※この作品はR-18です。

八幡異伝   作:春の雪舞い散る

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戸塚家

 その後晩ご飯の食材を買い込み八兄と材木はアタシのベッドと本棚にハンガーラックの組み立てとカーテンとカーペットのチェンジ

 

 彩加の部屋の八兄の荷物の整理と当面いるものの持ち出し品の整理でアタシと陽乃さんに小町は晩ご飯と親父と持って帰って貰う酒のツマミを用意することにした

 

 因みに家前でこんなことがあったんだがたまたま帰宅時間が重なった小町と玄関前で話してるところをご近所さんに見られて

 

 「おや、小町ちゃんの小さい頃そっくりの可愛いお嬢ちゃんだね、親戚の子かい?

 

 だけど小町ちゃんも妹ができたみたいで嬉しいでしょ、楽しい夏休みになりそうだね?」

 

 そう言って去っていったんだけど…いや、何も言うまい…留美の妹に見られるのさえ珍しくないんだからな

 

 彩加…アタシ、泣いて良いよね?

 

 夕方アタシと彩加は戸塚先輩が待つ戸塚家を訪れた

 

 一度はこちらのご両親に会っておかないとね

 

 「やっぱり初めまして…と、言うべきなのかな?」

 

 そう寂しそうに言う彩加に

 

 「仕方無いよ、お二人は戸塚先輩の「彩加なの?」」

 

 そう先輩のお母さんが聞いてきたから

 

 「はい、こことは違う…異世界から来た17歳の戸塚彩加です

 

 こちらは比企谷八重さんで一緒にこの世界に来ちゃったボクの恋人です」

 

 そう紹介されるのを聞いてなぜか寂しそうな顔をする戸塚先輩と神妙な顔をするご両親だけど

 

 「そうですか、今日はいったい何のご用かしら?」

 

 その悲しくなる言葉にアタシは

 

 「この世界には存在しないとされアタシ達の世界でも数万から数十万人に一人と言われる奇病、TS病の発症者のアタシ

 

 そして同一人物なんですから当たり前なんですけど全く同じ遺伝子を持つ戸塚先輩と彩加は否が応でも色々な研究機関の注目を集めてしまうんです

 

 つまり…私達は災厄に巻き込んでしまうかもしれない貴方達に謝りに来たんです

 

 そんなことよりさっさと元の世界に帰るべきかもしれないのはわかってますけどその方法を知らないんですよ…

 

 帰りたいけど帰れないんですがそれもアタシ達の都合だと言われたら反論の余地はありませんが…」

 

 彩加と同じとまでは言わなくても一抹の寂しさを感じながらそう話すと

 

 「そうですか…比企谷八重さんとおっしゃいましたね?貴女と貴女の世界の私の関係性はどうなっているのですか?」

 

 そう問われて

 

 「お義母さん…そう呼ぶことを許され彩加の好きな料理や味付けを教えていただきお弁当のおかずのメニュー作りの相談に乗っていただいてます」

 

 そう答えると

 

 「そう、こちらの彩加とはいつどこで?」

 

 「アタシ達は昨日この世界に来て八兄…比企谷八幡の誕生日パーティーで紹介してもらいまして…

 

 で、同じ人間だけど年がひとつ違いますから彩加と混同しないために戸塚先輩って呼ばせていただいてます」

 

 アタシがそう言って頭を下げると大体の事情を察してくれたらしく

 

 「わかりました…彩加はこの二人にどう接するつもりですか?」

 

 そう聞かれた戸塚先輩は

 

 「八幡は妹、小町ちゃんはお姉ちゃんと言って受け入れてますからボクも小町ちゃんと同じように八幡の妹として接しますが…

 

 もう一人のボクは詳しいは話しは未だ聞いてないから知りませんから雪ノ下先輩から説明を聞いた上で判断します」

 

 そう言って説明を求めると陽乃さんは

 

 「有る条件を飲む代わりに国籍取得中で八重さんはそのまま比企谷八重を名乗りますが遠縁の八重さんを比企谷夫妻が引き取った…と言う体裁を取ります

 

 彩加君につきましては多分日系の留学生が比企谷家にホームステイと言う風になります」

 

 そう簡単に説明し

 

 「戸塚先輩にお願いがあります…彩加の検査に戸塚先輩のデータも欲しいって言われてますからお願いしても良いですか?」

 

 そう聞いたら二つ返事で了承してくれた

 

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