※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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三十八、三十九、十人目 読書大好き小犬系少女 二人の伝書役

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三十八、三十九、十人目,28、29、30人目

図書室へと通じていく廊下

 

図書室に向かっていく

一人の少女

 

「栞か・・・

 

 思えば栞ともあんまり話してなかったっけ・・・」

 

白咲高校3年3組 出席番号25番

 

藤沢 彩菜

 

彼女は幼馴染であり

かつて親友だったクラスメート

 

出席番号 19番

 

塚本 美穂

 

彼女に勧められ

同じくかつての親友だった少女を訪ねに

 

その少女のいる図書室に向かっている

 

そして

 

「ついた・・・・ってあっ」

 

「おお」

 

図書室前で顔見知りに出会った

 

クラスメート

 

出席番号9番

 

北浦 亮

 

彼であった

 

「り、亮?

 

 どうしてここに?」

 

「い、いや・・

 

 図書室に用があって・・

 

 そういう彩奈は?」

 

「私もおんなじ・・・

 

 ってことはあなたも・・・」

 

「彩奈もか・・

 

 実は俺も栞に用事があってきたんだ・・」

 

「だったら話は早いわ・・・

 

 早速入りましょう・・・」

 

と彩奈は図書室の扉を開けて

亮とともに入っていくのであった

 

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ある帰り道

 

そこに歩く二人の少女

 

「夏目さんと島さん

 

 大丈夫でしょうか」

 

鷲尾 藍子

 

「命に別除はないとは言え

 

 怪我をしたからね・・

 

 心配だよ・・」

 

白取 良

 

四組の女子グループ

 

恵理グループの二人だ

 

恵理グループは女子グループの中では異端で

めったに学校に来ないリーダーのために

 

この二人が学校での様々な授業内容を

彼女に明け渡していくという異色のもの

 

いうなれば二人は

恵理に学校でのことを伝える

 

情報源のようなものだ

 

「これもやっぱり・・・

 

 例の赤い封筒事件の・・・」

 

「かもしれない・・

 

 とにかく恵理のところに行って

 このことを伝えておかないと・・」

 

と二人はともに歩んでいく

 

その後ろにつけていく

人影に気づくことなく

 

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図書室

 

そこでは一人の女子生徒が

ハミングをしながら

 

図書室の本を整理していた

 

「~♪」

 

神藤 栞

 

その姿はまるで

犬のようにかわいらしい

 

そこに図書室の扉が開き

 

彼女はそこに目をやる

 

「あ、今日は

 もう締め切らせて・・・って」

 

その人物たちを見て

明るい表情を見せている

 

「神藤さん

 

 久しぶり・・・」

 

「相変わらず本が大好きなんだな」

 

と入ってきた二人

 

彩奈と亮が声をかけてきた

 

「彩奈ちゃん、亮君

 

 久しぶり

 

 一年のあの時以来だね・・・」

 

だがそうつぶやいて

やや悲しい表情になる

 

「そうね・・・

 

 あの時以来・・・

 

 あなたに合っていなかったものね・・・」

 

「つらいだろうけど・・

 

 その時のことについて

 聞きたいことがあるんだ・・」

 

二人は思いきって話をする

 

「・・・・座って・・・」

 

栞は二人を

図書室にある机と椅子に案内し

座らせ、自分も座る

 

「教えて・・・

 

 あの事件の後・・・

 

 彼は、誠二はどうなったのか・・・」

 

「・・・・知ってどうするの?

 

 あの時のことにかかわりたくないって

 言ってたのに・・・」

 

「・・・・そのつもりだったけど

 

 お前も知ってるだろ・・

 

 今この学校で起こっている

 赤い封筒事件・・

 

 実はこの事件は・・

 

 三年前のあの事件とつながってるかもしれないんだ・・

 

 もしかしたら犯人は・・」

 

「・・・・そうだね・・・

 

 私も視聴覚室であのビデオを

 見た時もしかしてって思ったもん・・・

 

 だから話すね・・・

 

 せい君・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北斗 誠二君のこと・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それにしても誠二さん

 

 どうしてあんなことを

 仕掛けていくんでしょう

 

 やっぱりあの時のこと

 

 怨んでるんでしょうか」

 

「僕もあの時のこと・・

 

 今でも覚えてる・・

 

 誠二・・

 

 とっても一生懸命で

 すごい人だったのに・・」

 

二人は歩いている

 

「そうですね

 

 あの時は結局

 

 私は何もできませんでしたから」

 

「今度はいつ仕掛けていくのか・・」

 

二人は話しつつ

ある場所の向かっていく

 

「私たちには、何もしてこないですよね!?

 

 だった私たちは・・・」

 

「・・・・そうであることを

 祈るしかないよ・・」

 

二人は不安を募らせていく

 

その後ろに何かが迫り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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高校一年の時

 

そこには一人の男子生徒がいた

 

男子生徒は教室で一人

本を読んでいる

 

すると

 

「せーいじ!」

 

一人の女子生徒が

その男子生徒を後ろから

 

抱き着いてきた

 

それは

 

「ちょっと!

 

 人前でやめてくれよ結子!!」

 

「えーいいじゃない

 

 私と誠二の仲なんだから」

 

すると

 

「相変わらず結子は誠二のことが大好きなんだね・・」

 

「いいじゃない

 

 だって私と誠二は幼馴染なんだから」

 

後ろからまた別の女子生徒がほほえましく言い

それに女子生徒は答えた

 

「とにかく離れてくれ

 

 まったくいつまでたっても

 子供みたいに」

 

「むっ

 

 誠二のくせに私を子ども扱いして~」

 

「そりゃ今のそんな結子さんを見てたらね」

 

と本を持った女子生徒が話しかけてきた

 

「あー栞までそんなこと言う!」

 

「私は見たままのことを言っただけ」

 

「そうだよ結子」

 

「みんなして私を子ども扱いするー!」

 

するとそこに

 

「誠二」

 

また一人、女子生徒が声をかけてきた

 

それを見て誠二の目が変わる

 

「フフフフ・・・

 

 ついに本命の登場ね・・・

 

 それじゃあ邪魔者は退散しましょう」

 

結子はそう言って誠二と離れ

恵美と栞もそれにつられるように

 

離れていくのであった

 

「相変わらず誠二と結子さんは

 仲がいいよね」

 

「少しは自重してほしいよ全く・・・」

 

「結子さんはそれほど

 誠二のことを気にかけてくれてるんだよ」

 

「まあな

 

 でも俺はそれでも

 

 一番は一人だけだよ」

 

「フフフフ

 

 ありがと・・・」

 

二人は仲良く机を挟んで

向かい合って話をしていたのだった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

 

わたしと結子さん、恵美さん

誠二は小中一緒の幼馴染でした

 

誠二君は実は過去に受けた

ある傷のせいで人間不信に陥り

 

私たち以外の人間とは

かかわろうとしなかったんです

 

でも夏ごろに

彼女がこの学校に転校してきて

 

やがて彼女の性格に

惹かれていき

 

彼は次第に笑顔が戻っていき

 

他のクラスメートとも

話すようになっていき

 

友達も多くなったんです

 

彩奈さん、美穂さん

亮君、裕也君、蓮君とも・・・

 

彼のことをとても気遣っていた

わたしと結子さんはそのことにとても喜び

 

二人が付き合うようになってから

私たちは二人の仲を応援しました

 

ですが

 

彼のことを知らない人間の一部は

そんな彼のことが気に入らず

 

ついには許されないことをしたんです

 

彼は彼をよく思わない人間・・・

 

彼と彼女をよく思わない人間・・・

 

彼女をよく思わない人間・・・

 

この人たちが結託し

 

彼女を拉致し

彼に強姦させ互いに苦しめ

 

さらに彼女が自殺を図ったのに便乗し

 

彼を犯罪者に仕立てました

 

そのせいで彼は

全校生徒から徹底的にいじめにあい

 

やがて学校に来なくなりました

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

 

「・・・・ここまでは

 二人も知ってるわよね・・・」

 

「・・・・ええ・・・

 

 あの時の結子の泣き声・・・

 

 今でも覚えてるわ・・・」

 

「俺たち三人も・・

 

 あの時からバラバラになった・・」

 

「あの後私もせい君と

 あったことなかったんだけど・・・

 

 実はあの事件から三か月後のある日・・・」

 

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「・・・・よし・・・」

 

栞は彼の家を訪ねると

 

家から出ていく人影を見る

 

「あれって・・・」

 

自分の知っている彼とは

容姿がまったくと言っていいほど

 

変わり果てていたが

 

栞にはわかった

 

「・・・・せい君・・・!?」

 

栞は慌てて歩き去っていく彼を追っていく

 

だが途中で見失ってしまった

 

「・・・・どこにいったの・・・」

 

すると

 

消防車のサイレンが

辺りに響き渡る

 

見ると火の手が上がっているのが見えた

 

栞は急いで向かっていく

 

そこでは家が全焼し

仲から黒焦げになった遺体が

 

運び込まれて行った

 

「あ、あの・・・

 

 何があったんですか!?」

 

「ああ、なんでも

 

 男がいきなり家に押し入って

 家を放火したらしいわよ・・」

 

「え・・・」

 

栞は全焼した家に

振り向いた

 

まさか

 

そう思った

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・あとで調べてみたけど

 

 その家は彼を陥れたクラスメートの家で

 一家全員が無残な姿で発見されたらしいの・・・

 

 私には誰がやったのか・・・

 

 はっきりわかったわ・・・」

 

「まさか・・・

 

 誠二!?」

 

「・・・・・・」

 

栞の話に

彩奈も亮も驚きを隠せなかった

 

「あの時見かけたせい君のあの目・・・

 

 見ただけでわかった・・・

 

 殺してやる、復讐してやる・・・

 

 そんな目だった・・・」

 

「「・・」」

 

その言葉に何も言えなくなる

 

「・・・・無理もないかもしれない・・

 

 俺たちはあいつに恨まれても

 仕方のないことを・・」

 

「何言ってるのよ!

 

 だからってこんなの・・・

 

 こんなの・・・」

 

彩奈は間違ってるとは言えなかった・・・

 

自分もこの事件が起こらなければ

もしかしたら自分がこを

引き起こしていたかもしれなかったからだ

 

ゆえに口ごもってしまった

 

「・・・・彩奈・・」

 

亮は口ごもったに

彩奈に声をかける

 

「・・・・絶対に止める・・・

 

 止めなくっちゃいけない・・・

 

 こんなの間違ってる・・・

 

 私が絶対に・・・」

 

すると

 

そんな彩奈の肩を

亮が強くたたく

 

「一人で抱え込むなよ!

 

 そういうのお前の悪い癖だぞ!!」

 

「亮・・・」

 

亮の言葉に彩奈はふいにつぶやく

 

「そうだよ

 

 あの時彼を助けられなくって

 悔しい思いをしたのはここにいる全員が

 そうだよ・・・

 

 だから・・・

 

 一人で頑張ろうとしないで・・・

 

 私も協力するから・・・」

 

「栞・・・」

 

そして

 

「二人共・・・

 

 ありがとう」

 

彩奈はお礼を言う

 

「それじゃあ・・

 

 行こう」

 

亮と彩奈はともに図書室から出ていく

 

栞もそれを見て

準備を進めていこうとするが

 

「っ!?」

 

後ろに現れた

仮面の人物と対峙する

 

「せ・・・・い・・・君・・・・・・・?」

 

「・・・・・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「それじゃ・・

 

 気を付けてな」

 

「うん・・・」

 

と二人は別れていく

 

「そうだ・・・

 

 絵理奈にも声をかけておかないと」

 

と携帯を取り出し

 

絵理奈に連絡を取ろうとすると

 

入り口から

絵理奈が出てくるのが見えた

 

「え・・・っ!?」

 

彩奈が呼びかけようとしてやめる

 

なぜならそこに現れたのは

 

「絵理奈!」

 

3年3組 出席番号15番

 

志水 哲也

 

彼だったからである

 

「清水君・・・?」

 

「わ、悪い・・・

 

 いきなり呼び出して」

 

「いえ・・・

 

 何かよう?」

 

「あ、いや・・・その

 大事な話があるんだ」

 

哲也はやや弱弱しく答える

 

「その・・・

 

 絵理奈ってさ

 明日なんか用事あるの?」

 

絵理奈はその問いに答えていく

 

「家で勉強するつもりだけど?」

 

「だ、だったらさ・・・

 

 一緒に行かない?」

 

「一緒にって?」

 

「ファミレスとか図書館とか

 どこでもいいよ

 

 絵理奈が行きたいとこならどこでも・・・」

 

「私はどっちでもいいけど

 

 確かあなた、稲葉 結衣さんと付き合ってますよね?」

 

絵理奈は言う

 

すると

 

「実は結衣とはもう別れたんだ

 

 あ、でも別れたから誘ったとか

 そういう理由じゃないんだ・・・

 

 俺もともと絵理奈と話をしてみたかったんだ・・・」

 

「・・・・どういうこと?

 

 言葉の意味が分かりません」

 

絵理奈は言う

 

「ええっと、だからさ・・・

 

 その実は俺・・・

 

 絵理奈のこと、前から好きだったんだ

 だから俺と付き合ってくれないか?」

 

絵理奈は突然の告白に

内心、はあ?と思っていた

 

「そ、その・・・

 

 返事はすぐじゃなくっていいんだ・・・

 

 そうだ、お互いのこと知るために

 これからどこかに出かけないか?」

 

絵理奈は内心あきれながらも了承する

 

絵理奈は誰にも見られていないところで

うっすらと笑みを浮かべていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懐の四枚のカードを忍ばせながら・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                             




織姫星への伝令役の鷲と白鳥は
無残に狩られ

猟犬はその牙を携えつつも
狩られる側になってしまった

残り 19人と九人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・
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