EP4のストーリー以外をほとんど理解しないまま書いてしまいましたが、間違っている部分が分かり次第直していこうと思います。
PSO2のメインストーリーは、正直どこから突っ込んでいいか分からないくらい粗が目立っていて、正直大丈夫なのか?と思ってしまうのですが、サブストーリーやロビー等に立っているNPCの会話は、NPCの人となりや掛け合いが面白くて結構好きです。
ロビー会話でアザナミがヒツギちゃんのケアをきちんと出来ていなかったと落ち込んでいたりしていて、もしかしてお姉さんはヒツギちゃんに手取り足取りカタナの手解きをしてたのかなー?と、ちょっと妄想してみたり。ハァハァ…。
これからもPSO2では、サブシナリオやNPC会話に注目しつつ妄想を加速させていこうと思っております。
え?メイン?とりあえず、いくら操られているような状態だとはいえ唯一の親友を助けたくて出した具現武装が、よりによってグラム(北欧神話の英雄ジークフリートの剣。有名なエピソードは、ジークフリートが養父に竜退治(竜の正体は養父の兄)を申し付けられ、グラムで竜を討伐し、養父に言われて竜の心臓を調理中、偶然竜の血を口に入れた為に小鳥の会話を理解できるようになり、養父が自分を殺して倒した竜の財宝を独り占めしようとしている事を知って逆に養父をグラムで斬り殺してしまう。というお話)なのは何故なのか?という事に対する納得のいく理由を提示されたら考えます。
(……うーん。やっぱりサモナーの創設者なだけあって、基本的にはとてもいい主人だと思うんだけどねー……。)
テーブルの上に置いてある大きな皿からクッキーを一枚取り、それを食べやすい大きさに割りながら、安藤は溜め息と共に心の中で呟いた。
あれから二人は、マイルームのベランダの隅に
このカフェは様々な任務に追われているアークス達の憩いの場として24時間休まず開いているのだが、ダーカー因子浄化の為のコールドスリープから目覚めて間もないにも関わらずいつも通り激務に追われている安藤はと言えば、アイテムの製作やクライアントオーダーなど、ほとんど食事以外の用事でしかここを訪れることはなかった。
だがピエトロは彼の子供達と共によく通っているらしく、明け方に二人が連れ立って来店したところを見かけたカフェの店主であるフランカさんが物珍しそうに目を丸くしながら駆け寄ってきた。
「あらあら、随分と珍しい組み合わせじゃない!というか、あなたが普通に料理を食べに来る事自体がかなりレアよね。」
「そんな事ないよ?料理の注文はけっこうしてるもの。……ほぼテイクアウトだけど。」
「それだってほとんどがキャンプシップからじゃない!って、私があなたに無理を言って色々なエネミーの素材を取ってきてもらってるっていうのも原因ではあるのよね。……まぁ何はともあれ、あなたにはいつもお世話になっているものね!腕によりをかけて料理を作るから、ゆっくりしていってちょうだい。」
そう言ってフランカさんは少し不満そうに口を尖らせている安藤に微笑みつつ片目を瞑ると、彼らに料理の腕を振るうべく厨房へと戻っていった。
それからピエトロと共に軽い食事を摂った後、二人が座っている席までフランカさんがやってきて大きな皿に山盛りになった色とりどりのクッキーを差し入れてくれたのだ。
「丁度良かったわ!最近、あなたがサモナーを始めたのに影響を受けてサモナーになったお客様が増えてね、ペットと一緒に食べられる料理はないかっていうリクエストがけっこう来るのよ。それで試作品を作ってみたから、良かったら二人で食べて感想を聞かせてちょうだい。」
明るい声と笑顔で差し出された香ばしい匂いのする焼きたてクッキーを断る理由はなく、彼等は二人の子達にも食べさせながら紅茶を飲みつつ、人気のないカフェで夜明けのお茶を楽しんでいた。
「ほらコットン。これ、すっごく美味しいよ?……って、コラ!せっかく食べやすく割ったのに、皿から直接取らないの!」
「あはははっ、君の子もなかなかやんちゃだね。……ところで、さっきフランカさんが言っていた事は本当だよ?
ティーカップとソーサーを持ち、微笑みながら優雅な仕草で紅茶を飲むピエトロに誉められると、安藤はいつの間にかコットンがテーブルの上の皿から勝手に持っていったクッキーを取り上げながら彼を見つめて頬を赤らめる。
「私は別に特別な事をしてる訳じゃないんだけど、そう言われると何だか照れくさいなぁ。………って、そういえば今、私の事、マイフレンドって……?」
「ああ、その事かい?……君はどうやらアークスの間ではかなり影響力のある人物みたいだからね。僕は僕の子達以外にはほとんど関心がないから何を言われても構わないけれど、君はそうはいかないだろう?……勿論僕は、君を僕の愛する人だと誰はばかる事なく言えるのであれば、それが一番いいのだけれど。」
「そんな、私だって気にしないよ?……あー、でも私はともかく、この事がバレたらどっかのバウンサー乙女とか、どっかの幼女六芒とかが貴方達に突撃して行きそうだから、当分は内緒にしておいた方がいいかもね。」
アークス入隊当初から様々な事件に巻き込まれ、良くも悪くも注目を集めがちな安藤を思いやるピエトロの心遣いに感謝しつつ、彼女は苦笑しながら小さく割ったクッキーの欠片をコットンの口に放り込んだ。
「……でも、本当にその………初めてだったの?私もそんなに経験がある訳じゃないけど、あんなに…………イカされるのって、初心者にはあり得ないっていうか………。」
顔を真っ赤にして口ごもりつつ安藤が尋ねると、ピエトロは意外そうに首を傾る。
「……マイフレンド。愛する子達の様子を常に気にかけ、適切な指揮を執るのはサモナーの基本だろう?僕はそれと同じように、君の反応を見極めてベストを尽くしただけさ。」
「……は、反応を見極めるって……。普通はやろうとしても、なかなか出来ないよ?」
手の中にあるクッキーの欠片を弄びながら安藤は狼狽えたように視線を惑わせ、ここに来る前の出来事を思い返しては顔を更に熱くしていた。
あの激しい交わりの後、汚れた体を清めようと風呂に入ろうとしてベッドの上で腰が抜けて立てなくなっていた安藤をピエトロが横抱きに抱えて風呂場まで連れて行き、自分の体を洗いながらまだ体に力の入らない彼女を頭の先から足の先までくまなく洗い、その後「ついでにベッドも直しておくから、替えのシーツの場所を教えてくれないかな?。無理をさせて疲れているだろうから、マイラヴァーはゆっくり湯船に浸かっているといい。」と爽やかに微笑むと、彼は手早く綺麗にベッドを整え、汚れたシーツを洗剤と共に風呂場の隅にある洗濯機に入れてスイッチを押す。
その様子を目を丸くして見ていた安藤に気付いたピエトロは、「ふふふ、僕の子達がよく粗相をして部屋を汚したりするから、この程度は慣れっこなのさ。」とはにかんだ笑顔を見せた。
(多分ピエトロは意識しないでしてたんだろうけど……。穿った見方をすれば、あれって半分くらい私をペット扱いしているよね……。)
コットンにクッキーの欠片を与えつつ自分もサクサクとクッキーを食べ、難しい顔をしながら頬杖をついて考え込む安藤の視線の先には、安藤と同じ様に食べ易い大きさに割ったクッキーを楽しそうに笑いながらカトリーヌに食べさせているピエトロが居る。
「はははっ、美味しいかい?カトリーヌ。……って、い、痛い、痛いよカトリーヌ!それはクッキーじゃなくて僕の指だから、ちょっと離してくれないかな!……あはははっ!こらこら、それも僕の腕だから食べられないぞー?カトリーヌはあわてんぼさんだなぁ。クッキーはまだ沢山あるんだから、そんなに焦らなくてもいいんだよ?」
主人に尽くすペットを思いやる愛情も、暖かく見守りつつ些細な変化も見逃さない洞察力も、常に戦局を見据え臨機応変に采配を振るう判断力も、流石に創設者なだけあってサモナーにとって必要な素養を、ピエトロは既に充分過ぎるほど持っていた。
しかし、何故か彼はいつも肝心な事を間違えてしまう。彼はその人並外れた愛情深さと寛容さ故に必要以上にペットを甘やかしてしまいその結果主従関係を危うくしかけ、あまつさえ彼の子達の反抗の理由を間違った方向に解釈し、そのまま暴走し続けて手ひどい攻撃を食らってしまうのだ。
(でもまぁ、そんな所がピエトロらしさなのかも知れないね。……この分だと、改善点を指摘しても結局直せないと思うし。)
カトリーヌの執拗な噛み付き攻撃を受けて涙目になりつつも自分の子の愛らしさに目尻を下げ、複雑な顔をして耐え続けるピエトロを、安藤は溜め息をつき呆れた顔をして見つめている。それに気付いたピエトロは、粗相をたしなめる様な表情をしながらも慈愛に満ちた眼差しで安藤を見つめた。
「マイフレンド、テーブルにひじをついてものを食べたら行儀が悪いぞ?それにそんな顔をしていては、せっかくの可愛らしい顔が台無しだよ?」
「……えーっと、ちょっとピエトロ?行儀が悪いのは謝るけど、今、完全に私の事を貴方の子供達と一緒にしてたよね?!」
安藤はピエトロの発言にショックを隠しきれず、大人げないと分かっていても彼に食ってかかるように口を開く。それとほぼ同時に、ピエトロの腕から口を放したカトリーヌが「ワンッ!」と吠え、テーブルに前足を置き安藤にふさふさの尻尾を千切れんばかりに振りながら、まるで頼もしい仲間を見るような眼差しと満面の笑みを向けてくる。
「ええっ?カトリーヌまでそんな反応なの!?もぉー、ちょっと勘弁してよー!」
暖かい愛しげな微笑みと瞳を輝かせながら嬉しそうに見つめる視線を浴びせてくる、テーブル越しに向かい合った主従のリアクションに安藤は頭を抱えながらテーブルの上に顔を突っ伏した。
(……まぁあんまり認めたくはないけど、あながち間違いじゃないんだよね。……あんなに身も心も激しく深く愛されたら、ピエトロ以外の男の人で満足出来るわけがないもの……。)
そう心の中で呟き、テーブルに伏せながら口元を綻ばせる安藤を見て、隣に座っているコットンが前足を彼女の肩に乗せて不思議そうに首を傾げた。
ストーリーボードのジョセフィーヌ家出話のタイトルに『ラバー』と付いているのを見てしまい、(ゴム……な訳ないし、ピエトロさん、まさか獣かn……!)とか思いましたが、自分の子供と言っているペットに……まさかね……?と、アレな方向に妄想を加速させてしまいそうになりつつ、とりあえず勢いで書いてみました。
普通は子供に対する愛情と夫婦や恋人に対する愛情って違うから、ピエトロが安藤ラブになっても矛盾はない……はず……。と、ビクビクしながら書いていましたが、大丈夫……ですよね?
またネタが湧いたらPSO2のSSを書いてみたいと思いますので、その時はお付き合い頂けると嬉しいです。