復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
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例の赤い部屋
そこでは
絵理奈が黒い手袋をはめて
次のターゲットを見据えていく
白い額縁に張り付けられている
複数の数の顔写真のうち
一枚の写真をはがすと
その写真を
金魚の入った
金魚鉢に沈めた
「さあ・・・
どうなるかな・・・」
絵理奈はそう言って
ノートパソコンを開く
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翌日
学校のほうは閑散としていた
無理もない
3組で8人と四組で七人の生徒が
事情は違えど不登校になっているのだから
絵理奈はそんな様子を
じっと見据えていた
絵理奈は教室に入ろうとすると
何やら隣の3組の教室が騒がしい
絵理奈は何事かと
覗き込んでみる
するとそこでは
真莉グループのリーダー格の一人
渋谷 真央が
取り巻きの女子たちとともに
彩奈の服を脱がせて行こうとしていて
それを周りのクラスメートが
騒ぎ立てている
すると
「何やってんのよ!
じれったいなあ
私たちが手伝ってあげる」
と真莉グループの一員である
稲葉 結衣と岡崎 杏奈が
彩奈の服を脱がしにかかっていく
もしもあの服を脱がされれば
彼女はあられもない姿になるだろう
彩奈は観念したのか
弱弱しく目をつぶる
そこに
パンパンと手をたたく音が響く
「はいそこまで!」
絵理奈がそう言って
教室の窓越しからそれを制止する
「まったく・・・
教室が騒がしいと思って
様子を見たら・・・
いい年して何大人げない真似を
しているの?」
「絵理奈ぁ・・
邪魔するつもり?」
「それはこっちのセリフ!
もうすぐ先生が来るんだから
こんな子供っぽい真似はもうやめなさい
ただでさえいろいろ問題が起こって
先生方はピリピリしているのに・・・
あなた達もその彼らの二の舞に
なりたいんですか!」
「んだとてめえ!」
反抗しようする真央だが
「やめなさい真央!
絵理奈の言うとおり
もうそこに先生来てるから!!」
「そうよ!
あんた学校にもう来ないつもり!?」
残りの真莉グループのリーダー格の二人が真央を止めた
「詩織、真莉・・
あんたたち絵理奈の肩を持つ気?」
「あなた前の美術の時
絵具セットを貸してもらった恩を
あだで返す気!?」
「それに今先生に目をつけられたらまずいよ!?」
「ぐう・・」
真央は二人に言い寄られ
舌打ちしながら席に戻っていく
彩奈は急いでトイレに
向かっていく
「これで前の借りは返したからね・・」
真莉は一人静かに
教室に戻っていく絵理奈に
つぶやくのであった
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絵理奈はその後
トイレに向かう
すると
「・・・・はあ・・・
まったく大人げないねあなた達・・・
さっきの腹いせのつもり?」
絵理奈はあきれたように
後ろに迫ってきた三人の女子生徒に
語りかけてきた
「ちょっと人に親切にしたからって
いい気にならないでくれない?」
3年3組 出席番号13番
渋谷 真央
「早乙女 絵理奈、っつったっけ?
ちょっと周りからからちやほやされてるからって
いい気にならないでくれる?」
同じく3組 出席番号3番
稲葉 結衣
「そうよ!
何様のつもり?」
同じく3組 出席番号4番
岡崎 杏奈
三人とも真莉グループで
彩奈を積極的にいじめているメンバーだ
「私は私が正しいと思ったことを
しただけよ?
それに私が止めなかったら
あなた達のところの担任に見つかって
あなた達下手したら学校に来られなくなるのよ?
感謝こそされど責められる筋合いはないわ」
「・・・何それ?
マジメぶって自分は
正義の味方気取り?
そういうのが・・
むかつくんだよ!」
と絵理奈につかみかかる真央
「やれやれ・・・
あまり大声を出さないでくれる?
キンキン響いて耳がこそばゆいから」
「てめえええ!!」
と絵理奈に殴りかかるも
それを止める絵理奈
「イラつくとそうやってすぐに手を出す・・・
本当に子供だよね」
「このぉ・・」
再び拳を繰り出そうとする真央
とそこに
「や、やめて!」
制止の声が響く
その相手は
「彩奈ちゃん・・・」
3年3組 出席番号25番
藤沢 彩菜
彼女であった
「てめえ・・
誰に向かって
口きいてんだぁ?」
「別に私に何をしてもいいわ・・・
でもだからって
他人を巻き込まないで!」
すると真央は
彩奈の髪を乱暴に引っ張る
「いい度胸じゃねえか・・
だったらお前が代わりに
誠意を見せろや!」
「っ!」
と彩奈を奥に連れ出そうとする真央
彩奈は覚悟を決めて
攻めを受けようとする
とそこに
「あんたたち何やってんの!」
そこに声を上げてきたのは
3年3組 出席番号10番
窪田 恵美
彼女であった・・・・・・・・ ・・
「あんたたち・・
彩奈に飽き足らず
早乙女さんにまで手を上げるつもり!?」
「な、何よ
ちょっと遊ぼうと思っただけじゃん」
恵美に対して杏奈は告げる
「遊ぶ?
トイレに行った早乙女さんを
待ち伏せて
早乙女さんに手を上げようとして
それを彩奈に止められた挙げ句
彩奈に八つ当たりしようとしてたようにしか見えないけど!?
こんなの遊びの常識を超えてるじゃない!」
「何それ?
説教でもするつもり?
結子の金魚のふんの分際で」
結衣が前に出る
「あんたたちこそ結子が休んでるからこそ
彩奈にこんな真似してるんでしょ?
いっつもなら結子にビビって陰でしか仕掛けてこないくせに
真莉のグループだからって調子に乗らないでよ!
所詮下っ端のくせに!」
結衣にそう言い放ち
恵美は真央に向きなおる
「彩奈を・・
離しなさい!」
真央は気に入らないようにつぶやく
「何よ
あんたたちだって
彩奈のこと突き放したくせに
今更友達面するつもり?」
「そうね・・
確かに結子は彩奈を
突き放した・・
私もそれについていった・・
でもやっぱり私は・・
彩奈にこんなことをする
あんたたちのこと見過ごせない!」
すると
「調子に乗らないでくれる
確かにあんたと結子のおかげで
彩奈に本気で攻撃できないのは認めるけど
でもそんなので引き下がれるほど
私は大人じゃない
結子のいないあんたに
いったい何ができるの?」
真央が口を開く
「結子も私もね
あんたたちには本当に腹が立ってるの!
結子が突き放したとたんに
いじめをエスカレートさせていく挙句
さらに調子に乗って男子にまで巻き込んで
挙句に自分たちのいじめを止められた腹いせに
関係のない早乙女さんまで巻き込もうとするなんて・・
・・・もういい加減にやめなよ!
これ以上みてるのつらいよ!」
恵美の言葉に驚いた様子を見せる彩奈は
恐る恐る話しかける
「恵美・・・今の話
本当なの?
結子と恵美は実は陰で私を守っててくれたの?」
すると
「・・・うん
私は結局ほとんど何もしてないけど
結子が男子ににらみを利かせていたの
でも私たちだけじゃ
目も届かないところまでは何もできなかった
結子はね
過去のトラウマからで彩奈のことを突き放してしまったの・・
結子は怖かったんだよ・・
あの時のように自分が動いたせいで
彩奈のことも傷つけてしまうのが・・
だから彩奈を突き放して
自分にかかわらないようにしたんだよ・・
でも信じて・・
結子は今でも
彩奈のことを思ってるから!
もちろん私もね!!」
恵美は涙ながらに彩奈に答えた
彩奈もふいに涙が流れていく
「そんな・・・
じゃあ私・・・
結子や恵美のこと・・・
ずっと誤解して・・・」
「私や結子が
理由もなく彩奈のこと
嫌うわけないでしょ?
ただ
私は結子の気持ちもわかるから
結子の気持ちを尊重していただけ・・
でも・・
どんな事情でも
結子も私も彩奈のこと
突き放しちゃったことは事実だし・・
こんなの都合がいいかもしれない・・
でも言わせて・・
今までごめんね・・」
彩奈はその言葉に
大粒の涙が一気にあふれ出した
自分は愚かにも恵美にも復讐を企ててしまった
恵美だけではなく
今学校に来ていない結子にもだ
彩奈は同時にほっとした
復讐を行う前に恵美と結子の気持ちに気づくことができたのだから
すると
「真央!
真央!!」
そこに詩織が入ってきた
その後ろには
グループの代表
結城 真莉
以前彩奈が助けた
若槻 梨乃
彩奈の幼馴染の
塚本 美穂
アイドルオタクの
古賀 美里
すでに来ている真央、結衣、杏奈も含め
真莉グループ8人が勢ぞろいした
「急いで教室に戻ってきて!
大変なことが起こってるから・・・」
詩織がいつもと違う様子で
その場にいる面々に告げる
「例の赤い封筒のことなんだけど・・
とんでもないことになってるの」
「赤い封筒・・?
まさかまた誰かに届いたの!?」
「いいえ・・
きっとそんな話では収まらないわ・・」
すると話についていけない真央が話に入る
「ちょっと
私たちにも教えなさいよ
詩織
なんのことだかさっぱりよ」
「とにかく視聴覚室に集合・・・
そうすればどのみちわかるし」
「へえ・・
面白いじゃん・・
最近噂になって津赤い封筒を送り付けてるやつが
今度はどんなこと仕掛けてるのか・・
楽しみになってきたね・・」
真央が興味を惹かれていく
恵美は何も言わず
ただその話を聞いている
「彩奈、行こう・・・」
「・・・・・・・」
恵美はただ彩奈の腕を引いて
一緒に出ていく
絵理奈は一人残されたところで
一人ひそかに笑みを浮かべていたのだった
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視聴覚室
そこでは3組と四組を中心に
全校生徒が集められていた
プロジェクターに
ある映像が流れていく
「これは今日今朝
学校に送られてきた映像です・・
まずはこちらを・・」
とスイッチを入れる教師
その映像に移っているのは
一人の縛られた大柄な少年であった
「おい
マジか?
こいつって大久間じゃね?」
男子生徒の誰かがつぶやく
「おい、奥から誰か来たぞ・・・・」
3年3組 出席番号12番
小林 政俊
杏奈の恋人である彼が奥から現れる人物たちに気づく
そこに現れたのは四人の人物だった
それぞれ形状の違うクロークを着込んで
頭にはそれぞれマスクや仮面などをして
顔を隠している
すると
『フフフフ・・・』
奥からまた一人
別の人物が現れた
「なんやこいつ・・・・・
ほかの奴に比べても
本間に不気味やな・・・・・」
3組 出席番号20番
辻村 健太郎
彼がこの場にいる一同の気持ちを
代弁する言葉を述べた
『ごきげんよう
白咲高校に通うもの達よ
ここにいるこの男は
お前たちも知ってる通り
不正を働きこの国の実験を牛耳ろうとした
愚かな政治家の息子だ
この男自身も自分が気に入らない者
自分に歯向かったものをこの愚かな父親の権力を
傘にとって退学に追いやっていき
多くの者達の人生をふいにしてきた・・・
この愚か者のしてきたことは決して許されるべきものではない・・・
ゆえにここで裁きを下す・・・』
『ひぃ!
やめろ!!
やめてくれええええ!!!!』
『私は裁判官にして執行人・・・
今ここで私がこの物に
法に代わって裁きを下す』
とその人物は大久間の顔を覆っていく
『むご・・・・
むごごごご・・・・
ごお・・・・』
しばらくたち
大久間は動かなくなっていくのだった
「ど、どうなってるの・・
大久間の奴動かなくなった・・」
「たぶん口を鼻塞いで
窒息させたんや・・・・・」
恵美の問いに
健太郎が思わず答えた
すると
『これで裁かれるべき人間が
また一人裁かれた
だがまだこれで終わりではない・・・
なぜなら裁かれるべき人間は
まだそこにいるからだ』
と仮面の人物は画面に向かって指をさす
生徒たちは理解が追い付かない
すると
『どうやら自分たちの行いを
理解できていない者がいるみたいだな・・・』
そう告げると指をさしていた手を下ろし
仮面を外していく
「あ、仮面を外した!
けど・・」
恵美は叫ぶがその人物は
画面の外に出てしまうと
画面が突然何かにおおわれるように見えなくなった
『お前たちの中にお前たちがかつて犯した罪を理解できていない
者たちのために私がお前たちの罪状を告げてやる
今よりおよそ3年前・・・
お前たちの同学年だった一人の男子生徒がいた
その男子生徒は運動も勉強もできたが
過去のトラウマのせいで人間性が大幅に欠けてしまった
そのことから彼は多くの生徒たちに目をつけられてしまっただ
彼のもとにいた幼馴染の少女の助けもあり
いじめに発展していくことはなかった・・・』
「幼馴染?」
画面から流れるその不気味な声に
健太郎はつぶやいた
『だが夏ごろに
一人の女子が転校してきた
彼は彼女と出会い
かつてなくしていた人間性と取り戻していき
二人は結ばれ・・・
彼女の幼馴染とその友人三人の六人・・・
冬のダイヤモンドに例え
そのグループは常に一緒だった・・・』
「冬のダイヤモンド・・?」
「・・・っ!?」
真莉と詩織は何かに気づく
『だがそんな日常も
やがて突然崩壊した
彼と出会ったときのことしか
知らなかったもの達は
彼が笑顔で過ごしていくことを
よく思わず・・・
彼の恋人だった
その女子生徒を拉致し・・・
彼をそこに呼び出し・・・
彼にその彼女を強姦させた・・・』
「お、おい!?
それってまさか・・」
3年3組 出席番号9番
北浦 亮
彼が述べている言葉を理解する
政俊もそれを理解する
「画面に映ってるこいつって・・・・」
「誠二・・
なのか!?」
ざわめきを隠せない生徒たち
理解が追い付かないものと逆に理解して
動揺するもの
それらが一丸となってて騒ぎ始める
『私はお前たちを絶対に許さない・・・
彼を犯罪者にしたものも
それに加担したもの
それに見て見ぬふりをしたもの・・・
その者たちにしかるべき裁きを下すまで
絶対に止めることはしない・・・
どこにいても無駄だ・・・
お前たちが裁きを受けるまで
決して逃げられると思うな?
私はすでに
14人の許されざる者たちを
すでに裁いた・・・
全員に相応の裁きを下すまで・・・
この恐怖は決して終わらない・・・』
「14人って・・
まさか結子も!?
何でよ誠二!
誠二と結子は姉弟のように
仲が良かった幼馴染じゃない!!」
と思わず画面につかみかかっていく恵美
「落ち着けって!
動画越しに訴えても
届かないよ・・・」
「でも・・」
すると
「何よそれ・・
私は知らないわよ・・
あんな事件起こしたほうが悪いんでしょ!?」
結衣が混乱して
立ち上がり後ろに下がっていく
すると恵美は
結衣に向かってつかみかかる
「ひぃ!」
「しらじらしいこと言わないで!
結子から聞いてるよ!!
あんた、誠二に肉体関係を迫ってたって!
でも誠二はあんたに気遣って
拒み続けてた・・
だってあんたには哲也っていう恋人がいたことを
知っていたから・・
なのにあんたはそれを逆恨みして!!」
「な、ち、違うわよ!
迫られてたのは私の方よ!!
でもそれを拒んだらアイツ・・」
と複数の男子生徒が恵美を抑える
「恵美・・
気持ちはわかる・・
でも感情的になっても
しょうがないだろう・・
俺だって誠二のこと助けられなかったから
その悔しさはわかる・・
でも・・
今ここで問題を起こしたら
誠二を止められる奴がいなくなっちまう・・
ここはこらえるんだ・・
俺も協力する・・
だから今は誠二を止めよう・・」
「亮・・」
亮の言葉に恵美は冷静を取り戻す
『そして今日・・・』
そこにさらに言葉が続く
『この映像がこの学校に届いた
その時にこの場に赤い封筒が届く・・・
次に罰を受けるのはそのものだ・・・
誰なのかは教えない・・・
お前たちは苦しまなくてはならない・・・
それがお前たちに与えられる厳罰・・・
お前たちに平穏な明日など・・・
届きなどしない!
覚えておくがいい・・・』
と画面が元に戻り
仮面をしたその人物は
動かなくなった大久間をその場に残し
四人の人物とともに奥へと消えていくのだった
「誠二・・」
恵美は閉じられた画面を
泣きながら見つめていた
すると
携帯の着信音が響く
それは
「・・・私?」
恵美だった
恵美は画面を見てみると
驚愕した
なぜならそれは
赤い封筒を模したメールだったからだ・・・・・・・・ ・・
「嘘・・!?」
恵美は驚愕し
慌てて視聴覚室から
出ていくのだった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
恵美は屋上にて
メールを開く
すると
『もしもし・・・』
「その声・・
結子!?」
何と相手は結子だった
「よかった・・
電話にかけても出ないから
心配したんだよ・・
大丈夫?」
『・・・・ねえ、恵美・・・
実は昨日例の赤い封筒がまた届いたの・・・
南の魚座の星座のカードと一緒に・・・
そこには手紙があってただ短く
こうつづられていたわ・・・
裏切者、ってね・・・』
「・・・え?」
『それで分かったわ・・・
私に赤い封筒を届けたのは誠二で・・・
誠二は私のことを怨んでるんだって・・・
そうよね・・・
だって結局私のせいで・・・
誠二を追い詰めちゃったんだもの・・・』
「そんなこと・・
そんなことないよ!
だって結子は誠二の無実を
証明するために必死に調べ廻ったじゃない
それこそ勉強そっちのけで・・
怨まれるならむしろ私だって・・」
『もういいの・・・
結局、私は何にも守れなかった・・・
彩奈のことも
誠二のことも・・・
大切な人を守るどころか
逆に追い詰めてしまった・・・
私が絶対に守ってあげるって・・・
約束したのに・・・』
電話越しに鳴き声が響く
「結子・・」
『最後に一つ・・・
彩奈に伝えて・・・
守ってあげられなくてごめんって・・・』
泣き声でぐずぐずになっていく結子の声
「ダメだよ!
結子の言葉で伝えて!!
彩奈にはもう結子の気持ちは伝えたから・・
あとは結子の言葉で・・」
『誠二がひどい目にあって・・・
そのせいで人間性が欠けて・・・
私が誠二のそばにいてあげることで
少しでも誠二の支えになればと思って
彼のことをいつも気にかけた・・・
でもそんな彼が彼女に出会い・・・
久しぶりに彼の素敵な笑顔を見れて・・・
だけどそんな彼をよく思わないやつに嵌められ
彼女は自殺し、誠二はやってもいない罪を着せられ
彼はまた元に戻ってしまった・・・
許せなかった・・・
あの時誠二を助けられなかった自分が・・・
誠二を陥れたやつらが・・・
誠二の無実を証明したいって
勉強そっちのけで調べ廻った・・・
でも・・・
奴らの手が回り・・・
結局追い詰めてしまう結果になった・・・
彼に恨まれたってしょうがないわよね・・・
こんな最低の幼馴染・・・』
「結子・・
あきらめないで!
ねえ結子!!
一緒に誠二を止めよう!!!
止めて謝ろ?
だからお願い・・・」
恵美は必死に説得する
「もう無理よ・・・
学校にも家にも
クラブに通ってることはばれた
今だってお母さんが外に出てる
隙を狙っただけ・・・
このまま生きていくのは苦しい・・・
恵美・・・
もし彼にあったら言っておいてね・・・
結子が謝っていたって・・・」
「待って結子!」
そして
『誠二・・・
ごめんね・・・』
と電話越しに
物音が響く
「結子・・
嫌だ・・
結子・・
結子おおお!!」
携帯を地面に落として
泣き叫ぶ恵美
そこに
「恵美!?」
彩奈が駆けつける
「どうしたの恵美・・・
恵美!?」
「彩奈ぁ~
結子が・・
結子が・・
あああ!!」
彩奈に抱き着いて泣き叫ぶ恵美
「結子が・・・
まさか!?」
「結子・・
何で死んじゃうの・・
だって結子まだ
彩奈に謝ってないのに・・
ちゃんと話し合ってないのに・・
何で・・
何でえええ!!」
泣き叫ぶ恵美に
彩奈は涙を流しながら
そっと抱きしめてやっていた
そして
絵理奈はその様子を
面白そうに見つめていた
「(苦しむがいい・・・
お前たちはそれほどのことを
したんだ・・・
それがお前たちの判決で・・・
お前たちの罰だ・・・
さあ・・・
まだまだこの地獄に
付き合ってもらうよ・・・
だってこの地獄は・・・
まだまだ終わらないんだからね)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
屋上から降りてきた彩奈と恵美
恵美はまだ泣いていた
すると
二人の前に
一人の男子生徒が現れた
その生徒は
「彩菜と恵美
二人に少し
協力してほしいことがある」
鳩山 杏輔
四組在住の男子生徒で
機械技術やパソコンの扱いに
長けている男子生徒だ
「協力って・・・?」
「今回の事件の犯人を
止める方法が一つある・・・・」
「「!?」」
提案する杏輔
反撃となるのか・・・・・・・・ ・・
南に住まう魚は
自ら落とした糞で
大切なものを失った
残り 26人と十七人
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