一息いれつつ、更なる夜と翌日に備える女王様です。
えー、ネムこと
…私がバイブを引き抜いたからですよねー、やっぱ。
ネムさーん、大丈夫ぅー?
お尻をペチペチ叩いてみた。
あ、ネムの眼差しがちゃんと焦点を結んだ感じに。
意識戻ったかな?
『ひょっとしてまたイッちゃったの?』
コクコク頷いて、何だかとっても恥ずかしそうな感じ。
て、いうか、私がイカせちゃった訳で…。
うん、これは互いに超恥ずかしい。
『…えーと、ネムはこーゆー事されるのも好きなんだよ…ね? だから、うん、可愛いから、つい。これからも…しちゃうかも。いい、よね?』
あ、ガバッて跳ね起きた。
両手をついて、ベッドにの上ですり寄ってくる。
『むぅッ♪うぅンむぅ、ふむぅッ♪』
御機嫌だねー。
可愛いから、もうハグしちゃえ。
『そんなに嬉しかった? 可愛いお姉様ねー。』
しっかりと、ハグ。
年上で、ベテランのプロヒーロー。
だのに、甘えてくる。私にハマって。だから、私は。
大好きなこの人をもう逃がさない。
支配してしまったから、女王様になってしまったから。
いつか終わってしまうその日まで、絶対に離れない、離さないンだから。
『シャワー、浴びよ? さ、脱いで脱いで。』
『ふむぅん♪』
ポイポイっと脱いで、ネムが脱ぐのをガン見して。
…スタイルいいなー。肌も綺麗だし。
母さんも綺麗だけど、その上行ってるわー。
マスクを取ったあと、ゆっくりとテープを剥がし、口の中のハンカチを取り出すネム。
彼女が何か言う前に、私は顔を向けて、唇をちょっとつき出す。
小さく頷いて、ネムが顔を寄せてくる。
裸で抱き合い、唇を重ねる私達。
あっ、やっぱり舌を入れて…ンッ!
や、ヤバイ。こ…れ、ゾクッと…ンゥッ?!
『んっ…んンっ…ッ!』
唇を離して、息をつく。
舌、唾液が糸ひいて。
はぁ。キスだけで、これ?やばぁ…。
て、ゆーか。
初“大人のキス”だったりするわけで。
『お疲れさまぁ、
今のキスもヤバかったけど、はい、一息入れてシャワーに行きましょー。
調教はひとまず終わりということで、呼び方を戻してみる。
『ありがとう。…とってもよかったわ。可愛い女王様♪』
あぁ、目つきが色っぽい。唇を舐める舌も、なんか…こう……っ!
ヤバいヤバい。また、なんかソノ気になりそうだったですよ?
『シャワー浴びて、ご飯食べて…エ、エッチな事はそれまで無しだからね、睡さん。今日はお泊まりするから、後でお母さんへの電話で説明お願いしまーす。』
お泊まりってところでスッゴく嬉しそうだった。
愛されてるなー、私。
シャワー浴びるときもエッチ無しって言っておかないと、イロイロして欲しいっておねだりされそうだしねー。
て、いうか、私も自分に言い聞かせてないと、かーなーりヤバい気もするし?
ベトベトのグショグショのところをキレイに洗うのが、特にねー。
さて、シャワー…… あ。
近い近い近い。
…うん、そうだよね。
うん、妃美呼ちょっと考えが足りませんでした。
『エッチなことはしないわよ?妃美呼ちゃんの御希望通りに。』
むう、睡さんがちょっと笑いをこらえてるっぽい。
『…今はクールダウンの時間だから当然でーす。』
と、いうわけでお先にしゃわー、っと…。
…っ!
でも、シャワーで、大事なトコロをキレイにしようとすると、ちょっとだけ変な気分に、その、やっぱりちょっとは感じちゃうというか、その。
睡さんは平気なのかな、経験豊富な御姉様的に。
シャワーヘッドを渡してみると、
『んッ♪…はぁぁぁン。』
…普通に、気持ち良さそうだね。うん。
突っ込まない、突っ込まないぞ。
シャワーを浴びて、さっぱりしましたー。
睡さんが用意してくれたバスローブ着て、買ってきた食べ物でさっと夕御飯にしましょー。
パンにサラダにチーズ、ローストビーフに…。
あ、このスープ、容器に加温機能ついてるンだ。便利。
並べて、食卓について。
あー、やっぱり先に聞いておこうかなー。
『ねぇねぇ、私の…あー、ちょ、調教はどうだった?』
私自身はいっぱいいっぱいだったけど。
『すっごく…良かった!ドキドキさせられたわー。…初心者とか言っといてアレやらコレやら、さすがは私の女王様♪』
初心者ですよー。ネットで漁った(子供が見ちゃいけない)マンガやSSを参考にしただけでー。
『それに、さっきも…可愛い女王様のオナニーを見せていただきながらのオナニーでイッた直後に、バイブを強引に引き抜かれて、またイカされて…。』
あ、睡おねーさん?また目がトロンってしてますよ?
『あはは…。睡さんが可愛いから、つい。さ、御飯、御飯。』
モキュモキュ。ごくん。
パン美味しい。
むぐむぐ。ごくん。
ローストビーフ美味しい。
ん?どったの、睡さん?
『昔っから思ってたけど、妃美呼ちゃんの食べ方って可愛いわよねー。』
えー。そうかなー。いや、よく言われるけどー。
『こんなに可愛い女の子が私の女王様…。幸せでヤバイわね。』
ありがとー、でも、私だって。
『美人で、頼れるヒーローで、昔っからイロイロ相談にのってくれてた睡さんが、今は私の大切な大切な“雌奴隷”だもの。私も幸せです。ね、女王様がんばるから、これからもよろしくね。』
いけない事なのはわかってる。
『個性』で洗脳してしまったようなものだから。
でも、今は、今だけは。
優しい睡さんに甘えて、いやらしいミッドナイトにイロイロ教えてもらって、可愛いネムをいっぱい調教して、苦しまずに、苦しめずにすむようにしたいの。
…ずるいなー、私。
『はい♪お任せ下さい女王様。私の全力でお守りし、私の全身全霊で、もっと素敵な女王様になっていただけるよう、いっぱいお教えしますから。』
優しい、微笑み。
変わってしまっても、変わらない。
嬉しい。すごく嬉しいから、泣いちゃダメだ、私。
笑って、応えよう。
『…まぁコンビニでの可愛い“ネム”の様子からすれば、私の調教もなかなかだったでしょ?睡おねーさん?』
あ、顔赤くなった。可愛い。
『いや、あれは、だって、コンビニのお手洗いでオナニーしろって命令されてて、その気になってたから…』
楽しいなあ。会話の内容はアレだけど。
『喋れないままレジで説明しなきゃいけない買い物、また命令してあげよっか?さっきみたいなタバコの銘柄言わなきゃいけないやつ。…ちゃんと買える?』
おお、もじもじしてる。超可愛い。
…このあと、ヤバイかも。
『…女王様の言いつけなら、筆談とか身振り手振りでなんとか。怪しまれると思うけど、それはそれで…カンジソウダシ。』
ヤバイ、可愛いすぎ。…話題変えた方がいいかも。
『あ、それからー。クラスメイト…あー、私の雌奴隷1号の石動さん。明日にでもこっちに来てもらって、睡さんと顔合わせしてもらうつもりだから。』
“雌奴隷”って言葉が大切な人ってニュアンスで口から出たよ…。スゴいなー、私。
『はーい。…妃美呼ちゃんに
…どうしよう?いや、マジで。
『…女の子同士でどうすればいいのかな?えっと、バ、バイブとかで私が、その、奪っちゃえばいいの?』
…責任が重いよ?!
“初めて”は大事にするべき…って、だから私になのかー。
つらたん。
『んー、ペニスバンドってのが有ってね。要は…』
あー、そうですか。
股間に装着して、男女間のセックスみたいに“する”と。
はあ、他にも双頭のバイブとかが有る?
でも私が処女だからオススメしない?
…ですよねー。
『大切なクラスメイトで、妃美呼ちゃんの最初の奴隷でしょう?…バイブやペニスバンドを使うなら、後で練習しましょうね♪』
あ、そー来たか。…まぁ言ってる事はわかるし。
『…優しく“する”練習なら、練習台になってもらおうかな。石動さんを乱暴に犯すつもりなんてないからね。』
…強引に奪われるシチュエーションを石動さんが望まないといーなー。
お姫様に捧げるって言ってたから、平気だよね?
『あら残念。でも、その子の要望にもよりますわよね?』
平気。たぶん、きっと。…平気だといいなー。
…私と睡さんのやったことを聞いて、変にハードなプレイを希望してこないといいなー。
さて、御飯も食べ終わったし、石動さんに連絡しとこーっと。
あ、睡さんは、お母さんに私がお泊まりするって連絡お願いしまーす。
『あ、もしもしー♪石動さん?
『あ、おひ…姫ちゃん。こんばんわ!』
今、お姫様って言いかけたよね。さてさて、明日のお誘いを、っと。
『石動さん。明日、会わせたい人がいるから出てきて欲しいンだけど、他の予定とか平気?』
…おそらく、何か予定が入っていても彼女は私の“お願い”を優先するだろう。
こうやって訊ねるのではなく、むしろ命令した方がシンプルなのかもしれない。
でも、まだ“友達”としての関係を取り繕ってしまう。
『姫ちゃんの御誘いなら最優先だよ♪』
私は、時間と最寄り駅を伝え、駅に到着したらこのマンションへの道順を伝えることとした。
会わせたい人に関しては…。
『…年上のお姉さんなんだけどね。私の大事なペットなの。石動さんと一緒に今後いっぱい可愛がることになるから、面会わせって感じ? 明日はキスだけでは済まさないから、ちょっぴり期待しててね。まだ
一気に伝える。…石動さんの息を飲む音が聞こえたような気がした。
『はい、わかりました。…その、期待してます。お姫様♪』
電話を切る。…ふう、ちょっと緊張した。
睡お姉さんは、母との会話を楽しんでいるようだ。
『ええ。受験の事も含めて、私が力になるから心配しないで。…妃美呼ちゃんは私にとっても妹みたいな者なんだから。お任せあれ♪』
あ、そこは“娘みたいな”じゃないんだ。
…ま、まぁ触れないでおこう。
さて!互いに電話も済んだことだし。
『ねー、睡さん。スーツケースの中にたくさん入ってる道具、説明聞きたいなー。
うん、見ただけだと分かんない物も有るし。
『かしこまりました、女王様。そうですわね、今晩は女王様の為の抱き枕にしていただくつもりですし、明日は石動さんに何を使うか検討していただく必要もありますし。』
抱き枕…不穏に聞こえるなー、何故か。
『ちなみに、ここに有るものは大きく分けて二種類です。』
んー?なんだろう?材質は…皮革、ラバー、金属、合成樹脂。何種類もあるよね。
『いわゆる大人のオモチャ…アダルトグッズと、ヒーローであるミッドナイトが正式な手続きを踏んで製作してもらった、ヴィラン拘束用のサポートアイテムですわ。』
…は?
今、何て?正式な認可を受けたサポートアイテム?
この、どう見ても大人のオモチャの中に?
国の認可を…?!
『…さすがは18禁ヒーロー。それはスゴい。注文を受けたサポートメーカーもスゴいけど。』
他に言い様ないし。
『あー、他のアダルトグッズもほとんどが
スゴいな!ホントに!
アダルトグッズとアダルトグッズみたいなサポートアイテムって!
『どーゆーサポートメーカーなんだか。』
ミッドナイトを支えるサポートメーカーかぁ…
『個人的な交流の長い相手ですから。慎重に対応はするつもりですけど、女王様に会っていただくことも考えていますわ。信頼のおける人物で有ることは保証します。』
…そうなんだ。う、うん。私の『個性』に関してのこれからはミッドナイトを信じて任せるけど。
『ちなみに、分かりやすいのはコレですわね。最新型の脳領域の活動状況を感知するセンサーと、連動している行動阻害装置。』
どう見ても猫耳カチューシャと、ミッドナイトの野外調教で使ったえ~と、ローター?にしか見えないけど。
『簡単に言うと、このヘッドセットが“個性”の発動を前もって感知して、信号を受けた装置が、振動を発したうえで、微弱ながらも電気を流すのね。拘束したヴィランが“個性”を使って逃げないようにするの。』
マジで?! なに、その無駄にハイテク!
…でもヴィランが男性の時は…あ、いいや。
他にも、電磁石で両手首を連結・拘束する特殊金属の手錠とか、首に装着することで電気的な作用で声帯を麻痺させて言葉を発せなくする電子猿轡だとか、ハイテク拘束具の目白押しでした、はい。
その他、普通のアダルトグッズの説明も続いてしてもらいました。
奥が深いなー…。
さてさて、“これから”どうするかも決めないと。
本人は抱き枕になりたがってるみたいだから、その説明を聞いてから考えよー。
楽しいけど、やっぱりつらたん。
さて、次は竜のお嬢様かなー。