※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

42 / 71
現在 4人と一人

・・・・ ・

奥井 詩織(脱)
     御者 一二三(死)
北浦 亮
     早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央(脱)
     ・
常盤 蓮(脱)

藤沢 彩菜

真野 佐紀(脱)

結城 真莉

和藤 草弥

・・・・


54人目・・・・,五十四人目・

ある場所では

二人の人物が対峙していた

 

一方は

 

「まさかこんな形で

 お前に会うことになるとはな

 

 愛理奈・・」

 

3年3組 出席番号9番

 

北浦 亮

 

彼が対峙するのは

 

「まさかこの場所をかぎつけてくるとはね・・・

 

 いいえ、偶然ね・・・

 

 あなたがいつも追いかけていたのは

 彩奈さんの方なんだからね・・・」

 

三年四組

 

早乙女 絵理奈

 

その本名は

 

射手山 愛理奈

 

赤い封筒事件の犯人であり

この地獄を引き起こした張本人だ

 

「あそこで一体何をしていた・・」

 

「一二三さんと対局をしていたのよ・・・

 

 彼女は実は病に侵されていてね・・・

 

 長くはなかったの・・・

 

 それで勝負が終わったら

 その後いろいろあってぽっくり・・・

 

 今はその帰りよ」

 

「俺がどうしてここに来たのか・・

 

 わかるよな」

 

亮がやや凄み気味で言う

 

「さあ・・・?」

 

「お前を止めに来たんだ・・

 

 力づくでな!」

 

「それは何のために?

 

 あなたのため?

 

 それとも、彩奈さんのためですか?

 

 やれやれ・・・

 

 死んだ人のことをそこまで思うなんて

 なんとも未練がましいですね・・・」

 

「死んだ人・・?

 

 ちょっと待て!?

 

 それはどういう意味だ・・

 

 あいつは・・

 

 彩奈はどうしたんだ!?」

 

亮は嫌な予感が頭をよぎり

 

愛理奈に問いただす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「殺したよ・・・

 

 ここに来る前にね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

亮は愕然とした

 

彩奈はもうすでに

 

彼女の手にかかってしまったことに

 

「どうしたの?

 

 そんなにショックだったのかしら?

 

 一年の時から彼女のことが好きだったものね

 

 その彼女がもういないことに絶望でもしてる?」

 

愛理奈は嘲笑するように亮に言う

 

「まったくどこまでもイラつく男だね・・・

 

 結局君は彩奈さんに自分のことを見てほしい

 頼ってほしいと引き気味だっただけではないですか

 

 そのくせ振られて弱気になって

 

 彼女がいじめにあってても

 知らんぷりで・・・

 

 そのくせあなたは

 その思いをすてきれずに

 

 川本 大輔を殺した・・・

 

 挙句その後

 あなたは彼女が犯人かもしれないと思い

 

 自分の罪も彼女にかぶってもらおうと

 

 彼女を追いまわした・・・

 

 親友であった祐樹君や健太郎君も巻き込んでね」

 

「・・・・・・」

 

「あの時彩奈さんが

 レン君に仕向けられて

 あなたを振ったという判断は

 

 皮肉にもあなたが正解であることを証明した・・・

 

 煩わしい・・・

 

 ああ、煩わしい・・・

 

 自分の勝手な想いに

 どれだけの人間の人生を狂わせたのやら・・・」

 

すると

 

「・・・・そうかもな・・」

 

亮は口を開く

 

「確かに俺はダメな奴だ・・

 

 あいつが苦しんでるのを知ってて・・

 

 助けられずに

 挙句にあいつを追い詰めようとした・・

 

 あの時お前がこの事件の犯人だってしった時・・

 

 俺は本当に救いようのないバカ野郎だって思ったよ・・

 

 大輔を殺して

 その罪を彩奈にきせようとして

 

 祐樹と健太郎も巻き込んで・・

 

 結局俺は・・

 

 大切なもんを傷つけちまった・・」

 

亮の目からは涙が流れていく

 

「・・・・でもな・・

 

 そんな俺でもできることがある・・」

 

「うん?」

 

亮は涙をぬぐって

愛理奈をにらむ

 

「うおおおお!!」

 

亮は愛理奈にとびかかっていく

 

「っ!?」

 

「お前を止めることだ!」

 

亮は愛理奈を押し倒し

押さえつける

 

「フフフフ・・・

 

 ハハハハ・・・

 

 あーっはっはっはっはっ!!!

 

 いいだろう!

 

 いい口実じゃないか!!

 

 すべて私のせいにすればいい!!!!」

 

「いいや・・

 

 俺の犯した罪は

 俺が償う!

 

 だからお前も

 自分の罪を償え!!」

 

すると愛理奈は

亮の背中に蹴りを食らわせ

 

彼を横に倒した

 

「あいにくだけど

 まだ裁かれるわけにはいかないのよ・・・

 

 私が裁きたい人間は

 まだいるんだからね!」

 

「これ以上はさせねえ・・

 

 させてたまるかああああ!!」

 

それでも愛理奈の体を抑えつける亮

 

「私の復讐を

 お前ごときが止めるなど・・・

 

 ありえないことだ!」

 

「ありえないことがどうかは俺が決める!

 

 ここで俺があきらめちまったら・・

 

 お前を止めようとして死んだ彩奈に

 申し訳が立たねえだろう!!」

 

精一杯の力で

愛理奈を止める亮

 

だが

 

亮の顔に

掌底が食らわされる

 

「ほぶ!」

 

ひきはがされる亮

 

「お前が私を止められることはない

 

 彩奈さんのいじめすらも

 止められないような脆弱な君では

 

 私をどうにかなどできるものか」

 

「ぐう・・」

 

亮に迫ってくる愛理奈は

近づきながら弓の弦を引く

 

「さあ・・・

 

 彩奈さんのもとに行って

 せいぜい自分の犯した罪を

 

 懺悔し続けるがいい・・・」

 

笑いながら亮に

矢の先を向ける

 

「っ」

 

亮は覚悟を決める

 

彩奈・・・・ごめん・・

 

ただ自分の身より

彩奈への悔いを心に刻む

 

すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん?」

 

「っ!?」

 

声が響き

そこに現れたのは

 

「悪いけど・・・

 

 その矢を打たせるわけには

 行かないわ!」

 

3年3組 出席番号25番

 

藤沢 彩菜

 

まぎれもなく彼女であった

 

「フフフフ・・・

 

 驚いたわね・・・

 

 まさかあの火事から

 生きて出てくるなんて」

 

「彩奈・・」

 

笑みを浮かべて言う愛理奈と

驚愕するように見つめる亮

 

「よく言うわよ

 

 そんな顔して

 本当は予想できてたんでしょ?

 

 じゃあこれも予想できてた?

 

 真央も無事よ」

 

「っ!?

 

 なんですって!?

 

 ありえない!

 

 鎖の縛られていた彼女を

 助け出すことなど・・・」

 

「鎖は外したけど

 天井につりさげられていた部分を

 外したのよ

 

 ちなみに真央の家族も無事よ」

 

「なぜだ!

 

 お前は真央さんに

 あんなにひどい目に合わされていたのに・・・」

 

「確かにね・・・

 

 でもこれで真央たちが

 やってきたことは明るみになる

 

 どのみちあいつは終わり・・・

 

 私にはそれで十分よ」

 

彩奈はそう言って

スタンガンを取り出す

 

「できれば使いたくないけど・・・

 

 あなたはまともに話せる相手じゃないことが

 よくわかった・・・

 

 無理やりにでもあなたを止める!」

 

とスタンガンを愛理奈に向ける彩菜

 

「そんなおもちゃで

 私を止められるとでも?

 

 っ!?」

 

すると

 

愛理奈の体を誰かが

押さえつけた

 

それは

 

「おとなしくしててもらう!

 

 行け彩奈!!」

 

亮だった

 

「亮・・!」

 

彩奈は意を決して

愛理奈に向かっていく

 

「ここでやられるわけには・・・

 

 ふん!」

 

すると愛理奈は体を

振りまわし

 

「ああああ!!」

 

「しまっ・・・!?」

 

彩奈のスタンガンは亮にあたってしまった

 

「悪いがここでやられるわけには

 行かないからね・・・

 

 彩奈さん・・・

 

 今日の午前0時30分

 

 白咲高校3年3組の教室にいらっしゃい・・・

 

 そこで決着をつけましょう!」

 

とその場を去っていく愛理奈であった

 

「亮!」

 

その後彩奈は倒れた亮のほうに向かう

 

「亮・・・

 

 ごめんなさい・・・

 

 私のせいで・・・」

 

彩奈は涙を浮かべて

亮に話しかける

 

「いいや・・

 

 自業自得さ・・

 

 俺は本当にダメな奴だ・・

 

 好きな女にかっこつけたくって

 結局はこの通りさ・・」

 

「あなた・・・

 

 まだ私のこと・・・

 

 あんなにひどい振り方したのに・・・」

 

「お前だって大変だったんだろ・・

 

 いじめにあって強姦されて・・

 

 知ってたけど俺は・・

 

 お前を助けられなかった・・

 

 それで俺は・・

 

 大輔や昭子のことも・・」

 

「昭子を殺したのは

 亮だったのね・・・

 

 そこまでして・・・」

 

「でも結局俺は

 俺の自分勝手な思い込みで

 お前を追い詰めて

 

 挙句には

 自分の罪をお前にかぶせようとした・・

 

 今ここでおまえに殺されても文句は言えねえ・・

 

 それほどに最低な奴だ・・」

 

「・・・・まったく・・・

 

 あんたって本当に馬鹿よ・・・

 

 でもそういうとこ

 あんたらしいわ・・・」

 

「彩奈・・

 

 もしも愛理奈を止められたら・・

 

 改めてあの時の返事・・

 

 聞かせてくれるか?

 

 レンに言われたことじゃなく・・

 

 彩奈自身の気持ちを・・」

 

「・・・・いいわ

 

 すべてが終わったら・・・・絶対に・・・

 

 でもちょっとだけ・・・

 

 亮・・・

 

 あの時はいつも私のこと

 守ってくれて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ありがとう・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩奈はそう言って

倒れた亮の元から離れていくのであった

 

・・・ ・

 

その後

 

警官隊が到着し

倒れた亮を保護した

 

「この子は確か・・

 

 北浦 亮君」

 

「彼も事件に

 巻き込まれたか

 

 でもこの様子なら

 命に別除はないだろう・・」

 

警察官のうち

何人かが話している

 

「意識が戻ったら

 いろいろ聞かせてもらわないとな・・・」

 

「幸い目立った

 外傷はない

 

 念のために

 病院に連れて行こう」

 

「そうだね

 

 丁度救急車が止まりました」

 

そこに救急隊員が到着し

亮の身柄を運んでいくのであった

 

「何かうれしいことでもあったのかね・・・

 

 すっごく安らかな顔してやがる」

 

「何かがあったのかね・・・」

 

「まあどっちにしろ

 彼はこの件の重要参考人だ

 

 意識が戻りしだい

 いろいろ聞かせてもらおう」

 

と救急車に乗せられた亮を

見送っていく警官隊の二人であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北浦 亮 脱落

 

残り 3人と一人

 

・・・ ・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ ・

 

結城家

 

「詩織・・

 

 真央・・

 

 二人共・・

 

 どうして・・・どうして・・」

 

3年3組 出席番号31番

 

結城 真莉

 

彼女は詩織に続いて真央が

病院に運ばれたことを母から聞いた

 

そのことで一人

頭を抱えて罪悪感に駆られていた

 

すると

 

真莉の携帯に

着信音が鳴る

 

真莉は恐る恐る出る

 

出てきたのは

 

『やあ、遅かったわね

 

 結城 真莉さん・・・』

 

「愛理奈ぁ・・」

 

真莉はその相手に

怒りをむき出しにして話す

 

『その様子・・・

 

 どうやら君のお友達が

 私の手にかかったことは

 伝わっているようね・・・』

 

「よくも詩織や真央を・・

 

 絶対に許さない!」

 

『ならば今日の午前0時

 

 白咲高校3年3組の教室に来なさい・・・

 

 そこですべての決着をつけましょう・・・・』

 

「・・・いいわ

 

 絶対に後悔させてあげる!

 

 私の友達を傷つけさせたことをね!!」

 

そういうと携帯は切れ

それと当時に真莉は指定された場所に

向かうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の時が迫る・・・ ・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      




ペルセウスと同じく英雄と呼ばれた少年は
愛する者への罪滅ぼしで彼女を支え

彼女に最後の戦いを決意させた

残り 3人と一人

・・・ ・

奥井 詩織(脱)
    御者 一二三(死)
北浦 亮(脱)
    早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)
渋谷 真央(脱)
    ・
常盤 蓮(脱)

藤沢 彩菜

真野 佐紀(脱)

結城 真莉

和藤 草弥

・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。