※この作品はR-18です。

千紫万紅の幻想譚   作:千思万考

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とりあえず欲望をひたすらにぶつけました……


秘封の幸福な隷属(蓮子・メリー)

 定義にもよるが、世に『天才』と呼ばれる人間は割と多い。

単に勉強ができるとか桁数の多い暗算ができるとか、そう言ったありふれた天才も居れば、素粒子の領域を開拓したり宇宙の深淵を覗いたりと、人類史に名を残す天才も居る。

そして俺は、後者に該当する、希少な、真の天才だ。誰かにそう表現されたり評価されたりした訳ではなく、要するに『自称天才』と言うことになるのだが、俺の才能は俺自身の為だけに使う予定なので問題ない。

真の天才ならば、他者に『天才である』と認識される必要性など皆無なのだ。少なくとも俺にとっては、隠した方が都合が良い。

 

 なんと言っても、俺はこの才能をエロ楽しい生活の為に活かすと決めている。

真面目な一般的大学生として日々を過ごしつつ、自らの隠し持った才能でエロに恵まれた人生を送る……実に素晴らしいことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつも通りの、ある一日。予定を全て済ませた俺は、バッグを片手にぶらぶらと大学構内を歩く。

これは日課である。良い女を見つけたら『使わせて』もらい、見つからなかったらきっぱりと諦めて『研究』を進める……そういうルーチンワークだ。

エロ楽しい日々を送る事は最重要だが、それには日頃からの準備が必要。自らの中に強い目標を持ち、それに向かって常に研究と実践を怠らない……そう考えれば、俺はそこらの学生よりもよほど真面目だろう。

 

 様々な場所に隠し持っている『研究の成果』を意識しながら、今日はどちらになるかと考えていると……見つけた。

学内カフェのテラス席で談笑する、黒髪と金髪の二人組。この学内どころか、これまでの人生の中でもそう見た事が無いと言えるほどの美しい女性達!

 

 

 「境界の向こう側で月と星を見たとき、私の瞳にどう映るのか気になっているのよねえ」

 

 「超常的な世界で時間と場所が分かるのか、そうでないのか……確かに気になるところね」

 

 

 何事かを語り合いながらコーヒーカップを傾ける仕草、それだけで凜々しくも可愛くて……何より体つきが良い。

シャツをピンと盛り上げるFカップほどのおっぱいが興奮を誘い、机の下で組まれた足の健康的な肉付きがそそる黒髪の女の子。ゆったりとしたワンピースの上からでも分かる特大のおっぱいを会話の度に揺らし、むちむちな尻のラインを浮かばせる金髪の女の子。

 

 ……どう辛口に評価しても、異性はもちろんのこと同性だって魅了するだろう容姿だ。

そんな超一流の美人が二人も同時に見つかるなど、これは奇跡に違いない。そして、日々良質なエロを求めて過ごしている俺がこんな絶好の機会を逃すなどあり得ない。

 

 普段なら良い女を見つけても事後は後腐れ無く別れているが、この二人組は何としても手元に置いておきたい。

そう考えた俺は天才を自負する頭脳でこれからの展開をシミュレートしつつ、バッグから銀色のシンプルなアトマイザーを取り出す。

 

 

 「バッテリーよし、ポンプよし、薬液の充填状況もよし……」

 

 

 小声で装置の点検を行う。この、片手に隠れてしまうサイズの小型噴霧器こそ『研究の成果』の一つ。

相手を催眠にかけ、洗脳し、支配する。美女を理想の性奴隷に仕立て上げる手法の開発が、俺の研究だ。その情熱の塊、天才的な才能が具現化した成果。……端的に言ってしまえば、これは俺自ら開発した『催眠アイテム』なのだ。

 

 そんな催眠アトマイザーを手の中に隠し持った俺は、カフェテラスに上がり空席を探すふりをして話し込んでいる二人に接近していく。

3メートル程度の距離まで到達すれば、後は簡単だ。顎を触るポーズで隠し持ったアトマイザーを二人に向け、ボタンを押し込み内部の薬液を噴霧。特別仕様のポンプによって、強力な指向性を持たされた無色無臭の薬液ガスが二人の顔面に降りかかる。

 

 

 「……ん? 今……風が吹いた?」

 

 「そよ風かしら、何か水気が有った来もするけど」

 

 

 いかに無色無臭とは言え、顔面で浴びたガスは僅かな違和感を生じさせるには足る物。

扇子で扇がれた程度の風圧は感じるだろうし、薬液の飛沫が肌に当たってもいるのだから。しかし、それは逆に『ガスを吸引した』と言う証明だ。むしろ求めていた反応である。

俺は念のため数秒の間をおき、十分量が確実に吸引された頃合いを見計らってから二人に話しかける。

 

 

 「境界とか、何か面白そうな話してるねえ。俺も混ぜてくれよ」

 

 

 一方的に勝手な事を言って、答えを待たず同じ席に着く。

普通に考えて失礼極まりないし、ナンパにしてもかなり厳しい部類に入るファーストコンタクトだろう。だが、問題ない。何しろ、既にこの二人組は普通ではないのだ。

 

 

 「えー? 急にそんな事言われても」

 

 「もう座っちゃってるし……今更断れないじゃないですかぁ」

 

 

 親密な会話の中に侵入してきた初対面の男へ、この曖昧な反応。客観的に見て、警戒感が異様に欠如していると言えるだろう。

そう、これこそが催眠アトマイザーの……厳密には充填されていた薬液の効能。独自に精製した化学合成物がフェロモン受容体に異常を引き起こし、ごく微量の俺の皮膚ガスで脳内麻薬の分泌を促すよう強く働きかける。

要するにあのガスは、吸入すると多幸感に包まれてリスクを恐れなくなる、俺とのコミュニケーションに極度にポジティブになると言う物なのだ。作用時間に個人差は有るが、最低でも三十分程度は彼女たちを『陽気』にしておける。

 

 

 「ごめんごめん、境界なんて興味深い言葉が聞こえてきたからさあ。俺も個人で色々研究してるから、どうしても話がしたくって」

 

 「うーん、そういうことなら……私は蓮子、こっちはメリー。研究って、何してるの?」

 

 「ちょっと、名前をそんな簡単に……まあいっか、ナンパとかじゃないなら」

 

 

 黒髪の女の子は蓮子、金髪の女の子はメリーと言う名前らしい。こっちから聞き出さずとも自分から喋ってくれるとは、手間が省ける。

俺は内心で笑みを浮かべつつ、先ほど盗み聞きした内容から即興で作り上げた設定を披露する。

 

 

 「俺の研究は、一般的には第六感と定義される人の超感覚を開発することだね。それを通じて境界、超常の世界を覗こうってものさ」

 

 「へえ……凄い! そんな事してる研究室が有ったなんて知らなかった!」

 

 

 まあ知らなくて当然だろう。そもそも存在しないのだから。

普段なら一瞬でバレてしまうような嘘だが、催眠アトマイザーによって酩酊にも似た多幸感に浮かされている蓮子ちゃんには疑念が浮かぶ筈もない。

メリーちゃんも素直に感心した表情だし、二人ともに効果は十分だろう。俺は次のステップに移行するため、さりげなくスマートフォンを机に起き……準備が完了するまでの時間を潰す事にした。

 

 

 「それにしても蓮子ちゃん、エロい体してるよね! おっぱいとふともも、見てるだけで勃起しちゃうもん」

 

 「もぉー、セクハラよそれぇ? 男からは結構無遠慮な視線感じるし、気にしてるんだから」

 

 「メリーちゃんなんかさ、もうおっぱい重くて動くの疲れない? 支えててあげようか、マッサージ付きで」

 

 「そんな事言っても触らせてあげないわよぉ? 重いのは事実だから、肩揉みならしてほしいくらいだけど」

 

 

 もはや体裁を取り繕うこともせず、ただ『女体』へゲスな興味をぶつける。

セクハラだと指摘する、直接胸は触らせない、など一応の線引きは見受けられる。ただ、明らかに許容範囲がおかしい。

一方的に同席してきた初対面の男がいきなりこんな事を言えば、どんなおおらかな女性でも気分を害すどころでは済まない筈だが……二人はまるで、気の合う親友同士の冗談であるかのように笑顔で流すのだ。

 

 そうして数分ほど俺の欲望を満たすためだけの猥談を続けたところで、二人に次なる変化が現れた。

周囲をきょろきょろと見回し始め、何やらそわそわした様子。俺が仕向けた事なので、どのような思考に至っているのかも把握できているのだが。敢えて、すっとぼけて尋ねる。

 

 

 「落ち着かないみたいだけど、どうかした?」

 

 「今更だけど、もう少し人の居ない所で話したい内容になってきたなあって!」

 

 「せっかく楽しい話をしてるんだから、もっと私達だけでリラックスできる場所の方が良い気がするの」

 

 

 二人の反応を見て、先ほどの仕掛けも想定通りに機能した事を確信する。

今、この二人は『目の前の男を連れて誰も来ない場所に行かなければ』と言う思考に傾いている筈だ……俺がスマートフォンから再生させていた、『催眠ミュージック』とでも言うべき音声データに誘導されて。

これは脳の一部に対して働きかけ、本人の意識よりも上位の意思決定として俺の命令を刷り込ませるサブリミナルミュージックだ。スマートフォンから発するこれはあまり複雑かつ強力に命令はできない仕様だが、他のノイズが入る環境でも使用できる調整がしてある。

 

 二人の催眠支配を進めるにあたり、衆人環視の中では流石にこれ以上の事をやりにくい。

俺にも普段は誰も来ない場所……『ヤリ部屋』の用意は有るので、そちらに連れて行ってもよかったのだが。どうせならこの二人の聖域に侵入させてもらうとしよう。

 

 素知らぬ顔で二人の提案を受け入れ、彼女たちが思う『誰も来ない場所』へ向かう。

どちらかのアパートか何かに向かうのかと考えていたが、話を聞くと大学構内にある彼女たちのサークル部屋へ行くとのこと。

蓮子ちゃんとメリーちゃんは二人だけで『秘封倶楽部』と言うオカルトサークルを結成しているらしく、先ほどの境界が云々と言う話もそれに関係するものだったようだ。口ぶりから考えるに、本来なら相当に排他的なようである。

サークル部屋の場所も、存在を知った上で敢えて行こうと思わなければ接近する事すらないほどの僻地。むしろよく彼女たちは其処を見つけたと言うか……教官連中ですら、倉庫か何かとしか認識してないのでは。

まるで迷路のような道のりを歩き、ようやく彼女たちのサークル部屋に入った時には既に十分以上が経過していた。

 

 

 「ようこそ、秘封倶楽部へ。歓迎するわ」

 

 「ありがとう蓮子ちゃん、こんなリラックスできる部屋が有ったなんて嬉しい誤算だよ」

 

 

 やはり元々は備品の保管室か何かだったらしい部屋は、女子大学生二人の手で快適そうな居室に模様替えされていた。

電灯が必要十分な明かりをもたらし、簡易なテーブルと椅子が用意され、ソファベッドまで置いてある。外から持ち込んだとは考えにくいので、インテリア類はこの部屋に元々置いてあったものを流用したのだろう。

窓が無いのでどこか窮屈にも感じられる点を除けば、学生が利用するサークル部屋として中々の部類だ。……人が来ない点も含めて、これからの仕込みが実にやりやすい。

 

 

 「人を招くなんて初めてね……なんだか、不思議な気分。蓮子以外がこの部屋に居ると、落ち着かないって言うか」

 

 「……言われてみれば、そうよね。自分で連れてきておいて酷いけど、妙な勢いで行動しちゃった気も……」

 

 

 おっと、催眠アトマイザーの薬液効果が薄れつつあるな?

カフェで過ごした時間とこの部屋までの移動時間、確かにそろそろギリギリか。もう少し余裕は有ると思っていたが、まあ良い。どうせこの『誰も来ない部屋』まで誘導し終えたなら周囲の視線を気にする必要は無いのだ。

 

 

 「バッテリーよし、発光部異常なし」

 

 「ん、何そ……れ?」

 

 

 俺はジャケットの内側からペンライト型装置を取り出し、理解する間も与えず二人の眼へ光をぶつける。

その瞬間、二人はまるで気絶したかのように沈黙。その場で棒立ちになり、硬直する。瞼は閉じきっていないが、どこを見てもいないガラス玉のような瞳。僅かに聞こえる呼吸音と、それに伴う胸の動きが無ければ、高級な人形のような有様だ。

 

 当然だが、これも俺の開発した催眠アイテムの一つ。

『催眠ペンライト』としか名付けようの無いこれは、俺が最初期に開発した思い入れのある一品。効果も実にシンプルで、ペン先の発光で相手を失神させると言うもの。視覚を通じて特殊な光刺激を送り込み、対象の意識や記憶を司る脳部位を数十分ほど麻痺させる事ができるのだ。

 

 俺は強張った体勢のまま固まった二人に近づく。

蓮子ちゃんに正面から抱きつき、無造作に口づけ。同時に横へ腕を伸ばし、メリーちゃんのおっぱいをワンピースの上から揉みまわす。

服を見ただけでも分かっていたが、メリーちゃんのおっぱいは片手で掴みきれないほどデカく、ずっしりと重量感に溢れている。無粋な布を隔てていながらも、指が気持ちよく沈み込む感触は実に素晴らしい。

そして、目の前にはクールな美貌の蓮子ちゃん。その涼やかな凜々しい眼は光を失い、俺の舌が口内を這い回ろうと何の抵抗も無い。無反応なので性感を高め合う事はできない訳だが、女性を文字通り人形のように蹂躙している征服欲が俺を高揚させていく。

 

 そのまま暫くメリーちゃんのドデカいおっぱいを力任せに揉み続け、ぴちゃぴちゃと水音を立てながら蓮子ちゃんの口を啜り、勃起した肉棒を彼女の腹に擦りつけていたが……これから先の仕込みもしなくてはならない。

肉人形と化した二人を延々と無心で貪り続けていたいが、催眠ペンライトで失神させた目的はこの次にこそ有るのだ。一方的で独善的な愛撫を止め、硬直している二人を引っ張って椅子に座らせる。

 

 

 「騒音無し、意識ノイズは排除済み……サブリミナルは最大限の効果が期待できる」

 

 

 どうも、装置の使用前に声出し点検するのが癖になっている。催眠に用いると言う特性上、これらのアイテムは状況不適や動作不良で相当に不味い窮地をも作りかねないからだ。

安全の為に独り言を呟きつつ、バッグから二人分のヘッドホンを取り出す。そしてスマートフォンと無線接続、『催眠ミュージック』を流せる状態にして蓮子ちゃんとメリーちゃんに被せる。

仕組みとしては先ほどカフェでスピーカー再生した時と変わらないが……今回は雑音が入らない環境で、ヘッドホンと言う密閉型音源を使用し、無意識状態に陥れていると言う好条件が重なっている。想定された効果を最大限に発揮し、命令を絶対の真理として刻みつける事ができるだろう。

 

 二人に仕込む命令は『俺の発言は全てが多大な説得力に満ちており、俺の行為は真に自分たちを気遣ったものなので受け入れて当然』と言うもの。

無意識状態への命令なので、本人達の雑念や解釈の差異による行き違いが発生する余地は無い。虚ろな眼でぼうっとしている彼女たちを『催眠ペンライト』による失神から回復するまでこのまま放置し続ける。

 

 

 「うぅん……? 耳に何か……」

 

 「え、なんで座って……!?」

 

 

 命令音声を5ループほど繰り返したところで、二人はほぼ同時に意識を取り戻した。

彼女たちの記憶は軽率な行動に疑問を持ち始めた辺りから急に途切れている事になるので、混乱するのも当然だろう。俺は素早くヘッドホンを外し、笑顔を浮かべながら言ってやる。

 

 

 「どうでもいいでしょ、そんな事」

 

 

 瞬間、二人から混乱と疑念の色は消え。常識を説かれたように、俺へ照れ笑いを返す。

 

 

 「まあ、そうよね。気にすることでもないか」

 

 「うん、ちょっとクラッとしただけよ」

 

 

 ……こみ上げる衝動を隠さず、俺も悪意の笑みを浮かべる。

ここまで来れば、もう彼女たちは俺の性奴隷と化したも同然だ。無意識下へ刻み込んだ洗脳を自力で解くことなど不可能だし、外部からのカウンセリング等に対しても排除するようプログラムしてある。

ただ、俺は精神を操っただけでは満足できない。その体を文字通り完全支配し、真の意味で肉人形に堕とす……それが、最終目的だ。

 

 

 「ところで、さっき話していた俺の研究についてなんだけど。二人にも被検体になってほしくてね」

 

 

 怪しまれない為の注意など、もはや必要ない。俺は懐からシャープペンシル型装置を取り出し、押しつけるように二人へ手渡す。

 

 

 「第六感、超能力の開発、だったわよね。貴方の頼みなら勿論なんだってするけど、このシャーペンで何をすれば良いのかしら?」

 

 「スプーン曲げみたいな事でもすれば良いのかしら……こう、ぐにゃぐにゃって」

 

 「はは……それね、シャーペンじゃないんだ。怪しまれないような外見にしてるだけで、実は注射器なんだよ。中身のナノマシンを投与する用途でね」

 

 

 そう。これこそが、他者を真の意味で支配する為の最終段階と言えるアイテム『肉体改造ナノマシン』。

注射する必要が有るのでおいそれとは使えないが、一度使用してしまえば血管を通って脳やその他臓器に定着し、そこから出した指令によって文字通り人間を造り替える最高傑作だ。……流石に普通の注射器を持ち歩くのは色々と不便なので、シャーペンに偽装した無針注射器とセットで運用している。

 

 

 「使い方は見ての通り、ペン先部分を腕に押し当てて上のボタンをノックするだけ。後はそのナノマシンが二人を『開発』してくれる筈さ」

 

 「へえ……すごい発明ね! 是非とも理論を聞きたい所だけど、まずは実体験から!」

 

 「蓮子ったら、子供みたいに眼を輝かせちゃって……でも、とっても興味が有るわ、私も!」

 

 

 実の所、注射するだけなら催眠ペンライトで無意識に堕としたまま俺がやった方が早い。

では何故わざわざ回りくどい事をしているかと言えば、その方が興奮するからとしか答えようが無い。『自分たちを不可逆に変えてしまうナノマシンを、笑顔で自分たちに射つ』光景が、俺はどうしようもなく好きなのだ。

 

 蓮子ちゃんとメリーちゃんは俺の言葉を妄信し、それぞれ自分の腕へとナノマシンを注射。そして……

 

 

 「ん、ひぃぃ……っ!? き、きもち、いっっ♥♥」

 

 「あ。あぁ……イク、イクっ、イクっ♥♥」

 

 

 二人は突然にびくびくと震え、絶頂する。瞬時に脳へと到達したナノマシンが、動作試験の一環として快感神経を直接刺激したのだ。

誰もが惹かれる美貌をだらしなく歪め、正しく法悦を極めた様子で力なく机にくずおれる二人。俺はナノマシンが正常に定着、機能している事に満足しつつ最初の『命令』を行う。

 

 

 「二人とも、これから妊娠機能は停止ね。その上で、全ての性欲は俺だけに向けるように」

 

 

 性欲云々はともかく、妊娠するなと命じたところでそんな事は物理的に不可能だ。

しかしこれは彼女たちの脳を介した、ナノマシンへの指令である。超小型の意思なき機械が二人の体組織を蹂躙し、分泌系を屈服させ……蓮子ちゃんとメリーちゃんは、尊ばれるべき人体の神秘を簒奪される。俺の、精液を思う存分に注ぎ込みたいと言う身勝手な欲望によって。

 

 

 「じゃあ、まず蓮子ちゃん。君には肉オナホになってもらうから。俺のチンポケースになる事が、人生で最高の幸福だよ」

 

 「わか……り、まし、たぁ♥♥」

 

 

 蓮子ちゃんがオナホと言う言葉を理解しているのか、していたとしても都合良く俺に奉仕できるのか、などと言う心配は無い。それらの知識や技術は、順次ナノマシンから脳へ直接刻みつけられるからだ。

理知的な美貌の女子大生は、根源から存在意義を塗り替えられ……そのマンコで俺を気持ちよく射精させるだけの生体ダッチワイフへと変貌する。

 

 蓮子ちゃんはチンポ、チンポ、と呟きつつ常軌を逸した笑みを浮かべ俺に駆け寄ってくる。それをソファベッドに寝転がりながら迎えつつ、いまだ机に俯せぼんやりと笑うメリーちゃんにも命令を出す。

 

 

 「メリーちゃんにはとりあえずミルクサーバーになってもらおうかな。そのドデカい重量級おっぱいに母乳を溜め込んでおいてね、俺に授乳するとこれまでの人生が無意味に感じられるほど幸せになるよ」

 

 「ぼ、にゅう……授乳。幸せに、幸せになりますっ、なりたいですぅ♥♥」

 

 

 メリーちゃんもまた、幸せの奴隷となり。至福の予感に口元をだらしなく歪ませながら、自分のド爆乳を揉みほぐし始めた。流石に母乳が噴き出るようになるまでは、もう少しだけ時間がかかりそうだな。

 

 

 「チンポ、チンポっ、チンポぉ♥♥」

 

 「おっと……ごめんね、チンポ入れて腰振る以外の事分からないバカになっちゃってたかぁ」

 

 

 メリーちゃんに命令している間に蓮子ちゃんは俺にのし掛かり、下腹部を俺の股間に押しつけ体を揺すっていたのだが。

互いに下着どころか服すら脱いでいないので、当然ながら挿入が上手くいく筈もない。どうやらナノマシンの干渉や脳内麻薬が強烈過ぎて、人として重要な情報が欠損してしまったらしい。

少し会話するだけでも把握できた天才的頭脳は、脱衣と言う行為や概念すら忘却した姿からは見る影もない。おそらく言語機能にすら異常をきたしている蓮子ちゃんに堪らない愉悦を覚えつつ、仕方ないなあと互いの服を脱がしていく。

 

 

 「まあ、チンポケースに知能なんて必要ないよ。適当な所でリカバリしてあげるから、今は肉オナホの仕事をしててね」

 

 

 互いの下半身が晒され、準備が整った。

蓮子ちゃんは俺の勃起した肉棒を見て、ようやくやるべき事を正確に把握したようだ。水たまりを作りそうなほど濡れそぼったマンコを両手で広げ、腰を動かしチンポへと宛がう。異様に瞳孔の開いた目で、寸分違わず裂け目と亀頭を接触させた彼女は、そこで体重をかけ一気に腰を沈めた。

 

 

 「ん、ぉっ♥♥ チンポきたぁああっ♥♥ さいこぉぉ♥しあわせぇぇぇぇ♥♥」

 

 「おおっ、これは……!」

 

 

 熱く蕩けきった膣内。蓮子ちゃんのナカは俺のチンポを絡め取るように締め付け、別の生き物が蠢くかのように無数のヒダで刺激してくる。

……俺は蓮子ちゃんの妊娠機能こそ弄ったが、膣構造などには手を加えていない。文字通り天然の名器だ、知性に溢れ美貌を誇り更にマンコも極上とは何という完璧な女性! そしてそんな蓮子ちゃんを肉人形に堕とし、高級オナホとしてコキ捨てることのできる俺は何と恵まれているのだろう!

 

 

 「あ、へっ♥ へぇっ♥♥ ひ、ひひっ♥♥ チンポすきぃぃぃぃ♥♥ だいすきぃぃぃぃぃぃ♥♥♥♥」

 

 「うぉっ……!」

 

 

 あまりの名器ぶりに挿入しただけで満足しかけてすらいたが、蓮子ちゃんが腰を振り始めた事で快感は更なる高みに昇った。

一見して力任せに上下運動しているだけに見える蓮子ちゃんだが、ナノマシンの情報は彼女へ知能と引き替えに熟練の娼婦ですら霞むほどの奉仕技術を与えている。

腰を振りながらも緊張と弛緩をランダムに切り替え、キツく締め付けたかと思えば柔らかく包み込み、チンポを飽きさせない膣内。精密にカリ首を捕捉し、常に絡みついて快感を与え続けるヒダ。単に真っ直ぐ膣奥へ飲み込むのではなく、時には捻りも加えてチンポの先端を膣壁へ押し付ける腰の動き。

健康的に肉付いた蓮子ちゃんの尻は掴むだけでも柔らかい感触を返してくれて、心地好い重さで俺の股間を適度に圧迫してくれる。

 

 正に究極の肉オナホ、至高のチンポケースだ。俺はひとまず蓮子ちゃんの動きに任せておき、清楚なワンピースを漏れ出た母乳で白く汚しているメリーちゃんに再び命令する。

 

 

 「おっぱいミルクサーバーメリーちゃん! 授乳の時間だよ、母乳吸わせて!」

 

 「はい……っ♥️ 授乳します、幸せになりますっ、母乳ドバドバ出しますっ♥️♥️」

 

 

 メリーちゃんはふらふらとした足取りで……しかし俺の口元を凝視し、歩み寄ってくる。

幸せになる為には無粋な障害でしかないワンピースを破るようにはだけ、どろどろに濡れたブラも剥ぎ取って、その超重量級おっぱいを何ひとつ躊躇わずまろび出す。

それなり以上に女性経験のある俺も見たことが無いレベルでドデカい爆乳、それでいて形も整い、重力に反抗して上を向く若々しさの塊。しかし俺がその偉容に圧倒される間もなく、メリーちゃんは親指ほどに膨らんだ乳首をピンク色に色付いた乳輪ごと俺の口に押し込んでくる。

 

 

 「ああぁぁぁああっ♥️♥️ お、お、ぉおおおおお゛♥️♥️ ぼにゅうででるっ♥️しあわぜぇっ♥️♥️ しあわぜぇぇぇぇええええ♥️♥️♥️♥️」

 

 

 俺の口に含まれた瞬間、メリーちゃんの爆乳からは箍が外れたように母乳が噴き出す。

同時に白目を向き、気が狂ったように……いや、実際に『これまでの人生を無意味にする幸福』に発狂し、壮絶な絶頂を迎えながら獣のような嬌声を上げる。揉む事も、吸う事すらせずとも激しく噴出する母乳は、本人の泥沼な幸福を反映したかのようにドロドロと濃く甘い。俺まで幸せになるようだ。

 

 顔に押し付けられるメリーちゃんのド爆乳はすべすべと滑らかで、甘く立ち上る乳の香りが俺を幸福の境地へと誘っていく。

そして尽きず流し込まれる、喉を潤す至上の甘味。赤ん坊をあやすように俺の上半身を抱えつつ、その実互いに性欲と悦楽を貪る為だけの屈折した授乳。どっしりと重く、しっとりと柔らかく、たっぷりと揺れる。そんな巨大なおっぱいから噴き出る、温かく濃厚な母乳の何と甘美な事か!

メリーちゃんの淫らな叫びは聴覚すら快感に染めていき、頭全体がおっぱいに溶けていくようだ。押し付けられた爆乳を左右から鷲掴み揉み上げ母乳を更に搾り出してやると、メリーちゃんは背筋を折れそうなほど反らし、しかしおっぱいだけは突き出すように俺の口から離さず、限界を超えた快楽に咽び泣く。

 

 

 「ああああぁぁぁああああああっ♥️♥️ もっと吸ってぇ♥️飲んでぇ♥️♥️ わたしのおっぱい飲んでぇっ♥️♥️♥️♥️ なんでも、なんでもやりますぅ♥️♥️ 境界なんか知らないっ♥️蓮子なんかどうでもいいっ♥️あなたにおっぱい吸われて母乳出すのが一番しあわせなのぉぉぉおおお♥️♥️♥️♥️ 授乳だけできれば他にはなにもいらないのぉ♥️♥️♥️♥️」

 

 

 蓮子ちゃんに比べれば、まだ随分としっかり言葉を喋っている方だけど……メリーちゃんも脳を焼き尽くす幸福に潰され、もはや正気の欠片も無い。

メリーちゃんの価値観は『俺に授乳する』だけが唯一の物となり、それ以外の全てには二度と価値を見出だせないだろう……少なくとも、俺がこのまま放置すれば。

 

 

 「チンポっ♥️チンポぉっ♥️♥️チンポぉぉぉぉっ♥️♥️」

 

 「んっ……く」

 

 

 思わず声が漏れる。全自動肉オナホ、蓮子ちゃんの性奉仕がそろそろ堪えられなくなってきた。

あまり早く射精するのも勿体ないと思い、メリーちゃんの母乳を堪能していたが……そろそろ良いだろう。俺は名残惜しいながらも一旦メリーちゃんのおっぱいから口を離し、蓮子ちゃんを『労う』。

 

 

 「蓮子ちゃん、元々の知能を回復して。俺の射精を子宮に受ける事が存在意義の全てと、しっかり認識してね」

 

 「あ、あはぁああああっっ♥️♥️ は、いぃ♥️♥️ 肉オナホの蓮子はぁ♥️あなたにせーえき注いでもらうのが生き甲斐ですっ♥️♥️♥️♥️ 子宮をあなたの精子で満たしますぅ♥️♥️♥️♥️」

 

 

 せっかくなので、蓮子ちゃんにもその冴えた頭でしっかりと幸福を認識して欲しい。素晴らしいチンポケースを提供してくれた御褒美だ。

 

 

 「おっぱい♥️おっぱいっ♥️♥️おっぱいぃぃ♥️♥️♥️♥️ お願いだからおっぱい吸ってぇ♥️♥️ おっぱいの先っちょが切なくて仕方ないのぉ♥️♥️♥️♥️」

 

 

 堪え性の無いメリーちゃんに苦笑しつつ、断る理由は皆無なので再びおっぱいを口に含む。俺だって母乳を飲めないのは辛い時間だったのだ。

 

 メリーちゃんの母乳おっぱい、蓮子ちゃんの極上マンコ。

むっちりと包む最高の女肉……絡み合う体が、いよいよ俺を絶頂に導く。何の気兼ねもなく蓮子ちゃんの尻をぐいっと掴み、チンポを奥底に突き刺して。

 

 

 「あっ♥️はぁあああああああんんんんんんんぅぅぅぅうううう♥️♥️ びくんびくんって脈打ってるぅ♥️♥️ あっついせーえき出てるぅ♥️♥️♥️♥️ 子宮が溺れちゃううううぅ♥️♥️♥️♥️」

 

 

 ドビュルッ、と音さえ聞こえそうな勢い。竿の内側を駆け上ってきた白熱を、俺は少しも我慢せずに吐き出した。

同時に力一杯メリーちゃんのおっぱいを吸い込み、枯らすほどの勢いで母乳を飲み込んでいく。メリーちゃんは有り余る『幸福』を遂に許容できなくなったらしく、糸の切れた人形のようにくてっと倒れかかってきた。

 

 二人は俺の所有物。俺の命令に従って、体さえも造り変える肉人形。限界だって俺が決める事だ……

俺は感動に打ち震えている蓮子ちゃんにピストン運動で答えてやりつつ、力なく項垂れるメリーちゃんのおっぱいを揉み吸い続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつも通りの、ある一日。予定を全て済ませた俺は、バッグを片手に大学構内を歩く。

向かう先は構内の奥まった場所にある、サークル部屋。これは新たな日課だ。研究に一区切りがつき、エロのみに専念できるようになった今、わざわざ他の女を探す意味もない。

俺は勝手知ったる足取りで、迷路のような道筋を進み……目的の部屋の、扉を開いた。

 

 

 「あっ……♥ もう、待ちくたびれたわよぉ♥♥」

 

 「蓮子ったら、さっきからずうっとオナニーしてたもんね♥」

 

 「そう言うメリーも、ひたすらおっぱい弄り続けてたじゃない♥♥」

 

 「だってぇ♥ 吸ってもらわないと母乳が溜まる一方で、気が狂いそうなんだものぉ♥♥」

 

 「まあ、私もチンポ入れてもらわないと生きてる気がしないしぃ♥♥ お互い様ってとこかしら♥」

 

 

 媚びきった姿と声で出迎えてくれる、蓮子ちゃんとメリーちゃん。

最低限の理性と人格は維持して日常生活を送りながらも、俺の与えた命令を至上の物として行動する……今の二人は、それだけの存在だ。

当然、境界を追い求めるオカルトサークルとしての『秘封俱楽部』など消滅済み。俺を悦ばせる為だけのセックスサークルへと変貌している。

 

 

 「さぁ、肉オナホの蓮子に逞しいおチンポを……♥♥」

 

 「おっぱいミルクサーバーのメリーも味わってくださいっ♥♥」

 

 

 美しく、可愛らしく、いやらしい体の女子大生。

そんな二人を根源から完全に支配している……その事実に満足を極めながら、何度抱いても飽きる事のない蓮子ちゃんとメリーちゃんを今日も貪る事にした。




これまでが異能力による催眠だったので、今回は科学の催眠アイテムをモチーフにしたいと考えていました!
……結果的にはあまり変わらないのですが!
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