※この作品はR-18です。

ベート・ローガは好かれると同時、弄ばれているようです。   作:飛鳥

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後悔はしているが、反省はしないよ。
絶対しないよ。


第1話

「っ、やめろ、てめえらっ!?」

 

壁際におい込められて、叫ぶ青年が一人。

頭から飛び出るとがった耳は狼人の証、同じく尻尾も。

頬にある稲妻のような刺青は、彼の美形と言える顔立ちを荒々しい印象に上書きしていた。

ただ今、その顔は___

 

「やめろっていってんだろうがっ!?」

 

___焦りと恐怖に歪んでいたが。

 

彼___ベート・ローガの目の前にいるのは、第一級冒険者を含む複数人。

にっこりと微笑む【千の妖精】や、彼の顔の横に手をおいて、ぺろ、と唇を舐める【大切断】。

 

「じゃあ今日は誰がいく?」

「じゃああたしー!!」

 

姉の呼び掛けに、はいっ! と手をあげて答えるティオナに残りのものは少し距離を置く。

ロキ・ファミリア一の俊足を逃がさないように、壁を囲むように半円を描く。

 

「ぉ、おいっ、ティオナっ?」

「なーに、ベート?」

 

いつもの爛漫さを消して、妖艶な笑みを浮かべる少女に、上ずった声をあげるベート。

その姿に笑みを深めると舌を彼の首へと伸ばした。

 

「っ、ゥン…やめっ……」

 

スーッ、と舌が這う感覚に、体を小さく跳ねさせるベートは、力で彼女には敵わない。

押さえつけられてる今は抵抗するすべなど彼にはないのだ。

自由な尻尾でペシッ、とティオナの足を叩くも、有効打ではない。

 

「なにー?もどかしいの?」

「ぃやっ、ちがっ、ぅあっ!?」

 

にやり、と笑うと服の中へとティオナは手を差し入れた。

胸の突起を撫でられると同時、大きく体をのけぞらせ、力が抜けた。

彼等彼女等によくいじられるそこは、既に開発済み。

今や性感帯の1つになっており、彼はそれだけで倒れ混んだ。

 

「ありゃりゃ……」

 

力が抜けてしゃがみこんだ彼に合わせて自分も座り込み、服をずらして顔を胸に埋め、小さく吸い上げる。

 

「ぁあっ!?」

 

そのまま吸い続ければビクビクっ、と体を痙攣させる。

快楽に思考が溺れそうになるとすぐに___

 

「じゃあ終わりー♪」

 

___寸止めをくらうのだ。

 

肩で息を繰り返すベートが請うように回りを見渡せば、【剣姫】が、…ダメ、と呟いた。

 

「……ベートさんの、理性は残しておかないと」

 

ね? と回りに問いかければすぐに頷く。

薄く涙が膜を張る目で見れば、嬉しそうに微笑する。

 

ああ、もういっそ。

溺れさせてくれればどれだけ楽か___

 

そう考えて頭をふる。

理性をなくしたら、ただの獣だ。

それだけは、許せない。

 

中途半端に熱を持った体を持ち上げ、ホームへと戻ろうと歩く。

 

後ろからは、意地悪な子供のような、笑い声が響いていた。




…落ち迷子
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