復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
・・
奥井 詩織(脱)
御者 一二三(死)
北浦 亮(脱)
早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)(死)
渋谷 真央(脱)
常盤 蓮(脱)
藤沢 彩菜
真野 佐紀(脱)
結城 真莉(死)
和藤 草弥
・・
数年前
それは今の3年3組と三年四組が
まだ高校一年生の時
ある場所に
二人の男子生徒が
向かい合って座っていた
「・・・・・・」
そこにいたのは
山瀬 裕也
当時から勉強サイボーグなどと
呼ばれていた秀才である
おまけに運動も喧嘩も強い
まさに欠点のない人物だ
そんな人物と向かい合って座っている
一人の男子生徒は
「僕に何の用だ・・・
誠二・・・」
裕也がそうつぶやくその相手は
「お前に聞きたいことがあるんだ・・・」
北斗 誠二
彼であった
「別に構わないが
早くしてくれ・・・
僕は君のことは認めているが
相手にするほどでもない・・・
こうして話をしている時間など
無駄以外の何物でもない・・・
早く本題をだしてくれ・・・」
裕也は突き放すように言う
「じゃあ単刀直入に聞こう・・・
どうして彼女を・・・
彩奈を苦しめているんだ?」
その言葉に裕也は
少し体を震わせる
「なんのことだ?
確かに僕は彼女が
いじめにあっていることは知っているが・・・
僕はかかわってるわけじゃない・・・
ただ時間の無駄なだけだ」
「本当にそうなのか?」
その言葉に
裕也は誠二を調べている
「俺は最初
このいじめを仕組んだのが
結城 真莉であることを突き止めた
だが確実な証拠がなかったからな・・・
ある日、彼女と取り巻きの真央、詩織と一緒に
不良に絡まれているところを助けたところで
聞いてみた・・・
動機は彼女の父親の経営していた会社が
彩奈の父親に裏切られて父さんに追いやられ
首を吊った・・・
そのことが理由で彼女は
家族ともども世間から中傷を受けて
この町に引っ越してきた
そこで彼女に出会い、彼女のことを聞いた・・・
後は今の通りだ」
「フン・・・
あの女がよくもまあ
そんなことを切り出せたものだ・・・
だがそれと僕と何の関係がある?
悪いのは結城 真莉なのに
何故僕が?」
「妙だと思ったんだよ・・・」
「何?」
「藤沢なんて性はいくつもある
なのにどうして真莉は彩奈が仇の娘だって
知ったんだ?
調べるにしても
知る時期が早すぎる
だから聞いたんだ・・・
誰から聞いたんだって・・・
そしたら答えてくれたよ
委員会で一緒だった・・・
お前から教えてもらったんだってな・・・」
「・・・そ、そんなの証拠になるか・・・
大体なんで僕がそんなことを・・・」
「俺だって信じたくなかったよ・・・
お前がこんなことを仕組んだなんて・・・
だからこそ俺はお前のことを調べてみた・・・
そうしたら・・・
とんでもないことが分かった・・・
お前と彩奈は・・・
同じ父親を持つ
腹違いの兄妹だってことがな!」
「っ!?」
「お前と彩奈の鑑定を見て
そうだと思った・・・
つまりそういうことだろう?」
誠二は言うと裕也は恐る恐る聞いた
「・・・どうするつもりだ・・・
もしお前の言ってることが事実だとして・・・
俺をどうするつもりだ!」
明らかに動揺している状態で言い放つ裕也
すると
「どうにもしない」
「え・・・?」
「仮に俺がお前のことを告発したって・・・
俺自身もつらいだけだ・・・
だから俺はお前を信じてみる
それが友達だから・・・
それじゃ・・・」
と裕也の肩をたたいて
誠二は去っていく
裕也はそんな彼の背中を
にらみつけていた
・・
現在
「・・・俺のことを何も理解していないくせに
何が信じるだ、身の程を知れ!
だがあまりウロチョロされるのも厄介だし
あいつを封じる手を思いついたんだ・・・」
3年3組 出席番号31番
山瀬 裕也
彼はすべてを語っていく
「そ、それじゃあ・・・
あの高校一年のあの事件は・・・」
同じく3組 出席番号34番
和藤 草弥
彼は恐る恐る聞いていく
「フン
あんな親の権力にかじってるだけの
無能の犬の大久間にあんなことができると思うか?
そうだよ!
僕があいつに進言してやったんだよ!!
つまり!!!
あの事件の黒幕は・・・
俺だ・・・」
「そんな・・・」
草弥は驚きを隠せない
「そのあと俺は
彩奈を追い詰めるための策を
また練り直して
彩奈を死に至らしめる方法を仕組んだ
亮も、レンも、真莉も真央も詩織も
クラスメートもすべてこの俺が動かしていたのさ
唯一の誤算は美穂が彩奈のいじめを止めようと
行動していた事だ
もっとも相談した相手が真莉だったおかげで
障害にはならなかったがな・・・
極めつけは赤い封筒事件・・・
まさかあの時自殺・・・いや
詩織に殺されたと思われた愛理奈が
名前を変えてここに来るとはな・・・
だが僕からすれば大したことはない・・・
愛理奈も真莉もうまくクラスメートを動かしたつもりだろうが
俺からすれば滑稽そのものでしかない・・・
本当に人を駒のように動かしたいなら
決して自分が盤の上に立ってはならない
そうしたら結局自分すらも駒の一つでしかなくなるのに・・・
哀れなものだな・・・」
その言葉に草弥は
衝撃を覚えた
「お前・・・
人の人生をなんだと思ってんだ!」
「そんなものは俺にとってはどうでもいいことだ!
まったく・・・
愛理奈・・・
お前はあの時に死んでいた方がよかったんだよ・・・
苦しむのが嫌なくらいならばな
彩奈も復讐をもくろんでいたくせに
結局はくだらない友情のために自分の身をふいにした
そんな風なら最初っから生まれてこなければよかったんだよ・・・」
裕也は背中を向ける
「ふざけんな!」
草弥は叫ぶ
「お前のそのくだらない復讐心のために・・・
どれだけの人間が巻き込まれたと思ってんだ!
覚えてろ・・・
いつの日か絶対に・・・
お前はこの報いを受ける・・・
絶対にな!!」
「・・・そうなる時が来るならな・・・」
裕也は改めて歩き出していくのであった
「・・・彩奈・・・
お前のこと助けてやれなくって・・・
ごめんな・・・
愛理奈もあの時・・・
俺に勇気があれば・・・」
と二人の顔に手を触れる
「二人共・・・
すまない・・・
う・・・
うああ・・・
ああああああ!!!!!!」
二人の亡骸の前で
膝を落として泣き叫ぶ草弥だった
そして彩奈は
そんな彼の前で
静かに命の火が
消えようとしていた
「(誠二・・・
結子・・・
恵美・・・
美穂・・・
藍・・・
愛理奈・・・
私もう眠くなってきた・・・
多分もう私は・・・
今からそっちに行くよ・・・
できることなら私みんなと
一緒のところに・・・
行きたい・・・・な・・・)」
藤沢 彩菜 死亡
残り・
・
いじめと言う鎖に縛り付けられたのは
アンドロメダと言う王女のように
不幸に縛られた運命を持った少女
少女は友と同じ場所に行くことを願い
その命の炎を静かに消した
現在 1人
・
奥井 詩織(脱)
御者 一二三(死)
北浦 亮(脱)
早乙女 絵理奈(射手山 絵理奈)(死)
渋谷 真央(脱)
常盤 蓮(脱)
藤沢 彩菜(死)
真野 佐紀(脱)
結城 真莉(死)
和藤 草弥
・