スマホで育成調教 作:ぬるぬる
「ご主人様、ごしゅじんさま」
彼女は俺に抱きついてくる。
全裸で豊かな胸を俺に押しつけ、上目遣いで見上げてくる。
俺の服を胸の前で掴んでいる為、彼女の腕と身体で持ち上げられむにゅりと形を変え強調された胸が、谷間が、俺に視覚的暴力でもって攻めてくる。
街灯の遠い明かりによる暗い光に照らされた彼女は、黒髪と対比してその白い肌が眩しかった。
しかし、春先とはいえ彼女を全裸で放置するのもマズい。
いや、あの謎の女の言が正しいのなら彼女はヤのつく自由業の娘という特大の爆弾だ。
これを見られただけで俺の首から下はコンクリートに埋められるだろう。
しかし、ジャケットしか重ね着していない俺の服装では彼女の肢体を覆うことは出来ないだろう。
どうしたものかと服屋を探そうとスマホを見やる。
先程の画面とは変わってデフォルメされた彼女が表示されていた。
何だか非現実的な事が起きているのでまさかなと思いながらも試してみることにした。
彼女の2.5頭身画像をタップすると、実写の彼女の姿が現れた。
相変わらずゆっくりと回転しながらその身体を披露している。
そこで初めて彼女の名前が銭森佳奈愛(ぜにもりかなめ)ということを知った。
ニックネームはカナで良いか。
まさかゼニ◯メにする訳にもいかんだろうし。
彼女のニックネームを自然と考えながら何か無いかと探していると、
画面右下の方に箱のアイコンがあった。
タップしてみるとアイテム一覧のようで、そこには様々な物が表示されていた。
衣類に靴、財布やアクセサリーといったものから、謎のマンションの鍵やら大人の玩具や拘束具に果ては偽造パスポートやらハイ◯ースやら鞭にスタンガンまで様々な物が表示されていた。
しかし最後の方とか、一体俺に何をさせようと言うのだ。
いや、所詮は画面だけの表示だ、まだ確定したわけではない。
そう、俺は自分を納得させて、しかしながら日和ながら本当なら嬉しい、今求めている女性物の衣服をタップした。
使用先を聞かれたので、当然彼女を選択。
選択先に俺がある事に戦慄しながら決定すると、彼女が画面上でも現実でも光に包まれた。
光が晴れると彼女は衣服を着用して相変わらず俺に抱きついていた。
しかし、オフショルダーな上にヘソ出しのクリーム色のキャミソールに足の付け根どころかお尻にまで食い込みカットされたジーンズのパンツ、オークブラウンの細いベルトで編み上げられたデザインのサンダル、そして極め付けに首輪とか、大変エロい。
あざとく俺に抱きついているので、先ほどから俺の股間がジーパンに押さえつけられ痛い。
彼女はそれでも尚俺に体を密着させ、その大きく開いた服から覗く北半球とその間の谷を俺に見せつけ、身体に当ててくる。
喜悦に染まり吐息が熱い彼女は大変魅力的で、今すぐ押し倒してしまいたかったが、流石いきなり野外でおっぱじめる趣味はない。
万が一にも知り合いに遭遇しないように気を配りながら、急いで駅に向かうのであった。
久し振りの切符を購入し、彼女に渡して改札を通る。
運良く電車が到着した所であり、降りる客をかき分けながら乗り込む。
もう夕ラッシュに突入したせいか、数駅で奥へ奥へと押し込まれ遂に乗り込んだ側の逆側のドアにまで追いやられてしまった。
カナが俺と密着するものだから、自然と抱き合うような形で彼女を扉側に、俺が通路側になった。
休日なだけあって、周りはカップルや友人達と出かけてきたのか、会話に花が咲いている。
平日の只々草臥れた集団が移送される光景とは違い、活気に満ちていた。
まあ、要するに騒がしいのである。
俺はこれからのことを思うと頭が痛いせいか、少しイライラしていた。
そんな時、カナは吐息を荒くしていた。
視線を下ろして確認すると、顔を赤くして俺の胸に顔を埋め深呼吸していた。
更にデニム地のパンツを俺の太ももに跨り押し付け、電車の揺れに偽装し擦り付けていた。
間違いない。
コイツは衆人の中で興奮してオナっていやがる。