復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
そして
風子が高校に入って
しばらくたったある日
あるお宅の家に
二人の人物が入っていく
「あら、珍しいわね
広樹がお友達を連れてくるなんて・・
ひょっとして彼女?」
「うるせえな、ツレだよ」
と母親らしき人物に
ぶっきらぼうに答え
靴を脱いで上がる少年
「お邪魔します」
ツレの少女はその母親らしき女性に
頭を下げて上がっていくのであった
少年の部屋に入っていく二人
「ここがオッキーの部屋かあ
意外と何もないんだね」
「だから言ったろ
俺の家に来ても何にもやることはないって」
すると部屋にノックがされ
そこにお盆を持った母親が入ってきた
「なんだよ!?
来なくていいよ母さん!」
「由奈ちゃん、だったわね?
ゆっくりしていってね
この子ここ最近友達を連れてこなくなって
もう私心配で心配で・・
だから広樹と仲良くしてあげてね」
と言って
お盆を置いてお邪魔しましたと
言わんばかりに部屋を出ていこうとすると
ふいに何かを思い出したように向きなおる
「そうだ
あんたに荷物が届いてたから
一緒においておくわよ
それじゃあ私、買い物に行ってくるから」
と出ていくのであった
「何だこれ?」
「DVD?
でもなんか変わってるね」
広樹から由奈に
それを手渡すと
由奈がそのDVDの
真ん中に触れた瞬間
それが光
何かが映し出される
そこに現れたのは
『ごきげんよう、愛川広樹君
これを開いたということは
私の贈り物が届いたようだね・・・』
黄色いフードを羽織った一人の人物であった・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・
「こ、この人って・・
前に美幸ちゃんをさらった!?」
「違う・・・
あの時さらったやつのフードは黒色だった・・・
何でこんなところに」
すると
『私は黄色なる傲慢・・・・
君の恋人をさらった黒い憤怒とは
ともにすべてを誓い合った同志だ・・・・
その黒い憤怒に君の恋人をさらわせるように
依頼したのは他でもないこのわたしだ・・・・』
それを聞いて広樹は激しい形相でにらみつける
「てめえか・・・
美幸を襲わせて、さらわせて
俺に美幸を売ったっていうデマを流したのも・・・
てめえってことかああああ!!!」
と殴りかかるがすり抜けてしまう
「落ち着いてオッキー!
これは立体映像だよ!!」
「立体映像?
SFじゃあるめえし・・・」
『だが技術的に絵空事じゃない
まあ少し頭を冷やしたまえ・・・・
私がこうして君の前に現れたのには理由がある・・・・
君はことのすべてが私の手によるものだと勘違いしているようだからね』
黄色なる傲慢と名乗るフードの人物の言葉に
広樹は何やら異様な感覚を覚えた
『確かに君の恋人
中野 美幸をさらったのは黒い憤怒で
それを依頼したのは私だ
だが私も黒い憤怒もそれ以上のことはしていない』
「「!?」」
黄色いフードの人物の言葉に広樹も由奈も
驚きを見せる
『君と恋人を襲わせ
彼女が強姦されるように仕向けたのも
君にその罪を着せたのも
君の元同級生さ・・・・』
「なっ!?」
「嘘・・」
広樹も由奈もその告白には
信じられないと驚愕する
『証拠をお見せしよう』
と指を鳴らすと
そこに映像のようなものが出る
『あの後私が
君の恋人が襲われた現場にあった
足跡を分析させた結果だ・・・
その時、出てきた鑑定結果で
現れた靴がこれだ・・・』
と一足の靴が映し出される
広樹にはその靴には見覚えがあった
それは
「これは・・・
俺がいた中学で指定されてる・・・
運動靴じゃねえか!?」
「ええ!?」
そうこれで確定した
ジムで知り合ったレンと言う男性との約束で
傷つけないと誓っていた同級生の中に真犯人が
いた言う事実を
「ああああ・・・
なんでだよ・・・
なんでなんだよおおおお!!!」
喚く広樹
「でも待って・・
どうしてあなたは
このことをオッキーに?」
由奈は問いかける
『なあにこれから始まる遊戯に
彼を招待したいと思ってね・・・・』
「ゲーム?」
その言葉に広樹はぴたりと動きを止めて
フードの人物を見つめる
『先ほど話した通り
君の恋人、中野美幸を売り
その罪を君に着せた人物は
君の同級生の中にいる
その犯人を見事に見つけ出してみなさい
リストはこの装置の中にある
そして見事に見つけ出すことができれば
私の方からご褒美を上げよう』
「・・・・ふざけんな・・・」
フードの人物のその言動に
広樹は怒りを見せながら言う
「そんなもののために・・・
美幸をさらったってのか・・・
お前が犯人じゃないってことはよくわかった・・・
でもそれでもお前が美幸をさらった犯人だっていうのには変わりねえ!
美幸も俺も、てめえのおもちゃじゃねえぞ!!」
『おもちゃだよ
君のような下等な人間に
それ以上の存在価値などない
ましてや君の恋人は私が介入しなければ
どうなっていたか・・・・
それに君は私のゲームに参加するほかない
何故ならこのゲーム
復讐遊戯の君への報酬は・・・・
中野 美幸だからねえ』
「美幸が!?
ってことは美幸は無事なのか!?」
『君がこのゲームに勝つことができれば
彼女を君のもとに返してあげよう
悪い話じゃない・・・・
まあせいぜい私を楽しませることだね
フフフフ・・・
ハハハハ・・・
あーっはっはっはっはっ!!!!』
と映像は切れて
DVDらしいそれは音を立てて開く
由奈がそれに気づき中に入っていた紙を広げる
それは
広樹の在籍時の同級生のリストであった
「美幸・・・
美幸ぃ・・・」
崩れ落ちるように膝を落とす広樹
すると
「ねえオッキー・・
このゲーム・・
乗ろうよ!」
由奈がそう言った
「何言ってんだよ・・・
あんな他人の人生をゲームのように
もてあそぶような奴の口車に乗れっていうことなのか!?」
「じゃあどうするの!?
もしもオッキーが
参加しなかったら
あの人にとらわれている美幸ちゃんはどうなるの!?」
由奈の言葉に広樹は彼女を見る
「だってそうでしょ!?
ああいうやつだからこそ
あえて乗らないといけないよ!
今は無事かもしれないけど
これからはわからない・・
美幸ちゃんを早く助けるためにも
この要求にあえて乗らないといけないんだよ!!
私も協力するよ・・・
だから・・・
大好きな人をあきらめないで!!!」
「由奈・・・」
広樹はその言葉に目つきを変えた
「私も協力するよ
だってオッキーは
私に生きる楽しさを教えてくれたんだもの
そのオッキーが笑顔になれるなら
私なんだってできるよ
だから行こう
美幸ちゃんを嵌めたやつを探しに
美幸ちゃんをあいつから助けるために」
と由奈は手を伸ばす
「ありがとうな由奈
ようし・・・
だったらやってやるぜ
復讐遊戯なんてふざけたゲームのために
俺や美幸が振り回され続けてたまるか!」
と広樹は
由奈の持っていた
復讐対象者リストの紙を取って
広げると
そこから封筒が落ちていく
「これって?」
封を開けて中にあった手紙を見ると
そこにあったのは
「・・・・これは!?」
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広樹へ
私はあの後
暗い部屋に連れていかれて
そこで私は現在過ごしています
あの時渡すが犯されそうになったところを
あの黒いフードの人に助けられたの
最初はちょっと怖かったけど
その人たちから広樹は入院してるけど
死んではいないって聞いて
ちょっと安心した
私その人に感謝してる
もしもあの時私をさらってくれなかったら
私はきっと広樹に私がけがされていくのを見られて
もう生きていけないって絶望してたと思う
私本当は早く広樹に会いたい
でも私は人質
ここから出ることは許されない
でも私は信じてる
広樹がきっと
私を助けに来てくれるって
だからその時が来るのを待ってます
最後に広樹
私、広樹に出会えて本当に良かった
だから待ってます、広樹とまた会える時を
そしたらまた一緒になろうね
美幸
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その手紙を読み終えて
広樹は目を閉じて顔を上に向ける
すると決意したのか
顔を元に戻した
「決めた・・・
俺はこの復讐遊戯に参加する
俺は美幸を追い詰めたやつを絶対に許せない・・・
だからやる!
その犯人を見つけ出し美幸を助け出すために」
「私も協力するよ!
広樹のためなら何でもできる!!」
こうして復讐と言う名の遊戯に
二人のプレイヤーがエントリーするのであった
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ある場所
そこでは
黒いフードに包まれた人物
黒い憤怒
網葛 風子
彼女は携帯で
誰かと連絡を取っていた
「・・・・へえ
愛川 広樹君をうまく
たきつけるなんてね
まさかこのために中野 美幸さんを
さらったんじゃないよね・・・」
『さあね?
決めたのはあの人だし
私に聞いても困っちゃうよ』
「・・・・はあ・・・
まあいいや・・・
愛川 広樹がどうしようが
どうしようと関係ないよ
アタシはアタシの復讐をするだけ・・・
そしてもしも愛川 広樹君が
いっちゃんの事件にかかわっていようといないと
アタシの邪魔をするなら・・・
彼にも容赦しないよ絶対に・・・」
物語は始まった・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・
残り30人と十六人、⑨、Ⅲ人と弐拾八人
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