復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
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森谷 直人はその後
保健室に運ばれて
その後、学校に来なくなった
絵理奈はこうして次のターゲットを見据えていく
例の赤い部屋にて
黒い手袋をはめて
黒い額に張られている中で
残り一つとなった男子生徒の
写真をはがす
すると絵理奈は
何か気に入らなそうに
その写真を眺めていた
そして絵理奈は
赤い封筒を二枚用意し
それぞれにカードを
一枚ずつ入れる
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その翌日
絵理奈は先生に呼び出されていた
「早乙女さんは
成績は優秀でおまけに
周りからとっても評判がいいわ
あなたを受け持つ担任として
とっても鼻が高いわ」
3年4組 担任
北極 聖子
絵理奈たち4組の担任だ
「ありがとうございます・・・」
「だから心配なのよ
例の赤い封筒事件・・・・
犯人はまだ捕まってないし
警察からいろいろ言われててね
まだ職員会議で
どうするのかを決めてないんだけど
最悪、ほかの学校に
振り分けた方がいいかもって」
「それで生徒たちと
こうして一人ずつ面談を・・・」
「私としては
みんなと離れるのはつらいけど・・・
みんなのことを考えたらそれも仕方ないかなって・・・」
「そうならないためにも
この事件の犯人を
なんとしても捕まえてほしいですね」
「そうね
滝嶋さん、窪田さん
大久間君、鳩山君・・・
この子たちのこと・・・
とても残念に思うわ・・・」
「・・・・・・・」
絵理奈はじっと聖子のことを見つめている
「・・・・はい
それじゃあ面談はここまで
小倉君を呼んできてくれる?」
「はい」
と絵理奈は教室に戻っていくのであった
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その放課後
一人校舎裏に
やってきた聖子
すると聖子の後ろに
やってきた一人の男子生徒が
聖子を自分のほうに振り向かせて
その唇を強引に奪っていく
聖子は悪い気がしないのか
彼のペースにあえて流されていく
二人のキスが
離れると糸のようなものが見えた
「・・・・もう・・・
ここは学校よ・・・
相談したいことがあるから
ここに来てほしいなんて・・・
ただの口実なのね・・・」
聖子はそう言うが
笑顔でその相手に言う
その相手とは
「ごめん・・・
聖子先生の綺麗な後姿見てたら
どうしても我慢できなくって・・・」
3年4組
小倉 藍里
あいり、と女の子のような名前だが
現在4組にいる中で唯一の男子生徒である
「もう、しょうがないんだから・・・
もうすぐ卒業で
そうしたら私たちこうやって
こっそり会うこともなくなるんだよね」
「そうだね・・・
でも今じゃ無事に
卒業できるのかも
怪しいけどね・・・」
「赤い封筒、そのことか・・・
ねえ藍里・・・
私たちあの時・・・
本当に正し事をしたのかな・・・」
「どういうこと?」
「私たちが陰でこっそり付き合ってること
北斗君に知られてしまったじゃない・・・
でも彼はこのことは内緒に・・・
応援してくれるって言ってくれた・・・
そんな彼を私たちは・・・」
「しょうがないだろ!
僕と先生が付き合ってることがばれたら
僕も先生もどんな目に合うのか!!
そんなこともわからずに
あんな表面だけが優しい言葉をかけるような奴・・・
あのまま放っておいたらどんな脅迫をされるか」
「だけど・・・
私もあの時彼の担任だったからわかるわ・・・
彼はまっすぐだった・・・
彼の言うことは信じられるって思った・・・
でも、そんな彼を私は・・・」
「あんな冷たい奴の言うことなんて
信用できない・・・
俺はあいつを告発したこと後悔なんてしてねえからな!」
「藍里・・・」
すると
「・・・・私そろそろ行くね
やり残した仕事があるから・・・」
「じゃあ、放課後・・・」
と二人は別れていく
「僕は間違ってなんかない・・・
間違ってなんか・・・」
藍里は言い聞かせるように
その場を去っていくのだった
だが二人は
気が付いていなかった
その様子を見ていた人物がいたことに
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北極家
聖子は仕事を片付け
藍里としばらく秘密裏に散歩し
家に戻っていく
郵便受けをふいに覗くと
「・・・・うん?」
そこに入っていた中のうち
あるものを見て、聖子は驚いた
なぜならそれは
例の赤い封筒だったからだ・・・・・・・・ ・・
「なんで・・・」
聖子は慌てて
封筒の中を見る
そこには
星座のカードではない
カードの中心に
星のような丸がぽつんとあるだけのカードである
「これって・・・」
聖子はそのカードと一緒に
封筒に入っていたものを見て
驚きを隠せない
それは・・・・
自分と彼がキスをしている
場面であったからだ
「(そ、そんな・・・
どうしてこの写真が・・・
まさか!?)」
と慌てて電話を掛ける聖子
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携帯電話の電波が鳴り響く
そして
『もしもし藍里君!?』
「あ、聖子先生!
丁度僕、先生に電話を入れようと思って」
二人は連絡を取りあう
『それって・・・
赤い封筒のこと?』
「っ!?
まさか先生のとこにも!」
驚く双方
彼の手には
赤い封筒と星座のカードがあった
「あとこの写真・・・
いつの間にこんなとこ・・・」
『どうしよう・・・
もしもこんな写真を
学校で流されたりなんかしたら
私も藍里君も終わりだよ!?』
「・・・僕のことは別にいい
でも先生を巻き込みたくないし・・・」
『私だっておんなじだよ・・・
どうしたらいいんだろう
とにかく警察に』
「ダメだよ!
下手したら僕たちの
関係がばれてしまうよ
とにかくこのことは内密に・・・
僕たちで独自に調べていこう」
『わかった・・・』
と二人は連絡を取り合っていくのであった
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翌日
絵理奈は食堂で
葡萄パンを買って
それをほおばっていた
そのうえである二人の様子を見ていた
自分のクラスの担任と
クラスメートで唯一の男子
二人の様子が変わっていることに
絵理奈はうすうす感づいている
その様子に
そろそろ仕掛けるべきかと
準備を進めていく
「早乙女さん」
絵理奈はふいに呼ばれて
そっちを向く
そこには
「今日はパンなんだ」
3年3組 出席番号25番
藤沢 彩菜
彼女であった
「葡萄パン・・・
私、葡萄好きなんだ」
「そうなんだ・・・
・・・・・・・」
彩奈はふいに笑顔になる
「どうしたの?」
「実はね・・・
彼も葡萄が好きだったんだ」
「・・・・彼って・・・?
誠二君のこと・・・?」
「うん
よくここの葡萄パン・・・
買って食べてたっけ」
彩奈は懐かしそうにも
悲しそうな表情を見せる
絵理奈は彩奈のその顔を
複雑そうに見つめている
「彩奈さん・・・」
「ん・・・
それよりも
赤い封筒のことで
何かわかったことはある?」
「いいえ・・・
なかなかうまくいかないです・・・
彩奈さんのほうはどうです?」
「だめ・・・
せめて相手の動きが
わかれば・・・」
彩奈はもどかしそうにしている
「あ、そうだ・・・
例の赤い封筒に入ってた
あの星座のカード
量産品ではあるけど
ここではあまり売ってないみたい
調べてみたけど
もっと都会のほうでないと
手に入らないみたいでね・・・」
と彩奈はケータイでサイトを開く
そこには赤い封筒とともに
送られている星座のカードと
同じものが移っていた
「だったら警察も
そう簡単にはつかめないでしょうね
量産品なんて
一番足が付きにくいものだし・・・」
「そうね・・・
おまけにネットがあれば
どこにいても買える世の中だし・・・」
はあ、とため息をつく彩奈
「せめて向こうが
動きを見せてくれたらな・・・」
「まあ焦らずに行きましょう
出ないときっと相手の思うつぼだよ」
と絵理奈はいったんその場を去っていく
「そうね・・・
彼を止めるためには・・・
落ち着いていかないと・・・」
彩奈も絵理奈の意見に賛同するのであった
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そのころ
「くそ・・・
どうして僕がこんな目に・・・」
旧校舎の壁に手をかけて
思い悩む
すると
「おう?
誰かと思ったら
隣のクラスの小倉じゃねえか」
不良グループの少年が現れる
「な、なんだよ・・・
悪いけど用はないから
後にしてくれよ・・・」
「んだとてめえ?
調子こいてんじゃねえぞ!」
と不良グループの少年は
小倉に殴りかかった
するとそこに
「ちょっと何やってるの!」
聖子が止めに入っていく
藍里を殴る不良と聖子はもみ合う
すると
不良グループの少年は
何かを見せる
「え!?」
「んだこりゃ?」
それはなんと
藍里と聖子が濃厚なキスをしている場面の写真であった
「これマジか?
お前らマジでこんなことしてんの?」
「か、返して!」
と不良の少年から写真を取り上げようとするが
「おいおいおーい
教師が生徒とこんなことしていいのか~?」
「返しなさい!」
すると不良は聖子を押さえつける
「や~だ
へへへ・・・・」
「先生に手を出すな!」
とつかみがかっていくが
「うぜえんだよばか!
なあ先生?
写真のこと黙っててやるから
俺らとよいことしようぜ?」
「やだ・・・
離して・・・
いや・・・
いやああああ!!!」
と不良グループに連れていかれていく聖子に
突き飛ばされた際に足をくじき
追いかけることのできない藍里
「せんせえええ!!!」
藍里の叫びが空しく響く
聖子はそのまま連れていかれてしまった
藍里はその場に泣き崩れている
「情けない・・・」
「・・・え!?」
「高校に入学する前
家庭教師に彼女が来た時に
両想いになって
この高校で再会して
将来を誓ったのに・・・
結局このざまか・・・」
藍里の後ろに一人の人影が見える
黒い服に身を包み
仮面で素顔を隠している
「誠二・・・
何で・・・
何でこんなこと!」
その人物つかみかかっていく藍里
「君たちが高1の時にやったことを覚えているか!?
君が高1の時に北極先生とキスをしているところを
目撃された・・・
だがそれに気を使って秘密にしてやると約束したのに
君はそれを勝手にマイナスにとらえて
あの事件の時彼を大久間 信之ともに告発する側に回った
彼女との関係がばれることを恐れてね・・・
でも君があの時すべきは
彼女との関係を素直に告白することだった
そうすれば彼女も連れていかれることも無かったろうに・・・
まったく・・・
情けない男だよ君は・・・」
「・・・・・・」
「この悲劇をもたらしたのは
結局君の優柔不断が招いた結果・・・
弁明はしないが
攻められる覚えもない!」
仮面の人物はそうつぶやく
「・・・な、なあ・・・
今だったらまだ間に合うかな?」
「君が決めることだ・・・
裁きを受けた今
もう君は自由だ・・・
好きにするがいい・・・」
「・・・っ!」
立ち上がって走り出していく
「最後に言っておくね!
あの事件を引き起こした黒幕は
大久間と僕じゃない・・・」
「ん?」
「悪かったよ・・・
誠二・・・
僕、行くから・・・」
と藍里はその場を去っていく
「・・・・・・・」
藍里が去り際につぶやいた一言に
顔を手で当てて考える
すると
「誠二?」
そこに彩奈が通りがかる
「・・・・・・・」
仮面の人物はそれに気づき
その場を去っていく
「待って!」
彩奈は追いかけるが
すぐに見失ってしまった
「誠二・・・」
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「はあ・・・
はあ・・・
はあ・・・
はあ・・・」
仮面の人物は
人気のないところで
仮面を外す
するとそこでは
二人の女子がいた
「お疲れ・・・
あいつとも復讐したみたいね・・・」
尾上 昭子
「これで誠二君の無念も
果たせたね・・」
真珠 利穂
三年四組の在住の二人だ
「いいえ・・・
残念だけど・・・
まだ復讐は終わらないみたいよ・・・」
仮面を外して
絵理奈は二人を見上げる
「ってことは
あの事件にはまだ裏が・・・」
「だったら絶対に
その真相を突き止める
誠二君の無念を晴らそう・・
絵理奈ちゃん・・」
復讐はまだまだ終わることを知らない・・・・・・・・ ・・
小熊は北の星空に輝く星の光に思いをはせたものの
優柔不断さが仇になりその愛した光はけがされた
残り、25人と十五人
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