※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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5人目 卑劣法螺吹き少年

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5人目,五人目

その後 山根 幸一は

不登校となった

 

絵理奈は少し間を開けて

次の復讐に移ろうかと考えている

 

食堂にて彩奈とまた

一緒に食事をとっている絵理奈

 

気が付いたら彩奈は自然に

自分の身に起こっていることを

 

彼女に話していってしまうのであった

 

「・・・・そうですか

 

 そう考えるとあなたも大変だったんですね・・・」

 

「・・・・うん・・・」

 

するとうっかり

箸を落としてしまい

 

後ろに転がった箸を

拾おうとしたその時

 

彩奈は誰かが近づいてきたのを

察知して体をひっこめる

 

すると

 

「うお!?」

 

その人物は転び

彩奈の後ろの席に座っていた

人物に食堂のメニューのおかずが

かかってしまう

 

かけられた相手は

 

「きゃあああ!!」

 

3年3組 出席番号13番

 

渋谷 真央

 

彼女であった

 

すると

 

「真央、大丈夫!?」

 

同じく3組 出席番号5番

 

奥井 詩織

 

彼女が真央に駆け寄ると

一斉に同席していた女子たちが

 

ハンカチを持ち合った

一人だけ席に座ったままだが

 

すると

 

「わ、悪かったよ真央

 で、でも俺のせいじゃない

 

 藤沢が俺の足を引っかけたんだよ!」

 

とこけた男子生徒は

何とあろうことか彩奈のせいにした

 

「なんでこんなことするんだよ!

 

 そりゃ、お前が真央のことをよく思ってないのは知ってるけどさ

 

 こんなまわりくどいことするんじゃねえよ

 卑怯な女だな」

 

「はあ?

 

 何を適当な事言ってんのよ!

 

 自分でこぼしたんでしょ!!

 

 人のせいにしないでよ」

 

「何言ってんだよ

 いつも真央の悪口ばっか言ってんじゃねえか

 

 なあ直人!」

 

と偶然近くでその現場に居合わせていた

気の弱そうな男子生徒に話を振った

 

真実には気が付いている様子の彼だったが

 

「う、うん・・・」

 

真実を語ることを恐れるのは

いじめられている側がよくやる行動である

 

「まったく・・・

 

 ずいぶんと幼稚ないいわけだね」

 

と絵理奈が口に出す

 

「早乙女・・・

 

 何言ってんだよ

 俺は事実を・・・」

 

「事実と真実は別物ですよ

 

 少しぐらい自分の意見と言うのを

 述べられないの?

 

 困った狼さんですね」

 

そういうとお弁当を片付けて

さっさとその場を去っていく絵理奈

 

「そいつの肩を持つつもりかよ」

 

「少なくとも私は

 あなたのような狼さんの味方には

 なりたくないわ」

 

そう言い捨ててその場を後にする絵理奈であった

 

「・・・・ちっ・・・

 

 調子に乗りやがって・・・」

 

とその男子生徒は

気に入らないように去っていく絵理奈を

 

にらみつけているのだった

 

その場はとりあえず

先生が偶然来たので

 

保留となったという

 

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3年3組 出席番号26番

 

峰嶋 貴志

 

誰もが認める卑怯者で

平気であることないことを

 

言いふらしている男子生徒だ

 

絵理奈は黒い手袋をはめて

黒い額縁に張り付けてある複数の顔写真のうち

貴志の写真をはがし

 

赤い封筒にカードを入れた

 

次のターゲットに

牙を向けんとする野獣のように

 

ひっそりと動き出して行こうとする

 

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翌日

 

2時間目は美術の授業だった

 

美術においては選択科目の一つで

それでいて3組4組との合同になっている

 

偶然にも彩奈と絵理奈は

同じく美術を選択していた

 

すると

 

「あれ?

 

 私の絵具がない」

 

真央が自分の道具を

覗いて自分の絵具が亡くなっていることに気づいた

 

「うちに置いてったの? 真央」

 

「宿題でもないのに

 絵具なんて持ち帰るわけないじゃん!」

 

美術準備室の保管庫においてあった

道具入れから自分の絵具がなくなっていた真央

 

すると

 

「彩奈

 あんたの絵具

 私に貸しなよ!」

 

「え?

 

 そんな・・・

 

 私のがなくなっちゃうじゃん」

 

「そんなこと知らないわよ!

 

 早くしなさいよ!!

 

 先生が来ちゃうじゃん!!!」

 

彩奈から無理やり絵具を取ろうとする真央だが

それを見てひとりの女子が口を挟む

 

「真央、休んでる優斗か

 結子の絵具を使えばいいじゃない

 

 彩奈の絵具なんて使いたくないでしょ?」

 

「それもそうね・・

 

 結子は真面目だから家に持ち帰ってるって言ってたし・・

 

 じゃあ優斗のを使おっかな

 できれば使いたくないけど

 彩奈のよりはましだし」

 

と長身の男子生徒が真央に恐る恐る話しかける

 

「ゆ、優斗君の絵具なら

 教室の机にかかってたと思うけど・・・」

 

「じゃあ彩奈さ

 取ってきて・・」

 

「でももうすぐ授業始まるし・・・」

 

「いいから持ってきなさい!」

 

すると

 

真央に絵具が差し出された

 

「え・・?」

 

「よかったら使って

 

 私いつも二つ買ってますし

 

 前の分もまだ残ってますから・・・」

 

「あ、うん・・

 

 ありがと・・」

 

真央はやや唖然としつつも

絵具を受け取りお礼を言った

 

「すごいじゃない絵理奈

 

 どこかのどんくさい奴とは

 大違い」

 

「違いないわね」

 

大笑いする真莉と詩織

 

その様子を見て

面白くなさそうに見つめている貴志は

 

自分の分の絵具を取り出そうとした

 

その時

 

自分の絵具入れの中に

貴志はあるものを見つけた

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い封筒だった・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴志はそれを見て

慌てる様子を見せる

 

そこに先生がやってきたのを見て

腹痛を偽って教室を出るのであった

 

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「(こ、これって・・・

 

  優斗の時に

  届いたっていう

 

  噂の赤い封筒・・・

 

  何で・・・

 

  なんで俺のところに・・・)」

 

と不意に

赤い封筒を開き

 

中身を見る

 

そこに入っていたのは

 

とある店に手万引きを働く自身の写真と

星座が描かれたカードであった

 

「(誰だ・・・

 

  いったい誰が

  俺のところに

  こんなものを・・・)」

 

疑心暗鬼に襲われていく貴志

 

さらに

 

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体育の授業

 

そこで3組と四組の男女金堂で

バスケの試合をしている

 

「はい!」

 

そこで絵理奈が

見事なシュートを決める

 

「かあああ、またか!」

 

対戦相手の真央は

これに頭を抱えていた

 

「すごいね早乙女さん

 

 バスケ部に入ったら?」

 

「ううん、そんなにすごくなんてないよ

 

 ただ覚えたことを行動に出しているだけだもん」

 

と同じく対戦相手の

3組 出席番号24番

 

野村 藍

 

彼女に話しかけられ

謙虚に答えた

 

そんな中で貴志は

疑わしそうに周りを見つめている

 

「(誰だ・・・

 

  誰が俺にあの封筒を・・・)」

 

と心底つぶやいていたのだった

 

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その後四時間目

 

貴志は疑心暗鬼が過ぎたのか

気分が悪いと訴えて

 

その授業を休んだ

 

そしてお昼休憩

 

絵理奈はいつものように

食堂で昼食をとっていると

 

そこでは貴志が

一人の女子生徒に詰め寄っていた

 

それは

 

「おい、お前だろ・・・

 

 こいつを俺の美術の道具入れに

 仕込んだの・・・

 

 何の嫌がらせだよ!」

 

「し、知らないわよ

 

 でたらめ言わないでくれる!?」

 

彩奈だった

 

「でたらめ言ってんのはどっちだよ

 

 こんな下らねえいやがらせするのは

 お前ぐらいだろ

 

 例の赤い封筒の真似事なんかしやがって・・・」

 

「だから知らないって言ってるでしょ!」

 

しつこく詰め寄る貴志を

何とか振りほどこうとする彩奈

 

すると

 

「何をやってるの?」

 

絵理奈が話しかけに来た

 

「早乙女・・・」

 

「ああ・・・」

 

「まったく・・・

 

 散々うそをついた挙句に

 いたいけな女の子に暴行を

 働こうとするとは・・・

 

 救いようがないとは

 まさにこのことね」

 

絵理奈の発言に

貴志は腹を立てた

 

「てめえ・・・

 

 こいつの肩を背負うのか?

 

 こいつはな美術の時に俺のところに

 こんなふざけたやつを仕込んでたんだぜ

 

 もしかしたら優斗の時だって

 もしかしたらこいつが・・・」

 

すると

 

「証拠はあるんですか?」

 

「はあ・・・?」

 

「美術の時間

 彼女はあなたより後に

 美術教室に来たんです

 

 どうやって仕込めるのでしょうか?

 

 そんなことをしたところで

 すぐにばれてしまいます

 

 いうなれば・・・

 

 彼女に動機があったところで

 犯行は無理なんですよ」

 

「そ、そんなの・・・」

 

絵理奈に言い返され

反論しようと考えて

口ごもる貴志

 

とそこに

 

「「「峰嶋あああ!!!」」」

 

真莉たち三人が

食堂にやってきた

 

「あんた

 

 どういうつもりよ!」

 

「え・・・?」

 

詩織に突然責められ

見の覚えのない貴志は

素っ頓狂な答えを返す

 

「ふざけないで!

 

 私たちのジャージ・・

 

 盗んだでしょう!!」

 

「ええ!?」

 

真莉に言われて

驚愕の声を上げる貴志

 

「ジュースこぼして

 服が乾くまでジャージを

 着ておこうと思ったら

 

 私たちのジャージがなくなってたのよ

 

 そしたらふいに妙に膨らんでる鞄があったから

 中を開けてみたら、その中にあったのよ

 

 私たちのジャージがね!

 

 鞄にあった持ち物の名前から

 あんただっていうことが分かったのよ!!」

 

「し、知らねえよ

 

 そんなの身に覚えなんか・・・

 

 そうだ

 彩奈だよ!

 

 彩奈が俺のこと恨んで

 それで・・・」

 

「あのね

 

 いくら私たちが

 彩奈のことが気に入らないからってね

 

 何でもかんでもあいつのせいにするほど

 バカってわけじゃないわ

 

 それに教室開けてたのは

 美術の時と音楽の時に教室を出たあんた以外

 

 誰がいるっていうのよ!」

 

「あ、ああ・・・」

 

とそこに

 

「峰嶋!

 

 お前なんてことを!!

 

 職員室に来なさい!!!」

 

教師がやってきて

貴志の手を取って連れていく

 

「違う、俺は・・・

 

 俺は・・・

 

 俺はああああ!!!」

 

泣き叫びながら

貴志は連れていかれるのだった

 

「・・・・オオカミ少年は

 人をだますことに快楽を覚えた結果

 

 誰にも信用されずに

 犯罪者となった・・・

 

 今の彼にぴったりね・・・」

 

絵理奈は静かに

告げるのであった

 

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その日の放課後

 

絵理奈の前に

二人の女子が立つ

 

それは

 

3年3組 出席番号27番

 

三輪 楓

 

同じく3組 出席番号16番

 

菅原 千鶴

 

真莉グループに所属していない

やんちゃ女子二人組だった

 

「もう帰るんだ?」

 

声をかけてきたのは

千鶴の方だった

 

「そうだけど・・・

 

 用があるなら早く済ませてよ」

 

「そんなつれないこと言わないでよ

 あんたのことはこれでも認めてるのよ?」

 

と楓がなれなれしく絵理奈の肩に腕を回す

 

「だからさ

 

 アタシたちとちょっと付き合わない?

 

 いい小遣い稼ぎになると思うんだけどな~?」

 

「・・・・結構

 

 私は必要最低限な

 金銭さえられば人生に困ることはないし

 

 それに・・・

 

 楽してお金が手に入る方法など

 まともな方法ではないと決まってるもの

 

 だから、ここまでね」

 

と楓の腕をほどいて

去っていく

 

「・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

二人はその様子に

気に入らなそうに見つめているのであった

 

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その様子を見つめている

一人の女子

 

「・・・・・・・」

 

彼女はただ

去っていく絵理奈を

 

じっと見つめているのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この女子が何者か

絵理奈はまだ知らない・・・・・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                       




狼はうそをついて人の心をもてあそんだ結果
犯罪者の汚名を着せられる

残り 31人と二十二人

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