※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドーリバースストーリーー   作:lOOSPH

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二十六人目 フェンシング少年

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二十六人目,27人目,⑧,弐拾六人目,ⅩⅩⅥ人目

暗い部屋

 

そこに入ってきた

一人の少女

 

網葛 風子

 

彼女は

羽織っている黒いフードの頭部を

外して素顔をさらし

 

彼女は壁に掛けられている

四つの額縁

 

黄色、緑、青、赤

 

このうち緑の写真に

目をつけてそのうちの一枚を

 

はがす

 

それは男子生徒であった

 

「まだよ・・・

 

 まだここで終わるわけには・・・」

 

風子はそう言って

黒いフードをかけて

 

暗い部屋を後にしていくのであった

 

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ある高校の体育館

 

そこでは

フェンシングの衣装を

身にまとって激しくその剣を

 

何度も何度も突き出している

 

「くそ・・・

 

 何が違うってんだよ」

 

白咲中学校 元3年1組

 

一角樹 裕太

 

彼は憤りながらフェンシングの突きを

何度も繰り返していた

 

するとそこに

 

「一角樹・・・」

 

フェンシング部の顧問があらわれる

 

「先生・・・」

 

裕太もそれに気づき

頭を下げる

 

「あんまり無茶をするなよ

 

 そんなにやったら

 体を壊すぞ・・・」

 

「そうかもしれません・・・

 

 でも俺は悔しいんです・・・

 

 大会に選ばれなかったことが

 何よりも・・・」

 

「お前はまだ一年なんだぞ?

 

 今回はダメでも次が来るかも

 しれないじゃないか」

 

「その次もダメだったらどうするんですか!?

 

 次の選抜に選ばれるために

 俺は俺自身の欠点を見つけないと

 

 ダメだって思うんです!

 

 だから・・・」

 

裕太は必死に訴えるのであった

 

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一角樹 裕太

 

中学の時には

一年にして選抜されるほどの

 

凄腕のフェンシングの達人

 

なのだが彼は

その時不良に絡まれた女性を助けるために

 

不良と喧嘩騒ぎを起こしてしまう

 

もっとも正確にはその女性をかばうために

不良に殴られてしまったというのが正しいだろう

 

だがいずれにせよ

その事件のせいで大会の出場を辞退することになる

 

さらに

 

広まった噂のせいで

次第に彼の周りから人はいなくなった

 

彼は不良に喧嘩を売って返り討ちにあったのだ、と

 

そんな中でも

彼に変わらず接してくれたのが

 

弓月 伊月だった

 

最初は彼女の優しさに触れて

心のよりどころになっていったが

 

やがて噂はさらなる噂を呼んでしまった

 

彼はその噂を疎ましく思い

 

あえて伊月を突き放すことで

互いにその噂から逃れんとする

 

もっともそれはお互いに了承したもの

 

伊月を追い詰める動機にしては浅いものだと考えるが

 

もしかしたら内心はそうでないかもしれないと考えて

 

風子は調べていくことにする

 

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裕太は部活も終わり

 

いまだに何かに

悩んでいた

 

どうして自分は選ばれないのか

 

理由は分かっていた

 

中学の時に流れた

例のデマのせいだ

 

前の時はけがをしたという理由もあったが

 

あのときに流れた噂は

決して簡単に消えるものではなかった

 

真実が同であるなどと言うのは

どうでもいいことなのである

 

悪いうわさが流れていたという事実のみが

ここでは重宝されていくものなのだ

 

そのせいで彼は

せっかくつかんだ栄光を

 

手に入れることができなかった

 

彼は不良を憎んだ

 

やがて彼はある

凶行に走ることになるのだった

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不良狩りだ・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ある路地にて

不良が一人の男性を襲っていた

 

男性は何度も殴られたのか

顔も服もボロボロであった

 

そんな時に

 

そこに一人の人物があらわれる

 

「んだてめえ」

 

不良たちはその人物に食って掛かる

 

すると

 

「クズが・・・

 

 お前らのようなっ奴を見てると

 腹の虫がおさまらねえ!」

 

そう言って手に

棒のようなものを手にする

 

それを見て不良は

喧嘩を吹っかけられたと認識し

 

向かっていく

 

「うらあああ!!!」

 

うち何人かが

向かっていくのだが

 

瞬く間に返り討ちにあっていく

 

「こ、こんのおおお・・・」

 

残る不良たちが

向かおうとするが

 

「やめお前ら!

 

 お前ら何しとんねや!!」

 

そこに二人の人間があらわれる

 

「け、健太郎さん!?」

 

「何を関係ない奴

 傷つけとんねん!

 

 こんなの俺らのボスが

 許すと思うとるんか!?」

 

健太郎と呼ばれたその男性の一言に

周りに不良は大きく戦慄する

 

「すまんの

 

 後の始末は俺らの方で

 何とかするから

 

 今日のとこは見逃してくれへんか?」

 

と裕太に頭を下げる健太郎

 

「見逃す・・・

 

 お前らクズどもの

 言うことなんか信じられるか

 

 俺はお前らの・・・

 

 お前らのせいで!」

 

とその男性に向かっていく

 

だが

 

瞬く間に

取り押さえられてしまう

 

「まったく・・・・・

 

 こっちは無用な喧嘩は

 やらへんのがモットーなんや

 

 下手に手を出させるなや」

 

「ぐうう・・・」

 

しばらくして解放する健太郎

 

「おいお前ら・・・・・

 

 とっとと行くで」

 

と引き上げていくのであった

 

「くそ・・・」

 

その様子を悔しそうに見つめる裕太であった

 

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風子はその様子を

陰で見つめていた

 

「(あれって確か

  クリミナルの・・・

 

  まったく・・・

 

  寄りにもよって

  あいつらのほうに

  向かっていくなんてね

 

  でもまあいいわ・・・

 

  こっちにはまだ

  切り札があるんだからね)」

 

そう言って風子は

あるものを取り出す

 

それをもって

去っていこうとすると

 

「ずいぶんと大胆だね

 

 こんな写真まで手に入れて」

 

禄朗が不意に現れる

 

「はあ・・・

 

 あなたも本当に

 暇なのね・・・

 

 わざわざこんなところまで

 押しかけてくるなんて・・・」

 

「言ったでしょ?

 

 僕はふうちゃんを支えるんだって

 

 いっちゃんのことを

 知りたいって思ってるのは

 

 僕だって一緒だもの」

 

「まあ好きにしていいって言った以上

 

 あなたがやりたいようにすればいいわ

 

 ただし、アタシのことを知った以上・・・

 

 ただじゃあ元には戻さないからね」

 

「わかったよ・・・・」

 

風子に言われて

彼女のあとをついていく禄朗

 

その後

 

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裕太は家に戻ってくる

 

すると

 

裕太のもとに

電話がかかってきた

 

「も、もしもし・・・」

 

『一角樹!

 

 お前どういうことだ!!

 

 不良と喧嘩をしていたって

 連絡があったぞ!!!』

 

「え・・・」

 

裕太はそれを聞いて

絶望の表情を見せる

 

同時にそれは

彼の人生を

 

狂わせていくことに

なっていくことが確定的になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ時は終わりを見せない・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                          




優れた才能を持つ一角獣は
結局それがあだになり

いわれのない罪を着せられてはてた

残り 24人と十四人 ⑧ Ⅲ人と弐拾人 

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