※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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現在 7人と二人

・・・・・・・ ・・

奥井 詩織
        御者 一二三
北浦 亮
        早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央
        ・・
常盤 蓮(脱)

藤沢 彩菜

真野 佐紀

結城 真莉

和藤 草弥

・・・・・・・


50人目・・・・・・・,五十人目・・

夜の街

 

そこを走る

一人の少女

 

「はあ・・・

 

 はあ・・・」

 

3年3組 出席番号25番

 

藤沢 彩菜

 

彼女であった

 

彼女が走る理由

 

それはもちろん

この赤い封筒事件の犯人

 

早乙女 絵理奈

 

本名、射手山 愛理奈

 

彼女を止めるためである

 

「絶対に止めて見せる!

 

 あの時のように後悔したくない・・・」

 

彩奈はそう告げながら走っていくのであった

 

・・・・・・・ ・・

 

彩奈とは別の方でも

一人の少女が走っていた

 

「もういやだ・・

 

 何でこうなっちゃうの・・!?

 

 何で・・

 

 何で・・

 

 何で何で!!」

 

3年3組 出席番号28番

 

真野 佐紀

 

彼女は逃げるようにおびえながら

走っている

 

そしてある場所に

逃げ込むとそこで呼吸を整えつつ

 

辺りを見回す

 

「はあ・・

 

 はあ・・

 

 もう大丈夫かな・・」

 

佐紀は逃げてきた方を見ると

誰もいないことを確認して

 

一息つくのであった

 

だが

 

佐紀はふいに

後ろを向いた

 

そこには

 

「人間と言うのは逃げるとき

 無意識に左に曲がっていく確率が

 およそ70%

 

 考えもなしに逃げたところで

 ルートがわかってしまえば簡単に追いつくよ」

 

「ひぃ!」

 

歪んだ顔を浮かべた

絵理奈、いや愛理奈が彼女に迫っていく

 

「ま、まって・・

 

 お願い・・

 

 許して・・

 

 わ、私は・・

 

 私は何も・・」

 

「何もしていない?

 

 そうね・・・

 

 あなたは真実を知っていながら

 保身のために偽りを掲げた

 愚か者どものほうへとついた・・・

 

 藤沢 彩菜がいじめられているときと

 同じようにな・・・」

 

「ひぃ!

 

 いやああ!!」

 

逃げようとする佐紀だったが

足を矢で射られ

 

動けなくなってしまう

 

「あ、ああ・・」

 

「そうやって逃げ続けて・・

 

 少しでも自分が傷つかない方へと・・

 

 戦おうともせず去る勇気も持たず

 甘えた選択を繰り返していく・・

 

 もうそれがかなうと思うなよ!」

 

「いやああ!!」

 

こうして佐紀は

逃げることも叶わず

 

とらわれてしまうのであった

 

・・・・・・・ ・・

 

「はあ・・

 

 はあ・・」

 

ある場所では

三人の少女が合流する

 

「真莉、よかった・・

 

 心配したよ・・」

 

3年3組 出席番号13番

 

渋谷 真央

 

「愛理奈はどうにかなった?」

 

3年3組 出席番号5番

 

奥井 詩織

 

彼女らが出迎えたのは

 

「亮とどうにか応戦したけど

 全然歯が立たなかった・・

 

 どうにか隙をついて逃げてきたの・・

 

 亮も一緒にね・・」

 

3年3組 出席番号31番

 

結城 真莉

 

彼女であった

 

「二人こそ大丈夫?」

 

「何とかこれで固定したけど・・・

 

 当分この腕はだめね・・・」

 

「しかし・・

 

 まさか絵理奈の奴・・

 

 あの愛理奈だったとは・・

 

 確かに顔はそっくりだったけど

 性格とか全然違ったからわからなかった・・

 

 やられたわね」

 

「もしも高校一年の時の復讐を

 果たそうとしているのなら・・

 

 私たちのことも狙って来るでしょうね・・

 

 せっかくあいつのことを告発しようとしたのに

 自分から名乗るなんて・・」

 

真央と真莉が話し込む中

 

「・・・・・」

 

詩織は黙り込んでいた

 

「詩織?

 

 どうかした?」

 

「う、ううん・・・

 

 なんでもないの・・・

 

 とにかくこうなった以上

 この三人の状態で行動しないと

 

 真莉が言うほどだったら

 あいつはいつ狙ってきてもおかしくない・・・」

 

「そうね・・

 

 真莉と私はそれほど

 大したものじゃないけど

 

 詩織は腕とかが使えない状態だし・・」

 

「こうなったら・・

 

 受けて立つしかないわね・・

 

 一度体制を立て直すわよ

 

 このままだと分が悪いし・・

 

 ここまできたんだもの・・

 

 今更あきらめてたまるもんですか!」

 

真莉の言葉に

詩織も真央もうなずくのであった

 

・・・・・・・ ・・

 

「う・・

 

 臭い・・」

 

彼女は目を覚ます

そこにあったのは

ひたすら真っ暗な空間

 

まるで筒の中にいるような場所だ

 

すると

 

水音が響くように誰かが現れた

 

「目が覚めたようだね真野 佐紀」

 

それは愛理奈だった

 

「こ、ここは・・」

 

すると愛理奈は

足で足元の水を彼女にかけた

 

「きゃ!

 

 なにこれ・・

 

 くっさ!!」

 

「ここは下水道だ

 いうなればここは汚水のため場と言うわけだ」

 

そのあまりのにおいに

卒倒しそうになる佐紀

 

「なんでなの・・

 

 何でこんなひどいことするの・・

 

 私は何も・・」

 

「もうその口を閉じなさい・・・

 

 悪いけれど

 あなたのその見苦しい言い訳

 

 聞きたくないのよ!」

 

そういうと

佐紀の口を開けさせる

 

「そういえば君は

 食べるのが大好きだったね

 

 あの時のご馳走にも

 手を出そうとしていたみたいだが?」

 

「だ、だって・・

 

 おいしそうだったし・・

 

 それに本当のことを言うと

 あの時お腹が・・」

 

「と言うことはあの時食べた分では足りないだろう・・・

 

 だったら思いっきり食べさせてあげるわ」

 

そう言って愛理奈は

小さなバケツを用意し

 

それで足元の汚水を掬い

 

佐紀の口に流し込んだ

 

「うぐ・・

 

 ごぼお!

 

 おええ!!」

 

佐紀は吐こうとするが

それを止められる

 

「せっかく用意してあげたんだ

 

 しっかり飲み込みなさい

 

 ほら、飲み込むなさい・・・

 

 さあ・・・

 

 さあ!」

 

「うぐ・・

 

 んぐうう!!」

 

口を閉じられ

吐きだすことも叶わない佐紀は

 

飲み込まされた

 

「さあ・・・

 

 まだたくさんあるから

 もっと食べなさい」

 

「んぐ・・

 

 んぐうう・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 んん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・ ・・

 

「どこなの・・・

 

 どこにいるのよ愛理奈・・・」

 

すると

 

ーんんんん!!!!-

 

「っ!?」

 

どこからか声にならない声が聞こえた

 

彩奈はそれに気づき

声が響いたあたりを調べていく

 

すると浄水場の入り口が

開いているのが分かった

 

「ここって下水道・・・

 

 この格好で入るのは無理ね・・・ん?」

 

彩奈はふいに

そこにどぶ掃除用の服と長靴と手袋が

捨てられていた

 

においがついているということは

おそらく誰かが何かに使った後だということ

 

もしかしたら愛理奈?

 

彩奈は嫌な予感を感じて

急いで入っていく

 

下水道の奥へ奥へと進んでいくと

 

そこに縛られた人影があった

 

「あれは・・・」

 

彩奈はその人物に見覚えがあった

 

クラスメートの真野 佐紀だ

 

「佐紀!

 

 大丈夫って・・・うぶっ」

 

佐紀の姿を見て彩奈は

吐き気を覚える

 

なぜなら彼女の体には

灰色に濁った水が

 

彼女の口の中には

見るのも嫌になるくらいの汚物が

残っていたのだから

 

「とにかく外に・・・」

 

「うう・・」

 

佐紀は声にならない声を出す

 

汚物が喉の奥にまであるためか

うまく声が出ないようだ

 

「ぐぶお・・」

 

彩奈は外にまで出すと

携帯を使って救急車を呼び

 

すぐにその場を離れていくのだった

 

「ああ・・

 

 ああ・・」

 

佐紀はもう、まともに立つこともできない状態にまで

衰弱していたのだった

 

・・・・・・ ・・

 

そのころ

 

「ん・・・?」

 

詩織はなっている自分の携帯を見る

 

その内容を見て

驚愕の表情を浮かべる

 

「どうしたの詩織?」

 

「う、うん・・・

 

 お母さんから・・・

 

 わ、私いったん家に戻るね

 

 いろいろ準備も

 しないといけないと思うし

 

 だから・・・」

 

「だったら一緒に・・」

 

真莉がついていこうとすると

 

「ま、待って!

 

 一人で行かせて?

 

 あんまり大人数だと逆に

 違和感があるかもだし・・・」

 

「そう?

 

 まあいいわ・・

 

 その代わり

 すぐに戻ってきてね

 

 今のあなたは

 一人になるとまずいんだから・・」

 

「わかってるって

 

 それじゃあ・・・」

 

と詩織はいったん二人の元を離れていく

 

詩織は真央と真莉に背中を向けて走っていくと

驚愕と恐怖にまみれた表情で走っていくのだった

 

・・・・・・ ・・

 

ある場所

 

そこでは

愛理奈が

 

携帯を片手に

突っ立っていた

 

風が吹いて

彼女が着ているクロークと

マフラーを

 

たなびかせている

 

「・・・・・・・」

 

愛理奈は

捜査をし終わると

 

携帯を

懐にしまった

 

彼女はその後

不気味な笑みを浮かべて

 

こう告げるのだった

 

「藤沢 彩奈・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早く私を止めてみなさい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真野 佐紀 脱落

 

残り、6人と二人

 

・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          




鯨はその巨大な口で
いかなるものも食べるのだが

さすがに度が過ぎたものを食らうことはできず

その食欲を失った

残り 6人と二人

・・・・・・ ・・

奥井 詩織
       御者 一二三
北浦 亮
       早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央
       ・・
常盤 蓮(脱)

藤沢 彩菜

真野 佐紀(脱)

結城 真莉

和藤 草弥

・・・・・・
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