-ドロシーが食べられてから10分後=ポコとドロシーが出会ってから10時間後-
巨大鯨のARM・ケートゥスの胃の中で、18歳程の少女がよたよたと走っている。
胃の中は胃酸でできた海のようになっており、ケートゥスが今まで飲み込んだガラクタが堆積して“海に浮かぶ島”を形成している。
少女は胃酸を避けながら島から島へと渡り歩き、胃の中をひたすら移動している。
「はあ…はあ…」
少女、ドロシーの服はボロボロで片胸は完全に露出し、腰から下の布―スカートがまるごと破けて下半身が丸見えになっている。
股間からはミルクのような液体が内ももを伝っている。液体は膣内に大量にあるようで、後から後から溢れてくる。
「お嬢ちゃん、待ってよぉ」
遥か後方から、水色の肌をした小人がドロシーを追う。胃酸の中を平泳ぎで追跡している。
彼はコポ。2年前にケートゥスの胃の中に閉じ込められてからずっとここで暮らしている。
コポは監禁目的で閉じ込められたので、自殺防止の為に彼には胃酸が効かないようになっている。
コポより長いドロシーの足。ドロシーが避けなくてはいけない胃酸を弾くコポの肌。
この追いかけっこはコポのほうがやや有利のようだった。
ドロシーはコポから逃げながら、どうにかケートゥスの口や肛門から出られないかと広大な胃腸の中を探索している。
身を溶かす胃酸の池や大量のガラクタの所為で上手く移動ができないでいる間にコポに追いつかれ、無理矢理組み敷かれて犯され、射精後の隙をついて逃げ出してはまた捕まり…
レイプされながらの出口探しをこの10時間の間ずっと続けていた。
「無駄だってば。僕は120年もここにいたんだよ。隅から隅まで探索した。それでも出口はなかったんだ」
コポはこの10時間、飽きもせずにドロシーを追い、犯している。
ケートゥスの胃の中では、外界の1/60の速度で時間が流れる。2年前にここにやってきたコポは、120年をこの胃の中で過ごしていた。
100年以上の理不尽な孤独を強いられていたところにやってきた美しい女性…
コポの陰茎は、まだまだ萎えていなかった。
ケートゥスの体内は薄暗く、唯一の光源はコポの頭の上のぼんぼりのみ。
コポから離れようと逃げれば逃げるほど、彼女の周囲は暗くなっていく。
ケートゥスが噛み砕いた木材の山はまるでデコボコの溶岩道のような足場の悪さで、視界の悪さと相まってドロシーはすぐ転倒してしまう。
「ほら捕まえた」
無様に尻もちをついたドロシーの手足を掴み、勃起させた陰茎を彼女の股の間へ近づける。
「嫌っ!いやあああっ!!」
コポは意外と握力が強い。それに彼はこの鯨の胃の中で、胃酸が効かない呪いもかけられている。
ARMが使えないドロシーにとって、彼と取っ組み合いをするには圧倒的に不利だった。
コポ自身もそれがわかってきたようで、段々ドロシーへの扱いが乱暴になってくる。
必死に己の顔を蹴って抵抗するドロシーを物ともせず、コポは彼女の股の間に入り込む。
コポのぼんぼりがドロシーの眼前で光る。
更に視線を落とすと、自分の大事なところに、水色の蛞蝓のようなペニスが我が物顔で侵入するのが見える。
コポから逃走すると光源から遠ざかり、今のように一番見たくない光景は一番はっきり見える。余りにも皮肉だった。
あっさりと小人のペニスの侵入を許したドロシーの膣は、為す術もなく小人の陰茎が出入りするのを受け入れる。
「はあ…出るよお嬢ちゃん…」
腰を振りながらコポは宣言する。
「やだ…もう…出さないで…」
涙を流しながら拒否するドロシーを無視し、コポは自分の子種をたっぷりと放出する。
コポがペニスを引き抜くと、粘度の低い精液はすぐに膣内から溢れ出す。
その精液は牛乳のように真っ白で、高濃度の精子が泳ぎ回っていることを予感させた。
すぐに膣から流れ出てしまうとしてもドロシーの子宮にはまだたっぷりと精液が詰まっている。高密度で子宮を占拠する精子から逃れる術は、ドロシーの卵子にはない。
「ARM…使わせて…ホントに…妊娠しちゃう…やぁぁ…」
無駄な抵抗とわかりつつ、指で必死に精液を掻き出しながらドロシーは懇願する。
「ダメ。そしたらお嬢ちゃんは僕を殺して、ケートゥスの胃壁を裂いて出ていっちゃうだろ?ARMを使わせてあげる条件は1つ。僕の子を妊娠することだよ。そうすればディアナ様への復讐は終わり。煮るなり焼くなり好きにすればいいさ」
ドロシーは避妊のARMを持っているが、ケートゥスの胃の中ではARMが使えない。そもそもARMが使えればここから脱出できる。
ARMの使用許可をドロシーに与えられるのは、コポ。
しかしコポは、彼女がコポの子を孕むまでARM使用許可は出さないという。
だからドロシーはなんとかARMなしで脱出できないか、コポと追いかけっこをしながら胃の中を駆け回っていたのだ。
涙を拭った視界に、ちゃぶ台と湯呑みが入る。
「そんな…ここって…」
ドロシーがコポと出会った場所だ。
10時間走り回って、一周したらしい。
コポの言うとおり、本当に出口はないようだ。
ドロシーは力が抜けたように床に手をつく。
コポの力を借りずに彼女が外に出る方法は、誰か外にいる人間が助けてくれるのを期待するしかないことになる。だが、それはあまりに都合が良い期待だろう。
このまま助けが来なかったら…メンフェゴーラが使える期間を過ぎてしまったら…
自分は、コポの…小人の子供を宿してしまう。
外の世界で5日も経ってしまえば、この空間では10月10日…出産まで出来てしまう。
(嫌…こんな形でお母さんになりたくないよ…妊娠するなら…ギンタンの…)
どこにいるとも知れない年下の恋人のことを想いながら、ドロシーはなすすべなく小人に犯される。
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから10分後=ポコとドロシーが出会ってから10時間後―
―ランゼス 王属倒鬼師駐屯舎 地下牢―
今現在ドロシーが受けている仕打ちも知らずに、ギンタとシズキ、そしてかぼちゃ人形のジャックは牢の中に囚われていた。
3人とも腕を背中の後ろで拘束されている。
本来牢獄用の施設ではないため、喚き散らさないように2人は口枷を嵌められている。
彼らの魔女としての力を恐れ、拘束具はキサラという魔女によって氷漬けにされている。
お陰でキサラもジャックも、拘束具を破壊できずに捕縛されている。
「ん…ぐぅ…」
口枷の隙間から、ギンタが苦しそうに息を漏らす。
顔が真っ赤だ。腰をもじもじさせて呻いている。
(ギンタさん…例の発作が…)
シズキはドロシーから教えられたギンタの秘密を思い出す。
彼の体内には、神導器の核が埋め込まれている。
無制限に魔法を使える宝具-神導器の魔力の源。彼の心臓と融合しているそれは、ギンタの体に無限の魔力を垂れ流す。
魔法の使えないギンタに魔力が蓄積されていく状況は、暖炉のない家に薪ばかり投入されていくようなもの。行き場のないエネルギーは少年の身体を蝕んでいく。
(でも、この発作を治めるには…)
彼から過剰な魔力を取り除く手段は、ギンタの精液を媒介に他者の身体に移すこと。
精液内の魔力は他者の粘膜経由でないと移動できない。
また、射精直後に移動しないと、精液内の魔力はギンタの中に戻ってしまう。
シズキは以前も、ギンタの発作を治めた経験があった。
ギンタのペニスをしゃぶり、精飲することで。
今、この場にドロシーはいない。地下水路で別行動してから再会できないまま、2人は囚えられてしまったのだ。
今回もシズキがするしかなかった。
(でもどうしよう…)
以前のように口で射精を促して、精液を飲んであげようかと思ったが、できない。
口枷が嵌められていて口が使えないのだ。、
口が塞がれている今、他に“精液を受け止められる粘膜”なんて、シズキには1箇所しか思いつかなかった。
『あれっきりだからね!』
ドロシーの言葉がシズキの頭をよぎる。催淫の木の実を食べてしまい、ドロシー公認で一晩だけギンタと身体を重ねたシズキへの言葉だ。
(そうだ、ギンタさんはドロシーさんの恋人なんだから…)
ギンタの顔をちらりと見る。少年は顔を俯かせて必死に苦しみに耐えている。
まだ10歳の、小さな男の子なのに、難儀な宿命を抱えてしまって…
シズキには、こんなにも幼さの残る少年の苦しみを放っておける冷徹さは持ち合わせていなかった。
(ごめんなさいギンタさん、ドロシーさん…)
言葉を出せないシズキはギンタに潤んだ視線を送る。
後ろ手に縛られた状態で、仰向けになったギンタの上に乗っかる。
押し付けた腰を器用にくねらせて彼のスカートをずらすと、勃起した少年のペニスが顔を出す。
勃起してようやく亀頭の先が見える仮性包茎のペニスは、地面に対して垂直にそそり立っていた。
シズキは純白のショーツ越しに自分の股間をそれに押し付ける。
「んむむむっ!?んむむむ!」
『シズキさん!?ダメだよ!』だろうか。動揺する少年の顔を見て、困ったような表情でシズキは「ごめんね」の気持ちを伝える。
シズキがギンタの上に馬乗りになったことで、彼の眼前にはシズキの胸が映り込む。
彼女が身を捩らせる度に、年齢には不相応な豊かな乳房がゆさゆさと揺れる。
手を縛られて、はだけた着物を満足に直すこともできないので深い谷間がギンタの前でその柔らかさを主張する。
純白の布がギンタの亀頭をぐりぐりと擦る度に、ギンタは口枷からうめき声を漏らす。
何度も押し付けるうちにクロッチの端から又布がずれ、シズキの陰唇が顔を出す。
既にしっとり濡れていたそこはギンタの亀頭を捉えると、柔柔とした陰唇が先っぽを包み込んで奥へと導いていく。
「んっ…むん…」
10歳の男の子と15歳の少女は、同時に呻き声をあげる。
縛られた2人は潤んだ瞳で互いを見つめ、身を捩るように互いの性器を擦り合わせ始めた。
―ドロシーが食べられてから24分後=ポコとドロシーが出会ってから24時間後―
-ケートゥスの胃の中-
互いの葛藤の末、シズキとギンタが1つになったとき、ドロシーが食べられてから24分が経過していた。
つまり鯨の腹の中では、ポコとドロシーが出会ってから24時間。1日経過していたことになる。
虚ろな目で膝立ちになったドロシーの後ろから繋がりながら、コポは彼女の腕を掴んでは乱暴に引き寄せ彼女の膣内の感触を味わう。
「はあっ…はあっ…すごいよ…セックスってこんな気持ちいいんだ…何回でもできちゃうよ…!」
「あっ……ん…っ」
ドロシーは全て諦めた様子で、コポのペニスを受け入れていた。
強酸の海の上で、犯されながらも胃を一周して出口がないことを確認するだけに終わったドロシー。気力も体力も尽きたドロシーは、糸の切れた人形のようにコポの欲望を受け止めていた。
「ああっ!また出るよぉ!」
何十回目かわからない膣内射精。
自分の腰回りの数倍大きなお尻を両手に掴みながら、コポは一滴残さず精液を子宮に注ぐ。
もうどれだけの時間が経っただろうか。
避妊のARMが機能しなくなるタイムリミット…妊娠確定のタイムリミットはあとどれくらいだろう…
時計を持っていない彼女には、もはや正確な時間の計算は不可能だった。
ひょっとしたらもう、この醜い小人魚人との愛の結晶が自分の子宮に着床し、生まれる準備を始めているかもしれない。
吐きそうになる絶望的想像はいつしか諦めになり、ドロシーは悪夢をかき消すかのようにコポとの性行為に没頭していた。
「そうだ、お嬢ちゃん、これ、着けてみてよ…」
コポは箪笥から布切れを取り出す。
ショーツだ。紫色で、レースがついており、所々透けている、妖艶かつ過激なデザイン。
「ディアナ様の下着。これに粗相して僕はここに閉じ込められたんだ」
「おねえちゃんの…下着…」
男を誘惑するデザインの下着。ディアナがレスターヴァ王の妻になっていたときの下着。
ディアナはこれを着てレスターヴァ王と夜伽していたのだろうか。
「そうだ。ディアナ様の代わりに僕に償いをする君にぴったりだろう?」
ドロシーは抵抗もなく、受け取った下着を履きはじめる。
(そう…なのかも…)
ボロボロになった服はドロシーの臍より下を隠してはおらず、履いたショーツも丸見えだった。
「お、お嬢ちゃん!?」
ドロシーは這いつくばるように頭を垂れ、射精したばかりのコポのペニスを摘み、口に含む。そして、ギンタにしていたような入念なフェラチオ-お掃除フェラを開始する。
(この人は100年もひとりぼっちにされて…ディアナは…おねえちゃんはこの人の人生を台無しにした…)
先っぽにキスをするように、精液の滴る尿道を吸う。
(なら私は…この人のお嫁さんになってそれを償うしかないのかも…)
わざといやらしい音を立てながら、小さなペニスを舐めあげる。
(いや…”私”じゃない…おねえちゃんだ… そう、今までと同じ…)
“身内の罪は身内が償う” カルデアの古い掟。
“罪人の妹として、姉に代わって罪を償う”という行為は、ドロシーの自我の一つとなっていた。
それは「ディアナの殺害」「持ち出されたARMの回収」を果たした今も、呪いのようにドロシーの心の奥深くまで棲みついていた。
酸素濃度の薄く、生臭い閉鎖空間。何度も犯されて甚振られた心と身体。
ドロシーの判断力は極端に鈍っていた。
姉の遺品を身につけるという儀式めいた行動で、ドロシーの中のスイッチが完全に振れてしまった。
(そう…この”私”はおねえちゃん…おねえちゃんがコポに非道いことしたんだから…おねえちゃんが償うのは当然だよね…)
―ドロシーが食べられてから36分後=ポコとドロシーが出会ってから36時間後―
―ランゼス 貧民街と中央街の中間地点―
シキは空中に浮かぶケートゥスをこの30分ほど、歯がゆい気持ちで眺めながら発動者であるピノキオンを捉えるべく街中を駆け回っている。
巨大クジラの襲来にパニックになった人々を掻き分けているうちに、完全に見失ってしまった。
「くっ…ドロシー…消化されてんじゃねえぞ…無事でいろよ…」
空中を漂う大鯨を眺め、シキは言う。
彼はあの鯨型のARMの腹の中の“ルール”を知らない為、彼女が喰われて胃液で消化されないかを心配する。
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから36分後=ポコとドロシーが出会ってから36時間後―
―ケートゥスの胃の中―
同時刻…即ちドロシーが食べられてから36分後…
修練の門と同じく60分の1の時間で時が流れるケートゥスの腹の中では、36時間。
1日半経過していた。
コポはドロシーの上に馬乗りになり、ねっとりとしたキスをしながら腰を振っていた。
「ふうん♥ん…」
コポの分厚い唇がドロシーの桜色の唇を吸い上げる。
ドロシーの下着は履かれたまま横にずらされ、コポのペニスのピストンを見守っている。
下着を渡されて以来、ドロシーはそれを脱がず、履いたままセックスしていた。
ボロボロの魔女服を身にまとった状態でドロシーが履く官能的な下着は、まるでコポへの贖罪を誓う貞操帯のようだった。
この下着を着けさせられてから、ドロシーは変わった。
その姿は“為す術なく犯される少女”から、”心に決めた男と積極的に交わる女”に変貌していた。
コポはその変化に驚きつつも、ドロシーの極上の肉体が生み出す快楽に没頭していた。
この1日半、睡眠は合計3時間程度。何度もイかされては気を失い、先に目覚めたコポに叩き起こされては種付け性交を再開するセックス漬けの日々だった。
「うっ…もう…」
コポが呻く。
「来てっ…いっぱい出して…んんっ♥」
とくん…とくん…
極限状態の中、屈服した子宮に魚人の精液が注がれる。
コポのペニスが引き抜かれると、ずらされたドロシーのショーツの又布は元の位置に戻る。
秘裂から溢れてくる精液を、その又布が受け止める。
下着に出口を塞がれた精液は、ドロシーの子宮と膣の中でたぷんと封入されていた。
コポとHする以外のときはずっとショーツをつけているので、彼女の中は常に精液で満たされている状態が続いている。
「おっぱいで…綺麗にしてあげる…♥」
虚ろな目でコポの前に膝まづき、射精したばかりのペニスを豊満な乳房で挟む。
通常のパイズリのように谷間の下からでなく、正面から乳肉へと突き刺さるペニス。
相当な巨乳でないとできない縦パイズリを、ドロシーの胸は難なくやってのける。
ドロシーが膝まづくと、小人であるコポの顔と彼女の顔が同じ高さになる。
「ん…ちゅ…♥」
ドロシーは抵抗なくコポのたらこ唇を食み、紫色の舌に己の舌を絡ませる。
コポはドロシーと濃厚なディープキスをしながら懸命に腰を振り、乳肉に挟まれたペニスを刺激する。
乳房を膣のように使う体験にたまらず精を放出してしまう。
「んふ♥もっと汚れちゃったぁ♥」
ドロシーの乳房と乳房の間は、コポの精液でべったりと白く汚された。
今の”お掃除”で余計元気になったご主人様を大の字に横たえ、地面に垂直に屹立したそれを自分の中に迎え入れる。
「あんっ♥…んんっ…」
快楽に溺れるコポを眼下に見ながら、ドロシーは腰をグラインドさせ始める。
(私の姉が…非道いことして…ごめんなさい…)
ドロシーの虚ろな目から涙が流れる。
(だから…私が貴方のお嫁さんになってあげる…)
頭の奥でギンタの顔が浮かぶ。
しかし彼の記憶さえも、正気を失ったドロシーには届かなかった。
1年前のドロシーもそうだった。
大好きになった少年に「チェスでも殺しちゃダメだ」と言われ、それ以来殺しは慎むようになった。
しかしディアナとの戦いの際は、制止しようとする少年を拘束してまでも、ドロシー自身がディアナに引導を渡した。
ディアナが大罪を犯して以来、幼少期よりカルデアの大人たちに責められて育ったドロシーにとって、”罪人の妹としての贖罪”は恋心なんかよりも遥かに深くドロシーの心を縛っていたのだ。
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから36分後=ポコとドロシーが出会ってから36時間後―
―ランゼス 王属倒鬼師駐屯舎 地下牢―
薄暗い地下牢の中、幼い少年の腰の上に、二次性徴しかけの少女が馬乗りになり、腰を揺すっている。
(また…セックスしちゃった…ギンタさんと…)
シズキがギンタと関係を持ったのは、淫乱化の木の実を食べて豚鬼に輪姦された後の1回だけ。
錯乱していたのでシズキはよく憶えていない。しかし小さいがカチカチなそれが自分の中に入ってきた瞬間、あの夜のことを思い出してしまう。
(すごい…私の中でどんどんおっきくなってくる…)
(シズキさんの…やっぱりすごい…ドロシーおねえちゃんのと違う…)
ザラザラヌルヌルした肉壁が意思を持ったように蠢き男根を吸い上げるドロシーの名器。
格闘家として鍛え上げた内転筋が実現する、とにかく強いシズキの締め付け。
甲乙つけがたいが、“これまでドロシーのものしか知らなかった膣内は人によって具合が違う”という知識の体験そのものがギンタを興奮させてしまう。
(ギンタさん…)(シズキさん…)
2人共複雑な表情でお互いの顔を見つめる。
謎の集団に捕まった状態でのセックス。ドロシーに立てていた操を破る罪悪感。
不埒な意図からの不貞ではなく、ギンタの苦しみを治める為だから仕方がないのだが、
少年少女の若い肉体はその背徳感を興奮への起爆剤に変換してしまう。
お互い縛られた状態でのぎこちない抽送。しかしシズキの未発達の膣内が強い筋力で締め上げていく感覚に、ギンタのペニスはやがて限界を迎える。
「んむうっ♥」「ん…ん…!」
10歳の少年の青臭い精液が、15歳の少女の子宮へと注がれていく。
(ギンタさんの…熱いの…いっぱい…)
神導器の莫大なエネルギーは精液と共にギンタの身体から離れ、シズキの子宮から全身に染み渡っていく。
(そうだ、今なら…)
ギンタの精液を受けた直後はシズキの魔女としての力にブーストがかかる。シズキは懇親の力で、己の両手を後ろ手に拘束する氷の錠を破壊しようとする。
しかし強化されたシズキの“怪力”の魔法でも、キサラの“氷”の魔法で厳重に氷漬けにされた拘束は破壊できなかった。
お互い厭らしい意図はなく、純粋にギンタの発作を抑える為とはいえ、やはりドロシーに対して罪悪感がある。
ドロシーは今どこで何をしているかわからないというのに…
ひょっとしたらまだ地下道を彷徨っているかもしれないのだ。
(ドロシーおねえちゃん…大丈夫だよね…)
射精後のペニスは硬さを失うことなくシズキの中でそそり立っている。
2人はまだ、男と女として繋がり合っている。
気まずさと恥ずかしさにシズキに顔をそむけながら、ギンタはドロシーの無事を祈る。
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから60分後=ポコとドロシーが出会ってから60時間後―
―ケートゥスの胃の中―
ギンタがシズキの膣内で果てた頃、ドロシーが食べられてから1時間が経過していた。
修練の門と同じく60分の1の時間で時が流れるの腹の中では、60時間。
2日半が経過していた。
「ん…ちゅ…」
蒸し暑い鯨の胃袋の中、ドロシーとコポは互いの頭の位置を互い違いにして、まるでギンタの世界の数字 “69”のような形で絡み合っていた。
ドロシーはコポのペニスを口で奉仕し、コポはドロシーの秘裂を舐める。
コポよりドロシーのほうが体格が上なので、彼女側が腰を折ってその体位を可能にしていた。
「んんっ♥」
コポの舌がドロシーのクリトリスを舐めあげると、彼女の背筋にゾクゾクとした電撃が走り、膣が大きく収縮すると同時に潮を吹き出す。
コポのぼんぼりが紅く発光する。興奮している合図だ。
コポは夢中でドロシーの潮を舐め取りながら射精する。
「ふん♥…ごく…」
動物の乳のように濃厚なそれを、ドロシーは口で受け止めて嚥下する。
このおぞましい体液の交換を、恍惚とした表情で淡々と行っていくドロシー。
“旦那様”のおちんちんがまだまだ元気であることを舌の感触でわかったドロシーは、
悪戯っぽく笑い、自分の膣内に誘い込む。
避妊のARM、メンフェゴーラが機能を発揮するのは性行為後72時間以内。
ドロシーが最初にポコに抱かれたときに受精していれば、着床・妊娠を防ぐ為のタイムリミットは12時間。
その時間は、ケートゥスの腹の外の時間で換算すると、たったの12分であった…
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから60分後=ポコとドロシーが出会ってから60時間後―
―ランゼス 貧民街―
突如としてランゼス上空に出現した巨大鯨。
それも、王都エスメラルダを除いては最も獄鬼が近寄らない街の上空で。
この60分間の間に、鯨はランゼス市民の恐怖と不安を大いに煽っていた。
住民を襲うでもなく、ただただ街の上を泳ぐように浮遊する化け鯨。
その胃袋の中に1人の少女がいることを知るシキは憎々しげに鯨を見やりながらも、鯨を出現させた張本人・ピノキオンを追っていた。
「だめだ…完全に見失った…」
今や暴動に近い騒ぎになっていたランゼス内。鯨から逃げようとする人々に紛れて、ピノキオンはシキの追跡を撒いていた。
「シキ!お前こんなところで何してる!」
シキにとって聴き覚えのある声。
「ヨハンさん!」
貧民街の騒ぎに駆けつけた、ランゼス駐屯の魔法使い達だ。その中には自分が慕っているヨハン、幼馴染のキサラもいる。
「ヨハンさん、あいつなんとかしてくれよ! 俺の……ダチが喰われちまったんだ…」
シキはヨハンの胸元に両拳をぽんと叩きつける。
「何とかしてやりたいが…これは…獄鬼なのか?」
「例のARMだよ!昨日話してくれたARM!スラム街のギャングにARMを売ってたヤツがいて、そいつが鯨を出したんだ!」
「おや、ヨハン、王属倒鬼師としての仕事内容をこの少年に話したのですかナ?」
ひょろ長い体型の中年男がヨハンに声をかける。
丸メガネに大きな鷲鼻、しゃくれた顎にシルクハットと奇抜な容姿をしている。
「は…ARMの件は王属秘匿事項でなく地方駐屯の魔法使いと共同しての任務で…」
「王属どころか地方駐屯でもない、そもそも現地での倒鬼師資格すらない少年デしょうが!」
中年男は怒鳴りつける。
ヴァーミリオンという魔法使いはヨハンより上の立場のようだった。
ドロシーを助けたい焦りのあまり、自分が口を滑らせた所為でヨハンの立場を危うくしたことには思いも至らないシキ。寧ろ今まで兄貴分でいた飄々としたヨハンの頭が上がらない態度を見て、苛立ってしまう。
「なあヨハンさん!頼むよ!その背に背負ってる神導器使ってよ!やっつけてくれよ!」
「ホウ…神導器のことも…」
ヴァーミリオンがヨハンを覗き込む。
「ッ…」
シキは言葉に詰まるヨハンを揺さぶる。
「ヨハンさ…!」
「シキ!!」
ヨハンが一喝する。
「…少し、黙ってろ…」
「…なんだよ…早く助けねえとアイツ……もういい!!」
シキは”影”の魔法を発動する。ヨハンの影をヨハン自身に這わせ、彼の動きを拘束する。
突然のことで驚いたが、シキの魔法程度、ヨハンはすぐに解除してしまう。
しかし、その頃にはシキは目的を達成していた。
「あいつ…神導器を…を…」
シキはヨハンより奪った神導器を持って、鯨の真下まで疾走する。
手に取る神導器は、剣の形をしていた。剣にしては鞘が少し弓なりに曲がっている。おかしな形だ。
手に取る柄が脈打っているかのように鼓動を発する。鼓動はシキの身体中に伝わり、血が沸騰するような感覚に襲われる。
キサラがシキを止めようと氷の魔法を放つが、鈍く見える。簡単に躱せる。
否、自分の動きが早くなっているのだ。
『動きが少し早くなる程度のポンコツ』ヨハンがそう言っていたのを思い出す。
しかしどうする。“その程度の”能力で、あんな巨大な鯨の化け物からドロシーを救い出せることなど…
(その程度とは失敬だな…)
シキの頭の中に重低音の声が響く。
(“誰でも魔法を行使可能”が名辞である神導器…だが我はその中では異質…)
(嗚呼待ちわびたぞ我が器…貴様の“血”であれば、我の性能を最大まで発揮できよう…)
シキの手は彼の意思に反してその剣を鞘から抜きはじめる。
白く美しい刃が姿を現す。片刃の刃は少しだけ弓なりに反り、陽光を反射していた。
(我が刃の先から貴様の血を吸わせるのだ…それで契約は完了する…)
「なんだか知らねえが、神導器なんて御大層な名前なら!あんな魚一匹ぶっ倒してみやがれ!!」
シキが自分の心臓に剣先を突き刺すと同時に、既に沸騰しそうだった身体中の血が、爆ぜたような感覚がした。
その次の瞬間には血が鉛のように重くなり血管中を圧迫するような感覚…
シキは気づけば叫んでいた。
白黒する視界が正常になったとき、シキの眼下には鯨の背中が見えた。
「シキくん…すごい…時計塔を登ったと思ったらあんな高くジャンプして…」
「なんと…適合者でしたカ…神導器・呪血刀シヴェシュの…」
ヴァーミリオンが呟く。
「そんな…シキ…」
「首の皮が繋がりましたネ、ヨハン。彼を”回収”しますヨ。キサラも、幼なじみが同僚になって良かったでしょウ」
キサラは、泣きそうな顔でヨハンとヴァーミリオンを交互に見る。
シキが言葉にならない唸り声をあげると、彼の胸元の傷口から血液が噴出し、手にした刃に纏わりつく。
剣先を覆った血液はそれ自体が刃の形を作り、1m程度だった剣の刀身はその10倍へと長さを変えていく。
「ドロシィィィイイイ!!!」
血液で出来た超長剣は、巨大鯨の土手っ腹を無理矢理切り裂く。
鯨のガーディアンは、うめき声をあげながら高度を落とし、ランゼスの広場に墜落した。
―同時刻―
―ドロシーが食べられてから71分後=ポコとドロシーが出会ってから71時間後―
―ケートゥスの胃の中―
1人の魔法使いの青年が神導器の操り手となったとき、
ドロシーが食べられてから1時間と10分を過ぎた時刻だった。
ケートゥスの胃の中では3日近く経過していた。
正確には、ドロシーとコポが最初に交わったときから、71時間と50分。
もしあの時受精していれば、着床が始まってもおかしくない時間。
そうなってしまえば、ドロシーの持つ避妊のARMの力では妊娠は避けられない。
薄暗い鯨の胃袋の中、人間の魔女と魚人の小人は獣のように交わり、喘ぎ声が響き渡る。
「はあ、お嬢ちゃん……こんな…無理やり…本当にごめん…」
ドロシーの股の間で腰を打ち付けながら、コポが絞り出すように呻く。
「でも…離れたくなかったんだ…お嬢ちゃんのこと、ひと目見て好きになっちゃったから…」
ドロシーは、融けた顔で聞いている。
「だって…僕の初恋の…ディアナ様に似てたから…当然だよね…妹なんだから…」
この魚人は、ディアナに恋をしていたのか…焦がれる気持ちが暴走したところを本人に見咎められ、120年の孤独という仕打ちを受けた…
「こうでもしないともう会えないと思って…恋人になれないと思って…僕最低だ…」
「ごめんよぉ!でも、もう1人は嫌なんだよぉ!好きな人に拒絶されるのも!お嬢ちゃん…ここで僕の子供産んで、ずっとここで暮らそうよぉ!」
「わ…私も…」
頭が働かず、彼の言葉をそのまま受け止めてしまう。
それに、もう戻れないのだ。体感、3日は経過している。助けも望めない。もうこの魚人の子を孕んでいてもおかしくない。
「私も…貴方とい…」
突如、薄暗い鯨の胃の中に光が差す。
ドロシーの目の前-コポの背後から縦一文字に光のスリットが差し込んだと同時に、コポの背中から鮮血が吹き出す。
「え…」
突然のことに、ドロシーはすぐには状況を把握できない。
鯨の胃壁が縦に切り裂かれ、夕空が見えていた。
裂かれた胃壁から見える景色は回転して見えた。そして景色も青空ばかり見えていたのが、段々建物の屋根も見え始める。
ケートゥスが高度を落としながら旋回しているようだ。
もうすぐ地上へと墜落する。腹を割かれたのだから当然の結果だろう。
程なくして、重い衝撃と共にドロシーの足場が踊るように揺れた。
ケートゥスが地に落ちたのだ。
「痛…一体何が…」
信じられないが、何者かがケートゥスの腹を巨大な刃物で一刀の下に斬り伏せたようだ。
そして刃の先端は運悪くコポの背中も通過してしまった、といったところだろう。
コポは絶命していた。即死だったろう。
「コポ…」
たった今まで性行為をしていた相手を、複雑な気持ちで見つめる。
異常な状況下ではあったが、たしかに自分はコポの子供を宿す気持ちで、自分の人生を諦めていた。
だが…
『ドロシーおねえちゃん!』
あどけない、愛しい少年の笑顔が蘇る。
この街のどこかにいる彼。彼がもし危機にあったとして、それを救うのはドロシーの役目だ。
小人の子を宿さないと出られないと思っていた外の世界が、裂かれた鯨の胃袋の間から覗いていた。
ARMが使えるようになったドロシーは、避妊のARMを取り出し、自分の下腹部に当てる。
コポの子種は、ドロシーの子宮に着床することなくその生殖能力を失った。
「ごめんね…コポ…」
この3日間、確かにドロシーはこの小人の妻だった。
息絶えたコポの顔を両手で抱き寄せ、紫色の唇を食み、舌を絡ませる。
“姉の罪を償って魚小人の妻になった自分”はこの鯨の胃の中に置いていく。
孕まずに脱出できた今、ドロシーの使命はギンタを保護することだ。
(そうだ…どんなに汚れたって…あの子だけは…)
老魔女の欲望の為に生み出された偽りの命…
奇しくも自分の初恋の相手の魂の欠片を器にした命…
神導器を埋め込まれ、毎日の性行為なしでは生きられない歪な命…
(あの子だけは…私が護る… くだらない神導器なんて取り外して、幸せに生きてもらうんだから…)
全身を魚人の精液で汚したドロシーは胃壁の裂け目に手をかけ、鯨の体外へと足を踏み出す。
縦一文字に割かれた胃壁を押し開くと、72時間ぶりの日光がドロシーの顔を焼く。
幸い、人はいない。
ドロシーとシキが、ピノキオンと戦闘を繰り広げた貧民街のようだ。
(すごい…この巨体にこんな大きな切り傷を…)
自分を飲みこんだ巨体に改めて感心し、それを切り裂いた何者かの力量にも驚嘆する。
(シキ…?まさか、彼の魔法じゃあ、こういうことはできないみたいだったし…)
ランゼスに駐屯する倒鬼師の魔法使いがやったのだろうか。
いずれにせよ考えている暇はない。
幸いケートゥスが人気のない貧民街に墜落したから良かったものの、街の上に巨大な魔物が対空していたらランゼスは大騒ぎだっただろう。すぐに人が来る。
遠くに聞こえる野次馬の声…あちらが中心部だろう。
ドロシーは反対方向に駆けていく。
今の自分は酷い格好だ。早く着替えたい。
片胸は露出し、臍から下は破かれており、ディアナの下着は着けている。
全身と胎内を汚すのは、コポの精液。
そんなドロシーが、ふと歩みを止める。
「…誰?」
ぞろぞろと、十数人の男達がドロシーを囲む。
「逃さねえよ、魔女の姉ちゃん」
先程シキと一緒に戦った相手。ピノキオンにARMを貰ったギャング達だ。
「あんた達か。丁度よかった。シキを知らない?」
「あのでっかい鯨が出てきたら姿を消しちまったぜ」「逃げたんじゃねえか?」
ドロシーは少し安心した顔をする。こいつらに捕まっているのではないなら大丈夫だろう。何より彼は強い。
それよりも…
「じゃあ、金髪の男の子と、黒髪の女の子の2人組を知らない?この街にいるはずなんだけど」
「知らん知らん!問答は終わりだ。さっきは良くもやってくれたなぁ。長鼻の旦那は追わせねえよ」
男たちは一斉にウェポンARMを取り出す。あの木偶人形、随分慕われているようだ。
ピノキオンを追うのは打倒オスカーの為には重要だが、今はギンタ達と合流するのが先だ。
「あんな人形興味ないよ、もうあんた達の邪魔は…ッ!!」
剣、斧、槌…様々なウェポンARMを持った男が飛びかかってくる。問答無用というわけか。
「ゼピュロスブルーム!!」
背後に目がついているかのような立ち回りで凶刃を躱し、カウンターに突風を食らわせる。
「口程にもないわね」
呻く男たちを背後に歩き去ろうとするドロシー。
「畜生…舐めるなああああ!!」
男たちの指輪が光ると同時に出現したのは、駝鳥のような姿をした、剽軽な顔つきの鳥。
10体同時に出現したそれらは、一斉に長い舌をドロシーに伸ばしていく。
「きゃ!?や…ちょっと…どこ舐めて…ひゃん!!」
10本に及ぶ粘着質の舌がドロシーの乳房、尻、太ももを舐る。
ガーディアンARM・”リッカーバード”。
長い舌で舐めることしか能がない。戦闘用とすら言えない、カルデアではジョークグッズのような扱いのARM。
舌自体の力も弱いが、四肢に2,3本ずつの舌が絡めばドロシーの腕力では自由が封じられる。
「どうよ?クンフーフロッグまではいかねえ下級のOZ-ARMだが、複数人で発動させれば避けられねえだろ!?」
悔しい。彼らは奇襲のつもりでいるが、ドロシーにとっては避けれたはずの攻撃だ。
普段のドロシーなら、雑魚十数人が同時に下級ガーディアンを出したところで対応できただろう。
しかし、”72時間”ぶっ続けでコポとHした直後では、体力があまりに消耗していた。
「それ大開脚!」
「やっ!?」
両脚を舌で拘束するリッカーバード達が左右に展開すると、ドロシーの脚も引っ張られて、両脚がほぼ直線状になるまで股を開いてしまう。
「やらしい下着着けてるじゃないの。」
ドロシーが履いているディアナのショーツも、細部の柄に至るまでばっちり観察されてしまう。
「脱がせてやれ」
左右に開脚した脚は再度ぴったりと揃えられた状態にされる。更に胴体に対してV字上に曲げられ、赤ちゃんのおしめを取り替えるような格好になる。空いた舌がショーツの端に絡み、膝までずり上げる。
「く…見るなぁ…」
「…!おい、この女…」
ドロシーは恥ずかしさに顔を真っ赤にしてうつむく。
この場の全ての男が視線を注ぐドロシーの性器からは、乳白色の液体が溢れ出てくる。
72時間に渡って注がれた、コポのザーメンだ。
蓋の役割をしていたショーツは、秘裂との間で白くねっとりとした糸を引く。
「一発かましてきたまま戦ってたのか?相手はあの剣士の兄ちゃんかよ?」
「違う…シキとはそういう関係じゃ…」
この男たちには想像もつかないだろう。ドロシーが鯨に食べられていたほんの1時間の間に、彼女が3日間に渡って小人と種付け性交させられていたなんて。
「なんでもいいぜ。ねえちゃんの膣内にたっぷりある精液に、俺たちの子種も混ぜてくれよ」
男の1人が腰布を下ろすと、ギンギンに勃起した陰茎が顔を出す。
「は?ふざけたこと言ってんじゃないよ!」
気丈に怒鳴りつけるが、大開脚して精液の垂れる秘裂を晒している状態で言っても滑稽なだけだった。
「やだ…やめ…う…ぐううぅぅっっ!」
抵抗らしい抵抗もできないまま、男のペニスが侵入してくる。
「姉ちゃん、ガバマンかと思ったらなかなか良いモン持ってるじゃねえかよ」
乱暴なピストンの度にコポの精液が掻き出されていく。
「んっ…ん…」
獄鬼やオスカー程でもない、かといってギンタやコポのよりは当然大きい、普通の成人男性のペニスを入れたのは初めてであることに気づく。
適度に膣内を押し広げ、丁度奥まで届く大きさ。
ドロシーの身体にとって初めての”普通の”H。しかし精神的には、会ったばかりの男によるレイプ。
自分の身体がしっくり来ている…普通に感じていることが、耐えられない程嫌だった。
「よし…出すぞ…」
「ひ…」
ドロシーの顔が生理的な嫌悪感に青ざめる。
そういえば、今までドロシーは土人形・蜘蛛・触手・豚鬼と色々な人外の種を受けたけれど、人間によるレイプで膣内射精までされたのはオスカーくらいだった。
獄鬼にされるのも勿論嫌だが、人間同士の合意のないセックスで精を注がれるのはまた別の嫌悪感があった。
ギンタの顔が脳裏にちらつく。
(そうだよ…こんなこと…本来好きな人にしか許しちゃいけないのに…)
何度も犯されている身だが、そんな中で守っていきたい一線を、どうにか越えないよう暴れる。
「やめろぉ…!や…抜け…やああっ!」
縛られているなか足だけバタバタ動かすが、美脚を周囲に見せつけるだけで何の牽制にもならない。次にドロシーを犯そうとする男たちを欲情させただけだった。
彼女の抵抗むなしく、男は亀頭をドロシーの子宮口にぴったりつけ、射精体制を整える。
刹那、ドロシーを犯す男が、崩れるように倒れる。ドロシーを犯していたペニスは膣から引き抜かれてから遅れて精液を吐き出した。
続けて彼らを見守る男たちも、ばたばたと地に伏せる。
リッカーバード達も、潰れたような声をあげ、舌を引っ込めて呻き出す。
霧だ。紫色の毒霧が意思を持ったように、ドロシーを避けてその周囲を漂っている。
「よっ、また会ったな」
ねっとりした仕草で声をかけてくるのは中年太りの男。少し日焼けした肌は脂ぎっている。
「あんたは…」
以前ドロシーがギンタをモンビから奪還する道すがらナメクジの獄鬼退治を手伝わされた相手。
“劇毒”の魔法使い、アーテンボローだ。