ゲームオーバーから始めようか 作:モモンガ
どんなに求めたところで性欲の
食いつきたいくらいかと問われれば、そうでもない。
観察が終われば意外と自分は淡白に戻る傾向がある。
クレマンティーヌを毎晩抱いているわけではないし、イビルアイに裸で歩けと命令しているわけでもない。
ルリマリスにも大きな役目を背負わせたりはしないだろう。
戦争に参加出来そうなら連れて行きたいが。
「ぶくぶく茶釜様は毎回抱いている、と聞いたのですが……」
「……ん、ああ……。全身をボッキボキにへし折る……、地獄の抱擁……。抱くというよりは……、技の実験台かな……」
信仰系で良かった、とヤントラは呟いた。
信仰系なのはメンバーに殺されるためではなく、多数の敵と戦うために必須だったからだ。
レベルの高いメンバーなので回復が間に合うのは少なかった気がするが、と昔を思い出す。
「低レベルが高レベルプレイヤーに歯向かいながら強くなっていくのさ。メンバーじゃない所を利用した……特訓、みたいものでは有意義だったのかな」
自信が無いのは彼女達におもちゃ扱いされていたからだが、ユリに言うのは少し恥ずかしかった。
女性物の装備が出来るため、様々な物を着せられたこともある。
アウラ達とは背丈は違うのだが、人間種として色々と利用価値があったのかもしれない。
当時のNPCは無表情というか表情が無いのが当たり前だったから気にならなかったが、今は様々な表情を見せるので少しだけ気恥ずかしい思いは感じている。
ギルドメンバーと一緒の話しが多いように思われるが、戦いの日々は続いている。
週に二日は休息でギルド。残りはレベル上げと攻略に費やしている。
一つ一つの滞在時間は少ないかもしれない。
それにしても稼いだ金は数億枚程度だっただろうか。
三つくらいしか覚えていないせいか、もっと大事な事があったような気もする。
交通事故以後は記憶が曖昧なことが多いから仕方が無いだろう。
「……自分の事はなかなか恥ずかしいものだ。本来は答えないところだが……」
「申し訳ありません」
「ペラペラと喋るのもアバターの特性だろうか。生きている限りは自分の欲望に忠実になろうかと……。本来なら私も他のメンバーのように隠居してもおかしくなかった。だからというわけではないが、好きな事はなんでもやってみたい」
「その中にはアインズ様を害する事も含まれるのでしょうか?」
「蒼の薔薇などを率いて攻め込むとかか?」
「……おそらくは……」
ナザリックへの侵攻の準備。
仲が悪いのでありえない話しではないかも、とユリは危惧していた。
「私が君たちとは全く係わり合いの無い存在なら宝を求めて攻めるのもあるだろうね。冒険者なら尚更だろう。だが、ナザリックの宝は私の友人たちが集めたものだ。それを奪われるのは心が痛むよ。係わり合いになっているし、恩もある。……という答えでは駄目だろうか?」
「いえ……」
「おそらく何を言ってもナザリック繋がりになるかもしれない。私は楽しくて面白い冒険が出来れば良いんだよ」
ユリ達にとってはナザリックが大事で至高の四十一人を神と崇める存在だ。
それ以外のことには興味が無いだろうし、自分達の敵の事ばかり考えてしまうのだろう。
それは仕方が無いだろう。敵を迎撃するために生み出されたものが多いのだから。
「……枚数の確認が終了いたしました。金貨千三百枚確かに承りました」
「細かい端数は聞いていないが、私もいずれ資金確保に動かないといけないな……」
ユリは皮袋を『
「では、しばし私は休ませていただきます」
そう言って人差し指を唇に当てる仕草をするユリ。
窓に向かい何がしかの命令を下す。
待機している不可視化のシモベ達に伝達しているのだろう。
「『身体』はバスパ様に楽しんで頂きます。終わったら起こしてくださいませ」
そう言いながらユリは周りを見渡した後、首とチョーカーをベッドの上に置き、新たな袋を取り出した。
「……私が何をしたいのか、分かっているような気配を感じるが……。誰かから教えられたのか?」
「はい、知識としては存じております。バスパ様にご要望を聞いて下さる為の代償としてこの身を捧げる覚悟で参りました。あれだけのことをしたのですから、ボクの身体をいかようにもお使いくださいませ。……それに、頭部だけは死守せよ、と……。やまいこ様たちに言われております」
首だけの状態でユリは言った。
ヤントラはエロゲーでの願望を話していた時のことだろうか、と思った。
こんなのぬるい、と思うこともあれば想定された事しか出来ない物足りなさもあった。
普通のエロばかりではなく、グロい表現も当然入ってくる。
美少女キャラクターに声を当てる『
良いものがあれば悪いものもある。様々な趣味に対応したエロゲーだって存在する。
「出来る事ならば身体の
「……私も悪に染まったものだ。悪党らしく欲を出そうか。後でルプーも
シズを除けばナーベラルが一番の
ソリュシャンはスライム形態が裸同然だと言えば言う事はなくなる。
種族的に興味があるものだけ、当然漏れも出てくる。
人間形態なら誰でも良いわけではない。
ヤントラにも好き嫌いはあるのだから。
「……
「損壊については……。アンデッドの回復手段は知っているから大丈夫だ」
「……お手柔らかに……。頭部だけ、というのはご勘弁願いますよ」
「真剣に望むよ。ちゃんと身体は完成品のまま戻す。後の二人を連れて来てもらう為にもな」
ユリは苦笑した後、自らの口に猿轡を施し、更に上からタオルを巻く。
その袋に首とチョーカーを入れて、部屋の片隅に置いた。
首の無い身体は感覚だけでベッドにたどり着き、腰掛けた。
「せっかくのお許しが出たのだから楽しもうじゃないか」
念のために妨害魔法を唱える。というよりはエロい事のためにしか使っていない気がする。
裸にして観賞、と行くところだが比較的見慣れてきた事もあり、最初は
まずは装備を外していく。
ガントレットを外すと細い腕が出てきた。
太い筋肉に覆われていない腕の力でも人間を殺す。
握手したり指を組んだりしてみた。
「頭部のほうは触られているのは分かるのかな」
そう言うと身体の方は軽く前に倒す仕草をしてきた。
分かる、という合図なのかもしれない。
武装を解いたユリの上半身は普通の首なしメイドとなった。
「喋らないけれどメイドだな」
肩口を掴んで首の切断面をのぞき見る。
食道の部分に青白い炎がかすかに
「接合部は……、痛んでいないようだな」
チョーカーなどを毎回付けたり外したりすれば首周りが痛むはずだがNPCはそういう細かい心配は無さそうだ。
普段ならば触れられない位置も今は触れる事が出来る。
次に外した彼女のガントレットを持ってみた。
他人の装備も気になるが眺めるだけにとどめた。
彼女の腰のプレート類を外し、身軽にする。
それでようやく本当に普通の首なしメイドとなったわけだ。
両手を膝に乗せておくと清楚さが感じられる。
「……首は無いが……」
それでも意思を持って動くのだから不思議な生物というか種族だ。
「アンデッドで首が無ければみんな
ユリは手を頭のあった位置に持っていった。
口元を隠して苦笑する仕草のようだ。
「普通はこうやって観察する事が出来ないものだから、興味が尽きないな」
このまま放置するとただの惨殺死体になってしまうだろう。
服のボタンを外し、胸元のリボンを解き、上着を脱がしていく。
肌の露出が一気に増える。
アンデッドだから血色は悪いが白い肌が
後は下着を取れば完璧だ。
背中も綺麗だった。軽く触れてみる。
女性の身体の扱いは慣れていると自信を持って言えるくらいだ。
細い
大きな胸は形がよく健康的に張り出している。
アンデッドの胸の中はどうなっているのだろうか。知るのが怖いので考えない事にした。
触り心地というか揉み心地は良く、しばらく観察と称して感触を確かめた。
ゲームでここまで表現されるはずは無く、そもそも乳首があるのがおかしい。モザイク処理や胸の形のみが通例だろう。というか裸の胸が全部出るわけが無い。
まして規制対象として何らかの警告も出るはずだ。
電脳法に照らせばヤントラは結構な罪状が並ぶだろう。立派な悪のプレイヤーだ。
特殊な器具に精通した変態プレイヤーとは違う、と今は言えないほどエロいプレイヤーになったものだ。
どんなに揉んでもアンデッドなのでこれ以上は大きくならないんだろうな。
成長しない身体というのは楽しみが少ない。
胸を強く引っ張られてもユリの身体は微動だにしないくらい大人しく佇んでいた。
痛覚をあまり感じないアンデッドだからだろうか。
次は下半身に取り掛かる。
ユリを立たせてスカートを外す。黒地の下着。色については色々とあるだろうから桃色や紫色でも気にはしない。
頭が無いのに姿勢正しく立っていられるのは凄いなと感心する。
「……身体の力を抜いておくように。あと、我慢しないように」
普段は見る事が出来ないユリの足元。
素足にヒールを履いていたが脱がした。一旦、大きめのタオルでユリの下半身を隠すようにし、ベッドに座らせてヤントラは部屋を出た。
向かった先は洗面所
それから自室に戻り、床に用意したものを広げる。掃除用具も念のために置いた。
タオルを外し、下着を下ろす。それでもユリの身体は微動だにしない。
全裸になってもアンデッドなので寒さは感じていないようだ。
首の無い裸の女性が立っている姿。
あらわになるユリの大事な部分。
年齢的な設定のせいか
世界の最適化の影響なのか設計段階では存在しないはずのものが再現されている。
種族的な問題もあるだろう。それに
水桶とたくさんのタオルを用意し、軽くユリの尻を撫でた。
飲食不要のユリは排泄はしないと思うが気になるところだ。
脱水を防ぐために食道に直接水を注ぎ込もうか考えたが違う器官に入ると困るから却下した。
まずは傷の修復機能から。
『魔剣キリネイラム』
バスタードソード並みの大きさで
普通のナイフでユリの肩口を軽く切る。ヤントラのレベルが高いので物理防御があっても大抵は無効化される。
切り傷による痛みはアンデッドであるユリにはほぼ無効。
殴打武器による攻撃でもないかぎりは
作った傷跡に大きなキリネイラムの負のエネルギーを打ち込む。僅かな行使だが、傷跡が消えたのを確認する。
「成功だ」
次は両腕を背中に回して縛りつけ、胸から下のお腹周りを大きなタオルで巻いていく。
キリネイラムは大きすぎるのが欠点だが仕方ない。
まずは片方の乳房を下からナイフでもぎ取る。
アンデッドだからなのか出血量は少なかった。
それをすぐに容器に入れて、胸にキリネイラムのエネルギーを当てる。
筋肉の
隣りと同じになるまで、およそ三分ほど。更に数分間照射したが大きさは変わらなかった。当てすぎによる首の再生は起きないようだ。
もう片方も切り落とし、同じように再生させる。
容器に入れられた方にもキリネイラムを照射してみる。すると消滅した。
「……ん~。……
切り落とした部位はそのまま回復させようとすると消滅する。ゲームでいうところの残骸は速やかに消す、ということだろう。
だが、世の中のモンスターは路上に死体を晒している。普通なら消滅するはずのものたちだ。それが消えずに残っている謎を解き明かす必要があるだろう。
そうでなければこの世界はユグドラシルというゲームの延長線上にある『もう一つのゲームの世界』ということになってしまう。
それはそれで夢が無い。
アップデート後の世界として喜ぶ者がいるかもしれない。それならば他のプレイヤーが居てもいいだろう。あまりにも見当たらな過ぎるのは妙だ。
巨乳を前にして引き下がるのは勿体ない。
もぎ取る事は可能。ならば残るようにするにはどうすればいいだろうか。
部位の
可能となることがわかれば応用を
安易にかぶりついたり、
ユリには悪いが、元々が
ラキュースで一通りの確認作業は終わったので、今回は保留とか触るだけにとどめる事で勘弁してもらおう。
さて、思考を切り替えないといけないわけだが、切除したものを綺麗に残すにはどうすればいいのか。
悩みながら再度の搾取を試みる。
出血しないわけはないが、体液が吹き出るような事態は起きなかった。
切り離した乳房に『
〈
脳裏に
調理された料理に同じように魔法をかけると調理名や調理方法、製作者名が僅かばかり出てくる。
説明文が出ないものは
『
双方に治癒魔法をかける。
結果としては『
保存したからには形を残そうという力が働いたのかもしれない。
消えなかった方は切り口が塞がった。そこから新しい肉は盛り上がって増えたりはしないようだ。
確認が終われば改めて採取の続きだ。
高い位階魔法は欠損部位を再生させる。それを利用しない手は無いだろう。
手ごろなモンスターで実験したいところだが、色々とあって手に入れるに至っていない。だが、ここには丁度いいモンスターが居る。
滅びないように気をつける必要があるけれど。
改めて切り離した乳房に『
ユリ・アルファの胸。いや、巨乳。
というアイテムが手に入った。本当にアイテムなのかは分からないが。
アンデッドの巨乳は身体に悪そうだが、せっかく手に入れたものなので保管しておこう。
さわり心地の良い胸だが、左右どちらだったか分からなくなる。
母乳が出るとしぼんで張りのある胸には戻らない気もするが元々はアンデッドだから意味は無いか、などと思った。
魔剣の間違った使い方。良い子は真似してはいけないだろう。
こういう時のために『
今度は両方一度に搾取する。それを十回以上は繰り返した。
乳房から強力なアンデッドにはならないかもしれないが念のために『
この袋は事前に複数手に入れておいたが、こんな事に使われるとは誰も思わないだろう。
どれだけ搾取しようとユリの柔らかな胸は健在だった。果物の採取と変わらないだろう。
胸を切り落とされたユリは罰を受けている囚人のようだった。
濡れタオルで血などを拭き取っていく。
復活した胸をよく揉んで形や感触を確かめる。
採取が終われば次は性器を観賞だ。
何者にも犯された事のない綺麗な性器だろう。
まずはユリの腕を自由にし、両足を広げさせ、腰をかがめてもらう。
頭があれば酷い格好に見えただろう。
ヤントラは手を入念に洗い、作業を始める。
まずは肛門に指を入れてみる。さすがに始めて突き入れられる器官だからユリの身体が少し跳ねた。
触った感じでは異物は無さそうだ。
うん。今、自分は何をしているんだろうな。
触れると思うといじりたくなる性格、なのかもしれない。
数分ほど刺激を与えてみたが排泄には至らない。引き抜いた指に匂いも無い。
次は
イビルアイとユリの違いは原住民とNPC。
創造された存在が原住民と同じ反応をするのかどうか。いずれはNPCが妊娠するのかも知りたいところだ。
空の瓶を並べていく。ポーションだともったいないので現地で大量購入しておいた小物だ。大きさはポーション瓶よりも二周りほど大きい。
早い話が尿などを入れて調べる為だ。
イビルアイの後で思いついた変態的趣向の一環だ。何も効能が無ければ捨てるだけだが。
変態的なアイテム製作は普通の人間には思いつかないだろう。意外な発見が出来れば御の字だ。無ければ、泣くだけだ。
軽く水で性器周りを濡らしていく。
念のために
両手は
女性の体勢にしては恥ずかしい格好をさせているなと思った。
まずは尿道に人差し指を入れる。それだけでユリの身体は跳ねた。跳ねるたびに離れたところにある袋からくぐもった吐息が漏れる。
先ほど乳房を切り落とした時は反応は無かった。
下腹部を押しながら指の出し入れをする。
アンデッドとはいえ快感や痛みでも感じているのだろうか。ユリの手が震えだした。
入れられたことの無い部分をいじられているのだから混乱するのは仕方ない。それはメイド達と同じだ。
アンデッドにも快感がある事は確認したのだが、イビルアイとは違いユリは生まれた時からアンデッドだ。少し気にはなっていた。
食欲と性欲は似ている。というのが通説、のはずだ。ここはかなりうろ覚えだが。
ある程度の刺激の後、細長いガラス管を差し入れる。メイド用に色々と用意した変態グッズではあるけれど。
そういうりを考え付く自分は紛う事なき変態だと自覚する。
先端部分は肉体を傷つけないように丸めてあり、割れないように丈夫なものを選んでいる。
それを数度出し入れする。
跳ねても良いように
出し入れしていると下の
更に数分後に大きく跳ねて管の中を液体が通っていく。それらを用意していた瓶に注ぎ込んでいく。
暴れる身体を押さえ淡々と一本ずつ満杯にしていく。
匂いは少しだけ強かった。
普段から身奇麗にしているお陰か、尿の色合いはアンデッドからとは思えない綺麗なものだった。
最初こそ黄色いが次第に透明になっていく。
満たした瓶はおよそ七本。更に刺激するとすぐに三本が満杯になった。
相当普段から我慢していたのだろうか。
ユリ・アルファの尿。
かどうかは鑑定して調べないと分からないが。
本当にユリの尿なら金貨何枚になるんだろう。
NPCは一定間隔で絶頂する機械的な部分がある。それがユリにも適応されるのだろうか。アンデッドなのに、という疑問が残るが。
滑稽なものしか浮かばないので妄想から追い払う。
尿道の方は品切れなのか出てこなくなった。
客に出す飲料の味見でもしていたのだろうか。排泄は風呂の中で済ませていたとか、色々と妄想が浮かんでしまう。
汗として流れる事や風呂に入ったときに入り込んだ分という事もあるかもしれない。
元々は体内で生産される液体ではないだろうから、不思議ではない。
管を引き抜くと入り口が小さくなっていくのが見えた。
本人が見ていたら顔を赤くしているかどうか気になるところだが。
瓶は綺麗に拭いて『
ダメージには強く、快感に弱いなら丸ごと切除しても問題は無いだろう。
あるとすれば何処までの範囲まで切り取れるかだ。
そんな発想が浮かぶ自分の思考回路が信じられない。
アンデッドなので子宮は機能しそうにないし、骨に当たらない範囲が無難だが、難しいな。などと冷静な思考は自分でも驚く。
ユリの性器を眺めつつヤントラは物思いに
練習しかないな。
それから色々と切除すること十回ほど。骨などを削ったりしない肉塊のみを抉り出そうとした。しかし、部分が部分なだけに多少は削らないと駄目かもしれない。
やはり快感ではないせいか、身体はそれほど暴れなかった。
気に入ったところで
ユリ・アルファの女性器。
下腹部を切除し、必要な臓器だけ選び出す。不要そうなものは要らないだろう。
試行錯誤して膀胱と子宮が繋がった性器も数体取り出した。
ユリ・アルファの生殖器。
切除した時点で処女性は壊滅したようなものだが、再生されたものは処女性を保っている。肉体の神秘なのだろうか。
並べてみるとおぞましい事をしているなと思う。もはや今更なので気にすることはやめよう。
肉体が再生するなら身体を両断してみたくなる。
アンデッドなので即死はしないだろうが、滅びないように行う場合はどう切ればいいだろうか。
頭部と心臓は傷つけてはいけないだろう。
何でも良いわけではないだろうから、首と心臓を避ける形で袈裟斬りにでもしないといけない。
実験という意味でもやってみる価値はあるだろう。今は無防備だし。
二体の天使を召喚し、彼女の腕を掴んで倒れないようにする。
敏捷と筋力増大のスクロールを使う。
後は袈裟斬りにキリネイラムで一閃。片方の天使まで斬ってしまったが問題は無い。
天使が消えるのと身体が分断されるのがほぼ同時だが、黙って観賞などせずすぐに負のエネルギーを身体に照射する。特に心臓の無いほうを先に。
痛みを感じにくいアンデッドとはいえ異変には気付くが肉体の回復が気分を和らげているのか腕は動いていない。
倒れた方は心臓の無かった方で腕に反応は無い。
天使に持たれている方は指が少し動いていた。
心臓は止まっているが出来てしまえば滅びは止められるだろう。
素早い行動がなせる
殴打武器としても使えるとはいえ切り口は双方共に盛り上がり再生していく。
時間にして十分くらいだろうか。
照射を強くすれば再生が早まるので短時間で終わった。アンデッドの再生はなかなか実験しない事だから色々と驚かされる。
下半身付きの身体は驚異的な再生で数分で完成したがピクリとも動かない。
それに首のオマケつき。ただし、頭部と身体は離れたまま。
髪のほつれたユリの頭部。瓜二つだが無反応だった。少しだけエネルギーを照射してみたが特に何も変わらない。
そのまま敵対行動に出られても困るので手足は縛っておく。頭部は猿轡をして『
アンデッドなので死体と変わらないか。
もう片方のユリは特に問題なく、手足が動くようだ。さすがにMPを使いすぎるといけないので三体目で諦めた。頭部を抱えさせる形で縛り付けておく。
今回は実験的な要素が多いので後学のために複数のサンプルは必要だろう。
身体の再生が終われば次が本命という感じだ。あと、ちゃんと機能するのか確認しなければならない。
ユリの股間周りを拭き、
ベッドの桶には栓が付いており、引き抜くと水抜きが出来る。
抜いた水がこぼれ落ちるのを防ぐ陶器で出来た橋で上下の桶を繋ぐ。
風呂場なら楽なのだが、部屋の中だと撒き散らしそうで心配だった。
ラキュースの時は本当に部屋中に飛び散ってしまった。
同じようにユリを桶の中に尻を付けさせ足を広げた状態にする。
最初は性器の様子を確認し、陰核など確認しておく。
対策としてまな板を乗せて置く。専用に溝を作っておいたのでズレる心配は無い。
両手は大きな胸に当てさせ揉んでいてもらう。
快感があるなら少しは有効だろう。
陰核を摘み、指で転がしつつ中指は尿道に突き入れる。
これだけで身体が跳ね、袋の中の頭部から声が漏れる。
新しい性器だから感度がいいのかは分からない。
妙な技術を会得したものだとヤントラは呆れつつも膣を刺激する。
数分後にまな板に打ち付けるような音が聞こえてきた。絶頂により潮を噴いたのだろう。
自分の胸をぎゅっと掴む様子からも相当な快感だったのだろう。
生理現象に異常は無いようだ。これなら生身でも大丈夫だろう。
後は単純作業だ。魔法で効率を上げておく。
尿が出ないはずだがまな板に打ち付ける音は凄かった。外れないように武具などを乗せたが揺れは強かった。
ほぼ噴き出しっぱなし。清楚なユリの姿からは想像できない事態だろう。
あと、こんな事は生身の人間には出来ない事だし、すぐに脱水症状になってしまうだろう。
投げ出した足は小刻みに動き、足の指も何かに耐えているような感じて閉じたり開いたりしている。
下の桶に水気のある粘液が勢いよく流れ落ちていく。
再生されて間もないが機能はしているようで安心した。
NPCを数百人規模で噴出させたら水不足が解消されるかもしれないな。というか飲み水として使えるかは疑問だが。あと、何の効能かは分からない。
実験とは意味のないことや無駄な事の蓄積なのかもしれないな、としみじみ思う。
自分はエロいからいいか、とヤントラは構わず続けた。
成長しないからだの特性か、陰核の肥大化は起きないようだ。
アンデッドだからなのか。
数時間かけて二つの桶を満杯にし、保存をかけておく。
それらは物置に保管するとして、ユリの身体に入っていたとは思えない量だ。
明らかに身体の容積を上回っているだろう。
指輪を外し、ユリの身体を引き上げて全体的に拭いていく。
臭いは感じないが、普通のアンデッドなら腐臭が凄まじいんだろうな。
一応、桶も拭いて明日にでも解体しよう。
快感の海に
それから服を着せて装備を身に付けさせていく。
完成した後は濡れたタオルを風呂場で洗っておく。
戻ってくる頃には落ち着いているだろう。
自分で相手に服を身につけるのも悪い気はしないなと思った。
装備品や腰周りは後にして上半身の服だけ付け忘れがないか気をつけながら戻す。
首の無いユリの身体を立たせて、服に異常が無いか確かめさせた。
器用に動いて装備と服の調子を確かめる。
その間にヤントラは袋からユリの頭部とチョーカーを取り出した。
彼女は涙と涎にまみれていた。
ユリでも無表情ではいられないほどだったようだ。
「手入れの行き届いた綺麗な身体だったよ」
口元に巻いたタオルを解くと浸透した唾液が糸を引いていた。猿轡の方は限界以上に濡れていた。
「酷い顔にしてしまって悪かったね」
「いえ……。はしたない所をお見せしたようで……」
身体から離れているとはいえイビルアイ同様に感覚は存在するようだ。
新しいタオルで顔全体を丁寧に拭いておく。
「ありがとうございます」
頬が紅潮しているが冷静に対応するのはメイドとしての意地だろう。
首だけでお礼を述べるユリ。
元に戻した後、改めて服装を確認する。
「服の
リボンやボタンを確かめて、ガントレットの調子を確認する。
背中や腰はヤントラが改めて確認する。
「問題はありません」
ベッドの上に忘れ物は無いようだ。
「その『
「畏まりました」
何事も無かったようにユリは丁寧にお辞儀する。
「……いつか女体の神秘に……じゃなかった。女というか身体に興味がある理由を話せたら聞かせよう。……約束は出来ないがな」
「その時を楽しみにしております。……では、ルプス達を連れて参りましょう。シズにも伝えておきますね」
「少し待ってくれ。タオルなどを洗ってくるから。君は終わるまで部屋の外で待機していてくれ。椅子も持ってな」
ユリは自分の身体の斬られたであろう箇所に手を置く。
「再生の過程で傷跡は消えているはずだが……。腕に違和感はあるか?」
「いえ。特に問題はありません。見事な手並みで斬られた事に改めて驚いております」
「そうじゃないと肉片が飛び散ったりするからな。綺麗に斬ると治りも早いし、傷跡も残りにくい。何より不快感が少なくて済む」
「……そうですね。冷たい刃の清涼感、と言ったところでしょうか。少しだけ荒々しくもありましたが……」
ユリにしてみれば身体を滅多切りにする拷問程度に感じたのかもしれない。
アンデッドは痛みを感じにくいと聞く、とヤントラはなんとなく思った。
「もっと精進……。こんなことで精進しても仕方ないのだがな……」
ユリの苦笑を見た後でヤントラは急いで新たな布巾やタオル、容器類などを用意する。
濡れたタオル類は召喚した
脱水に天使を使うバカが居るとは思うまい。
蒼の薔薇のお世話をする上でタオル類は大量に必要だと判断したからだが、容器類は
能力の無駄遣い。それはそれで面白いと思った。