※この作品はR-18です。

錆びた涙   作:卵白

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交尾

 

 

 

 

 

春雨「はぁ…はぁ…」

 

 

 

 

 

ズル…ズル

 

 

 

 

 

満潮「ふんぬぅ…!」

 

 

 

 

 

ズルズル…

 

 

 

 

 

イーゴ「…」

 

 

 

 

 

春雨「み、満潮ちゃん!ちょ、ちょっと休憩しよ!」

 

 

 

満潮「だめよ!このままじゃ

手遅れになるかもしれないでしょ!」

 

 

 

 

春雨「そうかもだけど、

私たちだって少し休憩しないと

とても鎮守府まで持たないよ」

 

 

 

 

満潮「…わかったわよ」

 

 

 

 

 

…バシャ

 

 

 

 

春雨「…ふぅ」

 

 

 

 

満潮「はぁ…」

 

 

 

 

春雨「でも、なんとかここまで来れたね?」

 

 

 

 

満潮「そうね」

 

 

 

 

春雨「寒くない?ごめんね、私の上着、それしかなくて」

 

 

 

 

満潮「あ、あるだけマシよ…」

 

 

 

 

満潮「…ありがと」ボソッ

 

 

 

 

春雨「どういたしまして♪」

 

 

 

 

春雨「それにしても…」

 

 

 

 

 

春雨「だいぶ数は減っちゃったけど

燃料タンク…それと」

 

 

 

 

 

満潮「こいつ、ね」

 

 

 

 

イーゴ「…」

 

 

 

 

春雨「イーゴくんの右手、とれちゃったね」

 

 

 

 

満潮「ええ。あんたの砲撃食らって

吹っ飛んだあと、肩から義手ごと外れたんでしょ?」

 

 

 

 

春雨「うん、イ級の頭になった右手…

一応持ってきたけど」

 

 

 

 

満潮「こんな見た目が

物騒なモノ放置しておくわけには、いかないもんね」

 

 

 

 

 

イーゴs右手「…」

 

 

 

 

 

満潮「こいつ自身も気絶してるし、

全く…全部運ぶとなると骨が折れるわ」ハァ

 

 

 

 

 

春雨「でも…イーゴ君すごかったね…」

 

 

 

 

 

満潮「…」ビクッ

 

 

 

 

 

春雨「まるで…『別人』みたいだった」

 

 

 

 

春雨「私たち二人をカバーしながら一人で

駆逐しちゃうなんて…

演習のときとは全然違う…正直」

 

 

 

 

春雨「私、怖かった…」

 

 

 

 

満潮「…」

 

 

 

 

春雨「だって、目の色が

…顔付きだって…それに…右手」

 

 

 

 

春雨「これが…『対深海棲艦兵器』なのかな…」

 

 

 

 

春雨「あの『変なクスリ』を打ってから…」

 

 

 

 

 

春雨「満潮ちゃんの体についた深海棲艦の体液

凄い勢いで舐めてたよね」

 

 

 

 

春雨「…獣みたいに」

 

 

 

 

満潮「…!」ゾクゥ

 

 

 

 

春雨「…ぁ」

 

 

 

 

満潮「」カタカタカタ

 

 

 

 

春雨「…ごめん」

 

 

 

 

春雨「…そろそろ行こっか」

 

 

 

 

満潮「ええ、取り乱しちゃってごめんね…」

 

 

 

…

 

 

 

 

提督「―じゃあ、こういう手筈で」

 

 

 

 

蒼龍「はい~、お疲れさまです♪」

 

 

 

 

提督「今日もあっついね~、

蒼龍ちゃん麦茶飲むかい?」

 

 

 

 

蒼龍「あ~良いですね~、んでも」チラリ

 

 

 

 

提督「そうなんだよな~…」チラリ

 

 

 

 

クーラー「」モウムリッス

 

 

 

 

蒼龍「壊れてるんですね~」

 

 

 

 

提督「これじゃ、あの狸は

ここに5分もいられんだろうな」

 

 

 

 

蒼龍「ですね~」

 

 

 

 

提督「よくもまぁ、あんな狸といられるもんだよ」

 

 

 

 

蒼龍「もうなれましたね~、それに」

 

 

 

 

提督「それに?」

 

 

 

 

蒼龍「きっとあの提督の秘書艦が

務まるのは私ぐらいですよ~」ウーン

 

 

 

 

提督「献身的だね蒼龍ちゃん。

そうかもな~、俺があいつの艦娘じゃあ…」

 

 

 

 

提督「あいつを絞め殺しちまう」ハハハ

 

 

 

 

提督「しっかし…

あの『狸提督』様はいつも、あんな感じかい?」

 

 

 

 

蒼龍「まぁ…気まま、ワガママですから~」

 

 

 

 

蒼龍(それにしても、どこに行ったんでしょね~?)

 

 

 

 

提督「ん?」

 

 

 

 

提督「遠征組が帰ってきたみたいだな…」

 

 

 

 

提督「どれ、ちょっと顔でも出してくるかぁ。

前に迎えに行かなかったら阿賀野にモノ凄く

怒られたからな~」

 

 

 

 

 

 

ガタガタガタ

 

 

 

 

 

 

 

提督(なんだ?波止場が騒がしい?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタガタ

 

バァーン!

 

 

 

 

 

 

提督「!」

 

 

 

 

 

 

 

蒼龍「え!?」

 

 

 

 

 

 

 

阿賀野「提督さん!高速修復剤の許可を!

能代が…能代が死んじゃう!!!」

 

 

 

 

 

 

提督「…何があった?」

 

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

 

春雨「やっと着いたね」

 

 

 

 

 

 

満潮「はやくコイツを直してやんないと。

まだ心臓は動いてるみたいだけど…」

 

 

 

 

 

 

春雨「そうだね…?

ねぇ、なんだか鎮守府のほうが騒がしくない?」

 

 

 

 

 

満潮「…!ねぇアレ!」

 

 

 

 

 

 

春雨「初雪ちゃん!?…の、能代さん!?

ひどい傷…いったいどうして!」

 

 

 

 

 

初雪「…深海棲艦に…!」

 

 

 

 

 

初雪「必死に…戦った…でも」

 

 

 

 

 

初雪「のしろさんが…大破した」

 

 

 

 

 

春雨「と、とにかく早く陸に上がりましょう!!」

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

―イーゴぉ!!

 

 

―しっかりしな!あたしだよ!忘れちまったのかよぉ!!

 

 

―危険です!女研究員!下がってください!

 

 

―あれはイ-505ではありません!今はただの

深海棲艦です!

 

 

―イィィゴォォォ!!!

 

 

 

 

 

 

-システム再起動します-

 

 

 

-おはようごZAい…su-

 

 

 

-今日もいいteんきでsu-

 

 

 

-言語表示システムに破損アリ-

 

 

 

-修理が必要です-

 

 

 

-サポートセンターにアクセスしますか?-

 

 

 

イーゴ(…)

 

 

 

 

 

 

 

 

-サポートセンターにアクセスしますか?-

 

 

 

イーゴ(…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-サポートセンターにアクセスしますか?-

 

 

 

イーゴ(…)

 

 

 

 

 

→[YES]

 [NO]

 

 

 

 

イーゴ(…)

 

 

 

→[YES]

 [NO]

 

 

 

 

イーゴ(…)

 

 

 

 

 [YES]

→[NO]

 

 

 

 

 

イーゴ(…私は…身体情報は?)

 

 

 

-右腕 破損-

 

 

-左腕 破損-

 

 

-両大腿人工筋肉 断裂-

 

 

-深海棲艦化薬 濾過 完了-

 

 

-筋出力 現在21%にまで低下-

 

 

-脈拍及び体温 最低値 維持-

 

 

 

 

イーゴ(要修理…)グッ

 

 

 

 

 

…ズリ

 

 

…ズリ…ズリ

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初雪「…そんな…そっちも…

『変な深海棲艦』が…?」

 

 

 

 

 

 

春雨「うん…こっちはロ級とハ級が…

でも砲撃とか…遠距離じゃなくて…

ほとんど白兵戦だったよ?イーゴくんが一人で

やっつけちゃったけど」

 

 

 

 

 

初雪「…だから、あんなにボロボロ?」

 

 

 

 

満潮「…ええ、そうよ。」

 

 

 

 

春雨「あと、満潮ちゃん、イーゴくんに…」

 

 

 

 

満潮「春雨!」

 

 

 

 

春雨「!?」

 

 

 

 

満潮「言わなくて良いわよ」

 

 

 

 

初雪「?」

 

 

 

 

初雪「…イーゴは?」

 

 

 

 

春雨「あれ?」

 

 

 

 

満潮「…!?…あの右腕もない!?」

 

 

 

 

…

 

 

 

 

ズリズリッ

 

 

 

 

イーゴ(断裂した筋肉を補助する形で

壁伝いでいけば、なんとかいけないことも無い)

 

 

 

 

ズリズリ…

 

 

 

 

 

イーゴ(スペアはあるものの義手は

無駄にはできない。まずは深海棲艦化した

右腕から義手を摘出しなければ。

修理すればまた使える)

 

 

 

 

 

ズリ…

 

 

ズ…

 

 

ヤメテクダササイ!!

 

 

ハルナチャァァァン

 

 

 

 

 

 

イーゴ(?)

 

 

 

 

 

 

イーゴ(榛名お嬢様のお部屋から声が?)

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

孫提督「でもさぁ、榛名ちゃんさイヤイヤ言うけどさ

実は期待してたんじゃないのぉ?」

 

 

 

 

 

 

榛名「!?」

 

 

 

 

 

 

孫提督「だって、僕に言われたからって『ココ』

伸ばすぅ?僕に見せなきゃ良いだけの話だよね?

こうなるのわかってて

伸ばしてたんだよねぇ?」ショリショリ

 

 

 

 

 

 

 

榛名「///」

 

 

 

 

 

 

孫提督「恥ずかしがってる榛名ちゃんもカンワイイ!!

さてそろそろ、オシオキしなきゃぁ…でもその前に」

 

 

 

 

 

 

榛名「?」

 

 

 

 

 

 

孫提督「ちょ~っと、ごっこ遊びしよっか♪」

 

 

 

 

 

 

榛名「ご、ごっこ遊び…ですか?」

 

 

 

 

 

 

孫提督「そう!『お医者さん』ごっこ!

僕がぁお医者さんでぇ榛名ちゃんがぁ患者さぁん♪」

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「さぁさぁ!患者さぁん!ど・こ・が

悪いんでちゅかぁ~???」ハァハァ

 

 

 

 

 

 

榛名「ヒィッ!?」ゾワゾワッ

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「お洋服脱ぎ脱ぎしましょね~♪」ガバッ

 

 

 

 

 

 

榛名「い、いやぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

コンコンコン

 

 

 

 

 

ガチャ…

 

 

 

 

 

 

イーゴ「あの、失礼しま」

 

 

 

 

 

 

孫提督「!?!?」

 

 

 

 

 

イーゴ「す」

 

 

 

 

榛名「ふぇ?」

 

 

 

 

イーゴ「…」

 

 

 

 

 

孫提督「…」

 

 

 

 

 

 

榛名「…」

 

 

 

 

 

 

孫提督「な、なに見てんだよ!

なんなんだよお前ぇぇぇ!?」

 

 

 

 

 

イーゴ「…」

 

 

 

 

 

 

-対象艦娘 戦艦 榛名の状況把握-

 

-着衣が酷く乱れています-

 

 

-息も荒いようです-

 

-医療機関へ Aくせす siますka?-

 

 

 [YES]

→[NO]

 

 

 

 

 

イーゴ(榛名お嬢様に跨るように被さってる

なかなかに貫禄のある男性)

 

 

 

 

イーゴ(このお方は―)

 

 

 

 

 

 

 

 

-人相から人物照合を行いますか?-

 

 

 

→[YES]

 [NO]

 

 

 

 

 

-…-

 

-…-

 

 

-照合結果 ○○鎮守府 提督-

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ(…?このお方は確か…)

 

 

 

 

 

 

 

―これが今日のバイヤーのリストだと

 

 

―どいつもこいつも…やばそうなやつらばっかだねぇ

 

 

―ほらあんたも見てみな

 

 

―やっぱり鎮守府からきてるお方もいるもんだねぇ

 

 

―こいつなんか

○○元帥のコネで入ったお孫さんじゃねえか

 

 

 

 

 

 

-照合終了 ○週間前 ○○時○○分の 記憶データと一致-

 

 

-○○鎮守府 孫提督と90%一致-

 

 

 

 

 

 

イーゴ「あなたは『孫提督』ですね。

お初お目にかかります。

私はこの鎮守府に配属になりました

イ-505です」

 

 

 

孫提督「…!お、おまえ…たしかこの間の

研究所での製品発表会でズタズタにされた

『さんどばっぐ』?」

 

 

 

 

孫提督「ここに、配属されたのか」

 

 

 

 

イーゴ「はい。このような

お見苦しい姿で申し訳ありません」ボロッ

 

 

 

 

イーゴ「ところで…お二人はなにを?」

 

 

 

 

 

 

孫提督「…」

 

 

 

 

 

孫提督「…見てわかんないかなぁ、ポンコツぅ?」

 

 

 

 

 

イーゴ「…?」クルリ

 

 

 

 

 

孫提督「お前だお前!!!このポンコツ!」

 

 

 

 

 

 

イーゴ「その体勢とお二人のお召し物の肌蹴(はだけ)具合からすると」

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ「『交尾』ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…

 

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