さて、こちらもいよいよかな?
グレーな生業、もしくはアウトコースのギリギリを攻める類いの方達が利用する、通称ヤクザマンション。
地下駐車場に車を停め、私達はエレベーターで三階へ。
…車の中で1回はイッたのですが、まだ体が火照っています。大切なところは疼きが治まりません。
『片想いの相手と勉強しただけでソレってすげぇよな。純情な淫乱?』
長い黒髪の美女。その顔立ちから受ける印象を台無しにする
『私達が言える立ち位置では無いでしょう?幻華。』
苦笑混じりで同じ顔の美女、
『返す言葉もありませんわ。女王さんはそれだけ魅力的で、私は私で度しがたい淫乱処女ですから。』
自分を偽らずにすむ気安さでしょうか。
父の愛人1号・2号を(ネタで)名乗るお二人を前にすると、ついつい過激な言葉を口にしてしまいます。
『ところで、火照った体をそのままでは帰りにくいだろうとのお気遣い、たいへん嬉しいのですが…。明日原さんと道鈴さんは、これからどうされるのですか?』
私の気がすんだら一緒に帰るとして、その間どうするつもりなのか、だいたい想像はつくのですが…。
『んー?お嬢が良ければ三人で普通にヤッてもいいけどよ。』
それを普通と言い切るところは流石です、道鈴さん。
『お嬢様の気分が出るような絡みをお見せいたしますので、御覧になりながら一人遊びを堪能していただこうかと。』
私が興奮するようなレズ行為を見せるから、それを見ながらオナニーをがんばってください…言い換えが凄いです。お父様が、
《俺ぁ、お前のそういう上品ぶった下世話なところが面白くって仕方がねぇや。》と仰る意味がよく分かります。
『まぁ、困りましたわ。そこまで仰られるなら、明日原さんのお言葉に甘える事といたします。道鈴さんに襲われてしまうのも魅力的ですけど。』
ゾクゾクしてきました。本当にこのお姉様がたは…
『お嬢ってば、かぁーいぃなマジで。処女じゃなかったらガチ目に可愛がってやるのになー。』
『幻華、お嬢様は良しも悪しきも多く学ばねばならぬ立場でしてよ。お教えするのであって、私達の欲求を優先させるものでは無いわ。』
お二人のやり取りを聞きながら、目的の部屋に入ります。
家具、電化製品は一通り揃っているようです。
特別な用途の部屋ではなく、いつでも利用できる滞在用でしょうか?
『旦那っつーか、
道鈴さんが、家の…いえ、業界の裏事情をちょっとだけ話してくれました。つくづく、一般家庭とは逸脱しているものです。
さて、どうなさるおつもりなの…で?!
いつのまにか、
明日原さんの隣に、私の姿を写し取った道鈴さんが。
『あら、どうかなさいまして?あ、服装のことでしょうか?わたし、変身する時には服も写し取りますの。』
私の姿で、私の口調で道鈴さんが喋っています。
自分の姿を写されるのは別段、初めてでは有りませんが、そうされるまで気がつかなかったのは驚愕です。
でも、これから御二人がされることを考えると、つまり…。
『お嬢様はそちらのベッドにどうぞ。私達はこちらのソファーを使わせていただきます。』
明日原さんがそう言いながら、私そっくりに変じた道鈴さんを後ろから抱きすくめました。
『明日原さん?! 何をなさいますの!』
道鈴さん…『私』が驚き、抵抗しようとしています。
あー、つまり。
私の姿をした道鈴さんを、私の目の前で
何とも
『“お嬢様”、これも教育の一環でしてよ。』
六本の腕を駆使して、瞬く間に『私』の体を押さえつけてしまいます。
『何を仰って…んッ?! うぅッ!!』
素早く口に…丸めたハンカチ?を押し込み、吐き出せないように掌の一つでしっかりと塞ぎます。
残った腕で『私』の両腕、腰を押さえ、全く抵抗できなくした上で…まだ愛撫をする腕が残っています。
『私』の表情は…驚き、羞恥、そして隠しきれない悦びが混ざりあっています。
それは演じている道鈴さんの感情なのか、それとも、きっと、私ならそうなるだろうと忠実に演じてみせているのでしょうか?
六本の腕を操る美女に拘束され、『私』の抵抗はどこか力が入っていないようにも見えます。
『うぐぅッ…!う、う、ううっ?!』
明日原さんの二本の腕がスカートを捲り上げて…下着、はいていませんの?!
これが『個性』による変身に由来する事柄なのかはわかりませんが、『私』はスカートの下に何もはいていませんでした。
『あらあら、冴子様ったら、何てはしたない。』
明日原さんは呆れたように『私』に囁きながら、剥き出しになった秘所に指を這わせていきます。
『う、うむぅっ?!…う!う!うぅ!!』
指が入り込み、入り口をいじりはじめました。
すぐさま濡れそぼってしまう、『私』の
音を、イヤらしい、音が、聞こえます。
そして、『私』を見ながら、私は、同じように指を、自分の…。
あぁ、私は、さっきからぐっしょり、びしょびしょ。
車の中でオナニーをしたままの濡れた下着。
その下で、また疼き、熱くなってきている場所に、指を這わせます。
『そんなもの、見せないでください!私の前で私を襲うなんてやめてっ!』
ああ、言葉にするとゾクゾクと何かが体を走ります。
『私』が、私を見ている。助けを求めるような眼差しで、六つの腕に絡めとられてもがきながら。
『ううっ!むぐぅっ!!』
あげる声。言葉にならないけど、悦びが混じってる。
私には、わかる。
『お嬢様ぁ。ほら、お嬢様御自身の前でもっと良い声で鳴いてくださいな。』
明日原さんは本当に楽しそう。
私は、駆け上る快楽に、体が、頭が痺れて。
目は、『私』から離せない。
明日原さんの指が、大きく開いた
あぁ、あんな風なの、ね、私も。私、私も。
下着をずり下ろし、自分の指で、同じように押し広げっ…くぅっ!
『見せないで!ダメっ!』
同じように、したくなって、気持ち、よくて、でも、
『何を見せないで、ですの?…ここ?』
指が、『私』の弱いところ、弄って。
『むっ?!むぐぅっ!!う、う、うぅっ!!』
ダメっ!そこはダメっ!
私は、同じように、弱い、ダメ、気持ちよくて、指で。
『ダメ!そこっ!ダメなの!!やめて!』
あ、ダメ、『私』イッちゃう?!私も、私もっ?!
『うぅっ!!うぐぅっ!!!』
『あ、あ、あうっ?!うっ!!!』
ダ、メ、もう、いし、き…。
気がついたら、『私』の顔がすぐ側に有りました。
抱きつかれてます。
『もぉっ…感じすぎちゃったじゃねーのぉ…。』
『私』が私の顔、私の声で甘い口調で文句をつけてきます。
『亜夢にあんな簡単にイカされて、お嬢は目の前でイクから、マジで、ヤバくて、力、入んない…。』
唇が、近づいて。ダメです、それは、あ、動けない。
ダメ、でも、あぁ。
重ねて、舌を互いに。
腕を回して、力、入らないけど、抱き合って…。
あっ?!
気持ちいい。なんか、ダメ、『私』、いい匂い。
このままだと、また…。
『『う、うぅぅン…♪』』
背筋、ゾクッて、あぁ、頭、考え、らんない。
あ、あ、あ、また、何にも、わかん、なく…。
気がつくと。
…ソファに座らされてて、隣に明日原さん。
彼女を挟んで反対側に『私』。
なんか、頭とか、頬とか、ナデナデされてます。『私達』。
『素敵でしたわぁ。お二人とも。』
嬉しそうな明日原さん。
『お嬢、マジで淫乱だわぁ…。こんなに感じまくる処女ってどーよ?』
『私』…道鈴さんが、まだくったりとしているご様子。
ああ、感じやすさとかはコピーして、私の『個性』由来の体力はコピーできてないから、私より疲労している、と。
『竜の“個性”の副次的顕現…。お二人もご存知でしょう?』
立ち上がり、
『あたし、力入んなくて動けないんだけど?!』
それでしたら私が…。
『車まで運んでさしあげますから、後部座席にいっしょに乗りましょう。安心なさってください、道鈴さんにイタズラするような悪い子では有りませんわ。』
『私』の安堵する顔。
でも…。
『そのままでは辛いような疼きが残っているようでしたら、いっそのこと、もっとイカされて失神する方が楽かもしれませんわねー? 私の体が基準であれば。』
あら、そんな風に驚きの表情をみせるのですね、その『顔』は。
幼いときならいざ知らず、取り繕いが上手くなった今では私が見せることは殆んど無いはずですから。
『お、お嬢?!悪い冗談はやめようぜっ?なっ!』
気持ちいいことが大好きなはずの道鈴さんのこのリアクション、私の感じやすさはどうやら相当なようですわね。
『もちろん冗談ですわ。私、Mっ子ですから、責める趣味は有りませんの。』
…明日原さんは笑って見守るだけ。
さて、冗談はともかく…え、あれは?!
私は、窓の外の夜景の中に愛しい人を見いだしました。
言うまでもなく、
再三の自慢ですが、五感の鋭さも私の『個性』の特徴です。
…一緒に歩いている方はどなたでしょう?
黒いチャイナ服、レザーの黒マスクといった独特の装いですが、二十代後半から三十代になるかならぬかといった年齢のスタイルのとても良い方の様ですが、酔っているのか、どこか具合が悪いのか、足の運びがおぼつかぬご様子…。
いえ、あれは、かなり感じてしまっているのでは?
どういうことでしょう?
女王さんは、どういう方と、どういう状況で歩いておられるのでしょうか。
…私は、どうすべきなのでしょうか。
今すぐ外に飛び出す?
後日確認する?
知りたいけれど、知るのがちょっと怖いです。
あぁ、こういう時に言うのでしたか。
つらたん。
さてさて、合流すると華やかになるなー。
え、そんな呑気な状況かって?
どうなりますかねー。