復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
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翌日のホームルーム
川本 大輔が
死んだことがクラスに
伝えられた
絵理奈はそれを聞いて
別に驚きはしなかった
もともと人体に有毒な金属を
飲ませたのだから仮に
死んでも不思議ではないと
だが死因を聞いて
驚きを隠せなかった
川本 大輔の死因が
交通事故によるものだとと言うことに
弱った体のせいで
飛び出したりしたのか?
そう思いながらも
絵理奈は次のターゲットを
見据えていた
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絵理奈はお昼に
いつもの食堂に
向かっていた
すると
目の前に
歩いてきた人物を見て
はあ、とため息をついた
「・・・よう
またいつものとこで
食事か?」
そこにいたのは
真莉グループの真央と
結衣、杏奈であった
「・・・・まったく
いい加減にしてくださいよ
そんな風に
私を目の敵にされると
煩わしくて困りますから・・・」
「何よそれ・・
あんた自分の立場
わかってんの?」
「その言葉はむしろ
あなた達に当てはまると
思いますけどね・・・」
「あんた・・・
調子に乗ってんじゃないわよ」
と杏奈がつかみかかろうとしたその時
その手を誰かがつかみ
次々とグループに
一撃を決めて
真央を後ろ手で
つかんで見せた
「あんたたち・・・
何くだらないこと
してるわけ?」
「し、昭子・・
お前、真のグループの
はずなのに・・
何で絵理奈を・・」
「私がどのグループにも
入っていないからと言って
私に敵がいないってことじゃないでしょ?
気をつけなさいよ?
彼女もあなたほどじゃないけど
短気だから・・・」
と昭子は
真央の腕を離す
「調子に乗ってんじゃねえぞ・・
覚えてやがれ!」
と逃げ去っていく三人
「絵理奈・・・
あんなクズどもに
あんないい気にさせていいの?
それもこれも
あの藤沢と結城の奴が
だらしないから・・・」
「やめなさい・・・
あいつらも
あの二人もいずれ
裁きを下す・・・
でもまだその時じゃないわ・・・」
「でも・・・」
「おとなしくしなさい・・・
そうやってことを急いで
しまうこと・・・
あなたの癖よ昭子・・・」
「・・・・・・・」
絵理奈はそう言って
食堂のほうに向かっていくのだった
「藤沢 彩菜・・・
結城 真莉・・・
このままだと
絵理奈は毒される・・・
こうなったら私が・・・」
昭子は一人
歯ぎしりを起こしながら
苛立ちを見せるのであった
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尾上 昭子
三年四組所属で
四組の女子の三つに分かれた
グループのうち真グループに所属する
真央ほど性格は悪くないが
負けず劣らず短気な性格をしている
そんな彼女には
誰にも知らない顔がある
それは
この事件の黒幕の仲間であるということだ・・・・・・・・ ・・
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昭子は高一の時は
不良少女であった
実は彼女には
弟がいたのだが
病気で死んでしまった
それ以来心を病み
当時いた女子不良グループとつるみ
ヤンチャを働いていた
だがそんなときに
であったのが誠二だった
誠二は自分の本性を知った後も
普通に接してくれていた
彼女はある日
どうしてこんな自分に普通に接してくれているのかと
聞いてきた
本当の君は弟想いの優しい女の子・・・
だから僕は君のことが信じられる・・・
そう言った
昭子はそれを聞いて
失っていた自分を取り戻し
不良から足を洗った
やがて彼女は
彼を慕っていく
だが悲劇は起こった
それにより彼は
学校に来られなくなってしまう
昭子はまたしても
自分を見失ってしまう
そんな時
絵理奈に出会った
彼女の正体をしり
また自分を見つけた
彼を陥れた人間に復讐をしていく復讐者になる、と・・・・・・・・ ・・
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昭子は現在
真グループと言う
四組の女子のグループに
所属しながらも
絵理奈のサポートに回っていた
実はこれまでも
彼女のサポートに回っていたが
それは今はいいこと
昭子が気がかりなのは
最近絵理奈と仲良くなっている
藤沢 彩菜
彼女のことであった
昭子はやがて彩奈は
自分たちの復讐に影響するのではないかと
警戒している
絵理奈は準備ができ次第復讐すると言っていたが
はっきり言って昭子はそれが煩わしかった
絵理奈がこのように
判断を遅らせているのも
きっと彼女のせいに違いない
やがてとうとう昭子は決意する
私がやるしかない、と
そしてとうとう動き始める
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藤沢家
彩奈が帰宅する
大輔が死んだことに
驚いたようだが
別に何とも思わなかった
むしろいい気味だとも思っていた
すると
「彩奈」
母親が帰ってきた
自分を訪ねてきた
「あなたに手紙が届いてるわよ?」
「手紙・・・?」
彩奈は母からそれを受け取り
驚愕する
それはなんと
赤い封筒だったからだ・・・・・・・・ ・・
「・・・・・・・」
彩奈はそれを見て
覚悟を決めて
封筒を開ける
そこに入っていたのは
星座のカードと
タロットの力のカード
「この星座・・・
それにこのカード・・・」
彩奈は急いで
携帯を取り出し
ある人物に連絡を取る
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翌日
学校にて
彩奈は校舎裏にて
待ち合わせをしていた
「どうしたの彩奈さん
相談したいことって・・・」
そこにやってきた絵理奈
彩奈もそれに気づく
「実はね・・・
届いたの・・・
私のところにも・・・
赤い封筒が・・・」
「っ!?」
絵理奈はそれを聞いて驚いた
自分は彼女に
封筒を届けた覚えなどない
とにかく事情を聴いてみる
「それで・・・
その中身は・・・」
「いつもの星座のカードにこれ・・・」
と二枚のカードを手渡す彩奈
絵理奈はとにかくそれに目を通す
「獅子座のカードに・・・
これはタロットの力のカード・・・」
「獅子座は
ヘラクレスの十二の功業のうち
一番最初に出てくる
ネメアの獅子を表しているの
タロットカードはそれぞれ
地球を覗いた太陽系の星々と
黄道十二宮と該当されていて
力は獅子宮・・・
つまり獅子座を現してる・・・」
「どういうつもりなんだろう・・・」
考える彩奈を見ながら
絵理奈は内心、頭を抱えた
なぜなら心当たりがあるからだ
「とにかく今日は警戒してて・・・
私もなるべく
彩奈さんのそばにいますので・・・」
「ありがとう・・・」
とにかく今は
その犯人をおびき出そうと考えるのだった
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放課後
彩奈は学校を
静かに出ていく
真莉グループに見つかると
色々と事態がややこしくなっていくからだ
彩奈は赤い封筒を送った人物にも
真莉グループにも警戒しなくてはならなかった
どうにかして出てきたその時
「・・・何やってんのよ」
「っ!?」
後ろから声をかけられた
その相手は
「まったく・・
こそこそしてるから
何やってるのかと思えば
どうしたのよ・・」
3年3組 出席番号32番
結城 真莉
真莉グループのリーダー格の一人で
学園内にて高い権力を持つ女子生徒だ
だが今はグループ内で起こった
いざこざのせいで
グループから脱退させられ
今では彩奈と同じくいじめの標的と
なってしまっている
「・・・・あなたには関係ないでしょ
いったい何の用なの?」
「別に・・
あんたが何してるのか
気になっただけ・・
別に何かしようってわけでもないわ・・」
「そう・・・」
「まったく・・
あんたのおかげで
こっちもいろいろ大変だってのに・・
まあ、結局は自分の蒔いた種だけど・・」
真莉はそう言って去ろうとして
彩奈に背中を向けた時
「ここにいたか・・・
藤沢 彩菜・・・」
「っ!?」
そこには黒いクロークに
獅子をほうふつとさせるマスクをかぶった
人物が現れる
「何よあんた・・」
「結城 真莉か・・・
丁度いい・・・
二人共私の裁きを受けてもらうわ」
と向かっていく
彩奈も真莉も
その人物に嫌な予感を覚える
すると
「来なさい!」
「え・・・」
真莉が彩奈の手を引いて
追いかけていく
「逃がさない!
私たちの妨げになりうる奴は
この手にかけてあげる!!」
それを追う人物
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河原
「まったく・・
何で私まで巻き込まれないと
行けないのよ・・
って言ってもしょうがないか・・
でもあれってひょっとして・・」
「あのビデオで
大久間の両隣りに立ってた・・・」
すると
橋の上から
さっきの人物が落ちてきた
「無駄よ
あなた達が裁かれない限り
私の爪と牙からは逃げられない・・・」
と迫っていく
「待って!
一つ教えて・・・
誠二は・・・
彼はどこにいるの!!」
彩奈は話しかける
「誠二・・・?」
するとマスクの人物は
静かに笑い声をあげていく
「なるほどね・・・
残念だけど
どっちにしても
教えるつもりはない!
あなた達はこの私が裁く!!」
と迫っていく
「お願い!
彼に会って・・・
話をしたいの!!」
「だったら話をさせてやる・・・
あの世でね!」
とマスクの人物は
彩奈に襲い掛かっていく
「っ!」
彩奈は思わず
顔を覆う
だが
「っ!」
「はあ・・
はあ・・」
真莉は棒の杭のとがっているを
マスクの人物に向けていた
「・・・・ほう・・・
その女をかばうのか?
どういうつもりだ?」
「勘違いしないで・・
こいつを守るためじゃない・・
自分の身は自分で守る・・
それだけよ!」
とそれを振るっていく
マスクの人物はそれを
素早くかわしていく
「ふん!」
「っ!」
真莉は相手の蹴りを受けて
大きく吹っ飛ばされる
「所詮弱い奴を
複数でしか攻撃できない貴様など
私からすれば弱く逃げ回るだけの
草食動物だ・・・
そんな草食が肉食に勝てるとでも?」
「ぐう・・」
木の杭を振るうものの
一蹴りではじかれてしまう
「消えろ・・・
彼女のために・・・」
「う・・」
と真莉の首を絞め
息の根を止めんとする
その時
マスクの人物の体に
何かが突き刺さる痛みが走る・・・・・・・・ ・・
「んんんん!?」
「え・・・」
マスクに真莉の飛ばされた木の杭を
突き刺した人物は
「ああああ!!!」
彩奈だった
「がああああ!!!」
マスクの人物は
体を抑えて真莉から離れる
「おのれぇ・・・」
「教えなさい!
誠二はどこにいるの!!
早く教えなさい!!!」
と杭をもって迫る
「黙れ・・・
貴様のような
劣等が・・・
彼の名前を呼ぶなああああ!!!」
「ああ!」
彩奈につかみがかるマスクの人物
彩奈は必死に抵抗する
「お前たちさえいなければ・・・
彼は死ぬことなんてなかったんだ!
お前らがいなければ!!」
「ぐうううう・・・」
すると
「おおりゃあああ!!」
「がはっ!」
真莉が鉄の棒を
思いっきりマスクの人物に
打ち付けた
「逃げるわよ!」
「でもまだあいつには聞きたいことが・・・」
「バカ!
話が通じる相手じゃないわよ!!
それで死んでしまったら
それこそ間抜けよ」
と真莉に引っ張られ
彩奈はその場を離れていく
「待てええええ・・・」
それでも追っていくマスクの人物であった
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「ふう・・
何とか巻いたみたいね・・」
と路地裏で隠れている真莉と彩奈
「どうして・・・
どうしてあの時
私を助けてくれたの?」
「・・・借りを作りたくないだけよ
逆に聞くけどあんたこそ何で
私を助けたの?」
「それは・・・」
すると
「それ以上はいいわ!
とにかくこれで貸し借りなしよ
感謝される筋合いはないから・・
じゃ」
と立ち上がって去っていこうとする真莉
「真莉・・・!」
「うん?」
彩奈の声に
真莉は立ち止まる
「その・・・
えっと・・・
ありがとう・・・」
「言ったでしょ・・
感謝される筋合いはないって
そういえば絵理奈の奴はどうしたの?
今日は一緒じゃなかったの?」
「それが・・・」
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「はあ・・・
はあ・・・」
暗い路地裏で
徘徊するマスクの人物
そこに
「あ・・・」
仮面の人物が現れる
「とんだ失態だね・・・」
「・・・・絵理奈・・・!?」
「私に独断で
このカードを藤沢 彩菜に送るとは・・・
おまけにこのざま・・・
何の言い訳も立たない・・・」
「ご、ごめん・・・
でも私はあなたと誠二のために・・・」
すると
マスクの人物の傷口に
一撃が走る
「ああああ!!!」
「節度のないものは
私のもとにはいらない・・・
君の役目はもうここまでだ・・・
これから君は亡霊のように
生きていくがいい・・・」
「あ・・・」
とマスクを外され
クロークも脱がされた
「待って!
お願い!!
私にもう一度チャンスを・・・」
「・・・・・・・」
「お願い・・・
あなたに見捨てられたら私・・・
ああああ!!!」
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ある場所にて
燃え上がり炎に
クロークとマスクを放り込む
仮面の人物
「昭子の奴・・
勝手に行動起こして
このざまとはね・・」
そこに別の人物が
声をかけてくる
「彼女はどうするの?
あのまま放っておいたら
いろいろとまずいんじゃ・・」
「もう彼女の心は壊れてる・・・
もう彼女の話を
まともに聞くものはいないさ・・・
それよりも私たちには
やらないといけないことがある
準備を進めるぞ・・・」
「了解・・」
と二人はそこを去っていくのだった
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「・・・まったく・・
絵理奈もいろいろ大変ね・・
絵理奈もあんたのおかげで
あいつらに目をつけられちゃってるからね・・」
「・・・・・・・」
「私もそろそろ行くね
あんまりここに長居したくないし・・
あんたも気を付けて帰るのよ」
と去っていくのであった
「誠二・・・」
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絵理奈に見限られた昭子は
再び生きる意味を失い
さまよっていた
あいつらのせいだ・・・
藤沢 彩菜と結城 真莉のせいだ・・・
そうつぶやきながら
と階段に差し掛かったその時
昭子は誰かに押され
階段を転げ落ちていき
頭を強く打って
動かなくなってしまうのだった
その場を一人の人物が
走り去っていったが
誰も見ていなかったのだった
物語の歯車は狂い続けていき
それは収まることを知らない・・・・・・・・ ・・
獅子は自分の力を見誤り
挙句弱者に足元をすくわれ
主に見限られ
滅びを迎えた
残り 24人と十四人
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