復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー 作:lOOSPH
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暗い部屋
そこでは風子は
黄色い額に飾られている
写真をはがした
それも一気に三枚も
彼女はすると
傍らにあった
いくつかの資料をはがして
それを読みはじめていく
風子はそれをじっくりと
見つめて年光に作戦を練っていく
その中でも
彼女が一番に目をつけているのは
白咲中学校 元3年2組 出席番号30番
山際 理帆
彼女であった
そしてしばらくすると
風子は蜂上がり仮面をかぶって
黒いフードを羽織るのであった
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とあるライブ会場の控室
そこには三人の男女が控えていた
「どうだった淳?
かわいい女の子はいたか?」
元3年2組 出席番号7番
尾川 洋介
「さあな
俺はお前と違って
ファンをそんな風に見ていないからな」
元エ年2組 出席番号16
柴田 淳
彼はそう言うとその傍で
携帯をいじっている女子を見る
「理帆、今日くらいは真面目にやってくれ
今日はようやく俺たちがプロとして活動できるかが
決まる大事な日なんだからな」
と淳はそう告げると
「分かってるって
私がいないと始まらないもんね」
元3年2組 出席番号30番
山際 理帆
彼女はそう答えた
「そういえばさ今日
由奈ちゃんも来るって」
「由奈?
ああ、この前に熱心に俺たちのことを
応援してくれてるファンのことか
あの子可愛かったよな
俺、味見しちゃってもいいかな?」
と舌なめずりして言う
「洋介
頼むからまじめにやってくれ!」
淳はあきれるように言うが
「私は私の歌をみんなに聞いてもらえればそれでいいんだけどね」
「そうだぜ淳、俺がバンドしてるのはかわいい女の子が寄ってきて
それをじっくり吟味していくためだしな
それとも?
美幸の次は俺たちを追い出すか?」
洋介に言われ淳は口ごもってしまった
「淳はひどいよね~
いくら私より歌が下手だからって
追い出さなくてもよかったのに
可哀そうよね美幸も
美幸をかばったえーっと誰だっけ・・
とにかくそいつが死んで
変な噂が流れるのを恐れて追い出したんだもんね」
淳はその言葉に言い返せない
「まあ文句は言えねえよな
俺のルックスと理帆の歌唱力で
このバンドは持ってるんだからな」
淳はその言葉のあと
無理やり絵顔をつくって言う
「とにかく本番は頼むぞ二人共・・・」
そう言って控室を出ると
淳はすぐに怒りをあらわにする
「ふざけやがって!
俺がどれだけ苦労してると
思ってんだよ!!」
と不満そうに壁をけりつけた
「アイツに頼み込むのにどれだけ頭を下げたと思ってんだ・・・」
とそこに
「相変わらず苦労しているようね、淳」
一人の女性が現れる
見たところ淳らと同い年のようだ
「玲・・・
悪い、みっともないとこ見せちまって」
「いいのよ、それよりも
今日はパパも来るんだからね
最高のライブ、期待しているわよ」
三年一組
亀山 玲
今回淳たちのライブのスポンサーになりたいと
申し出たある企業の娘でありかつての淳たちの
同級生である
淳はこれまでいろんなところから
スポンサーを頼んでいたが
地元で有名になっている程度では
残念ながら弱い
だから最後の砦として
同級生の彼女の父親に頼み込んだ
その熱意を見た父親は言った
ー今度のライブを成功させれば考えてやろうーと
「今日はパパも来てるからね
がっかりさせないでよね」
「分かってる
親父さんによろしくな」
玲は去っていき、淳はその背中を見えなくなるまで
見つめていたのであった
そのころ控室では
理帆が携帯を閉じて立ち上がる
「今日由奈来てるって
ちょっと話してくるね」
すると、洋介は何かを楽しみにするように
笑みを浮かべる
「やめとけよ
外は人でいっぱいだぜ?
ここに呼べよ」
見え見えの魂胆にあきれながらも
言っていることはもっともだと思い
ここに呼ぶことにした
するとすぐに目的の人物は入ってきた
「由奈!
今日は来てくれてありがとね!!」
「もっちろん、だって私理帆ちゃんのファンなんだもん
私の方こそ招待してくれてありがとう!」
「由奈ちゃん!
今日は楽しんでいってね」
と笑顔で由奈に近づこうとしたが理帆に止められる
「ちょっと
私のファンにちょっかい出さないでよね」
「なんだよ
普通にあいさつしただけだろう?
そんな顔すんなって」
と自分の席に戻っていく
「あれ、淳君はいないの?」
「ああ、あいつ?
なんかイライラして外に出てっちゃったわ
まったくカルシウムが足りてないのかしらね?」
理帆はバカにするように言った
「でも彼はバンドのリーダーでしょ?」
「ふん、そんなの肩書だけだよ
俺と理帆に華がある分あいつにも何か
肩書を与えないといけないってことで
あいつをリーダーにしたってことだよ」
鼻で笑う洋介
「でも噂だと技術は一番あるって聞いたけど」
由奈の言葉に理帆はやや不機嫌になって言う
「でもそれだけじゃこんなにファンは出ないでしょ?
私には華もあるし、歌唱力には誰にも負けないわよ」
「まあ別に俺はお前や淳と違って
本気でバンドやってるわけじゃねえからな
かわいい女の子が見てきてくれりゃ俺はそれでいいし」
その洋介の言葉に理帆は癪に障ったように立ち上がる
「洋介?
あんた私をバカにしてんの!?
別にあんたがファンの女の子に手を出そうが
私は構わないけど今日の本番で足を引っ張るようなら
私からバンドをやめてやるわよ!」
思いのほか反論してきた理帆に
洋介は引くに引けなくなった
「るっせねえな!
お前まで美幸や伊月のようなこと
言うのかよ!?」
由奈はその単語に耳を傾けた
「ねえ洋介君
美幸と伊月って誰なの?」
「美幸は理帆が入る前にうちのボーカルだった奴だよ
俺にちょっと突っかかってきた程度でうるさく騒ぎやがって
その時美幸の肩持ったのが伊月だよ
もっとも伊月はその数日後死んで
そいつと親しかった美幸をここに入れることで
悪いうわさが流れるのを恐れた淳が無理やり追い出したんだよ
まあ美幸の方が男子受けもよかったし
伊月も同い年にしてはいい身体してたからな」
「何よそれ
私はその二人にかなわないとでもいうつもり!?」
理帆が食って掛かった
「んなこと言ってねえだろ」
由奈はただその様子を見守っていく
「あんな男子に色目使うほかに人気の取れない美幸と
正論ばっかり言って私らを責め立てたあの・・・とにかく
その二人と一緒にしないで!
歌だったら私の方が上なんだから」
「何熱くなってんだよ!
でも確かにそうだな
歌こそは確かにお前の方がいいかもな
まあ、死んだ奴悪く言うつもりはねえけど」
由奈は気になる単語を見つけた
「その伊月って人は・・
何で死んじゃったの?」
するとそこに淳が入ってきた
「3年に進級する前に
卒業する先輩に告白するために
校舎裏にやってきたんだ・・・
そこを不良グループに傍らで見ていた親友とともに
拉致された強姦され、殺されたらしい・・・」
「え・・」
由奈はそれに驚愕する
広樹の通っている学校で
そんなことがあったのかと
「まあそんなのはどうでもいい
俺達には関係のないことだ」
「よく言うぜ
伊月が死んだあと
余計な噂が立たれるのを恐れて
美幸を外したくせに・・・
そのあと美幸が自殺したって聞いて
あんなに焦ったくせによ」
「美幸が自殺をしたのは彼氏に裏切られて強姦されたからだ!
俺たちのせいじゃない!」
強気に言う淳にたじろく洋介
「由奈、ちょっと外に出よっか・・」
理帆は由奈を連れて控室の外に出る
「理帆ちゃんごめん
本番前なのに空気壊しちゃって・・」
「いいのよ
あいつらもあいつらだし
ほんと面倒な奴らなんだから」
話し込む二人
「美幸や伊月って人の話はタブーだった?」
「いいのよ私はあの二人気に入らなかったしね
まあでもだからって死んでほしいとまでは思ってなかったわ
伊月の遺体を見つけたのはね、網元 風子ってやつだったの・・・
伊月とは幼馴染だったわ
あいつも伊月と一緒に不良グループにつかまったけど
隙をついて逃げ出したわ・・・
でもそれは見捨てるためじゃない
助けを呼びに行ったの
でもその時にはもう遅かったらしいわ・・・
のちに彼女の遺体を発見したのもあいつよ・・・
あいつ伊月の葬儀の時
似合わないくらい泣いて、謝ってたわ・・・
助けられなくてごめん・・・ってね・・・
本当に友達想いの奴だったわ・・・
美幸の時とは大違い・・・」
「え?」
「美幸はね当時付き合ってた、愛川 広樹に売られて
レイプされたんだって・・・
まったく最低な奴・・・
でもさ、最近さ本当にそうなのかなって思えてさ」
「どういうこと?」
由奈は聞いた
「今思えばその広樹ってやつは
不良で通ってたけど
友達を売るような奴だとは
とても思えなくってさ・・・
それに美幸って男子に人気があって
それを妬んでるやつがいたのよ」
「それってクラスメート?
あるいはクラスの人?」
「当時美幸に並んで人気の高かった女子がいたの
笹野 恵里菜っていうんだけどね・・・
そいつはもう誰がどう見ても
明らかなほど美幸を敵対視しててね
絶対アイツが美幸に追い打ちをかけたのよ
彼氏に売られたって吹き込んだりしてね」
由奈は冷静さを保って聞く
「彼氏さん、責任感じてたんじゃないかな?」
「でしょうね
それが原因ですっごいいじめを受けてたし
私は絡んでなかったけど洋介とかはめっちゃ絡んでたし・・」
理帆は由奈に話し込んでいた
「・・・・彼氏さんかわいそうだね」
「そいつ不良だったけど
クラスの人気者だったしね
まあそういうやつが落ちていくのは
見てて気持ちよかったけどね」
それを聞いてついに由奈は堪忍袋の緒が切れて
理帆の頬を思いっきりひっぱたいた
「いった・・
何するの!?」
「・・・・あなたって最低」
由奈はそう言って去っていく
理帆はそれを見て不機嫌さを増していく
そしてそんな二人を
ひそかに見つめる一つの影が
見えるのであった
その人物は手にあるものを仕込むのだった
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こうしてライブが始まる
「やっぱライブは楽しいわね
これなら淳も文句ないでしょ」
するとその目の前に一人の人物が
「だ、誰よあんた・・」
その人物は
彼女の口元に手を抑えると
理帆の意識が遠のいていくのであった
「さあて・・・
最高のライブを
始めましょう・・・」
そう言って気絶した理帆を
抱きかかえていくフードの人物であった
すると
「最高だったな」
「ようし
それじゃあ次に行ってみようぜ
次も最高に決めてさらにモテてやるぜ!」
と二人は立ち上がってステージに上がる
そこにいたのは
全裸で立っている理帆の姿だった・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・
「お、おい理帆!?
お前何やって・・・・」
「おい!」
駆け寄っていくが
気を失っているようで反応がない
しかも遠くでわからなかったが
ピアノ線でつるされている
するとそこに
『おやおやおや~?
ようやく主役のご登場ですね』
スピーカーから声が流れる
「な、なんだよてめえ」
『何って
これからスペシャルライブを
始めるんだよ?
二人にとってきっと素敵なサプライズになるよ
それじゃあここでファンからのインタビューを流すね』
するとスピーカーから
『洋介君はひどいよ
私洋介君に無理やり連れ込まれてエッチして
後はそれっきり、つまりやり捨てだよ』
『ほんとだよね
ファンをなんだと思ってるのかしら』
『何であんな奴がモテてるんだよ
ふざけんなよ!』
そんな声が次々と出てくる
洋介はそれを聞いて血の気が引いていく
「洋介君!
どういうことなの!?」
そこに一人の女性ファンが
さらに
「え?
何言ってるのよ!?
私が洋介君の彼女でしょ!?」
「ふざけんな!
俺の彼女を奪っておいて
ほかにも女がいたってのかよ!」
次々と非難の声が上がり
ついに罵倒に代わっていく
「あ、ああ・・・・
うわあああ!!!!」
「おい、洋介!」
逃げ去っていく洋介を引き留めようとするが
「ちょっと!」
そこに現れたのは
「れ、玲・・・」
亀山 玲だった
「何なのコレは!?
ボーカルは全裸で現れるわ
ファンを食い物にする男がいるわ
まったくがっかりね
残念ながらこの話はなかったことにするから・・」
と玲は奥にいた父親らしき人物を連れて
去っていくのであった
「あ・・・
ああ・・・
うああああ!!!」
こうしてライブは中断されていくのであった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「う・・
うううう・・」
理帆は意識を取り戻す
そこに移ったのは
全裸になった自分の体と
真っ暗になったライブ会場
その体はピアノ線につられて
思うように動けない
「お目覚めのようだね
山際 理帆ちゃん・・・」
そこに黒いフードを羽織った
仮面の人物が現れる
「だ、誰・・?」
「しっかし災難だったわね
あなたはもう歌を披露するどころか
外にも出られないよ?」
「ど、どういう・・」
「自分の今の姿を見てみなさいよ
そのあられもない姿は
ファンの前にさらされたからね
アタシからのサプライズよ・・・」
すると
「ふざけないでよ・・
私がいったい何を・・」
「さあね?
あなたのその自分勝手な性格が
災いしたんじゃないかな?」
そう言って鍵状の棒を手に突き付ける
「ねえ、一つ聞きたいんだけれど
あなたは弓月 伊月が死んだ理由について・・・
何か知ってる?」
「伊月・・?
伊月って誰よ!?」
すると棒を理帆に思いっきりたたきつけた
「ああああ!!」
「だったら思い出させてあげる!
弓月 伊月は
あなた達の嫌がらせから中野 美幸をかばった
あの子よ!!」
うなだれる理帆
「ぐう・・
思い出したわ・・
で、でもなんで私に・・」
「聞きたいことがあるのよ
彼女を襲わせたのは
貴方なのかしら・・・」
「し、知らないわよ
そもそもそんな奴のことなんて
知らないのに何かできるわけもないでしょ」
「そっか・・・」
すると黒いフードの人物は懐から刃物を取り出す
「ねえ
見ざる言わざる聞かざるって知ってる?
知らないだろうからそれを実践させてあげる・・・」
「い、いや・・
やめて・・
お願い・・
いやああああ!!」
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「くそ!
何でこうなっちまうんだよ・・・
理帆は葉だけでつるされるし
洋介は出て行っちまうし
せっかく俺が苦労して手に入れた
大チャンスなのに・・・」
淳は片づけをしつつ
不満を口にし椅子を蹴り飛ばす
するとそこにノックが入る
「はい?
誰っすか?」
開けるとそこにいたのは由奈だった
「やれやれ・・
びっくりしたね
いきなりのサプライズなんて」
淳はあいにく由奈のことは顔を見た程度で
ほとんど話したことなどなかった
「あんたにゃ関係ない・・・
悪いが帰ってくれ!」
「そうはいかないわ
私は中野 美幸の無念を晴らすために
貴方にも同じ苦しみを与えなくっちゃいけないの!」
美幸の名前に淳は身を凍らせる
「み、美幸!?
あいつの自殺のことか!?
だからあれは美幸が彼氏に売られて
レイプされたからで俺には関係ないっての!」
「本気でそう思ってる?
愛川 広樹がそんなことをするって」
淳はその言葉に疑問を浮かべる
どうしてここまでその事情を知っているのか
「し、知らねえよ!
俺にはそっちの方が都合がいいんだよ!
俺にバンドを辞めさせられて自殺したなんて
周りに言われなくなるからな!」
「じゃああなたが’広樹が美幸ちゃんを売った‘って言いだしたの!?」
「ちげえよ!
たぶん、女子が言い出したんだろう
美幸を追い詰めるために!」
「それってあなた達の元クラスメートの笹野 恵里菜?」
由奈は間髪入れず問いただした
「アイツは美幸に嫉妬してたからな
だけどそんなことは俺にはどうでもいい!
帰ってくれ!!」
と淳はペットボトルを由奈に投げつける
それは由奈にあたって床に転がる
「やれやれ・・・」
そこに黒い帽子をかぶった人物が現れる
「だ、誰だよあんた・・・」
すると男はそのペットボトルを拾って
淳に投げつける
ペットボトルは淳に胸にあたる
「なにしやが・・・」
するとその眼前までその人物は詰めてきた
「お前ら絶対に、許さねえ!」
と淳の腹を思いっきりけり上げた
息ができずにその場にうずくまる淳
「な、何を・・・」
苦しむ淳を床に押し倒すと
男は足で右手を踏みつける
「やめろ・・・
やめてくれ!!!」
その人物はそのままもう片方の足で
その腕を蹴り上げる
その腕は曲線のごとく曲がった
「ぎゃあああ!!!」
「これでもうお前は一生ギターを弾けない・・・
これで終わりだ」
そう告げてとどめに淳の右手の親指を踏みつける
すると音が響き、淳は頭を下げる
「ようし・・・
あとは洋介だ・・・
行こう由奈!」
「うん!」
二人は急いで楽屋を出るのだった
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そのころ洋介は
これまで手を出した女の子たちにつかまる前に
ライブハウスから抜け出そうと飛び出した
「くそう・・・・
なんなんだよあれは・・・・
くそ、もうバンドなんてやめだ
俺は別に女にもてるから
どうでもいいや・・・」
すると
その目の前に一人の人物が
「だ、誰だよてめえ・・・・」
その人物は洋介に手を出すと
「な、なんだよ・・・・
やめろって・・・・
うわあああああああ!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いそぐぜ!
多分もう裏口に出ようとしてる」
「そうだね・・」
広樹と由奈は洋介を追う
するとそこに
ーぎゃあああああああ!!!!!!!ー
洋介の悲鳴が聞こえた
二人は気になり
急いでその足取りを追う
裏口を出てみたものは
廃人同然のように
見るも無残になった洋介と
フードの人物だった
「お前は・・・」
広樹はこのフードの人物を知っている
この人物は美幸をさらった黒いフードの人物だと
だが
そのフードの人物は
広樹と由奈の方に向く
「あなただーれ?」
「「え??」」
そのフードの人物の声に
思わず間抜けな声を出してしまう
「お前・・・
誰だ?」
「私?
私は羽根、じゃなかった
紫の色欲だよー?
って言ってもわからないと思うけど・・・」
すると
そこにフードの人物が
「あ、貴方!?
これは一体・・・」
「黒い憤怒!?」
広樹と由奈も
黒い憤怒に気づく
「あなた・・・
どうしてここに・・・」
「うん
ここにあの人が
面が白い人を見つけたっていうから
ちょっと見物に来たの
ねえ?
愛川 広樹ってどこ?」
その言葉に広樹と由奈は反応する
「はあ
貴方あの集会の時に
写真手渡されたじゃない・・・」
「そうだっけー?」
「あなたはもう少し
マニュアルを見直す癖を身につけなさい・・・」
とあきれるように風子は言うと
広樹を指さす
「彼がそうよ・・・」
ただ静かにそう告げる
「ふむー
そうなんだー
あなたが
愛川 広樹さんー?」
「だ、だったらなんだよ・・・」
身構える広樹
「あの人が言ってた
あなたが私たち以外にあの人の
お眼鏡にかなったっていう広樹さんって?
貴方だったんだー」
するとその人物は
懐から何かを取り出し
それを構える
それは刀だった
「ねえ、愛川 広樹さん・・・
死んでくれる・・・?」
白鳥、風鳥、巨嘴鳥
三つのハーモニーは乱れ
各々はすべてを失った
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・・・・・・・・・
LUST
・・・・・・・・・