復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
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高校一年の時
そこには一人の少女はいた
少女は警察である父親の
影響でとてもまじめで正義感が強かったが
残念ながら
マジメな事と
正義感を押し付け気味な部分が災いし
さらに父親の影響で
同級生たちからは疎まれ
距離を置かれていた
少女はやがて
尊敬していた父親を
この時初めて妙な感情を抱く
父は少女の中では
偉大すぎてしまい
少女は荒んでいった
周りは少女を少女として
接することはない
警察の娘
そのようにしか周りを見ようとしなかった
そんな時
少女は先生に言われて
資料を運んでいた時
「真珠?
これさっき落としたぞ?」
一人の少年が
少女に自分の落としたペンを
渡してくれたのが
初めての交流だった
その後も彼は
少女を警察の娘ではなく
一人の同級生として接してくれた
やがて少女は
少年のことが気になり始めた
だが
ある時事件が起こり
少年は学校に来なくなってしまった
ショックであると同時に
信じられなかった
彼のような人間がそんなことを
することが
すると偶然
当時から不良として名をはせていた
一真が独り言をつぶやいていた
その時彼女は彼が初めてクラスメートや
同級生にはめられたことを知った
許せなかった
彼の力になれなかった自分が
彼を陥れた同級生たちが
どうしたら彼の無念を晴らせるのか
そんなことを考えて
高校三年、さらに卒業を迎えていこうとしていた
このままではこいつらがただ野放しに
なっていってしまうと思ったその時
少女はある少女に出会い
決意した
彼を陥れたクラスメートを全員陥れ返してやる、と・・・・・・・・ ・・
そして少女は
復讐を決行していったのであった
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ある森の中
そこでは
雨合羽を着て
シャベルで地面を掘っている
一人の人物がいた
ある程度掘り出すと
布に包まれた
何かをそこに放り込む
その人物はそうすると
その布に包んだ何かに
土をかけていく
布に包まれた何かが
ほぼ土におおわれていき
その人物は一息ついて
雨合羽を取った
その人物は
「ふう・・」
真珠 利穂
四組の女子グループの一つ
真グループの一員で
警察の父を持つ少女
そして
復讐裁判を起こした犯人の仲間である・・・・・・・・ ・・
「ようし・・
後はここの土を
全部戻せば・・」
と作業を再開していく利穂
そこに
「何をしている?」
「ひぃっ!?」
後ろから声をかけられ
利穂は恐る恐る後ろを向く
「何を埋めている?」
そこには仮面を外して素顔をさらした
絵理奈が鋭くにらみつけていた
「え、ええっと・・
あ、ほら
タイムカプセル的な?
いつか大人になったら
また掘り出して学生時代の思い出を
振り返ってみたいなって思って・・」
「ふうん?」
と絵理奈は利穂の顎をつかみかかる
「あ、あああ・・」
「それにしてはずいぶんと
大がかりだな
そんなに思い出の品があったのか?
これではまるでごみを処分しているのと同じだな・・・」
「あ、そ、その・・
実はそうなのよ・・
あんまりにも思い出の品で
部屋があふれかえっちゃってるから
どうにかしないとって思って・・
だから別に絵理奈が気にすることじゃ・・」
「一つ教えてあげよう
人間はうそをつく時
左脳が働く
左脳がつかさどるのは右半身
だからうそをつくと自然に右を見てしまう・・・」
「え!?」
と思わず反応してしまう
「ひょっとして埋めたのは
越智 一真か?」
「っ!?」
更に反応を見せる
「私は彼を解放するように言ったはずだが?
なぜ殺した・・・?」
「・・・・・」
利穂は黙り込む
「・・・・・・・」
「・・・絵理奈・・
どうしてなの?
どうしてこいつらを生かすの!?
こいつらのせいで誠二君は
学校にこれなくなったのに!
こいつには罰を与えるべきでしょ!?」
「・・・・罰なら既に
十分に与えただろう・・・
彼にはもう生きていく気力など
みじんもなかった・・・
これ以上罰を与える必要はない・・・」
「やっぱり昭子の言うとおりだ・・
あなたはあの藤沢と結城に
毒されちゃったんだよ!
何で!?
大久間や滝嶋、鳩山や窪田には
しっかり罰を与えたのに・・
どうしてこいつには!?」
「罰イコール死を与えることではない
そんなこともわからないのか!?」
「うるさいうるさいうるさい!!
みんな殺してやるんだ!
彼を陥れたあいつら全員を!!
あいつら全員死んでしまえばいいんだ!!!」
すると絵理奈は
利穂に回し蹴りを食らわせ
利穂は自分が一真を埋めた穴に落とされる
「・・・残念だよ・・・
君のことは買っていたのにね」
「え、絵理奈・・
な、何を・・」
すると
「私のカードはまだ
失われたわけじゃない
君もあくまで私のカードの
一部でしかないのだ
だがもう君をこれ以上使い続ければ
おそらくは脅威になりうる
君を使うのはここまでだ・・・」
「ま、待って!」
「・・・・さようなら・・・」
と三枚のカードのうち
一枚のカードを彼女に放り
持っている杖を
盛り上がっている土に向かって振るった
すると土の山は崩れ
「い、いや・・」
そのまま
「いやあああ!!」
穴に落ちた利穂の上に
大きくかかっていき
彼女を生き埋めにしてしまうのだった
「・・・・悲しいよ・・・
私の手札を
私が破棄することになるとはね・・・」
すると
「ひぃ!」
木の陰から
小さく声が聞こえる
「誰だ!?」
絵理奈がそう言うと
その木陰に隠れていた誰かは
慌ててその場を
走り去っていく
絵理奈は見失ってしまうが
そこにあるものが落ちていることに気づく
絵理奈はそれを見て
走り去った人影が誰なのか理解するのだった
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「はあ、はあ、はあ、はあ・・・」
走り去った人影は
森を抜けると
そこにあった建物の陰で
乱れた呼吸を整えていく
「あれって・・・
早乙女さん・・・・だったよね・・・?
何で吉永さんが・・・
真珠さんを・・・
そもそも真珠さんは
何を埋めていたの・・・」
その人物は
3年3組 出席番号32番
吉永 翔太
彼であった
「嘘だ・・・
あんなの信じられない・・・
おまけに僕のこと気疲れたかもしれない・・・
僕は・・・
僕は一体、どうしたらいいの!?」
彼は呼吸が完全に整うのも待たずに
また逃げるように去っていくのであった
すべてを知ってしまった彼の運命は・・・・・・・・ ・・
乙女はその一途な想いから暴走し
狂気に陥ってしまった結果
冥界に落ちていった
残り 23人と十三人
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