※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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Ⅱ人目 暴力空手家少年

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Ⅱ人目,参人目,⑨,2人目,三人目

黒く果てしない部屋

 

そこでは一人の少女が

一人立っている

 

そこには黄色、緑、赤、青の四色の額縁で

そこにはそれぞれ何枚もの写真が貼られていた

 

するとその少女は

その額縁の傍らに張られている

 

いくつもの資料のほうを

見やっていく

 

その中にある

一枚の写真に狙いを定め

 

反対側の青い額縁のほうに

 

狙いを定めた

 

次のターゲットに

視線を定める

 

その相手は

 

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三塚家 軫太郎 

 

風子の在籍していた

元Ⅲ年Ⅳ組の男子

 

大柄な見た目のとおり

大変な乱暴者で

 

在咲中にも

多くの後輩の生徒を

 

男子女子構わず

乱暴していた

 

それを偶然伊月に見られ

注意された

 

以来朗太は

伊月の私物を壊したり

 

体操服を引き裂いたりと

いやがらせをするようになった

 

動機としては十分にある

 

風子はまず

彼女に見定めていこうと

 

考えた

 

そのために風子は

昨日弱みを握らせ

 

忠誠を誓わせた

宇野 貫太に探りを入れさせた

 

貫太も風子も第二高校に通っている

 

方法はすでに決めていた

 

テストも近いこの時期だ

これはさすがの軫太郎もつられるだろう

 

軫太郎は部活で帰りが遅い

 

その時にあるものを見せたら

きっと引っかかる

 

そしてついに執行を始めるために

風子は仮面で顔を覆い

黒いフードを羽織るのだった

 

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部活の時間

 

空手部において

精を出す部員たち

 

その中に

今回狙われているターゲットがいる

 

「はあ!」

 

三塚家 軫

 

彼は現在

高校の空手部に所属していた

 

そして部活が終わり

彼は着替えるために

 

自分のロッカーを開ける

 

そこにはある手紙が入っていた

 

軫太郎は現在

同じ部活に所属している

 

ある女子生徒に淡い思いを抱いている

 

彼女には乱暴者である

彼も頭が上がらず

 

いつも自分のことを気にかけてくれる

その女子柔道部員に好意を寄せていた

 

もしかして彼女

 

あるいは別の女子

 

どっちにせよ彼の心は

浮かれきっていた

 

着替えて外に出て

その手紙を開けてみてみる

 

そこに書いてあった手紙とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『三塚家 軫太郎へ

 

 あんたが私のこと

 すきだって告白してくれたよね

 

 その返事手紙にして言うね

 

 ふざけんなよ?

 

 あんたみたいな色黒のむさくるしい奴なんか

 大っ嫌いだよ

 

 私だけじゃない、周りの奴もみんな

 あんたのことうざいって思ってんだよ

 

 いい加減現実見ろよこの鳥頭』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんだこりゃああああ!!!!!」

 

その内容に軫太郎は

激しく体を振るわせる

 

失恋のショックより

侮辱された怒りが勝っていて

 

やがて彼は走り出していくのだった

 

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その後

 

ある公園に

一人の女子生徒が歩いていた

 

女子空手部員

 

烏丸 蓮子

 

彼女は部活の片づけをしていたため

帰りは遅くなってしまった

 

親に帰りのことをメールしているのであろうか

携帯をいじっている

 

だがそれゆえに

彼女は後ろから迫ってくる

 

人影に気が付かなかった

 

蓮子はその人影に

連れ去られトイレに連れ込まれ

 

強姦させられてしまうのだった

 

「はあ・・・

 

 はあ・・・」

 

「あ、ああ・・・

 

 どうして・・・

 

 こんな・・・」

 

自分のモノをぶら下げて

脱力した彼女はふいに犯人を見る

 

「し、軫太郎・・・・君・・・?」

 

「思い知ったか・・・・・

 

 俺をバカにした報いだ」

 

すると蓮子は涙を浮かべる

 

「ば・・・・バカに・・・したって・・・・・・・

 ・・・・何のこと・・・?」

 

「とぼけるなよ!

 

 この前俺が告白した返事・・・・・

 

 手紙を出したじゃねえか!!

 

 これが証拠だ!!!」

 

と手紙を見せる

 

「こ・・・・こんなの・・・

 

 ・・・・知らないよ・・・」

 

「ふざけるな!

 

 お前の名前が書いてあるだろう!!」

 

「確かに書いてあるけど・・・

 

 ・・・・こんな手紙知らないよ・・・

 

 それに私がこんなこと書くはずがないでしょ・・・」

 

「なんでそう言い切れんだよ・・・・・?」

 

蓮子の言葉に軫太郎は

やや嫌な予感を覚えて聞いた

 

そして

 

「だって私・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軫太郎君のこと、好きだから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな・・・・・」

 

それを聞いてがくりと膝を落とす

 

するとそこに足音が響いていく

 

「みじめね・・・

 

 あなたの短絡的な思考で

 あなたの想い人を凌辱するなんて・・・」

 

「はっ!?」

 

そこに入ってきたのは黒いフードの人物であった

 

「だ、誰だお前・・・・・」

 

「知る必要なんてないわ

 

 あんたはもうここで終わりだからね」

 

そう言って右手に持っている鍵のような形の棒を

指で回すようにもてあそぶ

 

「しっかしあんたを最初に選んで

 正解だったわ・・・

 

 まさかこんな簡単に

 引っかかってくれるなんてね」

 

「ちょっと待てよ・・・・・

 

 その言い方、まさか・・・・・

 

 あの手紙を送ったのは・・・・・」

 

「そうよ

 

 アタシよ

 

 あんたを動かしやすいように

 彼女やあんたのシフトをいじったのもアタシ

 

 全部アタシの思惑よ!」

 

そう言い放たれ

軫太郎はわなわなと体を震わせつつ

 

立ち上がる

 

「お前が・・・・・

 

 お前のせいでええええ!!!!!」

 

と殴りかかるも

軽く受け止められてしまう

 

「あのさ・・・

 

 それって逆恨みでしょ?

 

 あなたが勝手に決めつけて

 勝手に事を起こしたんでしょ?」

 

「ふざけんな!

 

 てめえがそうするように仕組んだくせに!!」

 

「そんなの関係ないわ

 

 よく彼女のことを見ていれば

 すぐに見分けられたはずよ?

 

 でも結局あなたは見ただけで疑いもせずに

 ことに走った

 

 要するにあなたは彼女のことを見ていない

 

 ようは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あなたの彼女に対する想いは偽物だってことでしょ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がああああ!!!!!」

 

もう片方の拳を

繰り出すも簡単にかわされ

 

さらに足を払われ

地面に倒される

 

「ぐう・・・・・」

 

「あなたなんて

 アタシの敵じゃないわ

 

 このままあなたを傷つけるのはたやすいけど・・・

 

 あいにくそういうわけにはいかないわ・・・

 

 もっとも・・・

 

 あなたがこれからアタシの言う質問に

 答えてくれるのならね」

 

倒れた軫太郎をゆっくりと見下げる

 

「答えなさい

 

 あなたは中学の時

 後輩に暴力を振るったことを

 弓月 伊月に注意されたんだよね

 

 あなたはそのことを逆恨みして

 彼女の服を引き裂いたり

 私物を壊したりとした嫌がらせをしたのよね?」

 

「ゆ、弓月・・・・・

 

 なんでお前

 弓月のことを・・・・・」

 

「質問に答えなさい!

 

 あなた・・・

 

 彼女を不良たちに売った!?」

 

と激しく問い詰める

 

「し、知らねえよ・・・・・

 

 そんなの覚えて・・・・・」

 

「ふうん、とぼけるんだ

 

 まあアタシは別にいいよ?

 

 アタシはね・・・」

 

とトイレの個室の方に目を向けた

 

「し、軫上君・・・

 

 今の話本当なの・・・!?

 

 軫上君が中学の時

 そんなことしてたなんて・・・」

 

蓮子が涙目になって訴える

 

「れ、蓮子・・・・・

 

 待ってくれ!

 

 お、俺は・・・・・」

 

「あなたがうそをつき続けるのなら別にいいわ

 

 もっとも彼女は悲しみに苦しむでしょうね

 

 さあ、答えなさい!

 

 弓月 伊月を不良に売ったのはあなたなの!?」

 

と激しく詰め寄るフードの人物

 

朗太は吹っ切れたのか口を開く

 

「あの女が悪いんだ・・・・・

 

 これ以上乱暴を続けたら

 あの時のことを先公にチクるって脅すから・・・・・

 

 確かに悪いのは俺だけど

 脅迫なんてやりすぎだろうが!?

 

 俺はずっとゆすられて生きていくのが嫌で・・・・・

 

 あいつを追い詰めてやろうと思った・・・・・

 

 そしたらあいつ遺体で見つかって解放されたって思ったんだ・・・・・」

 

「なるほどね・・・

 

 その言い分・・・

 

 犯人はあなたじゃないってことね・・・

 

 まあでしょうね

 

 あなたみたいな鳥頭に

 あんなまねできるわけもないわ」

 

フードの人物はそれを聞いて

どこか確信していたかの口ぶりをする

 

「ちょっと待てよ・・・・・

 

 俺が犯人じゃないって

 言うんなら・・・・・

 

 なんでこんなこと・・・・・」

 

「はあ・・・

 

 確かに伊月が死んだ元凶は

 あなたじゃなかったわ・・・

 

 でもね・・・

 

 だったとしてもあなたが弓月 伊月を

 苦しめてきたことに変わりない

 

 そんなあなたがこの先平穏に生きていくなんて

 絶対に許さない!

 

 どのみちあんたには

 これから下を向いたまま

 生きていてもらうからね・・・」

 

そう言って両手をそれぞれ朗太と蓮子に添える

 

すると

 

「な、なんだこれ・・・・・」

 

「なんだか眠く・・・」

 

二人は寝入ってしまうのであった

 

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その後

 

「う、うん・・・」

 

軫太郎は目が覚めた

 

傍では蓮子が全裸で眠っており

軫太郎もまた衣服を脱がされていた

 

そこに

 

「ふう、間に合った間に合った・・・って」

 

女性がトイレを使おうと入ってきた

 

「ひぃ・・・・・!?」

 

「い、いや・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いやあああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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風子はその後

学校にて軫太郎が

 

強姦及び公然わいせつ罪で

警察に連れていかれたことを聞いた

 

風子は放課後

所属する水泳部で

 

見事な泳ぎを見せるのだった

 

「網葛さん凄い!

 

 中学の時も水泳部に入ってたの?」

 

「うん、水泳自体は

 小さいころからやってたんだ

 

 いっちゃんが誘ってくれてね」

 

水泳部員に問われ

風子は答える

 

最後の言葉の時に悲しい顔を見せた

 

「ねえ?

 

 よかったら網葛さん

 大会を目指してみない?

 

 いいところまで行けると思うけど」

 

「う、うん

 

 考えてみます」

 

と風子はバスタオルを受け取って

そう答えるのであった

 

風子は泳ぎが得意だった

 

伊月が絶賛してくれたそれが

彼女にとって唯一誇れることだった

 

しかし

 

伊月が死亡してから

彼女は水泳に対しての熱意は薄れた

 

泳いでいると

伊月のことを思い出してしまうから

 

彼女は

ロッカーに入っている

 

一枚の写真を取り出す

 

そこでは二人の少女が

カメラに向かって笑顔で

ピースをしている写真だった

 

「いっちゃん・・・

 

 待っててね・・・

 

 アタシ・・・

 

 絶対に勝つから・・・」

 

そう言って再び

ロッカーを閉じるのであった

 

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「どうやら

 風子さんが

 

 動いてるみたいだね・・・・」

 

「全く・・・

 

 勝手なことをして・・・

 

 散々注意しているのに・・・

 

 彼女を呼び出しますか?」

 

「フフフフ・・・・

 

 いいじゃない

 これはこれで面が白そうだ

 

 塚本 美穂の弟と相棒の少女

 黒き憤怒の復讐劇

 

 これがうまく調和すれば

 

 それはさぞかし楽しい遊戯を

 見られそうだ・・・

 

 少なくとも私はそう思うよ・・・

 

 それよりほかの子はどうなってるの?」

 

「はい・・・

 

 それぞれが

 それぞれの準備を

 始めているようです・・・

 

 ただ一つ、気がかりなことが・・・」

 

「クリミナル、か・・・

 

 いいじゃないか・・・

 

 すきにやらせておけ・・・

 

 イレギュラーが乱入した方が

 さらに最高の舞台になると思うよ

 

 彼らも所詮は私の掌の上さ・・・

 

 フフフフ・・・・」

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復讐遊戯はまだ始まったばかりなのだった・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                          




軫宿は朱雀の尾羽

その勢いによって薙ぎ払われたものは数知れず
まるでっ戦車に惹かれていくかの如くに傷つけられる

去れどそれは己の色とりどりの羽をむしっていくほどの諸刃の剣

結局すべてむしり取られたのだった

残り 29人と十六人 ⑨ Ⅲ人と弐拾七人

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