「さぁ、これを自分で付けて、北上さん」
片手で提督の乳首を揉みこすりながら大井が彼の前に突撃一番(コンドームの名称)を投げ渡した。
困惑した提督が乳首に与えられる快楽で、時折うっと声を漏らしながら返す。
「自分で、あっ、付けるのか」
「あら、いや?」
「うっ、そう、だめっ、そこはっ」
「言ってる意味がよく分からないわ。」
姿見の奥では大井が提督の耳を噛みながら両の手を彼のセーラー服の下に入れて揉み上げている。
「さぁ、北上さん。いい子だから、ばんざーいしようねぇ」
北上のコスチュームプレイをするようになってから大井の普段の提督への態度は次第に軟化していった。それと同時に夜の勤めの際の会話がより幼児を扱う口調になっていく。そしてそれを拒めないどころか、心地よく感じる彼自身がいた。
他の鎮守府の提督の意見では愛宕や高雄、雷や鳳翔に母性を感じるという。
だが提督には彼女らはどうも嘘を感じてしまう部分があった。彼女らを愛する他の提督には申し訳ないが、どうも一面的にすぎる気が拭えなかった。
しかし大井には分かりやすい二面性があると同時に心を許した相手だと受け入れてくれる安心があるように思えた。
とはいえ、北上の格好をさせられて相互でオナニープレイを行っていると説得力もナニもあったものではないが。
大井の要請でばんざーいをすると、大井が幼子の服を着替えさせる母親のように肌を寄せて優しく脱がせてくれる。だが、無性に逆らいたかった。だってーー。
「あら、北上さん、恥ずかしいの」
わかっていて大井は尋ねる。
顔を背けて精一杯の抵抗を示す。とはいえ下半身が女物のストライプのショーツを履いていては説得力もナニもないが。
「心配しないで、提督はかわいいですよ。でなければ北上さんの役をさせたりしません」
「わ、わかったよ」
抵抗をやめてセーラー服を脱がされると、姿見には大井とお揃いの色と形のキャミソールを着た北上”提督”がいた。
セーラー服の中に納めるためにネグリジェではなくキャミソールになってはいるが、肩紐の直ぐ下は、胸元や乳首を強調するように正三角形状の切り込みで肌を露出している。
ただ印象的なのは大井にいじられ続けていた乳首の部位に肌色の何かが貼られていた。
「さぁ、付けて」
否を言わせない大井の言葉のままにゴムの封を破ってショーツからはみ出した自分のものに付けようとする。
他の艦娘とするときは自然に出来るのに、なぜか今はもどかしくて付けづらい。
「だめですねぇ、北上さん。もっとこうしなくっちゃ」
耳元でささやいて提督の手に大井の手が被さった。大井が提督の肉棒にゴムをかぶせてくれるのを手伝ってくれる。その屈辱的な光景に耐えられずに思わず顔を上げると、鏡が二人を写し込んでいた。
ある意味もっとも女らしい大井の手で、北上になりきった提督がたぎらせた股間を優しく包んでいる。
その倒錯しきった光景に提督は軽いめまいと恍惚を覚えた。