豚鬼を鮮やかに倒したジャックにしばし呆然としていたギンタだが、放心したように横たわっているドロシーを見て彼女のもとへ駆け寄る。
「おねえちゃん!しっかり!」
「ん…ぁ…」
ドロシーの股からは豚鬼の精液が滝のように溢れている。豚の化け物の子種をたっぷり注がれたことを否が応でも自覚させられる程の量が垂れてきている。
「…おねえちゃん?」
ドロシーは、悲壮とも恍惚ともわからない表情で頬を真っ赤に染めながら、苦しげに呼吸をしていた。
醜い豚鬼にレイプされて、汚らわしい子種を何度も注がれて、胸が張り裂けるほど苦しいはずなのに…
自分の身体のある部分は嬉しがっていた。もっともっと、カチカチのおちんちんを突き入れて欲しがっていた。
女性を淫らにするグルナドの実を食べたからなのはわかっている。しかし、獄鬼に犯されたというのにこんな反応をしてしまう自分の身体に嫌気が差した。
ドロシーの葛藤をあざ笑うかのように彼女の膣は愛液を産み続け、乳房からは母乳が流れている。
もっと触って、もっと虐めて。そう訴えているかのようだった。
「ギンタン…私…おかしいの…あんな目にあったのに…もっとHなことしたがってる…変だよね…」
「そ、それはあの実を食べたから…」
「…でも、豚鬼のは嫌…ギンタンのが欲しい…お願い…」
ためらうギンタだったが、豚鬼にスカートを剥ぎ取られて露出した彼のペニスは正直だった。ドロシーが陵辱される様を見ている間からずっと勃起していたそれは、苦しげに我慢汁を垂らしている。
「おっぱいも…張って…苦しいの…ギンタンが吸いだして…」
いつもより一回り大きくなっているドロシーの乳房。その真中で桜色の乳首が苦しげに勃起している。
ギンタは耐え切れなくなり、ドロシーの乳房にむしゃぶりついた。
ドロシーの母乳は甘く、舌に残るような濃い味がし、いつまでも吸い付いていられた。
ギンタの小柄な体格も相まって、まるで大きな赤ん坊に授乳しているかのような光景だった。
しかし、ギンタが精通済みの男の子であることを示す勃起が、ドロシーの太ももを強く圧迫して己を主張していた。
「ギンタンのおちんちん…欲しいの…」
ドロシーは自分で自分の秘裂を開いておねだりする。
豚鬼の精液が滝のように逆流してくるのに気付いたドロシー。表情こそ発情しきっていたが、その目からは涙が零れた。
彼女の涙を見た瞬間、ギンタは豚鬼の精液まみれの膣穴にペニスを突き入れ、一心不乱に腰を振った。
豚鬼の精液を掻き出して、再度ドロシーおねえちゃんの子宮を自分のザーメンで塗り変えようとするかのように。
「んんっ…ギンタン…硬い…」
豚鬼のより遥かに小さなペニス。しかしドロシーの女の子の部分は、愛する少年のペニスを感じ取り歓喜するかのようにきゅうとそれを締め付ける。
たまらず少年はドロシーの膣内で果てる。
そのままペニスを引き抜かないで、今度はドロシーが上になり、腰をくねらせて少年のペニスを味わう。
そんな2人の背後に、ゆらりと小さな人影が立ち上った。
「ドロシー…さん…ギンタさん…」
シズキも、彼女の味わった陵辱がいかに凄惨だったか一目でわかる風貌をしていた。
衣服ははだけて胸が露出し、白足袋はあちこち破けている。
彼女の秘裂を守っていたショーツは無残に引きちぎられ、残骸が片足に力なくかかっている。大事なところからは滝のように豚鬼の精液が垂れてきている。
行為を中断してシズキに声をかけようとしたドロシー達は、シズキの様子がおかしいことに気づく。
シズキもまた、ドロシーと同じであった。身体を辱められ、身を裂かれるように辛い気持ちが塗りつぶされる程の淫熱。それがシズキの身を焦がしていた。
彼女が一番多く実を食べていたので、その効果はドロシー以上であろう。
生み出される熱をどうにか解消しようと母乳を噴出する乳首をつねり、濡れそぼった膣に指を入れている。
「だめなの…自分じゃ…身体…熱い…苦しいです…」
目に涙を浮かべてそう訴えるシズキ。
何をするのが一番いいか、それは同じ症状を呈しているドロシーが一番わかっていた。
しかしドロシーの膣は、「これは私のだ」とばかりにギンタのペニスを締め付ける。
正直、愛する少年が別の女の子を抱くのは、ドロシー自身も嫌だった。
「シズキ…こっちおいで…」
しかし自分の苦しみと同じ苦しみに喘いでいる彼女を放置するほど非情ではない。
シズキを引き寄せ、ギンタと繋がったままシズキの乳首に口をつける。
「んん…ドロシーさん…おっぱい飲まれちゃってる…んんっ!!」
女性の乳房を吸うなど初めてのことだった。少ししょっぱいシズキの母乳を吸いだしてやる。
その状態でギンタがドロシーに3度目の膣内射精を終えたときのことだった。
「う…もう…無理…ちょっと…休も…」
腰がガクガクいっている。あれだけ激しいセックスを豚鬼に強要され、続けてギンタともしているのだ。湧き上がる熱は治まらないが、体力のほうが限界に来ていた。
「え…おねえちゃん…」
ドロシーから引きぬかれたギンタのそれは、まだカチカチに勃起している。
彼の顔も真っ赤だ。いつもの発作。ギンタの中の神導器核が生み出すエネルギーが溜まっている状態である。
3度も射精したばかりだというのに、まだ足りないというのか。
やはり“発作”の頻度が激しくなっている。ドロシーは思った。
ドロシーの身を案じてギンタは何も言わないが、彼の肉棒は苦しそうに張り詰めている。
身体の中にエネルギーが溜まって、自分では排出できない苦しみはどれほどのものだろう。
モンビの説明を聞いて以来、ドロシーは折にふれて考えていた。
今、ドロシーはその身をもって、ギンタの発作の辛さを体感していた。
苦しい。とても苦しいのだ。
豚鬼のペニスによがり狂ってしまう程に。レイプの直後でもペニスを欲しがってしまう程に。理性を狂わせる辛さなのだ。
そして、同じ苦しみに喘ぐ者が、もう1人いる。
シズキは呻きながら、ドロシー達に背を向けて自慰にふけっている。
2人の苦しむ少年と少女。何をすれば彼らが解放されるか、ドロシーは知っている。
そしてその2人は、ドロシーに遠慮してその行為を選択しないのだ。
「…シズキ…」
ドロシーは、再びシズキへ呼びかける。
「ドロシーさん、これは…」
正座するドロシーの股の間に頭を入れるようにして、シズキは仰向けになっている。
ドロシーの腕がシズキの脚を開き、豚鬼の精液を噴出する秘裂がギンタのほうに惜しげもなく晒される。
「ギンタン…してあげな」
「え…おねえちゃん?」「ドロシーさん!?」
2人同時に声をあげる。
「ダメですドロシーさん…お二人は…恋人…なんだから…」
息も絶え絶えになりながら、シズキが言う。
「今回だけ…だよ…苦しいんだろ?」
「うう…」
シズキはチラリとギンタを見る。
ギンタの表情も戸惑いを浮かべているが、その視線はシズキの割れ目に釘付けになり、股間は硬く反り返っている。
欲しい。
シズキは、たまらなく少年の肉棒が欲しかった。
「ドロシーさんがいいなら…したい…です…」
目をそらしながら蚊の鳴くような声でそう言う。
ドロシーはギンタに静かに頷き、ギンタは目の前で開脚するシズキへと近づいていく。
「な、膣内に出しちゃダメよ、ギンタン。私が飲んであげるから」
避妊のARMがあるとはいえ、女の子とHするときのマナーである。妊娠のリスクのある行為である膣内射精を受け止めるのは、ギンタにとって自分だけでいたかった。
「うん、わかったよ。おねえちゃん」
「あと…キスもダメ…私だけだよ…?」
ドロシーが恥ずかしそうにそう言う。あくまでシズキとギンタの苦痛を和らげる為の措置。
ギンタがチップであり、まだ恋愛感情などなかった頃に口で抜いてあげたときのような、事務的な作業なのだ。
キスや膣内射精は、自分だけにしてほしかった。
ギンタのカチカチに勃起したおちんちんがシズキの割れ目にあてがわれ、クチュ、と音がする。
「ギンタさん…」
「シズキおねえちゃん…入れるね…」
まるでドロシーがいないかのように見つめ合ってお互いの意思を確認しあう姿に、ドロシーは少しムっとした顔する。
シズキの狭い入り口はギンタの亀頭をゆっくり受け入れ、さらに奥へ導いていく。
「う…」
(ドロシーおねえちゃんのと…違う…)
ギンタは、初めて挿入するドロシー以外の女の子の膣内に驚く。
ドロシーのようにヌルヌルしたひだひだがペニスにきゅうぅっと吸いついてくる感じはしない。だが、ドロシーのより狭くきつい膣内がとにかく強く締め付けてくる。
シズキの小柄な体格、ドロシーより未発達の膣内、体術の為に鍛えられた内転筋が生み出す強い圧迫が、ギンタのペニスを刺激する。
(ギンタくんの…すごいカチカチ…)
触手に処女を奪われ、故郷の村人による輪姦を経て、豚鬼の巨根に辱められたシズキにとって、ギンタのペニスは最も控えめな大きさである。
だがそれは同時に、初めて合意の元になされる、暴力のないセックスであった。
自分の身体を気遣いながらも、余裕なさ気に自分の身体に感じてくれる少年。
その姿に、シズキは心の奥が温かくなるのを感じた。
「ギンタさん…もっと動いていいですよ…」
「こ、こう?」
「ん…そう…気持ちいいです…ふんっ…♥」
まるで恋人のような雰囲気。覚悟を決めたもののやはり複雑な気分であるドロシーは、自分の存在を主張するかのようにシズキの胸に吸いつく。
「ひゃんっ♥」
「んちゅ…これは…シズキが実を食べて苦しんでるのをや・わ・ら・げ・る・為なんだからね…それなら2人でするより私も協力したほうが効率いいでしょ?」
ギンタも、ドロシーが吸っていないほうの乳房に吸いつく。
セックスしながら2つの乳房を同時に吸われる快感に、シズキの息がどんどん荒くなる。
「ん…や…激しい…気持ちいいです…あぁぁぁん♥」
シズキはいつしか、ギンタの小さな身体に両手で抱きつく。
「もっと…奥…気持ちいいの…コンコンって突いてくらさい♥」
「う…そろそろ…出そう…」
ギンタがうめき声をあげる。
「ギンタン、外に…お口で受け止めてあげるから…」
ドロシーがだらしなく舌を出し、口内射精をせがむ。
ドロシーが制止するまでもなくギンタはペニスを引き抜こうとしていた。
しかし、シズキが両足をギンタの腰に絡ませておりそれを許さなかった。
「やあっ!抜かないれぇっ!もっと突いてぇ!」
脚だけでなく両手でもギンタの身体を抱きしめ、シズキは更にギンタの唇に自分の唇を押し当て、少年の口に舌を挿入する。
「ん…ちゅ…んむぅ…」
いきなりのディープキスに、ギンタは目を白黒させる。
ドロシーおねえちゃんとの約束を思い出したギンタは口を離そうとするが、シズキが抱きしめている為逃れられない。
不意打ちな口づけと膣内の強い締め付けに射精感が高まっていく。懸命にペニスを引き抜こうとするが、鍛えられたシズキの脚の拘束は突破できない。やがて、ギンタは我慢しきれず、シズキの膣内で果てる。
10歳のギンタの精液は、15歳のシズキの子宮に満たされていった。
「ああ~…」
絶頂の余韻に背筋を反らせて痙攣しているシズキと、膣内射精の多幸感にシズキの胸の上で放心しているギンタ。2人を見てドロシーは額に手をあてる。
避妊のARMを用意してあるとはいえ、膣内射精は自分だけ、という一線は引いておきたかった。それにキスまで…
シズキを責める気はなかった。彼女が食べた淫乱化の果実の効果はドロシーも身を持って知っていた。何しろ、ギンタンが見ている前で豚鬼と舌を交えて喘いでしまう程に理性を狂わせるのだ。
少しの間休んだので、ドロシーの体力も回復してきた。
あんなものを見せられた為か、股はぐっしょりと濡れている。
「ね、ギンタン…」
自分以外の娘とセックスした愛しい少年に、自分の存在を示すかのように、上気した顔でドロシーが言う。
「今度は私にもぉ…」
――――――――――――――――――――
―場所は変わり オズの国 ギリキン南西部―
「あん!オスカーっ!すきい!」
寂れた村の小さな宿屋。その一室、
寝転がる褐色肌の男性の上で、18、19歳程の女性が身体を捩らせていた。
人間としては規格外のサイズの黒棒を下半身で咥えながら一心不乱に腰を動かしている。
少女の身に纏う着物は裾が膝より上で切られたミニ丈で、今は性行為の為にはだけている。
(ほんの数日前まで処女だった癖に、随分すんなりとヨガるようになったな。)
オスカーは、カンラを初めて抱いたときのことを思い出す。
彼女の村で獄鬼に囲まれていたところを救ってから、オスカーが何も言わずともカンラは彼の後をついてきた。
オスカーには好都合だった。彼女の石の魔法はARM製造を大いに簡便にする。
事実、ARMのマジックストーンの原石、マティア鉱に近い鉱物はオズの国に存在したようで、カンラはその鉱物を簡単に、大量に大地から取り出すことができた。
行動を共にし始めてから2日目の晩、カンラのほうからオスカーの寝床に入ってきた。
命を救ったとはいえ、ここまで好意を持たれるとは思わなかったがそれも好都合。
何しろこの娘の魔法はARM量産に不可欠なのだから。手懐けておいて損はない。
接吻すらも未だだったらしく、顔を真っ赤にして目を瞑りながらカンラはオスカーの舌を受け入れた。
ひとしきり愛撫してやった後に自分のズボンを下ろさせると、カンラはこんなの入らないと怯えながらも、健気に口奉仕を始めた。
そして破瓜の痛みに耐えながら黒光りする巨根を膣内に収めていった。
あれから何度か抱いてやったが、数日しか経っていない今となっては…
「あ♥オスカー♥そこぉ♥」
カリがGスポットを擦るように、カンラのほうから腰をうねらせ、貪欲に快感を貪る。
かれこれ5時間は抱き続けている。カンラへの好意からではない。カンラのことは正直利用しようとしか思っていない。
生まれ持っての絶倫を誇るオスカーは溜まっていた性欲をここぞとばかりに吐き出していた。ドロシー程上等な女ではないが、しばらく性処理には困らないだろう。
…他の女を抱いているときまで、ドロシーのことを考えている自分に気づく。
ドロシーの膣の具合は素晴らしかった。狭い入り口をこじ開けると高密度の柔肉が勃起全体にみっちりと絡みついて、亀頭のくびれから引っこ抜かれそうになるほどだ。処女ではないもののあまり使い込んでいなかったようなのに、見事な弾力とねちっこさであっという間にオスカーを射精させた。
オスカーの絶倫さを差し引いても、うねうねと動く膣内は中のペニスを全く萎えさせない。まるで男をくわえ込むために生まれてきたような具合の良さだった。
あの感触を頭に思い浮かべるだけで股間が硬くなってくる。
「んぐぅっぅぅ♥」
オスカーの硬いペニスが更に硬さを増したのを感じたカンラは涎を垂らしながら叫ぶ。
「出すぞ、カンラ」
一応避妊のARMをかけてやっているものの、躊躇せずに膣内射精を受け入れるカンラ。
膣内に精液を馴染ませるかのように腰をグリグリと押し付けた後ペニスを引き抜くと、尿道に残った精液すらも逃さぬように口でお掃除を始める。
(ドロシーもこうなってくれれば楽なんだがな…)
またドロシーのことを考える。
ドロシーも目の前のカンラと同じ、目的達成の為の駒のはずだった。
彼女をこの世界に連れてきたのは彼女の頭のなかにある798個のARMの記憶が目的。
地底湖でドロシーに手を出したのも、折角だからいやらしく育った身体を楽しんでやるか、程度の思いだった。
確かに、ドロシーのことは彼女が幼い頃からマークしていた。
幼いながら重い使命を背負った彼女に同情した一方で、やはりカルデア内において上流階級である彼女に嫉妬の感情もあった。
それでも、オスカーにとってドロシーは駒でしかない筈だった。
確かに、この数年で驚くほど色っぽく成長したのは事実だ。
股の間の名器だけではない。細やかな桃毛、大きな目、ふっくらと濡れた唇、白く柔らかな肌、掌から余る程の乳房、すらりとした脚、大きすぎない安産型の尻。
そのどれもが美しく、劣情を掻き立てる。
また抱きたい。自分の側に置きたい。自分のものにしたい。そんな感情が膨らんでくる。
(魔性を秘めているのかも知れんな…少なくとも身体は、一級品だ)
だとしても、ドロシーに対するオスカーの行動は変わらない。
ドロシーを自分のものにする。
彼女が回収した798個のARMの記憶があれば、自分は全てのARMを自由に使うことができる。このオズの国で、自分はもっと強くなれる。
ドロシーを自分のものにできれば、彼女の身体だって好きなときに抱けるということだ。
自分がドロシーに特別欲情しているのに気付いたとして、動機が1つ増えたに過ぎない。
(ドロシー、待っていろよ。すぐにお前も俺のものにしてやる。記憶も身体も、な)
―――――――――――――――――――――
―再び、ギリキンエスメラルダ間の緩衝地域―
「ギンタン♥もっとぉ♥」
放心するシズキに覆いかぶさるようにしてドロシーが四つん這いになり、真っ白で安産型の尻を掴んだギンタはドロシーの膣内を味わう。
ドロシーの膣内への射精を済ませると、すぐとなりにあるシズキの秘裂にペニスを挿入する。
「あ…ギンタさんの…きたぁ♥」
美しく、豊満に育った18歳の少女。
健康的な肉付きでたわわに実った胸を持つ14歳の少女。
2人の少女は10歳の少年のペニスを奪い合うようにして己の淫肉で咥え込む。
あまりにも若い、性を覚えたての少年少女は身体が動かなくなるまでお互いの身体を貪った。
―――――――――――
夜明け前。
空が白み始めるのを、寝ぼけ眼でドロシーは眺めていた。
あれから狂ったように淫宴を繰り広げた3人は、体力が限界になると同時に眠りに落ちた。
ドロシーは暫く寝た後、目覚めた。まだ日も昇っていない。疲れすぎると逆に変に早起きしてしまうことがあるものだ。
彼女の背後ではシズキとギンタが半裸で寝ている。ドロシーがかけてあげた毛布にくるまり、ぐっすりと寝ている。
その隣には、昨晩ギンタが作っていたカボチャ人形。
豚鬼に犯されている最中、ぼやけた視界の隅で長身の影が豚鬼達を次々と倒していった。あれは確かギンタのカボチャ人形だったような気がしたが…
今、カボチャ人形は糸が切れた操り人形のように手足をあさっての方向に投げ出して横たわっている。
(ギンタンが起きたら訊いてみよう)
そうドロシーは思った。何しろ豚鬼から開放された直後は淫乱化の木の実の影響で、カボチャ人形のことを気にする余裕はなかったのだ。
実の効果は、綺麗に消えていた。
頭を支配していた催淫毒が抜けると、昨晩の自分の乱れっぷりが恥ずかしかったし、豚鬼による強姦の傷がドロシーの心に刻まれているのを自覚させられた。
緑の肌、臭い唾液、紫色の舌、ギンタの腕ほどもある性器、赤黒い亀頭、熱く粘る精液…
淫乱化の実による甘いベールが取り払われた今、快楽に満ちたその記憶は思い出すだけで吐きそうになる悪夢になっていた。
(もう…選り好みしてられないね…)
ドロシーは何かを決意したかのように立ち上がると、まだ寝ているシズキ達から離れる。
強くならなくてはいけない。
シズキの話だと、もうすぐ開獄日―地獄と地上との境が曖昧になる日―ということだ。
今まで闘ってきた獄鬼よりも強力な獄鬼が出てくる日。
その日は真っ向から獄鬼と戦うことがないよう、安全圏に隠れる計画は立てている。
問題なのは、やはりこのオズの世界は甘くない、ということ。
実力不足だけではなく、ちょっとした選択のミスが原因で昨晩のような惨劇が訪れる。
それならなおさら、力はつけておくべきだ。強くなる手段があるなら、それをすべきだ。
ドロシーはランプの意匠が施された指輪を取り出す。
ジン。ドロシーの得意とする風のARMの中でもトップクラスの威力を誇るARM。
威力の分、その特性はとても特殊なものだ。
ネイチャーARMとも、ガーディアンARMとも、見方を変えればダークネスARMやゴーストARMとも分類できる特殊なARM。
ガーディアンARMとして見れば、ジンは魔神のARMである。
強力な大風の魔神を喚び出し、攻撃するARMなのだ。
ジンを使用する為には、ジンと契約をする必要がある。
その他多くのARMとの違いの1つだ。シンクロさえできれば誰でも使えるわけではない。契約したただ1人のみを主人とするARMなのだ。
そして契約ができるARM使いは、女性に限られる。
…ARMと擬似的にセックスする必要があるのだ。それが契約になる。
巫女が神と交わり、大きな力を授けられる御伽話を元にしたのだろうか。このARMを作った職人の神経を疑う。だからドロシーは今までジンの使用を躊躇っていたのだ。
だが、もう迷わない。この世界で生きていく為には、今のドロシーにはジンの力が必要だった。
「ジン!!」
ランプの意匠が施された指輪。中央部に嵌めこまれた灰色のマジックストーンを3度擦る。
指輪は淡く光り、石で出来た神像が出現する。
喋らない。動かない。外見は唯の石彫りの像。
ターコイズのような鉱物でできているのだろうか。ロウのような滑らかな光沢をたたえた青色の像だ。
辮髪の大男が仰向けに寝そべっている形。
頭にかぶるターバン、首輪、上着などは石ではなく、実物でできている。
これはジン本体ではない。ジンと契約をする為の“御神体”だ。
仰向けに寝た体勢をとった魔神像の股間は勃起し、まっすぐに天へ伸びている。
(やっぱり大きい…)
ドロシーは一度だけ、神像を出現させるまではやったことがある。
14か15の頃だったか。ARM集めの旅の中でジンを見つけたときのことだ。
男を知らなかった当時の彼女は、その股間の巨根を見て即ジンを指輪に戻した。
あんなものが自分の身体に入るわけないと思った。
(オスカーのより1回り大きいか同じくらい…でも…あの豚鬼のよりは、小さいかな…)
ジンの巨根に怯えた当時のドロシーは、まさか自分が異世界でそれより大きな肉棒でレイプされるだなんて思ってもみなかっただろう。
(まずは着替えるんだっけ…)
巫女が神と交わり力をもらう儀式…の真似事として術者とARMの契約を行う。
ご丁寧に、神像と一緒に巫女服まで出現していた。これのみを着ないと、ジンとの契約はなされない。他のARMはもちろん、ジンの指定したもの以外を身につける者はジンと契約をする資格は与えられない。
ドロシーは三つ編みを解き、服を脱ぎ、身に付けている全てのARMを外し、巫女服に着替える。
(…こんなの服じゃない…)
布と言えるのは、虫の羽根のように薄い布切れだけ。それが口元、腕、股間以外の下半身を覆っている。
胸は露出し、黒皮がその周囲を覆い、胸の大きさを引き立てている。
秘裂を覆うものもない。足廻りを隠す布のせいで、丸出しの陰部が余計目立つ。
ギンタン達と離れた場所で儀式を行ってよかった。巫女とは名ばかりの娼婦のような格好、誰にも見られたくない。
ARMの像とセックスをする為の衣服なのだから股間を隠す道理こそないのはわかるが、ドロシーは顔を赤らめる。
(…でも、契約は最初の一度きり…この1回だけ我慢すれば…ジンの力を使えるようになる!)
ドロシーは意を決して、石彫りの男根の上にまたがる。滑らかに磨かれた石の感触がする亀頭を、自分の膣内に入れようとする。
「んっ…あっ…」
(変な気分になることなんてない…これは唯の石…木の棒突っ込んでるのと同じよ…)
自分から積極的にギンタ以外のモノを膣内に入れようとする行為に罪悪感を感じるも、冷静にこの行為の意味を考える。
ARMに使用者の生体情報を登録する・もしくは使用者の肉体にARMの力の一部を前もって使用者の身体に繋げることで大魔法の発動をスムーズにする、といったところか。それ自体は珍しいものではない。ゴーストARMを参考にした機構だ。
それなら血を擦りこむなどでも良い気がするが、そこはARM製作者の趣味の悪さだろう。
「だめ…きついよ…」
肉でできていない分剛直な御神体の男根は、豚鬼のそれよりも挿入困難であった。
(これもギンタンを護りながらオスカーを倒して元の世界に戻る為…投げ出すわけには…)
石でできた男根に舌を這わせて、出来る限り濡らしていく。こんな姿、ギンタには絶対見られたくない光景だ。
大きく太いものが自分の口腔を押し広げる感覚。そのサイズは奇しくもオスカーと同じくらい。
無理矢理口の中に黒い巨根をねじ込まれたときのことを思い出してしまう。
自分を負かし辱めた宿敵へ対抗する為の儀式のなかで、その時の辛酸を思い出させられるとは、皮肉だった。
男根がドロシーの唾液に塗れた後、再度挿入に挑戦する。なんとか亀頭が全て挿入できた。後は体重をかければいい。ドロシーは自分の中に巨大なモノを沈み込めていく。
(奥まで当たる…壊れそう…)
不意に、ドロシーの膣内の男根が熱を帯びた。
石彫りで柔軟性のない感触は相変わらずなのに、何か脈打っているかのような鼓動を感じる。
「ん♥」
まるで本物のペニスを入れているかのような感覚。
思わず、ドロシーの腰が動いて自分の気持ちいいところに亀頭が、カリが、当たるようにしてしまう。
「あ…く…ああああん♥」
(やだ…私…何して…止まらない…)
石でできているだけあってカチカチで、太く長いペニス。大きく張ったカリ。
ドロシーの身体は、これと同じような大きさのモノが自分の中に入っていたのを憶えていた。
身体の主であるドロシーは初めての強姦に恐怖し、嫌悪し、絶望していた。
しかし、ドロシーの身体は“それ”が極上の快楽を与えてくれたこと、雄として雌の身体を屈服させてくれたことを憶えていた。
“心”が悦んで享受していた、あの10歳の少年の小さなペニスなんかより、
“身体”のほうは、ずっとずっと気持ちよくしてくれるあのペニスを待ち望んでいた。
規格外すぎて痛みがまさる豚鬼のそれよりは自分の身体にフィットする、あの太く逞しいペニスに恋い焦がれていた。
ドロシーは無意識に、オスカーのペニスと同じ大きさの巨根がもたらす快楽に夢中になって“自慰”をしていた。
朝焼けの丘の上、物言わぬ石造りの神像と交わる少女。
その姿は、恵体な魔神の上に跨り、神の力をねだる為に快楽奉仕する神聖娼婦そのもの。
ジンの彫金者の意図していたであろう通りの絵面が、そこにはあった。
「んぅっ!いぐっ…いっぐぅぅ♥」
ドロシーが達すると同時に、子宮口を突いている御神体の亀頭から、熱の塊のようなものが放たれるのを感じる。それはドロシーの身体の芯まで伝わり、背骨を通って全身へ広がっていった。
熱はドロシーの快楽中枢を刺激した。大いなる力を得られた感覚と共に、再度無理矢理絶頂に導かれたドロシーは背筋を弓のようにしならせた後、脱力する。
「はあ…はあ…」
全身に珠のような汗が浮かんでいる。
同時に、神像が光を放ちながら消滅し、指輪に戻る。
指輪に埋め込まれたマジックストーンはくすんだ灰色から、燃えるような赤に変化していた。
(これで、使えるようになったの…?)
試し打ちしてみようかとも思ったが、止めた。
このARMは1日に1度しか使えないのだ。
その上、使用後に“代償”がある。ダークネスARMの面があると云われる所以だ。
今日はここまでにしよう。明日も早いのだ。寝たほうがいい。
そう。明日1日歩けばシズキの言っていた大きな街、ランゼスに着く。
獄鬼を避ける黄色い煉瓦の道が“面”となって密集した場所に立つ街。
開獄日を凌ぐにはこれ以上ない場所であるが為に周辺の村の人々は当然入りたがる。その為、この時期の人の出入りは厳しく制限される。ドロシー達は当然入れて貰えないだろう。
だからその日の晩、こっそり忍びこむ。そうシズキと打ち合わせていた。
『ランゼスは水の街。街の至る所に水路が巡っていて、皆小舟で街を移動するんです。その水は街を横断する川から取り入れていて…』
『街を強固な防壁が囲んでいても、大量の水を取り入れて街に巡らせる為の地下水路があるはず。…そこから街の中に侵入しよう、ってこと?』
ギンタが言う。
『その通りです。ランゼスには一度コッローディさ…コッローディに連れられて、訪れたことがあるんです。厳重に侵入者対策がされている外水路ですが、忍び込めそうな場所が1つあります』
ジンの力がどれだけ強力だとしても、今の自分では開獄日とやらを乗り切ることは難しいだろう。ましてギンタを守りながらなど、不可能に近い。
安全圏、ランゼスへの侵入は必ず成功させなくてはいけない。
汗を拭き、普段の魔女服に着替え、ギンタとシズキの元へ戻る。
2人ともぐっすり寝ている。シズキが無意識にギンタを胸に抱いていたのでそっと引き剥がし、自分がギンタを抱き寄せた。
ギンタのあどけない寝顔を見ると、やはり10歳の子供なのだなと感じる。
こうして男女の仲になってしまったことにやはり背徳感はあるが、それ以上に少年に対する愛おしさのほうが強い。
(ギンタンの為にも…まずは開獄日を乗り越えないとね…)
明日への体力を養うべく、ドロシーは眠りについた。