尻と太股のムチムチ具合が素晴らしい。
是非とも旧式のスク水を着せたい所だ。
「さて、折角だから誤解を一つ解いておくとしようか」
「ん……っ、ご、誤解、ですの……?」
「実はまだ射精していない。ありゃ全部先走り汁だ」
「…………んぅっ?」
その言葉にぽかんと呆けた顔をするが、不意にさっと青醒める。
良い表情するじゃないか。
「知ってるか解らんから教えておこう。専門的な事はさておき、何故か俺の体液は強烈な媚薬と化していてな。汗や唾液でも効果は出るが、一番効くのは精液だ」
「それは……聞いた事が有りますわ。望月の神の精を受ければ、無垢な童女でも直ぐに自ら腰を振り子種をねだる雌に堕ちる、と」
「またえらい形で伝わったな……。ともあれ今からそれを青娥に流し込む訳だ、心の準備は良いか?」
「えっ、いやちょっ」
勿論待たない。
体重を掛けて子宮口を押し潰す様に捉え、ゆっくりと熱い精を流し込んで行く。
「ぅあっ、あああぁぁぁっ!?」
効果は覿面の様だ。
赤い舌をぴんと伸ばし頤を晒した状態で大きく震え始める青娥。
一発目は媚薬としての効果を高めた謂わば起爆剤だ。
今の青娥は胎を焦熱に掻き毟られている。
「あ、熱いっ、熱くてとけ、溶けっ♡」
恐らく瞼の裏には火花が散っている事だろう。
子宮全てが雄の精を求めて煮え滾り、脳へ暴力的な迄の渇望を訴えているのだ。
そうして無防備になった子宮へと本命の第二射を撃ち込む。
「ぉあっ!? あがっ、あぁぁぁあああっ! ♡♡」
勢いと量を兼ね備えた粘度の高いそれは胎内の至る所を侵食しながら進んでいく。
ものの十秒足らずで、青娥の下腹部がぽこりと膨れた。
射精時の快楽と視覚的な楽しみも相俟って、この技は俺のお気に入りでもある。
しかし悲しいかな。
タフで欲しがり屋さんなチルノですらたった一セットで降参させた切り札でもあるこの技は、当然の如く嫁さん連中から禁止指定を受けた。
まぁ一発でノックダウンまで持って行かれる訳だからな、ドMな諏訪子や快楽に従順な響子達以外には受けが良くない。
そんな破壊力抜群な強制絶頂種付けだが、青娥には気兼ね無く使用出来る。
折角の機会だ、存分に楽しませて貰うとしよう。
「おっ♡おごっ♡んぉぉぉっ、ぉぅっ♡♡」
そんな決意を知ってか知らずか、青娥はだらしの無い笑みを浮かべて喘いでいる。
流石の邪仙もアヘ顔耐性は持っていなかったらしい。
そのまま眺めているのも良いが、射精が途切れたので腰の動きを再開させてみる。
「んぉっ、おっ……あぉっ、おほぉぉぉぉっ♡♡♡」
入り口近くまで引き抜いてクリトリスの裏側を擦り上げながら子宮口を潰し、また引き抜いてを繰り返す。
動く度に愛液が溢れ出し布団を彩っていく。
と言うか青娥、喘ぎ声野太い系なのな。
回りには居なかったタイプだ。
これはこれで……お、良い事を思い付いた。
柔らかな身体を抱き締めて再度体勢を入れ換える。
そして一度肉棒を抜いて……おぉ、めっちゃ名残惜しそうに吸い付いてくるな。
やはり青娥は淫乱。
滲み出るエロスを再確認しつつ、くるりと青娥の身体を回しながら起き上がる。
そのまま腰を沈ませて挿入すれば背面座位の出来上がりだ。
「ぁぁぁ……っ♡また、太いのがぁ……♡」
おっと、戻って来たか。
折角良い喘ぎ方をするのだから壊れてなきゃ詰まらんな。
と言う訳でレッツブレイク。
「あぎっ!? そ、そこはあぁぁぁっ♡♡」
右手を伸ばしてぷっくりと充血したクリトリスを刺激する。
皮を剥いてしごいてやれば、面白いくらい腰が跳ね上がる。
それを左腕で抑え込みつつ左手の掌で子宮全体を揉む様に撫でる。
肉棒は少し抜いてクリ裏辺りを念入りに擦って行く。
「ダメっ、これダメですわっ、またイクっ♡イキますからぁっ♡♡♡」
膣内が小刻みに震え出している所を見るに、イキながらもまだ高められているのだろう。
イってるのに、絶頂を目前に控えている矛盾した状態。
此処を越えると大抵は堕ちる。
「存分にイって良いぞ、しっかり見ててやるから」
「いやぁっ♡♡そんなのダメ♡ダメですのぉっ♡♡♡これ以上はおかしくっ、おかしくぅぅぅっ♡♡♡」
言葉の途中で不意討ち気味に腰を最奥へ打ち付ける。
ぐちゅっ、と子宮が押し潰された感覚が返り、一拍遅れて膣全体が大きく蠢き始めた。
それを咎める様にクリの扱きを強くする。
「んおぉぉおおぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡おっ♡おほっ♡おおぉぉっ♡♡イグっ、イグイグイグぅぅぅぅぅっ♡♡♡もうイっでる、イっでまずのぉぉぉぉっ♡♡」
「おぉ、良いイキっぷりだな。中に出すからもっとイけるぞ?」
「無理ぃっ、もうイケないっ♡もうイケませんからぁぁっ♡♡だから中に出しちゃダメですのぉぉ、おほぉぉぉぉんっ♡♡♡ダメっ♡♡これダメっ♡♡孕むっ♡孕み腹になるうぅっ♡♡肉芽っ♡肉芽扱くのもダメですのぉぉぉぉっ♡♡♡」
まただらしない顔になった所で三発目を撃ち込む。
今度はクリ責め付きだ。
「おっ♡♡おほぉっ♡おほぉっ♡♡おおぉぉおぉおおおっ♡♡また中に出てますのおおぉぉぉおおおっ♡♡♡♡熱くて濃ゆい子種汁っ♡♡♡♡孕ませ汁がぁぁぁぁっ♡♡♡んへぇぇっ♡♡肉芽も一緒にイクっ♡♡イグぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
身体を反らして痙攣しながら、勢い良く潮を撒き散らす青娥。
真っ赤に腫れ上がったクリトリスは皮で覆えない程に存在感を増して、すっかり快楽を貪る為のメスちんぽになっていた。
軽く指を擦り合わせる様に動かすだけで腰がガクガクと前後に揺さぶられる。
膣は精液を零すまいと縋り付き、子宮口は竿に残った精液を求めて貪欲に吸い上げてくる。
益々すけべな身体になったな。
後はゆっくりと極少量の精液を絶え間無く流し込んで行けば良い。
やったな青娥、一足先に妊娠した時の重さを体験出来るぞ。
「あがっ♡はぁーっ、はぁーっ♡♡あっ♡はっ、はぁ……っ♡♡はぁ……ぁ♡♡こんな、こんな凄いの、初めてですの……♡♡本気でおかしくなるかと思いましたわ……♡♡♡♡」
「成程、そりゃ勘が良いな」
「え……?」
俺の言葉にぼんやりしていたかと思えば直ぐに脱け出そうともがき始めた。
理解してから行動までが早い。
まぁ感心はしても逃がす気は更々無いので両手で腰を捕まえぐいっと引き下ろす。
ぷちゅりと子宮が押し込まれる感覚と共に青娥の動きが一瞬止まり、またガクガクと全身を震わせる。
「おごっ!? おおぉ……ぉぉっ♡♡♡♡」
力が抜けたので押さえ付けるのを止めてやると、僅かばかり息を整え再度脱け出そうと腰を上げた。
良いガッツだ。
だが許さん。
ほれ、また勢い良くずぶっと。
「おほぉぉぉぉっ♡♡♡」
「大人しくしていないとこうやってお仕置きだぞ?」
「わきゃっ、わきゃりまひらのぉ……♡♡」
呂律が回らなくなりながら返事をする青娥。
この状態で意味も無くまた子宮を押し潰したらどんな声で鳴くのだろう。
いかん、己が内に封印されし鬼畜眼鏡が歓喜しているな。
流石にそれは紳士じゃないので止めておこう。
諦めたのか脱力して身体を預けていた青娥だったが、暫くして異変に気付いたらしい。
「……あ、あの、貴方様? 残ってる子種の量……多く、ありませんこと?」
「青娥は可愛いな」
「誤魔化さないでくださいましっ」
「青娥が愛らしいからどんどん出るぞ」
「答えになっていませんわっ」
「自分で気付いてくれると色々捗るんだが」
真面目に答える心積が無いと解ったのか、青娥はぶつぶつと小声で呟きながら思考を始めた。
「……幾らなんでもこんな力無い吐精が続くなんておかしいですわ。ご立派様の中に残ってる量としてもおかしいですし、これは一体……? いえ、お待ちになって。確か望月の神の噂話に……一度に溺れる程の量を出す事も、満足させない様に極僅かの量を吐精させる事も出来ると。つまり吐精を自在に操る……事が……」
お、辿り着いたか。
面白いくらいに顔を青くするから直ぐ判るな。
慌てて逃げ出そうと足に力を入れた所でもう一度、今度は強めに腰を引き落とす。
「んおおぉぉぉぉっ♡♡い、いやぁっ♡♡離して♡離してくださいましっ♡」
「まだ慌てふためくだけの元気が有ったか、流石は仙人。だが残念だったな、このまま後二時間──大体一刻程は捕まえて置く」
「い、一刻もなんて無理っ♡無理ですわっ♡お腹が破裂してしまいますっ♡♡」
「赤子が一人入るんだからそれくらい大丈夫だろう、将来の予行演習だと思って」
「いっ、いやぁっ♡♡」
ぱたぱたと両手足を動かして身を捩るが、しっかりと腰を押さえているので肝心の結合部は外れる気配が無い。
如何にか拘束から脱け出そうと四苦八苦しているが、その間にも活きの良い精子が子宮を啄みながら中へ中へと入り込んで行く。
じわじわと文字通り犯されていくのが何ともエロくて素晴らしいな。
良い感じに媚薬効果も現れてきたらしく、青娥の表情もすっかりとろとろに惚け始めた。
「あぁ、許して♡許してくださいましっ♡♡これ以上犯されたら、私、本当に……♡♡」
「ん? どうなるんだ?」
「あぁ……っ♡ダメ、お願いですの……♡♡抜いて、抜いてくださいましぃ……っ♡♡」
「安心しろ、青娥の膣中でたっぷりヌいてやるから」
「いやぁ、そんなの……っ、お、んおぉぉぉぉっ♡♡♡」
おっと。
快楽に浸りながら絶望に堕ちていく顔が最高にエロい所為で、少しばかりどぷっと塊で吐き出してしまった。
その衝撃で背筋を震わせながらまた絶頂を迎えている。
一発目の媚薬精液も充分に染み渡ったらしく、小さな絶頂を連続で味わっている様だ。
乳首を虐めたりクリを弄ったりして時折変化を付けてやると、懇願しながら唆る声で鳴くのが素晴らしい。
いやぁ、実に良いオモチャを見付けてしまったなぁ。
そうしてたっぷりと楽しんで精子を注ぎ終わり、東の空が白み始めた頃。
「おぉぉ……っ♡♡おっ♡んおっ♡はぁーっ♡はぁー……っ♡おっ、おほっ♡ほぉ……っ♡♡」
喘ぎ疲れとイキ疲れで反応の鈍くなってきた青娥が胎を膨らましてトロ顔を晒している。
子供が入っている訳では無いので多少手荒に扱っても大丈夫だろうと弄り回した所為で、下腹部の表面には僅かに赤が差している。
叩けば衝撃で中の精子が震えている間連続絶頂し、優しく撫で回せば甘い幸せイキで吐息を零す。
この上無く性欲に訴え掛ける姿に、当初の予定以上の精子を注ぎ込んでしまったのはちょっとした誤算だ。
「そろそろ仕上げに入るか」
「はぁ……っ♡はぁ……ぁ♡仕上げ、ですの……?」
虚ろに返事をする青娥を今一度抱き締め、亀頭を突き入れる様に押し付ける。
「んおぉぉぉ……♡♡♡♡」
力無い喘ぎを聴きながら、また新しい精液を流し込む。
今度のものは粘性が非常に高く劣化もしにくい。
何に使うかと言えば、勿論蓋だ。
子宮口を塞ぎながら塗りたくり中から精子が零れ落ちて来ない様にする為の専用精液だ。
幽香農園で品種改良された豚の世話をしている時に発見し編み出したこの技。
既にルーミアを二回孕ませた実績も有る。
まぁ、青娥に注ぎ込んだのは快楽特化型の精液だから実際に孕みはしないんだがな。
孕ませるならちゃんと我が家に迎え入れてからだ。
なので今回は本当に孕んでしまうのか不安と快楽の狭間で揺れる所を楽しませて貰おう。
「んぉぉ……っ♡♡あつ、熱いですのぉ……♡♡」
「零れない様にしたからな、これで暫くは孕み胎のままだ」
「いっ、いやぁ……♡ほん、本当に赤ちゃん出来ちゃいますのぉ……っ♡♡」
肉棒を抜いて見せるが、やはり胎から精液は溢れて来ない。
最初の方で子宮口と亀頭の隙間から僅かに溢れ出ていたものが、愛液と混ざって流れ落ちてきた程度だ。
「やぁ……掻き出さないと……あんっ♡♡」
すると青娥は両手を伸ばし、自ら秘裂に指を差し込んでまさぐり始めた。
くちゅりくちゅりと淫靡な音を立てながらほじっているが、最奥に辿り着くには長さが足りない。
「あっ♡あっ♡はやく♡はやくしないと……っ♡♡いやぁっ♡気持ち良くなってる、んっ、場合じゃ、ないのに……ぃ♡♡あぁんっ♡もっと、もっと奥ぅ……♡♡」
無自覚に腰を振りながら精液を掻き出そうとする姿に思わず息子が硬度を取り戻した。
やべぇ、この邪仙エロい。
再び天を突かんばかりに勃起した肉棒を認めると、青娥は右手を添えて一息に咥え込んだ。
「んぉぉっ♡♡これっ♡これですのぉ♡奥まで入って、いっぱい突いてくださいましぃっ♡♡」
両手を俺の太股に乗せ胎と胸を揺らしながら、逆レイプの如く腰を上下させる。
如何やら冷静な判断が出来ない所まで惚けてきたらしい。
これはこれで遊びがいが有る、と思い蓋にした精液ごと子宮口を押し込んでやる。
くぴっ、と短く鳴きながら腰を振り続ける青娥だったが、やがて肉棒と膣壁の隙間からトロトロとゲル状の精子が溢れ出て来たのを見て歓喜の声を上げた。
「あぁっ♡出た♡出ましたのぉ♡♡もっと突いて♡もっと掻き出してくださいまし♡♡おっ♡んぉ♡おぉぉぉっ♡♡ダメぇっ♡♡子種汁ぴゅっぴゅしちゃダメですのぉぉっ♡♡やぁぁ♡♡折角出したのにぃ♡♡はやくっ♡はやくほじってっ♡♡んぁぁっ♡溢れて来てますのぉっ♡♡もっと出して、んほぉぉぉっ♡♡子種汁は出しちゃダメですのぉぉぉぉ♡♡あぁっ、いっぱい出て♡♡びゅーっ♡びゅーって♡あぁぁ、また孕み胎に戻ってしまいますのぉぉぉっ♡♡♡」
ぱんっぱんっと勢い良く尻肉を叩き付けながら精液を吐き出す青娥。
少し胎が萎んで来た辺りで再度子宮を満たしてやると、また狂った様に腰を上下させる。
「青娥がイって中が締まるのが気持ち良すぎてなぁ」
「我慢っ♡我慢してくださいましっ♡私もイクの我慢しますからぁっ♡♡はっ♡はっ♡あぁぁ……っ♡んっ♡んぉっ♡おぉぉっ♡♡無理っ♡無理無理無理ぃっ♡♡貴方様に突かれるだけでまたイキますのぉぉぉっ♡♡おぉぉおおぉぉぉっ♡♡またっ♡また出てますのぉっ♡♡熱くてぷりぷりの子種汁っ♡♡♡孕ませ汁でイクぅぅぅぅぅっ♡♡♡…………こぺっ♡♡♡」
青娥はぶるりと大きく震えた後、喉から潰れた空気を吐き出して倒れて来た。
胸板で受け止め顔を覗き込むと白目を剥いて痙攣している。
恐らく快楽の許容限界を振り切ったのだろう。
肉棒を抜くと勢い良くぶびゅりぶびゅりとほぼ固体化した精子が溢れ出て布団を汚していく。
流石に、今日は此処までだな。
久し振りに嗜虐心が満ち足りたのを感じながら、俺は大きく息を吐き出した。
…………部屋の掃除は如何するかな。
いつの間にか寝ていたらしい。
頬を撫でる朝の冷気に起こされた俺は欠伸をしながら身を起こした。
周囲を見渡せば青娥の姿は無く、代わりに昨晩の情事など最初から無かったかの如く整頓された部屋と、清浄な空気が漂っている。
はて、昨日のは夢だったかと首を傾げた所で茶托の上に置かれた竹簡に気付く。
手に取り中に書かれた内容に目を通し、
「読めねえ」
漢文だった。
平仮名が普及と言うか常用と言うか、一般に使われ始めるのは早くても平安の時代だった筈。
それに漢字自体も俺の知っているものとは違うものが使われている様で、初めて見る文字も多い。
「朝飯終わったら不比等に読んで貰うか。……しかしあれだけヤって青娥を堕とせなかったかぁ、初黒星か?」
寝る前に有った温もりが朝に消えていると言うのは存外に寂しい、と学んだ所で着替える事にした。
……ん?
何か忘れている様な気がする。