オリキャラの名前も考えるの楽しい。
クラスの…いいえ、わが校のアイドル。
彼女の『個性』は
その愛らしさを余すことなく周りに伝える『個性』。
初めて会ったときから、私は彼女の魅力に心を射ぬかれてしまいました。こんな愛らしい方に身も心も奪われたい、凌辱されたい、犯されたい、ペットにされたい、と。
私の心は淫らに歪んでいます。
同性のクラスメイトに抱いた思いは、恋慕ではなく性欲。しかも、一方的に嗜虐を求めるマゾヒズム。
自分の
だから、この思いは胸に秘めて、クラスメイトとして、学校での時間を共有するだけに留めていたのです。
けれど、もう少しだけ仲良く、そう、友達…いえ、受験仲間でもいいです。もう少しだけ女王さんとの距離を詰めたくなってしまいました。
たぶん、嫉妬です。
クラスの夜桜咲夜さんが、女王さんに毎日のように
『結婚しよーッ♪』
とか言っていたり、石動花魅さんが女王さんと二人っきりでいた時間の後に、下着を濡らしていた事に気がついたり、そんなアレやコレやが羨ましく、超羨ましくなってしまったのです。
だから、私は女王さんに申し出たのです。
『女王さん。もし、よろしかったら…受験対策の勉強会をいたしません?私も女王さんと同じ雄英の一般科を希望しておりますし。』
女王さんの顔が明るく輝いた気がします。
可愛い、超可愛い。抱いて。
『いぃの?! 嬉しいなぁ♪ほら瑠蒼さんってば私より成績いーじゃない? 何か私だけ得しないかな、それ。』
そんなこと無いです。いっしょにいられるだけで私は得してます。濡れます。というか濡れてます。
『そんなことは無いですよ? 私は理数系は得意ですけど、それ以外は飛び抜けて優れてはいませんから。雄英向けの受験資料を持ち寄って勉強すれば、一人では得られない刺激や着眼点が見える気がします。』
ちなみに、英語の成績もソレほど優れてはいません。
母は合衆国出身で、おかげで英語の会話は普通にこなせるのですが、逆にソレが『授業で学ぶ英語』に対する意欲や向学心を損なわせているようです。
…文法知らなくても、映画や小説の英語は普通に理解できるものですから。…言い訳ですね。
女王さんに日時の調整をお願いし、私は期待に胸を膨らませながら帰宅しました。
『サエコ? ナニかいーことありましたカ?』
母が微妙なイントネーションの日本語で訊ねてきます。
瑠蒼・レオナ。竜爪会の会長である瑠蒼牙門の正妻にして、元プロヒーロー“電光レオナ”。
私と並んで歩くと、姉に間違えられるのが悩みだとか。
『顔に出てました?お母様。えぇ、敬愛するクラスのお友だちと勉強会を今度することになりまして。それが楽しみなものですから。』
母は、私のこの歪んだ性癖は知りません。知っているのは、父の愛人のお二人と…おそらくは父のみです。
『オゥ、カッコいいオトコノコですか?それともカワイイ系のビショーネン?』
ごめんなさいお母様。冴子は今は男性に性欲…もとい、興味は有りませんの。
『女の子ですわ。女王妃美呼さん。とても可愛らしい方で、学校一のアイドルと言っても過言では有りませんわ。』
母はちょっとだけ残念そうでした。
父との出会い、なれそめを聞くに、母はロマンティックなシチュエーションが好きなようです。
父、牙門。母、レオナ。
そして父の愛人1号こと
いつものように四人と一緒に夕飯です。
『雄英かぁ、オールマイトの野郎も雄英だったよなぁ。』
父が分厚いステーキを切り分けもせず、一キロは有る肉塊を噛み裂きながら飲み込んでいきます。
父の姿はまさしく竜。プロポーションこそ二足二腕ですが、大きく裂けた口の中は鋭い牙がズラリと並んでいます。
『お父様はオールマイトと共闘された事がお有りでしたわね?』
その気になれば同じ様な食べ方は出来なくはないのですが(父はたいへん喜んでくれます。)親しき仲にもテーブルマナー有り、です。私は丁寧に切り分けて口に運びます。
『おぉよ。でけぇ
詳しくは存じませんが、五年ほど前に父はオールマイトの戦いに助力した事があるそうなのです。
『旦那様の武勇伝、冴子さんといえども耳に入れるには障る物が多ぉございますわね。』
そう言って六本の腕を操り、サラダ、パスタ、魚のアクアパッツァを取り分ける明日原亜夢さん。
『個性』たる多腕は同時に精密な作業をこなします。
上品で物静かな方ですが、夜の営みではその腕で…ゲフンゲフン。
『ま、お嬢がもーちっとオトナになったら、じゃね?』
母の隣ではすっぱな言い回しをする
その実態は目鼻の無い
『ガモンはヒーロォじゃありませんからネェ、ヒーロォにはマモレナイ無いモノも、ガモンなら助けられたり、その逆もまた…デスネェ。』
母の言葉。…子供のままでは知ることも許されない次元の真実が、そこにあるのでしょうか。
ヒーローには護れない物も、守ってみせるヴィジランテ。あるいは、護りたい者の為なら、罪を犯すこともいとわないアウトロー。
私は、皆を心から尊敬します。
その夜、女王さんからメッセージが届きました。
土曜の午前中、女王さんのお家で勉強会、決定です!
あー、何を着ていきましょうか?
手土産も用意しないといけません。
…それより何より、今晩眠れるでしょうか。
興奮して、落ち着けそうにありません。
何回か、自分で
今晩だけは自信がありません…。
翌日、登校中の電車内で女王さんの目の前で欠伸をしてしまい、からかわれてしまいました。恥ずかしくて、恥ずかしくて、体が熱くなってしまいました。
嬉しかったです。
火照った体を放置し、表情に出さずに女王さんとの会話を楽しむ…。
新しい境地に目覚めてしまった気が。
土曜当日。
お母様達の見立ててくれた黒のチャイナ風ワンピ。
お父様お勧めの(女子供には甘ぇ菓子だろ?、と)高級和菓子店の栗入りどら焼。
装備は万全です!
女王さんの御自宅、契約しているヒーロー事務所のサイドキックが巡回をしている高級住宅地です。
その中では、決して大きくは有りませんが、上品な造りのお家の前に着きました。
呼吸を整え、連絡をいれます。
玄関が開いて、女王さんが姿を見せてくれます。
白のレース!何てガーリッシュなトップ!
ベタ甘なコーデが超似合ってます!
一瞬見とれてしまいました。いけない、ちゃんとご挨拶を…。
女王さんが大きな声をあげて、私の装いを綺麗だ、神ってるとベタ褒めしてくださいました。
うわー、うわー、うわー!
ちょっと、そんな事言われたら、じ、自制が!
頬が熱くなったのがわかります。目線もきっと泳いでしまったでしょう。
褒め殺しですか?!
照れてる、カワイイとも言われてしまいました。
落ち着かないと、勉強になりません。
…素数でも数えましょうか?
女王さんのお部屋は、その愛らしさのイメージにそった物でした。壁紙、カーテン、クッション、ヌイグルミ…。女の子っぽさ全開です。
あえていうなら、オールマイトのコスチューム別のフィギアが異彩を放っているぐらいでしょうか?
女王さんのお母様はお仕事で留守?
ふ、二人っきりですか。
お昼御飯は近所の美味しいお蕎麦を出前で頼むからネ!っと女王さんが仰ってくださいました。
私は、触ってもいないところが熱くなってくるのを顔に出さないようにしなければなりませんでした。
勉強会は、予想以上にはかどりました。
互いの資料、勉強法の擦り合わせ。
得意分野へのアプローチなど、今後とも(下心抜きで)続けていく意義を感じることができました。
次回は私の家にお招きすることにいたしましょう。
少々特殊な家庭ですが、簡単な説明をした限りでは、女王さんは気になさらないで下さるようでしたし。
お昼御飯をご馳走になったときに、お蕎麦をいただく私の箸の使い方が上品だ、カッコいいとまたもや褒めまくられてしまい、女王さんの食べる姿はいつも通りの愛らしさで、下心の方もスゴいことになりましたが。
下心と言えば…。
やはりミッドナイトと懇意にされておられるとの事。
小さい時から色々お世話になってらっしゃると聞かされ、『ミッドナイトに色々教わっている女王さん』というフレーズに、下心とか妄想とか、かなりアレしてしまいました。
つまり、いっしょにいる間は猫を被り続けることが何とかできましたが、女王さんの御自宅を出た私は、体が火照って我慢が出来なくなっていたのです。
コンビニか、ファストフードのお手洗いの中ででも…。
そんな事を考えながら歩き始めた私に、
『よっ!お嬢。迎えに来てやったぜ。』
『お勉強会お疲れ様です、冴子さん。お車へどうぞ。』
黒のワンボックスカーの側に立つ長い黒髪の美女と、そっくり同じ顔で、
『亜夢さん、幻華さん…!』
私は二人の側に寄り、迎えに来てくださったことに頭を下げます。
わざわざ父の愛人にして側近であるお二人が来てくださったということは…。
私は後部座席に、亜夢さんは運転席、亜夢さんと同じ顔に『変身』している幻華さんは助手席に乗り込みます。
『お嬢が惚れてる子だろ?メノウって嬢ちゃんは。』
『でしたら、冴子さんの事です。さぞや気分を高めてお帰りになられるだろうと考え、幻華と私だけでお迎えにあがった次第です。』
さすがは私の“ワルイ事”の師匠。
私のアレやコレまでお見通しのようです。
『ええ。どこかのお手洗いの中で
言葉にすると余計に興奮します。
『ったく、困ったお嬢だよなー。このまま帰るより、発散してからの方がいいっしょ?』
『竜爪会で借りているワンルームが有りますわ。そこでクールダウンしてから帰りましょう。』
二人の優しい言葉に胸が熱くなります。
…私がこういう風に育った責任もかーなーり、この二人には有るのですけれど。
『ありがとうございます。…着くまではガマンいたしますね。亜夢さんの運転の邪魔になってはいけませんもの。』
走る車の中で、側にお二人がいる状況でというのも興奮するのですが…。自重いたしましょう。
『冴子さん…。私たちはワルイ大人ですよ?』
『車ン中で旦那とあたしらがおっぱじめたままハンドル握るくらいの事、何度もあるぜ。…て、いうか?お嬢のオナニー見に来たんだから、気にせず始めなよ。それとも、そっちに行って襲ってやろーか?』
背筋をゾクゾクとしたものが走りました。
最低ですこの二人!
もう、最低で、変態で、…大好きですっ!!
幻華さんがコンソールを操作すると、窓ガラスの遮光性が変化し外が見えなくなります。コレで外からも私は見えなくなります。
『もぅっ!いけない人たちですこと!…なら、声も自重しませんわ!』
そう言って私は、瞼を閉じて火照った体、今日の可愛いかった女王さん、そして、妄想の中の自分と女王さんに没入していきます。
妄想の中の女王さんは、ミッドナイト仕込みの眼差し、言葉責めだけで私を支配してしまいます。
私は女王さん…妃美呼様に逆らえず、命令のままにオナニーをさせられてしまうのです。
『あぁ、そんな。違います、私、そんなの』
濡れて下着の上から、指、もう、熱くて。
『許して。いや、いや、見ないで、お願い!』
妄想の中で妃美呼様に、そして、現実では助手席の道鈴さんに見られていると思うと、どんどん頭の中が痺れていきます。
指、アソコがもうぐちゃぐちゃで、でも、もっと気持ちいいこと、したくて、ダメ、熱くて、でも、でも、止まらない、もっと。
『いや、いや、ダメっ!!』
体を突き抜ける痺れ。何も考えられなくなって、力が抜けていきます。
『かーいぃなあ。あぁ、疼いてきちゃったじゃん。…あたしもオナッていい?』
『そこは自重なさい。』
二人の会話を聞きながら、私は呼吸を整えます。
『…これ以上続けて失神でもしたら幻華さんに襲われてしまいそうだから、ガマンしますわ。』
二人の顔から目をそむけるようにしてそう言うと、二人は大きな声で笑いました。
ほんっとに、最低の方達です。
あーもう!愛してますわ!お姉様達!
到着したのは、風俗店、違法金融、グレーな政治活動家、ヒーローの副業斡旋ブローカーが利用する、通称ヤクザマンションというところでした。
…二車線挟んだ向かい側に、ずいぶんとしっかりとしたマンションが立ってますね。
ガードロボット付きとは豪華です。
そういえば…お二人は、ここでどうされるのでしょうか?
側で二人で始めるから気にするなとか、普通に答えが返ってきそうで訊ねにくいのですが。
さー、そろそろバレるかなー?