※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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19人目 虚栄不良少年

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・


19人目,二十九人目

三年四組担任

 

北極 聖子は

 

不良に絡まれていたところを

他の教職員に見つかる

 

その後現れた小倉 藍里が

聖子との関係を告白した

 

やがて聖子は処分を受けたが

 

ある意味二人の望み通りになった

 

とある噴水広場

 

そこで噴水を挟んで

背中合わせになっている

 

二人の少女と

一人の人物がいた

 

「小倉君・・・

 

 学校辞めたみたいね・・・」

 

「ある意味彼の望んだ未来だった・・・

 

 私も随分と甘い決断をしたものだ・・・」

 

「滝嶋さんと窪田さん、鳩山君の件は

 確かに計算外でしたね・・

 

 まさか二人があんなことになるなんて・・」

 

噴水越しに会話する三人

 

「次は誰にするの?」

 

「次のターゲットは・・・

 

 もう決めている・・・

 

 私にとって最も許せない男の一人だ・・・」

 

「・・・そっか・・

 

 それじゃあ・・

 

 私たちも動いたらいい?」

 

「・・・・うん・・・

 

 そうですね・・・

 

 悲しいが私は止まるわけにはならない・・・

 

 頼むよ二人共・・・」

 

「「もちろん・・」」

 

と二人の少女は立ち上がって去っていく

 

「・・・・止まるわけにはいかない・・・

 

 そう、まだ止まるわけには・・・」

 

と残った人物は

黒い手袋をはめた手に

星座のカードを手にし

 

赤い封筒に入れて

 

去っていくのだった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

川本家

 

そこに戻ってきたのは

 

3年3組 出席番号8番

 

川本 大輔

 

不良グループの中では

下っ端の長身の男子生徒だ

 

家に戻ってきた大輔は

玄関に何かがおかれていることに気づく

 

「宅配か?」

 

大輔はそれを開けてみると

 

そこに入っていたのは

 

「ひぃ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い封筒であった・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・あ、赤い封筒・・・・

 

 何で、なんで俺のとこに・・・・

 

 ま、まさか・・・・

 

 今度は俺・・・・!?」

 

大輔は同じ場所に

ボイスレコーダーがあることに

 

試しに再生してみる

 

それは

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

鳩山と恵美が死亡した日の放課後の教室

 

彩奈は泣いていた

 

「結子・・・・恵美ぃ!

 

 ・・・・うううう!」

 

親友であった二人の死を

悲しんでいた

 

よりを戻したばかりなのに

どうしてこんなことに

 

同時に犯人に怒りを見せていたが

複雑であった

 

確定していないが

もしもこの犯人があの誠二なら

 

自分はどうしたらいいのか

 

彩奈は自分の道を忘れていた

 

とそこに教室に誰かが入ってきた

 

「彩奈じゃねえか

 

 忘れ物を取りに来たら

 教室に誰かがいるのが見えたと思ったら・・・・

 

 お前

 泣いてんの?

 

 結子とか恵美とか言ってたし・・・・

 

 ひょっとしてなんか言われて泣いてんのか?

 

 いい気味じゃねえか」

 

川本 大輔だ

 

彩奈は大輔をにらみつける

 

すると

 

「てめえ

 なんだよその目!

 

 誰に向かってそんな・・・・」

 

「・・・・ねばよかっ・・・」

 

「聞こえねえよ・・・・

 

 はっきり言いやがれ!」

 

と彩奈の髪の毛を

鷲掴みにする

 

「・・・・ねばよかっ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前が死ねばよかったんだああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩奈は叫ぶ

 

「てめえ・・・・

 

 ふざけたことぬかしてんじゃねえ!」

 

誰もいない教室で

彩奈に暴行、強姦を繰り出す大輔

 

数分の出来事だったが

彩奈には何時間にも感じた

 

「レン君の見てないとこでは

 何もしないように言われてっけど

 

 関係ねえ・・・・

 

 おい!

 

 今日のことは誰にも言うんじゃねえぞ?

 

 レン君には特にだ!!」

 

と教室を後にする大輔であった

 

彩奈は荒く息遣いをしながら

去っていく大輔をにらみつけていた

 

「・・・・何で・・・

 

 何でよ誠二・・・

 

 どうしてあいつを生かして

 結子と恵美を死なせたのよ・・・

 

 あいつだって誠二に

 あんなことさせた一人なのに・・・」

 

そう言って涙を流す

 

「どうして・・・

 

 どうして・・・」

 

とその場に泣き崩れていくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

「う、うそだろ・・・・

 

 何で・・・・」

 

大輔は動揺しておびえた様子を見せる

 

無理もない

 

彩奈への強姦は

リーダーであるレンの許可のもとに

行うことができる

 

ただし、彼のやったそれは

レンの許可のない独断行動

 

レンや一真と違い

喧嘩の経験などみじんもない大輔にとって

 

これはまさに恐るべき爆弾

 

これがもしもレンの手に渡れば

 

自分は終わりだ

 

実は大輔は蓮が直人に

暴力を振るっている様子を

 

見ていたのだ

 

直人であの仕打ちだ

自分だったらどうなるか

 

想像するだけで

震えが止まらなくなる

 

どうするのかと考える

 

この赤い封筒を送った犯人

 

北斗 誠二はもしかしたら

学校のどこかで自分を見ているのかもしれない

 

そんな疑心暗鬼に苛まれていく大輔

 

「・・・・いやだ・・・・

 

 俺はまだ死にたくない・・・・

 

 どうにもなりたくない・・・・

 

 どうしたらいいんだよ・・・・」

 

涙を浮かべながら

考え込む大輔であった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

翌日

 

学校の食堂で

絵理奈は葡萄パンを口に含みながら

 

川本 大輔の様子を見ていた

 

あの様子を見ていると

何かを警戒しているように見える

 

絵理奈は笑みを浮かべながら

しばらく様子を見つめて

 

葡萄パンを食べ終わった後

 

食堂を出ていこうとしたその時

 

絵理奈の両肩に誰かの手が置かれる

絵理奈はそれにはあ、とうんざりするように

ため息をついた

 

「なんの用?」

 

後ろに振り向くと

そこにいたのは二人の女子生徒

 

「絵理奈

 

 真央と詩織が呼んでんの

 

 付き合ってもらえる?」

 

3年3組 出席番号3番

 

稲葉 結衣

 

同じく3組 出席番号4番

 

岡崎 杏奈

 

真莉グループに所属する女子生徒だ

 

「まったく・・・

 

 悪いけどね

 そういうのは後にしてくれる?

 

 あなた達のくだらない遊戯に

 構っている暇はないのよ・・・」

 

「そうはいかないんだよ・・

 

 これから楽しい遊びを始めるんだからさ」

 

「来ないとどうなるかわからないよ?

 

 彩奈と真莉がさ・・・」

 

「?」

 

絵理奈は二人の発言の意味がよく分からず

 

しぶしぶついていくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

連れられてやってきたのは

プールサイドだ

 

冬であるため

清掃が行われておらず

 

溜まっている水には

無視の死骸やらゴミやらが浮かんでいる

 

そこにはすでに

3年3組 出席番号13番

 

渋谷 真央

 

同じく3組 出席番号5番

 

奥井 詩織

 

同じく3組 出席番号11番

 

古賀 美里

 

そして

 

同じく3組 出席番号31番

 

結城 真莉

 

彩奈の姿もあった

 

「来たね・・」

 

腕を組んで待っていた真央が

待ちかねたといわんばかりにつぶやく

 

その後ろに美里がおり

 

詩織は飛び込み台のほうに座って絵理奈を見つめる

 

「さあて

 

 ゲストも集まったし

 ゲームを始めましょうか・・・」

 

詩織が子供のようなはしゃぐ声でつぶやく

 

真莉は真央をにらみつける

 

「あんたたち

 何を考えているの?

 

 絵理奈をどうしてここに

 連れてきたの?

 

 答えなさい!」

 

「まあまあ

 待ちなよ真莉

 

 まずは・・・彩奈

 あんたから始めさせてもらおうか」

 

と詩織は飛び込み台から飛び降りて

彩奈に近づいていく

 

「・・・・・・・」

 

絵理奈はじっと様子を見つめる

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

大輔は警戒していた

 

例のテープレコーダー

あれを取ることができたのは

 

一人しか思い浮かばないからだ

 

大輔はその相手に警戒しながら

学校をプラプラとしていた

 

するとそこに

 

「川本・・・」

 

二人の女子生徒が前に現れる

 

「お前ら隣のクラスの・・・・

 

 俺になんか用事か?」

 

「さっきレン君に会ってね

 

 急いで視聴覚室に来いって・・」

 

「あ?

 

 旧校舎の図書室の間違いじゃねえのか?」

 

「ううん

 確かに本校舎の視聴覚室に来いって」

 

大輔は怪しいと思いながらも

恐る恐る向かっていく

 

内心は違うとわかっていても

もしも自分の勘違いだったら

 

それこそ自分の身が危ない

 

大輔は急いで視聴覚室に行く

 

扉を開けてみると

 

突然音声が流れてきた

 

『・・・・レン君の見てないとこでは

 何もしないように言われてっけど

 

 関係ねえ・・・・

 

 おい!

 

 今日のことは誰にも言うんじゃねえぞ?

 

 レン君には特にだ!!』

 

大輔は流れてきたその音声に

驚き、震え、血の気が引いていく

 

すると、視聴覚室のマイクの隣に

赤い封筒がおかれているのが見えた

 

大輔は恐る恐る封筒を開けて

中身を見る

 

そこには手紙が入っていた

 

『・・・・次は君の番だ

 

 君は19人目の罪人・・・

 

 この手紙はいよいよ

 君にその時が来たという知らせだ

 

 裁きを回避したくば

 誰にも悟られずに陸上部の隣の倉庫に

 放課後来られたし・・・』

 

大輔は手紙を見て確信する

 

レンは少なくとも

このような回りくどいことはしない

 

そして確信した

 

「彩奈ぁああああ!!!!」

 

大輔にこのようなことする動機のある人物は

 

藤沢 彩菜

 

そう考えて飛び出していくのだった

 

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「彩奈ぁ!」

 

倉庫に入っていった大輔は

勢いよく扉を開けて入っていく

 

すると

 

「おい!

 

 こら!!

 

 彩奈ぁ!!!

 

 ふざけんなよ!!!!」

 

扉が施錠されたことに気づいた大輔は

扉を思いっきりける

 

すると扉の間に

赤い封筒が入っていることに気づく

 

中を開けてみると

そこには手紙が入っていた

 

『おとなしくされたし

 

 さすれば自分の犯した愚行が

 世に流れ出ていくことになるであろう』

 

と書いてあった

 

「くっそ・・・・!」

 

大輔は苛立ちながらも

しぶしぶ従うのだった

 

その様子を扉の外で

二人の女子生徒が見つめていたのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

プールサイド

 

そこでは彩奈が

両手両足を縛られていく

 

「あの時はあんたに邪魔されたけど

 

 今度はそうはさせないよ

 

 あの時の罰ゲーム・・・

 

 あの時の続きを始めよっか・・・」

 

詩織はそう楽しそうに告げる

 

「ちょっと!

 

 罰ゲームって何のことよ」

 

「昨日ね、彩奈はいけないことをしたの

 

 だからその罰ゲーム」

 

真莉の問いに詩織は答える

 

「行けないことって何のことよ・・」

 

「彩奈はね

 結衣や杏奈がスカート捲りをされているのを見ても

 なんとも思わないんだって」

 

「だから何?」

 

「それに対して絵理奈は

 私たちも同じだって言ったの

 

 仮にも結衣と杏奈は被害者なのに

 加害者をかばうようなこと言うなんてさ

 

 そして真莉はそんな絵理奈をかばった・・・

 

 行けないことはしっかりと受けてもらわないとね」

 

すると詩織は

彩奈を思いっきりけり

 

彩奈は一気にプールへと放り込まれた

 

彩奈は必死にもがき

水面から顔を出そうとするが

 

手足が縛られて

うまく水面に行けない

 

「っ」

 

絵理奈はそれを見て

コートを脱ぎ棄ててプールに飛び込み

 

彩奈の体を支えて浮かび上がらせた

 

「ぷはあ!」

 

「まったく・・・

 

 どこまでも救いようがないの!?」

 

と彩奈を支えて

浮かびながら言う

 

「詩織!

 

 あんた言ったじゃない!!

 

 彼女には手を出すなって!!!」

 

「出してないよ?

 

 こいつは勝手に飛び込んだだけ

 

 よって私たちは手を出してません

 

 真莉の言いつけは破ってないわ?」

 

詩織の発言に真莉は

口を閉じてしまう

 

「まったく・・・

 

 あきれて怒る気も起こらない・・・」

 

「はーっはっはっはっ!!

 

 すっげびしょびしょ!

 

 濡れ女じゃん・・」

 

真央が笑い飛ばす

 

「あんたたち

 

 自分たちが何やってるのか

 わかってんの!?

 

 こんなの下手したら

 犯罪じゃない!」

 

「あん?」

 

「少年法があるからってね

 犯罪を犯す犯さないじゃ

 わけが違うのよ?

 

 そんなこともわからないの!?」

 

真莉は真央に激しく意見する

 

「真莉・・

 

 そんなにこの女が

 気に入ったわけ?

 

 やけに肩入れするじゃない・・」

 

「絵理奈は関係ないだけよ・・・

 

 それに彩奈の味方をしてるわけじゃないわ!!」

 

すると絵理奈は

プールから上がって

 

真莉グループのもとに行く

 

「まったく・・・

 

 いい年してやっていいことの

 悪いことの判断もつかないみたいね」

 

「何ですって?」

 

「結城さんはね

 

 あなた達に間違った道に

 踏み出さないように言っているだけ・・・

 

 つまり結城さんは私たちのために行ってるんじゃない・・・

 

 あなた達のために言ってるんだ!

 

 それに気づかずに挙句に八つ当たり・・・

 

 あんたたちのやってることはチンピラやごろつきと同じだ!」

 

絵理奈が激しく言い放つ

 

「そこでさっきから自分たちは関係ないって顔してる三人!

 

 関係ないで済ませられると思ってるの?

 

 あなたたちは彩奈さんがプールに落ちたのを

 助けようともせずに黙ってみてた・・・

 

 あなた達も同罪よ!」

 

「そ、そんなの・・

 

 そんなのあんたには関係ないでしょ!」

 

「その言葉を使えば

 逃げられると思ってるなら

 

 それは甘えた逃げだ!

 

 いつまでも自分たちが

 優位に立てると思っているなら・・・

 

 それは大間違いだ!!」

 

絵理奈はそう言い放つ

 

「もういいわ!

 

 あんたの言い分はよくわかった・・・

 

 今までは真莉の許しがあったから手を出さずにいたけど・・・

 

 真莉はもう私たちの敵だっていうことが

 よくわかったからね・・・

 

 つまりもうあんたに手を出すなっていう約束は

 これで破棄よ!

 

 思う存分やらせてもらうから!!」

 

「詩織!

 

 あなた・・」

 

すると

 

結衣と杏奈、美里が

真莉を抑える

 

「この・・放しなさい!」

 

「覚えておきなさい真莉・・

 

 私たちとあなたはこれでもう敵同士・・

 

 あんたをどうしようと私たちの自由・・

 

 三人ともそのまま押さえておきなさい・・

 

 私はあの女をやる」

 

絵理奈は濡れた眼鏡を

ポケットに入れて濡れた髪をかき上げる

 

「笑わせるなよ・・・

 

 あんたたちみたいに

 群れでないと一人を

 攻撃することができない

 弱い肉食獣が・・・

 

 何をお高く留まっていやがる・・・」

 

とにらみつける

 

詩織と真央もそれに

押されてしまうも引き下がらない

 

「ずいぶんな口を言うのね・・・

 

 でも今のあんたで私たちに勝てると

 思ってんの?」

 

「後ろには弱ってる彩奈が・・

 

 こっちには真莉って言う人質もいる

 

 不利なのはあんたのほうでしょ?」

 

「だったら・・・

 

 試してみるか?」

 

と指を動かして鳴らす絵理奈

 

すると

 

「真央、詩織!

 

 誰か来たよ!!」

 

美里が言う

 

「・・・ちっ・・

 

 覚えとけ・・

 

 無事に学校生活送れると思うなよ!」

 

「真莉も覚えておきなさい・・・

 

 あんたもまた私たちの標的だからね!」

 

と五人は急いでプールサイドを去っていくのだった

 

その場には地面に手をついた真莉と

嘔吐している彩奈

 

ずぶぬれで一息つく絵理奈が残された

 

すると

 

彩奈にコートがかけられる

 

「大丈夫?」

 

「う、うん・・・

 

 ありがとう」

 

真莉は立ち上がって

二人のほうに行く

 

「絵理奈ごめん・・

 

 あの二人のせいで・・」

 

「結城さんのせいじゃないよ・・・」

 

絵理奈は眼鏡をかけなおす

 

「とはいえこれから

 あんたたちも私も用心しないとね

 

 真央は短気だし

 詩織はいじめをゲーム感覚で楽しんだりするし・・

 

 気をつけなさいよ」

 

「ご心配なく・・・

 

 私のそれなりに鍛えてるから」

 

「そう・・」

 

すると真莉は彩奈のほうを見る

 

「・・・絵理奈に感謝しなさい

 

 先に言っておくけど

 私はあんたを助けるつもりなんてなかった

 

 私はあくまで関係のない絵理奈を巻き込む

 あの二人を止めようとしただけ・・

 

 覚えておきなさい・・

 

 私はあくまであんたの味方じゃないわ

 

 真央と詩織のために言っただけだから・・」

 

「真莉・・・」

 

「ですが私のせいで

 結城さんも敵に回されてちゃったね・・・」

 

絵理奈は言う

 

「絵理奈の言うとおりよ

 

 あいつらのやってることは

 チンピラやごろつきと同じ・・

 

 逆にそのせいで裏目になっちゃったのかもね・・」

 

「とにかく二人は

 シャワーを浴びてきてください

 

 このままだと風邪をひいてしまいますよ」

 

「う、うん・・・」

 

「そうさせてもらうわ・・」

 

と二人はシャワールームに向かう

 

絵理奈は二人がいなくなったのを見ると

そこに足音が聞こえてきた

 

その正体は

 

「絵理奈、さっき真莉グループの

 奴らが走っていったけど・・・

 

 何があったの?」

 

三年四組

 

尾上 昭子

 

「ちょっとずぶぬれじゃない!?

 

 どうしたのそれ・・」

 

同じく四組

 

真珠 利穂

 

この二人だ

 

「問題ないよ

 

 それより

 そっちの首尾はどう?」

 

「ばっちり・・・」

 

「その前に風邪ひいちゃうよ

 

 とにかくシャワールームに・・」

 

すると

 

「いいえ

 

 行くよ・・・

 

 今日中に済ませておかなくちゃ

 行けないからね・・・」

 

「うん・・・

 

 あ、これ着替え・・・」

 

と昭子は

ジャージを持ってきた

 

「ありがとう・・・

 

 さて・・・

 

 裁判を始めよう」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

「くそ!

 

 ふざけんなよ・・・・」

 

大輔はずっと閉じ込められて

イライラが募っていた

 

すると

 

「聞こえるか

 

 川本 大輔・・・」

 

「っ!?」

 

扉の向こう側から

彩奈でも知っている声でもない

 

不気味な声があたりに響く

 

「どうやら君の思っていたような声ではないことに

 驚いているようだな」

 

「だ、誰だてめえ・・・・

 

 彩奈じゃねえよな・・・・」

 

大輔は恐る恐る聞く

 

「知ったところで意味はない

 

 君はここで裁きを受けるのだからな・・・」

 

「裁きだと!?

 

 ふざけんなよ!

 

 てめえもしもこっから

 出てこれたらぼこぼこにしてやるよ!!」

 

「フフフフ・・・

 

 果たしてそんなことが

 君にできるかな?」

 

「んだとてめえ・・・・」

 

「知っているんだよ?

 

 君は実は喧嘩なんて

 大して強くないということがね・・・

 

 虚栄を張ることでしか

 自分の体裁を守れない君が

 

 どうにかできるかな?」

 

「てめえ・・・・

 

 誰だか知らねえが・・・・

 

 そんなので俺が怖気つくと思うなよ!」

 

「だったら試してみよう・・・」

 

すると

 

鍵が開かれた

 

「っ!?」

 

それに気づいた大輔は

勢いよく飛び出す

 

「がああああ!!!!」

 

だが

 

その瞬間

大輔の意識はとんだ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

プールの更衣室から出てきた二人

 

「まったく・・

 

 まさかあそこまで

 やってくれるなんて思わなかったわ・・」

 

「ごめん・・・」

 

彩奈は真莉にそうつぶやく

 

「バカ

 

 私はさっきも言ったけど

 あんたを助けたわけじゃないの

 

 関係のない絵理奈を巻き込む

 あの二人のために言ったのよ」

 

「でも・・・」

 

「でもじゃないの

 

 とにかく

 私はあんたの味方じゃない

 

 今回助けたのだって

 私じゃなくって絵理奈よ

 

 覚えておきなさい

 

 それと・・

 

 後で絵理奈にお礼言っておくのよ?」

 

「・・・・うん・・・」

 

と真莉は教室に戻っていく

彩奈はあたりを見回す

 

「・・・・絵理奈・・・」

 

彩奈は静かにつぶやくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

「はっ!?」

 

大輔は目を覚ます

 

大輔は現在

十字架に縛られて

 

拘束されている

 

その目の前には

三人の人物が見つめていた

 

「どうだ?

 

 誰の助けも得られずに

 一人こうやって縛りつけられて

 

 こうして敵に囲まれている気分は」

 

「ひぃ・・・・」

 

大輔は目の前に

現れた仮面の人物に

 

「さあ・・・

 

 裁判を始めよう・・・

 

 君の罪はいくつもあるが

 今君が裁かれるべきことは

 

 君が高校一年の時に起こしたことだ」

 

「高1の時って・・・・

 

 まさかお前・・・・」

 

その人物は

持っている杖で大輔の足を殴る

 

「ああああ!!!!」

 

「君に質問の権利はない!

 

 君は私に訊かれたことを

 答えればいいんだ・・・

 

 私が何も知らないと思うなよ?

 

 君もあの事件には

 かかわっているはずだ・・・」

 

すると

 

「せ、誠二・・・・

 

 悪かったよ・・・・

 

 そうだよ確かに

 俺たちはあの事件にかかわってるよ

 

 でも計画したのは

 俺たちじゃないよ!

 

 本当だよ!!」

 

「ふうん・・・

 

 それで君たちに

 その計画を持ち掛けたのは?」

 

「し、知らない・・・・」

 

するとまた杖を

打ち付ける

 

「答えろ!」

 

「知らないって!

 

 本当だ!!

 

 俺たちは大久間に脅されて

 やらされていたんだ

 

 その時大久間が

 メールで誰かとやり取り

 していたって聞いて・・・・

 

 でもそいつが本当に誰なのかは

 知らねえんだ本当だよ!」

 

「・・・・・・・」

 

仮面の人物は

ふうと一息つき

 

顔に手を当てる

 

「た、頼む・・・・

 

 俺反省する!

 

 まっとうに生きる!!

 

 彩奈にだって手は出さない!!!

 

 だから助けてくれ!!!!」

 

すると

 

「反省?

 

 まっとう?

 

 口だけなら何とでも言える・・・

 

 だが私も鬼ではない・・・

 

 だから君に好機を上げよう・・・

 

 本当に反省しているのなら

 なんでもできるはずだ

 

 それを行動で示してみるのだな・・・」

 

と手渡されたそれを手に

大輔の顎を押して上にやり

 

それを大輔の口に入れる

それは十字架だ

 

「食べるがいい・・・」

 

「んな!?」

 

「どうした?

 

 一人で無理なら

 私が手伝ってあげよう

 

 だがその代わり

 死ぬほど痛い目にあってもらうことになる

 

 いやだろ痛いのは?」

 

「うううう・・・・

 

 んんんん!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 んああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・よかったの絵理奈?

 

 あいつを逃がして・・・」

 

「彼は言いつけに従ったんだ

 

 攻め入る必要はない・・・

 

 それにどのみち彼は無事じゃすまない・・・

 

 あの十字架は体に有毒な金属製だからね」

 

「・・まったく・・

 

 相変わらず悪趣味よね・・

 

 ま、それに付き合ってあげる私も私だけど・・

 

 それよりもこれ・・

 

 お父さんのところから無事に回収したわよ」

 

と取り出したのは

一本の携帯だった

 

「お疲れ様・・・

 

 さあ、次の準備に

 かかってもらいましょう」

 

とその場を去っていく三人であった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

その後解放された

大輔は謎の苦しみを

 

訴えていた

 

歩道橋をつかんで

体を支えて足を上げる

 

自分は死ぬのか・・・・

 

そんなことを考えていると

大輔は突然体が宙に浮かび

 

真っ逆さまに落ちていき

 

下に通ってきたトラックに

はね飛ばされてしまった

 

その上に立っていた

その人物は走り去っていく

 

その犯人は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年3組 出席番号9番

 

北浦 亮

 

彼であった・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

 

ある女子の自宅

 

「姉ちゃん

 

 何それ宿題?」

 

「なんでもないわ」

 

と弟ともとれる少年と会話し

 

引き続きそれを見る

 

「まさか

 

 そういうことだったとはね・・」

 

3年3組 出席番号19番

 

塚本 美穂

 

彼女はそれを見て

何かを納得していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復讐劇は徐々に狂い始めていく・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                         




虚栄に飲まれた愚か者は
南方の地にて十字架に張はりつけにされ

裁かれた

残り、24人と十五人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・
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