復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
・・・・・ ・・
奥井 詩織(脱)
御者 一二三
北浦 亮
早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央
・・
常盤 蓮(脱)
藤沢 彩菜
真野 佐紀(脱)
結城 真莉
和藤 草弥
・・・・・
病院
そこでは
二人の少女がいた
「・・・・・」
3年3組 出席番号13番
渋谷 真央
「・・・・・」
同じく3組 出席番号31番
結城 真莉
二人は恐怖と悲しみに暮れた
表情を浮かべていた
なぜなら目の前には
「・・・・・・」
同じく3組 出席番号5番
奥井 詩織
彼女がいたのだ
全身に包帯を巻き
右腕にはしっかりとしたギプスをしており
涎をだらしなく垂らしている
かつての面影など
みじんも見当たらない
変わり果てた姿であった
「・・・詩織の様子は・・?」
「ええ・・・・
全身に激しい打撲
右腕を複雑骨折
それ以上に
精神を病んでいるようで・・・・
現在も精神治療を受けさせているのですが」
真莉の問いに看護師が答える
詩織はやがて看護師に
車いすに押されて精神病棟に通じる
通路を渡っていくのであった
「真央・・
私のせいだ・・
私のせいで詩織が!」
「真莉!
しっかりしなさい!
あんたがそんなことになったら
それこそあいつの思うつぼだよ」
「だって詩織がもしも
愛理奈に殺されてたらって思ったら・・」
「あんたがそんなのだったら
いつ狙われるかわからないわよ!
あんたがそうやってうじうじしている間にも
あいつは私たちを探していってる・・
こんな時頭脳派のあんたがしっかりしないと
どうするのよ!!」
「真央・・
なんだか不思議ね・・
いつもは逆のはずなのに・・」
「いいじゃないたまには
それに今ここでうろたえてたら
私たちあいつに屈することになる
アタシたちにはやるべきことがあるんだ・・
それをやり遂げるために・・
絶対に生き残るんだ!」
「そっか・・
そうだよね
ありがと真央・・
こんな時だからこそ
しっかりしないとね」
「そうね・・」
冷静になっていく真莉
すると
「真央・・
いったんうちに戻った方がいいわ」
「なんでだよ?」
「詩織がああなった以上
今の私たちであの愛理奈をまともに相手にするのは
難しいわ
だから今のうちに対策を立てておかないと・・
そのために必要な食糧とかお金とかね・・」
「よっし・・
じゃああたしいったん
家に戻るわ・・
0時になったら近くのコンビニに」
と二人はいったん別れ
それぞれの準備を始めるために
動き始める
真莉はしばらく
歩いていると不意に
気配を感じた
「誰!?」
すると
電柱の陰から
一人の人物が現れる
「あ、あんたは・・!?」
その人物は・・・・・ ・・
・・・・・ ・・
真央の方も
家路についていた
「(あともう少しで
私たちの計画が
うまく言っていたのに・・
替え玉の美穂が死んで・・
頼りの詩織がああなって・・
どうして・・
どうしてこうなっちゃったのよ・・)」
と不意に弱気になった頭を
慌てて振り回して気をしっかり持つ
「(何言ってんのよ!
真莉にあんなことを言ったんだから
私がしっかりしないとどうするのよ!!
とにかく、愛理奈対策を
早めにしておかないと・・
おそらく警察も動いて
きっと私たちのことも調べに行くはず・・
その前に愛理奈をどうにかしないと・・
そうしたらあの女、彩奈を今度こそ・・)」
真央はそう言って
家に戻ってきた
だが妙だ
家の中は暗く
家族の声もしない
違和感を覚えながら
リビングの方へと恐る恐る歩いていく
リビングのドアを
ゆっくり開けていく
真央がそこで見たのは
「ひぃ!?」
自分の家族が鎖に縛られて
天井からぶら下げられている光景だ
「お父さんお母さん!」
慌てて両親を下ろそうとするが
鎖が絡まっていて解けない
「この・・」
すると
「ようこそ
私のアートのミュージアムへ」
真央はふいに後ろから聞こえた声の方を向く
そこにいたのは
「どうかしら?
あなた達の家族を
私がきれいに飾りつけしてあげたのよ?
素敵でしょ?」
「愛理奈・・」
早乙女 絵理奈
否
射手山 愛理奈
彼女がいたのであった
「愛理奈あああ!!
ふざけるなあああ!!」
と殴りかかっていくが
愛理奈の蹴りの一撃で
壁にぶつけられる
「ぐう・・」
「さあて・・・
せっかく来てくれたんだし・・・
あなたもあなたの家族と一緒に
私が飾り付けしてあげる・・・」
と迫る愛理奈
「ふざけるな!
あんたの復讐は私たちだろ!?
家族を巻き込むなよ!!」
抗議する真央だが
愛理奈は意に返しもしない
それどころか
「家族?
くだらない」
「んな!?」
「家族なんて所詮
血が同じだけの
ただの他人でしょ?
そんなの大切にして何になるっていうのよ?」
愛理奈はそう吐き捨てた
真央は彼女の言葉に絶句する
「お前・・
本物の化け物だな」
「その化け物を生み出したのは
ほかでもないあなた達でしょ?」
真央はそう言って
近くにあったゴルフクラブを手にする
「あんたに勝てなくても
せめて一撃当ててやるよ!
はあああ!!」
真央は一人
愛理奈に向かっていくのであった
・・・・ ・・
「っ!?」
彩奈は偶然物音を
近くで聞いてその場所に駆け付ける
他人の家に勝手に入るのは
気が滅入るがもしかしたらと思い
上がらせてもらう
そこで彩奈が見た光景は
「あら?
こんなところまで
ご苦労様彩奈さん」
笑顔で迎え入れた愛理奈と
「うう・・
ああ・・
彩・・・奈・・!?」
鎖に縛られ
家族もろとも天井にぶら下げられている真央の姿があった
「愛理奈・・・」
「どう彩奈さん
私のこの芸術作品・・・
題して’縛られた女王様とその家族‘とでも
つけておきましょうか?
それにしても・・・
まさかこんなところまで押し入るとは・・・
案外しぶといのね」
「悪いけど一度決めたことから
もう逃げないって決めてるのよ・・・
絶対に最後までね!」
彩奈は言い放つ
「そうなの
どうやらあなたとは
ここでお別れを言わないと
行けないみたいね・・・」
「愛理奈・・・
あなたの気持ちもわかる
友達や家族に裏切られて
周りは敵だらけだっていうことも
復讐に走る気持ちも・・・
でもやっぱり
あなたのやってることは・・・
間違っている!」
彩奈は言う
「間違ってるね・・・
でも教えてあげる・・・
人間の歩む人生に・・・
間違いなんてないのよ」
愛理奈はそう言って
矢を彩奈に向かって放つ
すると矢は壁に刺さると
急に燃えあがり
辺りを炎に包んでいく
「ぐう・・・」
彩奈は煙に巻かれ
ひるんでしまう
「生きてたらまた会いましょう
フフフフ・・・」
愛理奈はそう言って
炎の中へと消えていく
「待って!
ごほ・・・」
彩奈は周りが炎に包まれて
身動きが取れなくなっていく
「おい・・
おい・・
おいおいおい
おおおい!!」
縛られて身動きの取れない真央は
情けない声を上げる
彩奈はそんな真央を見つめる
「あ・・・彩奈・・
・・・お願い・・お願い・・・・・
助けて・・」
「私もおんなじこと言って・・・
あんたは聞いてくれた?」
「あ・・・ああ・・いや・・・・・」
「少しは人の痛みを知りなさいよ・・・・馬鹿・・・」
と二人の周りを
炎が包み込んでいくのであった
渋谷 真央 脱落
残り 4人と二人
・・・・ ・・
・・・・ ・・
ある場所
そこでは
一人の少女が
将棋を指していた
そこに一人の人物が現れる
「来たわね・・・」
御者 一二三
彼女の後ろから現れたのは
「久しぶりね・・・
一二三・・・」
愛理奈だった
この二人が
出会うとき
更なる対決が
繰り広げられる
カシオペアと同じく女王のように扱われたその少女は
家という玉座に縛られて炎に包まれていくのであった
残り 4人と二人
・・・・ ・・
奥井 詩織(脱)
御者 一二三
北浦 亮
早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央(脱)
・・
常盤 蓮(脱)
藤沢 彩菜
真野 佐紀(脱)
結城 真莉
和藤 草弥
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