「もしも苦労人がカルデアのマスターだったら」 作:HK416
書きたくなったから書いてしまった。反省はしているが後悔はしていない。許してくれ。
こっちの方は作者が満足するまで付き合って下さい。エロも書きますから!(土下座
苦労さんの策謀によって、なんやかんやあって人類絶滅の危機に直面した弐曲輪 虎太郎。
その原因を探り、排除するため、アルフレッドと共に米連に飛び、必要な技術と技術者を根こそぎ強奪した。
そして、アルフレッドの演算能力、多くの技術者の叡智により、過去への時間旅行を可能とした。
それだけではない。人類絶滅の原因を排除するため、英霊を召喚するフェイトシステムを完成させたのである。
今日も今日とて、苦労に絶叫を上げ、外道行為で仲間に悲鳴を上げさせながら、御館様は人類史救済の道を行く――――!
―――――
――――
―――
――
―
ある日のカルデア
「…………やべーよ。おい、やべーよ」
「ぬ。どうしたのだ、アーチャー。そんな物陰に隠れて」
「あ、旦那。いや、ちょっとその、マジやばい事態に直面しちまってさ……」
カルデアの通路にて、緑衣のアーチャーと黒衣のアサシンがかち合った。
緑衣のアーチャーの真名はロビンフッド。
彼の義賊――そのものではないものの、彼に近しい人物として本来の名を奪われ、英霊の座に至った弓兵である。
黒衣のアサシンの真名はハサン・サッバーハ。
代々“ハサン”の名を継いできた“山の翁”。数あるハサンの中でも“呪腕のハサン”と呼ばれる暗殺者。
「旦那。見てくれよ、アレ……」
「何をそんなに――――ああ、アレはヤバい!」
ロビンが視線を向けた先に、ハサンは呆れながら同じく視線を向けたのだが、次の瞬間、髑髏の仮面の下でぶわっと大量の冷や汗を掻いた。
「……………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「……………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
視線の先では、召喚されたばかりの二騎のサーヴァントが睨み合っていた。
片や酒呑童子。童女の姿に相反する額から生えた鬼の角。
日本を代表する鬼の代名詞。平安の世に悪名を轟かせた大江山の大首領。
片や源 頼光。史実に語られる勇猛な男性ではなく、事実は歪んだ母性に満ち溢れた女性である。
自らの配下である四天王を率い、数々の怪異を討ち滅ぼした平安最強の武士。
片や討ち滅ぼされた者。片や討ち滅ぼした者。
少なくとも、両者の関係が良好でない事だけは確かである。
互いにドス黒いオーラを放ちながら、睨み合う。
此処は地獄の窯の底か、と疑いたくなるような光景であった。
「おいおいおいおい、どうすんだよコレ! どうすんのコレ!? 大将が見たら!」
「い、いや、我らで何とか、何とか……何とか出来ん! ☆5連中でなければ相手にならん!? どうするべきか!」
「――――騒がしいぞ。どうした、アーチャー、アサシン」
「「☆5キターーーーーーーーーッ!!!」」
これから始まるであろう凄惨な殺し合いを予想して戦慄し、慌てふためくロビンとハサン。
其処に通り掛かったのは黄金の鎧に身を包んだランサーであった。
彼の真名はカルナ。マハーバーラタで語られる敗北する側の英雄。
施しの英雄と呼ばれ、虎太郎とアルフレッド、技術者によって築かれたカルデアにおいても最古参のサーヴァントである。
「か、か、か、カルナの旦那! アンタなら、アンタならきっと!」
「そうですぞ。貴公ならば…………無敵のインドで何とかしてくだされーーーー!!」
「オレ如きで構わんのならば、喜んで手を貸すが――――」
「「アンタ(貴公)なら、大抵のことは大丈夫だよぉ!」」
ロビンとハサンの慌てぶりに、必要以上の謙遜を見せながら物陰から地獄を覗き見たカルナは――
「――無理だ」
「「何でぇ……?!」」
「力尽くでならば、どうとでもなる。しかし、それでは意味はあるまい。両者の因縁にオレは割り込めん。一時、事を凌いだところで意味がない。我々の目の届かないところで再燃するのは目に見えている。何より――」
「アレ、どうしたお前等? 何かあったー?」
「この通り。オレが止めるよりも、
「「」」
更に通り掛かったのは、カルデアの総責任者。
人類救済を目的とした我らがド外道。弐曲輪 虎太郎であった。
通り掛かりにコントを繰り広げる三人を発見した虎太郎は、胡乱な瞳を向けている。
「実はな――――むぐっ」
「いや、何でもないですぞ! 何もありません、主殿!」
「そ、そうそう! 全っ然! 何の問題もないぜ、大将!」
「ふーん。…………で、何かあったのか、カルナ?」
「邪魔をしないでくれ、アサシン。先程、召喚されたバーサーカーとアサシンが殺し合いを始めそうだ」
「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっ!!!」」
「――――――あぁ゛?」
カルナは伸ばされた3mはあろうかというハサンの腕を押し退け、二人の必死の抵抗を無に帰した。
瞬間、虎太郎の両目は沈んでいった。死んだ魚のような目に、昏い昏い暗黒の炎を宿して。
その目を見ると、ロビンとハサンは全身を脱力させた。ああ、もうこれはダメだ、と。
脱力した二人、両腕を組んで推移を見守るつもりのカルナの横をツカツカと通り過ぎ、虎太郎は地獄の窯の底に降り立った。
「おい、今すぐ止めろ。ここでは私闘厳禁だ」
「御断りやね。ウチは好きにやらせて貰う、と言うたはず。まして、この牛女を前にして、ねぇ?」
「あらあら、ぶんぶんと羽虫が鬱陶しい。マスター、お待ちくださいね。今すぐ、ぷちっと殺ってしまいますから」
「そうかい。アルフレッド、手を貸せ」
『お、お断りします! 彼女達は貴重な戦力……』
「そうかい。令呪ブースト強制起動。酒呑童子、源 頼光。面倒臭い上に鬱陶しいから自害しろ」
「「…………え? ――――――がふっ?!」」
「や、やりやがったぁ~~~~~!! この腐れ外道!!」
「分かっていた! 分かってはいたけれども! この人格破綻者!!」
「私闘厳禁。人類救済の道は険しい。当然の規律ではあるが…………もう少し手加減して欲しかった。この人非人」
『あああああっ! このドライモンスター!!』
虎太郎の情け容赦のない自害命令に、酒呑は自分の胸に手を突き立てて、頼光は愛刀で腹を捌いて、それぞれの霊核を完全に破壊した。
「ああ、マスター! 貴方という人はまた……!」
「本当に情け容赦のない男だな、貴様は…………」
「うるせー! これ以上の苦労なんぞして堪るか! 何で身内の関係の調整までしなきゃならねーんだよ! オレが! そんなんするくらいだったら死んで貰った方がマシだわ!」
【気持ちは分からないでもないけど、どう考えてもやり過ぎぃっ!!】
さらさらと赤い砂となって消えていく酒呑と頼光の残骸を発見して入ってきたのはルーラーとランサーであった。
ルーラーの真名はジャンヌ・ダルク。
数多の奇跡と快進撃によってフランスを救った英雄であり、最後には非業の死を遂げた世界で最も有名な聖女。
ランサーの真名はスカサハ。
数多の英雄の師であり、人と魔と神を斬り過ぎて、死を奪われた影の国の女王。
「大体よぉ! 何でオレがこんなんしなきゃならねーんだよ! おかしいよ! こういう役割はオレみたいなド外道じゃなくて、正統派主人公、汎用人型救世主の役割だろうがよぉぉぉぉ!!」
「いや、大将の言ってることは分かるし、あってるけどね、だからってね、折角召喚した戦力をだね」
「いいじゃねーか! アルが居りゃあよぉ! 好き放題に戦力呼べるんだからさ! 何がガチャだ! そんなもんオレはやらねぇぞ! オレの運じゃ更なる苦労を呼び込むしかねぇだろうがよぉ!」
「……まあ、主殿の苦労性を鑑みれば、アルフレッド殿によって運要素を排除しなければやっていられないのは分かりますが」
「そうだよぉ!! でも、何でぇ!? 何であんな相性最悪の二人を呼んだのぉ! 結果は分かり切ってるじゃん! 令呪による自害以外にありえないじゃん!!」
「あ、いえ、それは、私がアルフレッドさんに頼んで、マスターにもう少し、英霊同士の関係を、ですね……」
「お前かあぁああぁぁっ!! ジャンヌゥゥゥゥウウウ!!! テッメっ、この聖女、余計なことすんな! このアマっ!! またベッドの上であひんあひん言わせるぞ、ゴラァ!!」
「ちょ! そういうことを皆の前で言わないで下さい!!」
「流石の性豪ぶりだ。炎の聖女であろうとも、影の国の女王だろうと関係なしとは、恐れ入る」
「バっ?! 私に飛び火させるな、カルナっ!!」
「…………………………………………済まない、隠しているものとは思わなかった」
「あはは~! そうです~! これくらいのご褒美がないとやってられないんです~~!(錯乱」
「それでお前の苦労が消えてなくなる訳ではないがな(無慈悲」
「うわっ、うわあああああああああぁぁあああぁぁぁああぁぁっ!!(号泣」
【…………情けない】
目から滝のように涙を流しながら、その場に崩れ落ちる虎太郎の姿に一同の心が一つになった。
『―――――――っ!』
その時、カルデア内部に警報が鳴り響いた。
その警報は新たな特異点の発見を知らせるものである。
人類史修復、人類救済に必要な敵の打破と排除こそが、彼・彼女らの使命。その表情は凄まじい勢いで引き締まっていく。
「おい、行くぞ。泣いてる場合じゃなかった。英霊どもよ、オレにオレの仕事を果たさせてくれ」
「全く、切り替えの早い。普段からもそうあって下され、主殿」
「はいはい、いつも通りでしょ? ハサンの旦那と大将が斥候して情報収集。オレと大将が破壊工作で敵の戦力を削れるだけ削る、ね」
「そして、オレとスカサハと虎太郎で、敵の将へと肉薄」
「私としては、全力を出させられるのは好むところではないのだが、致し方あるまい。いや、そもそも虎太郎とカルナだけで十分ではないか?」
「…………冷静に考えてみるとよ、何でマスターであるオレが最前線でお前等と肩並べて戦ってんだ?」
「まあ、そう仰らずに。私とアルフレッドさんでサポートしますので」
『皆さま、魔力供給はお気になさらず。どうか全力で』
「いや、待てよ? 何かさ、オレのやる事の比重がさ、お前ら一人一人よりも重くね……?」
【気のせいだ(だろ)(です)】
「嘘を吐くなぁぁぁアアアアアアアアアぁぁああっ!!!」
今日も今日とてカルデアに虎太郎の悲鳴が轟き渡る!
頑張れ苦労人! 負けるなド外道! 人類の命運は君の両肩に伸し掛かっているぞ!!
人物紹介
弐曲輪 虎太郎
苦労さんの手によりFate/GOと対魔忍の世界観が入り混じった世界にぶち込まれた我らが苦労人。
前衛系マスター。敵? サーヴァントだけには殴らせねぇ! オレの苦労を考えて! オレにも殴らせろよぉ!
自害(させる)系マスター。味方? 相性悪いからって殺し合うサーヴァントなんて害悪でしかねぇ、死ね。何? オレの方針が気に入らん? 分かった、死ね。これである。
こんな感じなので、基本的に秩序・善のサーヴァントとは相性が悪い。ぐだ男&ぐだ子、ザビーズを見習ってくれ。
因みに、混沌・悪とも対魔忍と言う仕事の性質上、相性が悪い。もう君は何なのかね? 選り好みが激しいマスターである。
ただ、本人が使える、と判断したサーヴァントに対しては最大限の譲歩と気遣いを見せる。
当人が決してやりたくないと考えていることは決してさせず、日常においては好き放題やらせている。
相も変わらずド外道戦法を用い、命を的にして敵をぶち殺す。
今現在、メインで使っているサーヴァントとは意外なほどに仲は良好。
気に入られる相手には気に入られ、放っておけないと思わせる。嫌われる相手にはとことん嫌われる。何が何でも殺さなくちゃ、と思われる。極めて両極端な評価を得るマスター。
最近、一番の大金星は、グランドキャスター――あのソロモン王の顔面にワンパン叩き込んだこと。
その方法であるが
「やーい、お前のとーちゃん、ダービーデー!」
と、思い切り挑発して動揺した所でぶん殴った。そんな誰でも思いつく方法を実践した上で成功させるとか止めてくれませんかねぇ!!
アルフレッド
コイツがいなければ、この世界でカルデアは生まれなかった。カルデア全ての機能を制御している。もうコイツだけでいいんじゃないのかな?
本編よりも自身の性能を発揮している。割とガチで人類廃滅の危機に、機械仕掛けの神も重い腰を上げたようだ。
因みに、高度な演算機能によって召喚する英霊を自在に選べる。
おう、ウチのカルデアに来てくれよ、頼むから。ぐだ男もぐだ子も泣いて土下座して、脚にしがみ付いてウチに来てぇ! 懇願するレベルの存在である。
だが、虎太郎と英霊との相性を考えているので、中々戦力が増強できない。全部、虎太郎が悪い。
英霊達との仲は極めて良好。マスター適正だったら、断然、虎太郎よりも上である。
特に仲が良いのはカルナさんとジャンヌ。
カルナさんとは全ての存在、全ての命を肯定している者同士の共感がある。時々、カルナの悩みを相談されたり、アルフレッドが愚痴を言ったりするらしい。
ジャンヌとは虎太郎の性格を矯正できないものか、と常々話し合っている。ド外道に振り回される者同士である。
最近、一番うれしかったのはカルナさんとジャンヌと出会えた事。虎太郎に戦慄し続けるアルにとって、二人は癒しである。
カルナさん
☆5ランサー。聖人枠。戦闘担当。真の英雄は目で殺す――――!
虎太郎&アルフレッドカルデアの最古参。彼は二人目のカルナさんである。
一人目のカルナさんはアルジュナと一緒に召喚されて、殺し合いを始めそうになったところで敢え無く自害させられた。本気で英霊のことを何だと思っているんですかねぇ。
当初の記憶は座に戻っており、二人目のカルナさんも当然のその記憶を引き継いでいるのだが、全然気にしない。
寧ろ、我欲に走った自分が悪かったとすら思っているようだ。カルナさんマジ施しの英雄!
因みに、であるが、このカルナさんはパーフェクトカルナさんである。
アルフレッドの力によって神々に施された呪いは全部、解呪されたか、意味がないレベルで弱体化している。
かつて“三界を制覇する”と謳われながら実力を発揮できず、多くの束縛と制約から非業の死を遂げた黄金の英雄は、人類史上最悪の男と人類史最高の人工知能によって、最大限の力を発揮している。
彼が虎太郎に協力することに理由はない。
彼はただ、自らの力を必要とされたから、己を槍として力を振るっているに過ぎない。
だが、自らの力を余すことなく振るえる戦場に対して、喜びが隠せない模様。
また彼にしては珍しく、自らの役割を超えて、アルジュナとは違った形で虎太郎に興味を抱いている。
人類の悪性、悪食さ、恥知らずさを煮詰めたような男が、如何にして今の道を選択したのか、を気にしているようだ。
「一言で言えば興味だ。気が向いたのなら、お前の過去も教えてくれ」
「聴いても面白くないし、ありきたりだ。気が向いたら教えてやるよ。隠すほどのことでもないしな」
「ならば決まりだ。お前の口からお前の話を聞くまで負けられんな。もっとも、お前とアルフレッドが居る限り、我が槍に敗北はないぞ」
ロビンフッド
☆3アーチャー。不憫枠。破壊工作担当。御館様と組めば、戦闘前に敵の戦力を9割削ります。無貌の王、参る。
直接的な戦闘能力は他のサーヴァントに劣るものの、極めて高い破壊工作スキルと虎太郎の技能の相性が良い為に重用されている。
性格的な相性は、そこそこ。
清濁併せ呑める性格なので虎太郎に付き合えるが、生前の自分ですらやらないであろう手段を平然と実行する虎太郎に、戦慄と同時にドン引きしている。
彼が協力しているのは、“ありふれた人々の営みを守る”という思いに共感したから。
その為に手段を選ばず、何の恥も戸惑いも覚えないながらも、自らの業と共に死ぬ覚悟を決めている虎太郎を、自らと同じ末路を辿らせまいとしている。
皮肉屋で斜に構えているものの、本質的に青臭い好青年。
今日も今日とてハサンと共に虎太郎のド外道ぶりに泣かされている不憫枠。
最近、一番頑張ったことは、ハサン、ジャンヌと共にソロモン王の強襲を、カルナさん、スカサハ、御館様が救援に来るまで耐え凌いだこと。
慣れない前線での戦闘、圧倒的な力の差を前にして、決して膝を折らず、弱者のために戦ったその姿は、手段はどうあれ、彼が生前に思い描いた、理想とした騎士の姿であった。
「へ、へへ。どうだ、大将の真似事じゃねぇが、真正面から正々堂々不意討たせて貰ったぜ……!」
「この程度が何になる。結果は変わらん」
「だからどうした。最後まで足掻くまでさ。オレは、弐曲輪 虎太郎のサーヴァントだからな!」
呪腕のハサン
☆2アサシン。不憫枠。情報収集担当。御館様と組めば、戦闘前に敵の戦力が9割明らかに、仕掛けられている罠は無効化されます。苦悶を溢せ、“
レア度の問題だけでなく、元より直接戦闘を得意とするタイプではないので、情報収集担当。
また暗殺者として罠、毒、拷問の知識が豊富なので、技能的に虎太郎との相性は極めて高い。
性格的な相性は、そこそこ。
元より仕事人気質であり、仕事に死すら厭わない虎太郎とは気が合うのだが、普段の性格は社会秩序を良しとするため、真性ド外道の虎太郎とは根本的な部分では合わない。
ただ、そんなド外道が社会を守るために行動しているところは認めている。土壇場での裏切りには至らず、彼の忠義は本物である。
彼が協力しているのは“仕事故”。
報酬として聖杯を望んでいるものの、二の次になってきている模様。
普段からロビンと共に虎太郎の凶行に叫び声を上げており、聖杯云々ではなく現状を如何にしてやり過ごすか、の方が重要になってきている。
最近、一番頑張ったことはロビンと同様。
英霊としての能力は兎も角として、仕える者としては一流の彼の事、敗北すると分かっていてもなお退かぬ様は、“山の翁”に恥じぬものであった。
「カカ。人類救済に立ち上がった主殿の為に消えるならば本望。聖杯など二の次、手に入らずとも構わんさ。夜に舞い影に忍び悪を誅す! 私は弐曲輪 虎太郎のサーヴァントよ!」
スカサハ
☆5ランサー。スケベ枠。戦闘担当。槍の一撃極まれば、神さえ殺してみせようか。
カルナさんに並ぶ虎太郎&アルフレッドカルデアにおける文字通りの二本槍。
本人は大分嫌がっているのだが、アルフレッドのブーストによって、本来に近い性能を発揮している。
スカサハ体験イベントで彼女の能力と性格、願いに目を付けたアルフレッドによって強制召喚された。
性格的な相性は、普通。
ただ、虎太郎はスカサハにとって興味深い存在のようだ。
才能はある。あるにはあるが、彼女の素質と気質を見抜く才を以てしても、そこそこ以上の評価を超えないにも拘らず、苛烈とは言え単なる努力で、人のまま人の領域を飛び越えた虎太郎は、彼女にとって理解不能の存在。
彼女が今まで目にしてきた、知っている勇気ある戦士とは違った可能性溢れる存在に興味を惹かれている。
また虎太郎の能力と彼女の望み――“自らの死”は相性が良い。
邪眼“魔門”はスカサハの不死性すらも奪い取る。本音を言えば、槍を授けた猛犬の一撃による死こそが、彼女の本懐ではあるのだが、そこまで贅沢を言うつもりはないらしい。
あと、ケルト神話出身だけあって、性行為に対するハードルが低いが、永劫に等しい時を世界の外側で世界の終わりを待っていた彼女は性に対して枯れ果てていた。
のだが、虎太郎の前で不用意な一言を発してしまったので、抱かれる。その上で、性に対する炎が再燃する羽目に。
それからはもうエロエロお姉さんですわ。Fate/GO世界のアサギ枠だね! は? BBA? 若いし。まだいけるし。
最近、一番戦慄していることは、原初のルーンと魔境の叡智をアルフレッドが、自らの技を虎太郎がガンガン盗んでいくこと。コイツラほんとなんなの状態。
「はぁあ……♡ 全く、お前と言う奴は、一体何なのだ……」
「人間舐めんな。性の業だって成長してるんですぅ。時代遅れのアンタには負けません~」
「くっ…………この私が、な」
「……アンタ、そういうとこホント可愛いよな」
「……っ、…………っっ!(ゲスッ、ガスッ」
「痛い痛い。背中蹴らないで。サーヴァントの力で蹴られるとか洒落にならないからね」
ジャンヌ・ダルク
☆5ルーラー。エロ&虎太郎のストッパー枠。後方支援担当。我が神は此処に在りて。
カルナに並ぶ最古参。
アルフレッドに、このド外道に付き合えるのは、これくらいしか……! と召喚されたのが彼女の運の尽き。
性格的な相性は悪くはない。
純朴で朴訥とした田舎娘であるジャンヌ、平穏を望む虎太郎は日常生活では極めて相性が良い。
のだが、一度戦いとなれば自分が死んだあとのジル・ド・レェですら裸足で逃げ出すようなド外道行為に手を染めるのが最大の悩み。
ただ、自ら定めた一線だけは越えない、一般人は命を賭しても守る、という虎太郎の性質。彼女自身の決してマスターを見捨てないという点から付き合っている。
折角、自分とアルフレッドが考えて召喚した英霊たちを容赦なく自害させていく虎太郎に頭を抱えている。
「確かに、内部分裂とか最悪以外の何物でもないですけど、もう少し手心と言うか、話し合う努力を、ですね……」
「知らねぇ。そもそもこっちの話を聞かん奴等と、どう話し合えと? 自害させた方が早い早い」
「この強制自害魔!」
「させる方だけどな!」
こんな会話が正座で繰り広げられるのが、虎太郎&アルフレッドカルデアの日常風景です!
世界の焼却、人類の消滅を望む何者かの手で捻じ曲げられたウィリアム・シェイクスピアの宝具によって、死に至る過程、彼女の身に降りかかった凌辱を想起させられたことがある。
その折に、カルナと共に命を掛けて自身を助け出し、大丈夫、優しくするから、大丈夫大丈夫、と流されるままに虎太郎に抱かれる。
自分でも流されてるな~、チョロいな~、と感じながらも、意外なほどに優しい手付きに、トロトロにされちゃいました。
流され系聖女。何? 処女じゃなければ聖処女じゃないって? ええやんええやん、聖処女じゃなくても聖女やで?
「チッ、うっせーなぁ。反省してマース(正座」
「何処が反省している者の態度ですか! 全く、マスターと来たら(クドクドクド」
「…………なんか、お前の最終再臨の格好ってエロいよな。見てるとムラムラしてくる」
「ひ、人がお説教をしているところで、何を言ってるんですか、貴方は!?」
「いや、悪いとは思うけどさぁ。お前、可愛いしなぁ………………なぁ、スケベしようや(ネットリボイス」
「あ、ちょ、ま、待って下さい、マスター! まだ夜じゃ、いえ、そうじゃなくて、手を引っ張ら――――もぉおぉおおおぉぉ!!(顔真っ赤」
仕方がないね。書きたくなっちゃったからね。
感想欄で皆さんの意見を聞いて妄想してる内に、面白くなってしまった……。
あ、あと登場キャラの受付等は行わないのであしからず。どう考えても御館様と仲良くやれない、エロに持ってけないキャラはいますので。