IS-Destiny-妄想と快楽の翼を持つ少女達 作:バイル77
夜 ブレイク号 カナード私室
カナードの私室、とは言っても内装はそこまでこったものではない。
最新のトレーニング機器、情報収集の為に使用しているPC、クリップボードやホワイトボード、残りはベッドと言う彼にとって必要最低限となるモノしか部屋には置かれていないのだ。
部屋の床には不必要になった書類の束などが乱雑に放置されている。
そんな私室のベッドの上でタンクトップに半ズボン姿というラフな格好で、カナード・パルスは久々のゆっくりとした睡眠を取っていた。
IS学園で非常勤講師としてほぼ強制的に働かされているのと、ラクス・クラインについての調査が重なって流石の彼も疲労に襲われていたのだ。
特別な鍛え方をしていても疲れるときは疲れる。
なので久々に早めの睡眠を取っているのだ。
すでに寝入って1時間が経過していた。
そんなときであった。
音もなく部屋の扉が開かれた。
「……誰だ?」
扉が開き、何者かが部屋の中に入ってきた【気配】を読み取り即座に起き上がり、枕元に置いてあるナイフを構え警戒する。
前世での経験上、寝込みが一番襲われることが多かったのだ。
もっとも彼を襲った夜盗等は全て撃退、殲滅されているが。
「……カナード様、私です、クロエです」
部屋の明かりは落とされているが、目が慣れているためぼんやりとだが【クロエ・クロニクル】
束が娘として育てており、仲間である銀髪の少女であることを確認し、ナイフを下ろす。
彼女はピンク色のパジャマを着ている。
「……何のようだ、クロエ」
「……すみません。またラキーナ様や束様と一緒にホラー映画を見てしまいまして……一緒に寝てもよろしいでしょうか?」
「……はぁ、またか」
カナードが呆れた様子でため息をつく。
クロエは束の優秀な助手であり、仲間の中で唯一ドラグーン適正を満たしている頼れる存在。
なのであるがラキーナや束が教育の名の下に色々な映画を見せることがあり、その中でもホラー映画を見た後はこうして添い寝を要求してくるのだ。
「ホラーなど作り物だ、何度も言っていると思うが……」
「ですが、1人で寝ていると夢の中に出てきて……。カナード様と一緒ならそんなことはないと思うのですが……」
常に閉じている彼女の目に涙が浮かんでいる。
束やクロエはラキーナと違って血が繋がっていないが大事な仲間であり【家族】と認識している。
故に、そういった表情に弱くなったと彼は思う。
悪い気はしないが。
「……勝手にしろ」
長身であるカナードでも充分横になれるサイズのベッドである、彼が少し詰めれば小柄なクロエならば充分横になれる。
カナードがベッドの奥に身体を移動させる。
それを確認したクロエの表情が笑顔に変わる。
そそくさとベッドに移動し、ベッドに上がる。
そして背中を向けて再び寝入ろうとしている彼に感謝の言葉を投げる。
「ありがとうございます、カナード様」
そういった彼女の口には笑みが浮かんでいた。
計算通りと言う笑みが。
――――――――――――
「んちゅ、ちゅぷ、あっ、やはり……大きくて逞しい……んちゅ」
ふと、何かを舐める様な音と声で意識が睡眠状態から覚醒してくる。
それに伴い、むず痒い様な感覚が下半身から昇ってくる。
痛み等の感覚には過去の体験から耐性があるが、今感じる感覚は心地よい【快感】だ。
「っ……?」
目を開ける。
そこにはカナードのズボンを下ろして、熱く固くなった肉棒に愛おしそうに舌を這わせているクロエの姿があった。
その光景を見て一瞬、夢か?と思ったカナードであったが、思考と同時に彼女から送られてくる心地よさは夢ではないと教えてくる。
クロエは舌を亀頭まで這わせ、口を開き、そのまま口に含む。
こう言った感覚には耐性が全くないカナードが心地よさからうめき声を上げる。
「クロエ、何を……っ!?」
「んっ、んむ……あ、ふぁなーどふぁま……おめふぁめになりましたか?」
途中まで口に肉棒を含みつつ喋ったため、彼女の舌や歯が刺激となり脳に快楽を届ける。
「何をして……ぐっ、いると聞いているんだ」
「何って、口を使ってのご奉仕……いわゆる【フェラチオ】と言うものですが?」
「なっ……ぐっ……!?」
彼の言葉に返答した後、再び肉棒を口に含む。
じゅぷじゅるっと彼女の唾液による淫靡な音が部屋に響く。
10人中10人が美少女と返すであろう程整ったクロエの顔が肉棒を激しく吸う度に、頬をへこませるなど変形している。
その光景には一種の背徳感も感じるほどだ。
「んっ、じゅるっ、ぷあっ……ふふっ、どうでしょうか。気持ちいいでしょうか、カナード様?」
「何故、こんな……っ!」
「いつも、じゅるっ……カナード様は休まずに働いていますので……束様とご相談してこう言ったご奉仕で少しでも疲れを癒していただけるかなと……ちゅぷっ、んちゅっ」
「ぐっ、そんなモノは……必要な……っ!」
すでにクロエの口の中の肉棒は限界まで膨張し、彼女の舌には自身の唾液以外の【液体の味】を感じている。
限界が近い事をクロエは察し、舌を這わせる速度、口で肉棒を吸う力を強める。
より強まった快感にカナードが声にならない声を上げる。
「~~~っ!!」
「んふっ、どうぞ、いつでも好きなタイミングで……私に、ください、カナード様」
その言葉がトリガーとなった。
思わずクロエの小さな頭を無理やり押さえつける。
その小さな喉奥に熱い塊を吐き出す。
「んぶっ!? んっ……んっ……!」
だがクロエは吐き出された白濁液全てを喉を鳴らして飲み込んでいく。
一分ほど射精が続き、喉への発射がようやく終わると、彼女は口の中にある肉棒に残っている一滴すら逃さないといった風に吸い付く。
「んっ、ちゅぷ……ぷはぁっ、全部っ、飲みました……っ」
肉棒から口を離して、パジャマに手をかける。
するすると着ているパジャマを脱ぎ捨て、白く透き通るような肌を露出させる。
下着は最初から身に着けていなかったようだ、白い肌には興奮によって朱色がさしていた。
「クロエ……っ」
興奮によって紅潮し、唾液によって淫靡にぬれた雌の顔――今のクロエの顔だ。
先程まで止めろと口には出していたが、今は彼女の雌の顔に見惚れてしまっていた。
彼女が閉じていた瞳。
【黒に金の瞳】を開いて、カナードに語りかける。
「……カナード様、どうぞ」
雌の顔で彼に語りかける――彼は彼女に手を伸ばし、そして――
――――――――――――
「などと言うのはどうでしょうか?」
「いいねっ、くーちゃん、なんだか私興奮してきたよっ!?」
「私もです、なので今日さっそく試してみます」
「うおっ、くーちゃん積極的すぎっ!?」
ブレイク号のミーティングルームでクロエと束が妄想を語っていたのだ。
その後、この計画を実施する為にホラー映画を見てからカナードの部屋に向かおうとしたクロエと束であったが、予想以上にホラー映画が怖かったため、夜に自室からでれなくなったとか何とか……。
時系列的には本編「PHASE27 花の意味」の後になります。