「うふふ…開獄日の帰り路にまさか貴女と会ってしまうなんて…」
フレデリカと名乗る魔女は、恍惚とした表情でドロシーに笑いかける。
「初対面で私と知られるなんて…随分有名人みたいね…」
フレデリカの露出した臍の下には禍々しい淫紋。
堕獄紋―魔女でありながら、獄鬼に屈服してしまった証である。
彼女がどのような魔法を持って生まれたかはドロシーには未知だが、その威力が堕獄紋によって大幅に底上げされていることだろう。
ドロシーの指輪が光り、箒に変化する。
風を操る箒、ゼピュロスブルームを構え、ドロシーは臨戦態勢に入る。
「それはもう、ネッサローズ様の神導器を盗んだ指名手配犯ですもの」
(ネッサローズ…)
東西南北中央に分かれるオズの国のうち、東西は獄鬼の手に堕ちている。
東の国、マンチカンを支配するのは『堕獄』した魔女。雷を操る魔女ネッサローズ。
オズの国に転移したドロシーの転移先はネッサローズの城のど真ん中で、彼女の城を破壊してしまった。そこから彼女との因縁が始まった。
一切見に覚えのない、神導器を盗んだとの冤罪もかけられている。
「神導器を盗んだってやつ?それは私じゃ…」
「もうそんなことは関係ないんです。貴方は”聖女”ですから」
フレデリカがドロシーの言葉を遮る。
「聖女…?」
この街に来る前、牛鬼も言っていた言葉。
目の前で呻いている元・神魔教聖職の男、マルキスですら知らない言葉。
「うふふ…貴女を捕まえたら、ネッサローズ様はもっと私を”必要”としてくれるでしょうか…♥」
フレデリカは懐から鞭を取り出し振り回す。
「ひ、ひい…」
マルキスは頭を伏せてしゃがみ込む。
堕獄したことで得られた屈強な肉体から繰り出される鞭撃は、レンガの家に容易くヒビを入れた。
「あんた魔女だろう?魔法は使わないのかい?ゼピュロスブルーム!!」
振るわれた箒から突風が発生する。
瓦礫を巻き込んだ突風がフレデリカの身体に直撃する。
「きゃあああっ!!」
「ぐああああっ!?」
フレデリカとほぼ同時に、ドロシーも叫ぶ。
「ぐ…一体…」
ドロシーは体勢を崩し、片腹を押さえる。
まるで瓦礫が腹に直撃したかのような痛み。
だが実際には、ドロシーの身体には一切の傷がない。
「ふふ…私は”共鳴”の魔女…貴女と心を繋げることができるのです…」
「まさか…自分の痛みを私に…」
ドロシーが言い終わらぬうちに鞭の応酬が始まる。
ついゼピュロスブルームを振るって応戦するが、フレデリカに与えられた風撃の痛みはドロシーにも伝わる。
一方で堕獄しているフレデリカの肉体は、ドロシーよりも多くのダメージに耐えられる。
フレデリカはお世辞にも、戦闘馴れはしていないように感じた。
鞭さばきも単調で、簡単に避けられる。
しかし、フレデリカへ与えた痛みが自分に伝わってくることが、ドロシー側の動きを鈍らせる。
「く…ああっ!!」
遂に”本物”のダメージを食らってしまう。鞭がドロシーの胸を縦に引き裂き、黒いドレスから白く深い谷間が顔を出す。
(面倒だね…)
ドロシーはゼピュロスブルームを構えて防戦一方だ。
あの女が喰らったダメージが自分にも返ってくるから、迂闊に反撃できない。
「貴方も、逃げないでください。私を不要と言った侮辱、償っていただきます」
「ひ…」
マルキスにもフレデリカの鞭が伸びる。
「く…ぅ!」
響いたのは、ドロシーのうめき声。
「あ…貴方は…」
「大丈夫?」
ドロシーはマルキスを庇ってフレデリカからの攻撃を受けていた。
「悪いわね、面倒なことに巻きこんじゃって…さっさと逃げな」
服が破れ、脇腹から尻にかけての部位や鼠径部が露わになる。
マルキスはあられもない格好に思わず目を背ける。
だが同時に、数回会った程度の自分を庇うために身を盾にして戦う姿に、思わず見とれてしまう。
(嗚呼…美しい…このような女性こそが『天使』であるべきなのだ…)
「随分と優しいことですね…流石聖女様…」
「何なのよさっきから…聖女って!」
「ふふ…貴女自身はご存知ないのですね…くすくす…」
「馬鹿にして…!リングアーマー!」
フレデリカの背後から鉄の兵士が出現し、フレデリカを抑え込む。
身動きが取れないが痛みはない程度に、彼女を拘束する。
「む…!」
リングアーマーがフレデリカの身体をがっちりと掴む。こうなればもう鞭は振るえず、当然、自傷もできない。
「生憎と痛い目にあうのは慣れっこでね!タネがわかれば、対策はある!」
「随分と戰い慣れているようですね…」
チェックメイトなのに随分と余裕の表情をするフレデリカ。
「ああ自分が情けないですわ…元が戦闘向けの魔法じゃないものですから、堕獄してもこの程度しか戦えない…」
おもむろに、フレデリカは自分の手で自らの乳首を服越しにつねる。
「あんっ!」
叫んだのは、ドロシー。
「あ…♥あ…♥」
フレデリカが自分の乳首を摘むたび、ドロシーの乳首も摘まれたような快感が走る。
フレデリカがドレスの生地越しに自分自身の乳首を指でつまみ、こね、つねりあげる。
そのたびにドロシーの顔がどんどん羞恥に赤くなる。
「あ…嫌…♥…んう♥」
ドロシーは誰にも触られていないのに、快感に身を捩らせる。
人通りの少ない通りとはいえ、暴風や鞭の戦闘で、街の人々が集まってくる。
『魔女同士の喧嘩』に割って入ることもできず、遠巻きに見守っている。
そんな中で、”ひとりでに”悩ましい声で身をよじるドロシー。
黒い魔女服に包まれたドロシーの豊かな胸は、先端が膨らんできているのが服越しでもわかる。
「ふふ、乳首がひとりでに勃起していますわよ…ネッサローズ様の仰っていたことは本当だったのですわね」
「く…どういうこと…」
ドロシーは胸を押さえながら頬を染めて、フレデリカを睨みつける。
「とっても感じやすい淫乱な身体だって。何でも子どもの貧相なモノで処女を失って、そのまま達してしまったとか…」
「ばっ…馬鹿にするな!!」
ドロシーは顔から火が出そうな表情で怒鳴り返す。
「とはいえやはり勝ち筋が見えません…私が死ぬわけにはいかないので逃げさせてもらいますわ…」
乳首への快感にリングアーマーとのシンクロが途切れ、フレデリカを拘束していた鉄の兵士は消滅する。
「でもそうですね、あの少年くらいなら攫えるでしょうか…」
走り出す前に、フレデリカは挑発的にドロシーに微笑む。
「え…」
「金髪の少年…ネッサローズ様との戦いで貴女が逆転できたのはあの少年に秘密があるのでしょう?”聖女”である貴女を捕らえられないのは残念ですが…あの少年と、貴女がこの街にいたという情報を手土産に、ネッサローズ様のもとへ帰還しますわ」
「…残念だね、あのガキならすぐに別れちまったよ!」
わざと乱暴な言葉で、ドロシーはギンタとの関係を誤魔化す。
「くすくす…嘘ですわね。私はその子と昨日会いました」
フレデリカは余裕の表情で笑う。
「何より私に嘘は無駄です。貴女と心を繋げているのですから…そう、あの少年と2時間後に街の食堂で待ち合わせていることも貴女の心の中からわかりました」
「!!…くそ…ギンタンに手を出すな!…っくぅ♥」
フレデリカの指が自らの股間を弄る。
彼女の指が自身のクリトリスを押しつぶすと同時に、痺れるような快感がドロシーにも届く。
「ふふふ…♥追いかけてごらんなさい。」
「待てっ!」
フレデリカを追って路地裏から広場に出る。いない。見失ってしまった。
「あいつ…どこへ…」
(“ギンタ”という名前ですか…さあどこにいるのでしょう…)
また別の路地裏に身を隠したフレデリカは思案する。
(ふふ…『聖女』側の妨害も抜かりなく…♥)
フレデリカは、男性器の形に象られた木細工を取り出す。
「くそ…とにかくギンタンと合流を…でも待ち合わせ時間はまだ先だから今どこにいるか…」
「あ、あの…大丈夫ですか?」
マルキスが心配そうにドロシーを見る。逃げずにドロシーといてくれるようだ。
「ああ、実は…あんっ♥」
ドロシーの身体に快感が走る。
「ん…や…♥」
乳首でもクリトリスでもない。
膣内に、何かを出し入れされている。男性器のような形状だが、その質感から木でできた張形のようなものだろうか。
「ど、どうされました?」
「あん…♥くぅ…♥」
目の前にマルキスがいるのに、顔を赤くして股間をおさえていやらしい声を出してしまう。
自分は何もしていないのに、フレデリカの自慰行為の快楽を強制的に受信させられる。
(これが妨害ってわけか…この状態で、どちらが先にギンタンを見つけられるか…)
この状態で、マルキスと一緒にいられるはずもない。
「ふ…二手に別れましょう…あんたは大通りのほうを…探して!」
「は、はい!」
単独になったドロシーは、ギンタを探し回る。
(ふふ…良く感じていますね…♥)
フレデリカはドロシーの感覚を感じ、ほくそ笑む。
彼女の『共感覚』の魔法。以前は思考共有―テレパシーしかできなかった。
しかし先日"堕獄"の影響で魔法が大幅に強化されたことで、
思考だけでなく様々な要素を相手と共有できるようになった。
痛覚、快楽…
一度に"繋がれる"相手は1人だけだが、こうやって戦闘に応用できる。
路地裏に隠れたフレデリカは、表通りから不審そうにこちらを覗く若者ににっこりと笑かける。
「ねえお兄さん」
スカートをたくし上げて下着を見せつける。
「私、さっきからここが疼いて仕方ないんですの…」
若者は、ごくりと唾を飲む。
「んあっ♥」
突如、ドロシーの膣内に刺激が走り広場のど真ん中で喘いでしまう。周囲の視線が痛い。
膣内を何かが往復している感覚。
また張型で自分のものを慰め、その感覚をドロシーに送っているのだろうか。
…いや、違う。自分の膣内に走る刺激は木彫の張型のゴツゴツした感触ではない。それに、この抽送の激しさは手で張型を出し入れするものではない…
「ま、まさか…」
(セックスしてる…?こんな状況で…)
「ああんっ!!」
またしても、街中で喘いでしまう。
「あっ♥あっ♥…」
自慰とは違う、本物のセックス。
ドロシーの身体は、成人男性とのセックスはそれほど多く経験していない。
オスカー、ギロム、アーテンボロー、ランゼスのならず者1人…その程度だ。
「やん…くっ♥」
ギンタとでは味わえない、膣をいっぱいに広げられる感覚。
大人の男との性行為の刺激に、股をおさえてへたり込む。
人々は不審な目で、そんなドロシーを見る。
周囲の視線に気づき、慌てて立ち上がる。
同時に、唇に柔らかい感触。
「んう…♥」
フレデリカが相手とキスをしているのだ。
顔もわからない男性と唇を重ね、舌を絡め、唾液を交換する感覚。
ドロシーの女の子の部分が、無理やりほぐされてしまう。
注挿もどんどん激しくなる。
「ん~~っ♥!!」
身体の奥に熱いものが放たれる感触。
ドロシーの身体自体は誰にも触れられていないのに、1人の男性とのセックスの一部始終を、フレデリカの身体を通して体験してしまった。
一瞬でもギンタとのそれと比較してしまったことに罪悪感を覚えてしまう。
(…あの魔女…くだらないことして…確かにアイツがシてると私も動けないけど、それじゃアイツだってまともに動けないじゃない…)
(そう…このままじゃジリ貧…どうにか気絶でもしてくれればいいのですが…あら…)
路地裏から大通りを覗くフレデリカの視界に、金髪の少年が映る。
(見つけました…♥)
「あら、昨日のボウヤ…」
フレデリカは路地裏からギンタを呼び止める。幸いなことに、昨日一緒にいた黒髪の少女はいないようだ。
「お、おねえさん!」
ギンタは警戒しつつも近づいてくる。昨日会っていたのがギンタの警戒を緩めていた。
(無理に拘束して暴れられても面倒ですわ…『聖女』を妨害しつつ、この子の警戒をもっと解きましょう)
フレデリカはギンタにしがみつく。
「わあ!?昨日のおねえさん…?」
「私、追われているのです…助けていただけませんか?」
「う…うん…」
何も知らないギンタは、フレデリカの言葉に乗ってしまう。
「くす…優しい子ですね…」
フレデリカはギンタを路地裏の奥へと誘う。
狭い道の中で、2人の身体が密着する。
「お、おねえさん!?」
向かい合うように密着しているので、ギンタの目の前にフレデリカの胸が押し付けられる。
「静かに…”敵に”見つかってしまうでしょう?」
つい勃起してしまったギンタのペニスが、フレデリカの太ももに押し当ってしまう。
「ふふ…いけない子ですね…」
フレデリカの手が、ギンタのペニスを服越しに撫でる。
「お、おねえさ…」
唇を塞がれたギンタは、言葉を詰まらせる。
「ちゅ…ん…かわいい…♥」
フレデリカは自分のスカートをまくり、下着をずらし、ギンタのペニスを自分の中に沈み込ませる。
(ギンタン…シズキでもいい…!どこにいるの!?)
フレデリカとギンタを探し回るうち、ドロシーは街の公園に入った。
あまり手入れされていないようで、茂みが生い茂り、人気のない公園だ。
やはりここではないか、と踵を返そうとしたドロシーの視界に、オジョの姿が目に入る。
「オジョ!」
「あ、おっぱいでかいねえちゃんだ!」
「こ、このエロガキ…」
昨日の風呂場でのしおらしさは欠片もなく、オジョはからかうようにドロシーを呼ぶ。
彼のほかに、昨日つるんでいた残り4人の少年たちもいた。
ここは特に低木が生い茂り、地面が少しえぐれたようになっており、人目につかない空間だ。
子どもたちの遊び道具が散乱している。いわゆる秘密基地遊びだろう。
「ねえ、ギンタン知らない?」
ドロシーは屈み込んで子どもたちに尋ねる。
ただでさえ太ももがスリットから覗く魔女服はボロボロで、胸の谷間や鼠径部が見えそうになっている。屈み込んだ姿勢は大きな胸を強調させる。
その上、ドロシーの顔はなぜか淫靡に紅潮し、汗ばみ、悩ましげに息を漏らしている。
「し、知らねーよ…」
オジョは自分の心音に戸惑いながらも、ドロシーから目を逸らして答える。
「そう…ひゃぁん♥!?」
突然叫んだドロシーに子どもたちが驚く。
「くそ…また…ぁ♥」
膣内に感じる快楽。またフレデリカがセックスしている。
今度の相手はさっきの男よりもペニスは貧相なようだ。
小指サイズのモノが腟内を往復しているのを感じる。
「!?な、なんだよ…」
「なんでもないわ…んっ♥知らないならいい…じゃあ…っ!」
その場を離れようとするドロシーは、子どもたちの”秘密基地”の中でどさりと倒れる。
「な…」
身体が動かない。
正確には動かすことはできるが、力が入りにくい。
フレデリカの魔法?そんなはずはない。そんなことができるならとっくにやっていたはず…
「はあ…使えた…俺にも…」
オジョの手のひらから、刃渡り3cmほどの光の刃が出現している。
「すげえ!オジョ、お前魔法使えたのかよ!?」
「流石”泥の魔女”の息子だぜ!」
取り巻きの少年たちが、心底驚いてオジョを称賛する。
違う。オジョは、魔法が使えない。
-オズの国の”魔法使い”達は、生まれたときに完全にランダムに魔法の才能の有無がわかる。後天的に発現することはないと、シズキが言っていた。
ドロシーは彼の人差し指に嵌められている銀細工に気づく
「それは…OZ-ARM…どうして…」
「黒い服のおっちゃんが落としてったのを拾ったんだよ。へへ…すごいや…これで魔法を持ってない俺でも…」
おそらく簡単なウェポンARM。パラ・クローの下位互換、攻撃力の乏しいエネルギーの刃を相手に当てると、軽く麻痺させる…といったところか。
魔女の息子であるが故、その母から愛情を向けられなかった故、魔法へのコンプレックスと渇望は人一倍だったであろうオジョは、マルキスのOZ-ARMを盗んだのだろう。
「な…なあ…おねえちゃん…街を出るなんて言うなよ…ここで…」
「バカっ!!それは危ないものだよ!それを返しな…んんっ♥」
オジョの言葉を遮り、彼を叱責するドロシー。
だが、まだフレデリカからの快楽の受信は続いている。
仰向けに倒れたドロシーは、快楽に喘ぐ肉体を子どもたちに見せつけてしまう。
子どもたちはドキドキしながらその姿に釘付けになる。
彼らは胸を揉むのもスカートめくりも、それがどういう意味を持つかわかっていない。
ただ相手が狼狽するのが面白い、という馬鹿な悪ガキの悪戯。
彼らは精通も迎えておらず、性の目覚めも迎えていない子どもなのだ。
―今日までは。
「あん…さっさと…ARM…ときなさいっ…!んう♥」
敬虔な神魔教の色が強いこの街では目にかかることのなかった、ドロシーのような美しい女性。
彼女の身体は、子どもたちの性の目覚めのきっかけとなるには充分な魅力を放っていた。
1年前のウォーゲームでも、そうだっただろう。
心躍る活劇を期待してメルの戦いを観戦していたメルヘヴン中の少年たちは、ドロシーが戦う様子を不意打ちに見せられ、自分の中で湧き上がる衝動に戸惑った筈だ。
黒衣を押し上げる豊かな胸は、ドロシーが動く度にゆさゆさと揺れる。
深く入ったスリットはすらりとした脚を覗かせ、更には少年にとって未知の領域であるその先の部分も示唆するかのようにチラチラと鼠径部まで見せつける。
加えて、戦闘でボロボロになった黒衣は更に胸の谷間や、股間の際どい箇所までも周囲の視線に晒す。
彼女の戦う姿はメルヘヴン中の少年の性の目覚めを促した。
そして今このオズの国でも、ドロシーの身体は街の悪童5人を無意識に誘惑しているのだ。
路地裏の暗がりで、フレデリカはギンタと1つになっていた。
「お、おねえさん!もう…!」
ギンタはわけがわからないまま、見ず知らずの女性の膣内に射精してしまう。
その瞬間、フレデリカの身体が熱くなる。
何か膨大なエネルギーが体中を駆け巡る感覚。
(!!…これは…やはり…!)
フレデリカの主である魔女、ネッサローズ。
彼女は数ヶ月前に、完全に無力化したはずの『聖女』ドロシーになぜか逆転され、取り逃がしてしまった。
先日の開獄日、それを知った”王”は大変お怒りになり、ネッサローズ様は折檻を受けた。
その際に仰っていた言葉…
『完全に力を失った状態だったのは間違いありませんでした…それなのに…あの少年との性行為が終わった瞬間…再び高火力の魔法を…』
(やはりこの少年の精液…胎内に注がれた者の魔力を増大させることができる…)
ギンタと行為を続けながら、フレデリカはドロシーの視覚を借りて、彼女の居場所を把握していた。
公園の茂みの中、子どもたちの前で倒れている。
(街の子どもたちにちょっかいを出されているのですか…)
フレデリカは”心の糸”をリーダー格の少年に伸ばし、彼の心を覗き見る。
(おや…おやおや…)
この少年が幼心にもドロシーに想いを寄せていることを知ったフレデリカはニコリと笑う。
(…この子達にも足止めを手伝っていただきましょう…)
フレデリカはドロシーの周囲にいる少年たちとも”心”を繋げる。
(ふふ…この少年の力で強化されたおかげか、”心の糸”が一度に複数人に伸ばせますわ…)
「はあ…はあ…」
フレデリカの胸の下で、膣内射精したギンタは射精の余韻に息を切らせる。
(ふふ…ボウヤ…貴方が私にくれた精液のお陰で、貴方と同じくらいの子供たちに聖女が辱められてしまいますわよ…)
子どもたちはドロシーの身体を見てドキドキしてくる感覚に戸惑いを憶えている。
ボロボロで肌も出ているドロシーの姿に、性の目覚めを感じていた。
このドキドキの正体も知らない、初心な少年たちの心に、フレデリカの”大人の情欲”を混ぜていく。
「な…何よ」
ドロシーも子どもたちからの視線の急激な変化に戸惑いを覚える。
その視線からは、出会ったときにイタズラのスカードめくりをされたときのような無邪気さを感じない。
明確に、ドロシーを女として視ていた。
「へへ…なんだよ。さっきから…変な声出してよ!」
小太りの少年の手がドロシーの胸に伸びる。
「あっ♥」
豊満に育った乳房が少年の小さな手で無造作に鷲掴みにされ、形を変える。
「おねえちゃん、なんでここだけ出っ張ってるの?」
服越しに勃起した乳首をつねられ、ドロシーの身体が激しく仰け反る。
(身体…敏感になってる…)
今日、ドロシーの身体はまだ誰にも触れられていなかった。
しかしフレデリカからの自慰、2回の性交の快楽を受信していたドロシーは、誰にも触れられていないまま、前戯とセックスを経た状態の―出来上がった身体になっていた。
別の小柄な少年が、ドロシーのスリットを捲くる。
「や…!」
すらりと伸びた脚が少年たちの眼の前に現れる。下着をつけていないドロシーは、スリットを捲られるだけで一糸纏わぬ下半身を晒してしまう。
ドロシーは恥ずかしそうに、両膝をあわせて股間が見えないようにする。
少年は好奇心のままに、ドロシーの両膝を掴み、閉じられた脚を広げようとする。
「こら…やめなさ…」
ドロシーも抵抗するが、麻痺のARMで力が入らない。子供の腕力にあっさり負けてしまう。
ぱっくりと開かれた脚の付け根には、陰毛の生えていない股間。
ぴたっと閉じられた陰唇が透明な蜜を垂らしている。
更に別の少年が、両親指を左右の陰唇に当て、観音開きに広げる。
「すっげー…こうなってるんだ…」
誰にも触れられていなかったはずのそこは、まるで丹念な前戯を受けたかのように、いつでも挿入可能なほど熱く濡れていた。
「…この…クソガキ…見るなあ…」
子供とはいえ、自分の大事なところを奥まで見られるのは恥ずかしくて堪らない。
彼らの視線がドロシーの性器に突き刺さるのを肌で感じる。
男の子は初めて見る、女性の性器をまじまじと観察している。
性知識の全くない少年たちは、 眼の前で濡れる肉の裂け目が何のためにある場所なのか、全く想像がつかない。
しかし、彼らの肉体に刻まれた本能が、心音をどんどん加速させる。
1人が、誘われるようにドロシーの膣内に指を挿入する。
「こ…こらあっ!!」
顔を真っ赤にして怒るドロシー。
ARMの効果で麻痺した身体は、抵抗することもできない。
「うわ…ヌルヌルで…熱くて…締め付けてくる…」
幼い少年の指が、自分の中を無遠慮に探検している。
「上のほうザラザラしてる…」
少年の指がGスポットを擦る。
「ああああっ♥」
フレデリカが何者かと行っている性行為の快楽はまだ受信している。
少年の指による本物の刺激と混ざり合い、ドロシーは快楽に身を捩る。
ぷしゃっ
ドロシーの腟内から潮が吹き出し、少年はびっくりして手を止める。
「ん…う…♥」
子どもの手でイカされたドロシーは、恥ずかしさで目を逸らすが、同時に悩ましげに身をくねらせる。
潮吹きに驚いたのもつかの間、少年たちは自分が『雄』であること、目の前の『牝』を好き放題に玩具にできていることを、本能で感じる。
5人の少年達の精通前のペニスは堅くそそり立ち、服を押し上げていた。
(こんなこと…してる場合じゃないのに…早くあの魔女を捕まえないと…)
少年たちの変化にまだ気がついておらず『あくまで度の過ぎた悪戯』と認識しているドロシーは、フレデリカへの追跡を再開すべく、身体の麻痺を解こうと藻掻く。
フレデリカは遠く離れた場所からギンタと繋がりながら、ドロシーの様子を観察する。
(足止め成功…ネッサローズ様には『聖女』を見つけたことを『念話』で報告済…)
快楽に喘ぐギンタを見下ろしながら、フレデリカはほくそ笑む。
(ネッサローズ様のご到着には数日かかりますが、『念話』で周囲の獄鬼に応援を呼ぶことができました…強力な『上位』個体も…)
フレデリカは勝ち誇ったように空を見上げる。
(これなら『聖女』ごとネッサローズ様のところへ連れ帰ることもできるかもしれませんね…)
「あんっ…ボウヤ…もっとくださいな…貴方の精液…」
フレデリカはギンタを抱きしめる。
獄鬼の応援が来るまで時間がある。
それまで、ギンタも、ドロシーも、足止めしておく必要がある。
(聖女ドロシー…もう人間相手の性交は最後になるかもしれませんよ?獄鬼の応援が到着するまでの間…少年達と存分に楽しむといいですわ…)