※この作品はR-18です。

錆びた涙   作:卵白

8 / 32
打合せ

 

 

 

 

 

―紳士?

 

 

―そ。

 

 

―紳士とは?

 

 

―最高に格好良い男よ!モテモテよ?

 

 

―それは…べつにどうでも…

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

-システム再起動します-

 

 

-おはようございます-

 

 

左目に次々とスタートアッププログラム

のウィンドゥが表示されていく。

 

 

意識が覚醒すると、そこには白い天井。

 

 

 

ここは?

 

 

 

室内というのは把握できる。

そして今、自分が仰向けになっていることも。

 

体の上に掛けられているこれは…タオルケット…?

 

という事はベッドに横にでもなっているのか

 

 

 

 

ゴソ…

 

 

 

 

 

榛名「あ!大丈夫ですか?イーゴさん?」

 

 

 

 

 

 

榛名お嬢様?

 

 

 

 

 

榛名「良かった…

演習で初雪ちゃんの模擬弾が頭に直撃してから

意識が無かったので…」

 

 

 

 

 

 

 

 

初雪「こうかいはしてない…反省はしている」

 

 

 

 

 

 

 

 

初雪お嬢様も、

榛名お嬢様に並ぶような格好で椅子に座っています。

 

 

 

 

 

 

榛名「まず、無事に意識が戻って良かったです。」

 

 

 

 

 

 

イーゴ「ご心配を、おかけしました。」

 

 

 

 

 

 

バァン

 

 

 

 

 

 

提督「大丈夫かぁ?」ギシッギシッ

 

 

 

 

 

 

榛名「あ、提督」

 

 

 

 

 

 

初雪「ヨッ」

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ「」ペコリ

 

 

 

 

 

 

 

提督「初雪、くしゃみで撃った砲撃で相手を倒しちまうなんてな…」ギシッギシッ

 

 

 

 

 

 

 

榛名「て、提督!そのダンベル降ろして下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

提督「おっと、失礼」ゴトッ…ゴトッ

 

 

 

 

 

 

提督「っと…ちょいと

榛名、初雪、こいつと二人で話がしたいんだが…

席外してもらっても良いか?」

 

 

 

 

榛名「はい!大丈夫です。」

 

 

 

 

 

 

初雪「ん」

 

 

 

 

 

 

イーゴ「?」

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

 

提督「大丈夫か?」

 

 

 

 

 

 

イーゴ「はい、いつも通りに演習を行おうとしていたのですが」

 

 

 

 

 

 

提督「いつもあんなに反応が遅いのか?

実戦だったら、アレ死んでるんじゃねぇか?」

 

 

 

 

そうだ、ここには女研究員はいないんだ、

迂闊に『壊れて』もいられない。

 

 

 

 

 

イーゴ「提督、私達は『死ぬ』ではなく『壊れる』という表現の方が」

 

 

 

 

 

 

 

 

バゴン

 

 

 

 

 

頭を叩かれた。

 

 

 

 

 

-頭部に僅かな衝撃を感知-

 

 

 

-異常ありません-

 

 

 

 

 

 

提督「そんな事言うな」

 

 

 

 

 

 

 

提督「お前は『生きて』いるんだ。だから『死ぬ』、合ってる」

 

 

 

 

 

 

提督「今日からそう表現することな!忘れんなよ!」

 

 

 

 

 

 

 

-記録しました-

 

 

-自壊の表現を『壊れる』から『死』へと変更-

 

 

 

 

イーゴ「変更…しました。」

 

 

 

提督「んむ。」

 

 

 

 

イーゴ「あの…私の兵装は…?」

 

 

 

提督「あ~…あのクソ重いやつな。

お前の部屋の前に置いておいたぞ。」

 

 

 

 

イーゴ「お手数をおかけします。」

 

 

 

 

 

提督「気にすんな。」

 

 

 

 

 

提督「今日はもう、休め。日も暮れてきたしな。」

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ「そう…ですね」

 

 

 

イーゴ(この部屋には…時計は無いのか…)

 

 

 

-現在時刻 17:10-

 

 

 

イーゴ(立派に夕方だ…

演習をしたのが11:00頃だったから約4時間か…)

 

 

 

 

提督「目が覚めた所、悪いがよ…明日はちょ~っと皆と遠出してもらいたいんよ。」

 

 

 

 

 

イーゴ「遠出…ですか?」

 

 

 

提督「ほら、あれだ、『遠征』だよ。お前さんには

遠征中の娘共の『護衛』をお願いしたい。」

 

 

 

 

 

イーゴ「ほとんど活躍が出来なかった私で務まりますか?」

 

 

 

 

提督「明日は『遠征任務』だからな。

ちょっとお使いに行って欲しいだけだからな。

そんな危険もないだろうさ。

まぁ、念のためにお前さんにも行って欲しいんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

提督「明日の任務についてなんだが、

こっからちょっと離れたトコのお偉いさん方からの

直々の『急な』指令だったから断る訳にもいかんかったんだよな~。

…ったく、よりにもよってあんなヤツからなんてな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ「?」

 

 

 

 

 

 

 

提督「あ…何でもない…」

 

 

 

 

 

 

提督「伝えたからな。」

 

 

 

 

 

イーゴ「はい、義手のメンテナンスは…行っておきます。」

 

 

 

 

 

 

 

イーゴ「確認したいのですが、明日の、その遠征任務の編成とは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「それならもう、決まってるぞ。明日はな―」

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

孫提督「うん…うん!

じゃあねオジイチャン!うん!僕、皆と仲良くやってるよん!」

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「大丈夫だって!だって僕オジイチャンの孫だもん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「ばいばぁ~い♪次帰ったら、お小遣いちょーだーい♪」

 

 

 

 

 

 

ガチャ…チィン…

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「ふぅ…年寄りの相手するのも疲れるな~」コキコキ

 

 

 

 

 

 

 

 

???「あ、あの…孫提督?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「ん~?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「○○鎮守府への訪問のお準備は…」

 

 

 

 

 

 

 

孫提督「あ~…面倒くさいから…ほらアレ…なんだっけ?」

 

 

 

 

 

 

 

???「『対深海棲艦兵器』の?」

 

 

 

 

 

 

孫提督「そう!最近着任したじゃん?

『戦艦 ル級』クラスの『アレ』に荷物まとめさせてっから」

 

 

 

 

 

 

 

???「あのぉ…お言葉ですけど、あんまりそういう使い方は~」

 

 

 

 

 

 

孫提督「なぁに?僕に文句でもあんの?オジイチャンに頼んで『解体』しちゃうよ?」

 

 

 

 

 

 

 

???「も…申し訳ありません!」

 

 

 

 

 

 

孫提督「それで良いんだよ♪」

 

 

 

 

 

 

孫提督「さぁて…待っててね~『榛名』ちゃぁ~ん♪」

 

 

 

 

 

 

???「…」

 

 

 

 

 

…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。