※この作品はR-18です。

ゲームオーバーから始めようか   作:モモンガ

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E-11 ルプスレギナとナーベ

 ヤントラの用意が済んだところを確認し、軽く会釈したユリは部屋を出て数分後にルプスレギナを伴って現れた。

「第二回戦だな」

「では、私は廊下で控えております。シズの方はいつでもお声をかけてくださいませ」

 そう言ってユリは退出した。

「えっ? なんすか? 私、説教っすか?」

「そうじゃないよ。今までの恨みつらみを……、じゃなかった。今回は逆の立場になってもらおうかなと」

「逆? わー、嫌な予感がするっす。あー、全身がゾクゾクする。しかも、悪い意味で……」

「早い話しが……、ルプーの身体を色々と貰おうか。出来れば尻尾も欲しいな」

「うおぅ。心臓に杭(くい)が刺さったっすよ」

「痛いのが嫌なら魔法を受けてもらうが? 見えない方がいいだろう」

「……はぁ。いつかは我が身に返ってくるとは思ってたっすけどね。バスパ様なら優しく扱ってくれると信じたいっす」

「殴ったりはしないよ。あと、食べないから。出来るだけ痛みを感じないようにする」

 ルプスレギナは部屋の外に居るであろうユリに顔を向ける。

「……ちなみにユリ姉さんから何をもらったっすか?」

「首無し騎士(デュラハン)でもらえそうなのは……首以外では一つか二つくらいだと思うけどね」

 そう言うとルプスレギナは自分の胸に手を当てた。

「……今のユリ姉さんはペタンコってことっすか?」

 もしそうならナザリック全体で大混乱が巻き起こるのでは、とルプスレギナは顔から汗がダラダラと流れ落ちてくる。

「そんなわけないだろう。後で触って確かめなさい。いや、風呂に入る時に分かるだろう。……無責任な事はしないよ」

「は、はい。確かめます」

「じゃあまずは狼形態だな」

「……ユリ姉さんが頑張ったのなら……。あっと、尻尾で何するんすか?」

 ルプスレギナは四つんばいになりながら尋ねた。

 服の隙間から赤い体毛から溢れてくる。

「保管するだけ。なんでもそうだが、手に入れて調べないことには始まらない」

「……それもそうっすね。あっと、牙も!?」

「毛皮もいずれ……。材料としては適しているだろうけれど。牙はやめておく。笑顔が崩れそうだから」

「お、おおっ! なんか漏らしそうっす」

「分かった。牙には手は出さない。兎系モンスターなら色々と価値があるのだろうけれど……」

 部屋の中に大きな獣が出現した。

 普段は人間形態だが、狼形態にもなれる。

 狡猾な顔は更に凶悪に。輝く金色の瞳は本当に獲物を狙う獣。

 かっこよく変身したルプスレギナを睡眠系の魔法であっさりと潰す。

 

 魔力系第六位階『無限のまどろみ(エンドレス・スランバー)』

 上位の睡眠系魔法。しかも魔力系。アサシン(暗殺者)やアルケミスト(錬金術師)などの特殊技術(スキル)を持つヤントラは様々なスクロールが扱えるので問題は無い。

 ダメージを受けない限り永遠に眠り続けるという使い方に注意が要る魔法である。

 戦闘メイド相手なら相応しい魔法だろう。

 本来なら睡眠程度で眠ったりはしないのだが、無抵抗に無装備で高い位階魔法なら抵抗を突破できる可能性がある。

 第六位階のスクロールは割りと豊富に持っている。

 大きな狼はうつ伏せの体勢で瞼(まぶた)を閉じる。獰猛(どうもう)な獣の気配は消えていった。

 何度かルプスレギナの顔を撫でる。寝ている姿は可愛い犬と大差なかった。

 太い尻尾の付け根には丸見えになっている肛門などがあった。獣なので仕方が無い。

 身体の体積は少し増えていたが尻尾は一メートルほど直径は五センチくらいだろうか。

 素早く対処すれば血もそれほど飛び散らないだろう。

 後ろ足の間に挟むように桶を置く。目の前に肛門があるのだが拳(こぶし)が入りそうな気がした。

 すぐ下にある性器も大きいはずだが体毛に埋(う)もれてて見えない。

 尻尾の前に肛門の確認からしておこう。側に水桶を用意する。そして、手を濡らしてゆっくりと突き入れる。

 ルプスレギナは僅かに唸った。

 入れられるだけ入れるとルプスレギナは頭をもたげ始める。

 手を抜き出すが匂いは無いようだ。というか自分は匂いを感じないのでは、と少し心配になった。

 大きい図体のまま大量に噴き出しても困るので諦める事にした。それから手を洗い複数のスクロールをルプスレギナの背中に置く。

 魔法で敏捷をあげて尻尾を掴み一気に尻尾の根元を切断、ダメージにより目が覚めるが『無限のまどろみ(エンドレス・スランバー)』の睡眠魔法により沈黙させ『大治癒(ヒール)』のスクロールを使う。

 色々なクラスを取っているので一度の『大治癒(ヒール)』では心もとないので、何度かかけて様子を見る。一度で済めば無駄に使わなくて良いのだが。

 念を入れるのは悪くないだろう。

 切断するスピードが速ければ出血まで時間差がある。血が出てくる前に傷口を塞ぐ事が出来れば後始末も楽になる。

 まずは一本目。再生に時間がかかる間にもう一つの部位。眼球を頂いておく。

 通常よりも大きくなっているので出血量は覚悟しなければならないだろう。

 そこはアサシン(暗殺者)らしくすばやく行えば良い。

 眼球をえぐる行為は割りと経験済みなので作業は難しくない。

 魔法などを駆使して掌(てのひら)大の眼球を抉り出す。

 尻尾を数本。眼球は十組みほど。一個だけのアイテムだと失敗が怖いから、という理由があるが保管場所に困るのが欠点だろう。

 狼形態のルプスレギナの尾と眼球にそれぞれ保存をかけてまとめておく。

 再生が終わるまでの数分間、背中などを撫でた。

 肉球を引き千切る案が浮かんだが却下した。

 目元を拭(ふ)いて尻尾の再生が終われば一旦、起こし人間形態に戻ってもらう。

「目が……、あ、開けられないっす……。お尻……、エッチっすね。獣の発情は理性では止められないっすよ」

 少し眠気が残るルプスレギナはそう言いつつも身体は人間に変化していく。

「帰ったらよく眠ればいい。もう少しだけ耐えてくれよ」

「……ほーい」

 ダメージ自体は回復しているので違和感だけ残っているだろう。

 目を瞑ったまま立ち尽くすルプスレギナ。髪の毛は自然と三つ網ツインテールになっていく。

 完全に人間になったところで眠ってもらう。

 

 ベッドに寝かせて彼女の装備品を外していく。

 関係ない服飾品、靴下など。別に全裸にする必要はないのだが返り血などで汚れては困るので全部脱がした。

 中途半端に浅黒い素肌を晒すルプスレギナ。聖職者(クレリック)系のクラスを持つ彼女の姿は背徳(はいとく)感いっぱいだった。

 ゆっくり女体観賞してもいいが、次が控えている。さっと眺めるだけに留めた。

 風呂場で見た事があるから今更な気もした。

 まずは小さくなった眼球を改めて搾取していく。小さい範囲なので容器に先ほどより多めに入れた。ここまで必要かと自分で疑問に思う程だが綺麗な瞳なので、つい、と苦笑する。

 血や涙などを拭(ぬぐ)い、次は割りと大きな胸。

 浅黒い肌の彼女の健康的な胸。適度に感触を確かめて搾取していく。

 流れ作業的に効率が上がるが経験値として蓄積しているのかは不明だ。

 ユリと違いポーションが通用するので再生した胸に塗り込んでいく。

 胸がたくさんあっても意味が無さそうな気がするが今は気にしても仕方が無いだろう。

「後は楽だぞ」

 身体を拭いた後は大きな桶の登場だ。

 探知妨害をかけなおし、静寂で周りの音漏れを防ぐ。

 ルプスレギナが叫ぶだろうから猿轡と涙防止に目隠しをして、更に腕を後ろ手に縛り付ける。

 忘れないうちに飲食不要の指輪(リング・オブ・サステナンス)をつけておく。

 床にうつ伏せでは辛(つら)いだろうからベッドに突っ伏してもらい顔の下に折りたたんだタオルを敷いておく。

「我慢するなよ。身体の力を抜いておけ」

 そう言いながらルプスレギナの背中を撫でる。

 それから肛門に指を入れつつ排泄が出来ないか確認する。

 ルプスレギナは食事が出来るはずだから出せない事はないかもしれない。

「後で漏れ出ても困るぞ」

 数分経っても出ない。出たとしてもアイテムとしては保管できないな。

 括約筋(かつやくきん)の収縮運動はあるようだが、大腸まで手を入れるわけにはいかない。裂けて大出血するだろう。

 出ないものは仕方ないので次に移行する。

 洗っておいた盥(たらい)にルプスレギナを座らせ、背中はベッドに預けておく。

 両足を開かせて、尿瓶(しびん)を並べていく。

 細い管を尿道に差し入れると身体が反応する。

 男性では拷問に使われる事があるらしいが女性には比較的、楽だろう。

 敏捷性をあげて作業を開始する。一分も経たずに管(くだ)を通って尿が出てきた。

 それを一本ずつ満たしていく。

 アンデッドのユリとは違い、二十本近く満たしていく。

 膀胱に収めるのにしては多すぎる気がする。

 更に数本分が追加される辺りで打ち止めになった。我慢しすぎではないだろうか。それとも自在に作り出せる身体なのかもしれない。

 すぐに犬などはマーキングするから。

 ルプスレギナが片足上げてマーキングする姿はそそられるかもしれないが、メイドとしてははしたないだろう。

 匂いをどうこう言うのは女性に対して失礼だろうが人間よりきついかもしれないな。というか自分の鼻の機能は正常のようで安心した。

 これで金貨百三十枚の価値がある、と言われたら凄い。

 次はユリで練習した性器の採取。狼形態は大きいので出血量の関係でやめることにした。

 魔法とスクロールを併用しているとはいえMPはどんどん減るのが難点だ。

 作業が終わる度(たび)にコロコロと転がるルプスレギナの処女たち。

 そして、繊細な作業となる事にも挑戦する。今度は生身の身体なので油断は出来ない。

 さっきやめることにした、と決めたばかりが、もう撤回している。

 やはり煩悩という欲望は押さえが利かないのだろうか。

 下腹部を素早く、鋭く切り裂く事で出血量を抑える事に集中する。

 開いた穴から腎臓と切り離した膀胱と子宮を引きずり出し、膣へと続く部分を切除。

 多少の出血は想定内だが、時間をかけると血が噴き出すだろう。すぐに再生魔法をかけていく。同時にポーションも塗り込んでいく。

 こんなことにポーションが使われるとは運営も思うまい。

 再生が完了すれば数回繰り返す。

 性器が再生し終わった後、尿が出るか確認したが出てこなかった。

 次は大技に挑戦してみよう。いずれはやるのだから。つまり、人体の両断だ。

 まず二つのタライを用意し、片方にルプスレギナを置き、髪の毛は邪魔にならないように軽くまとめておく。

 ベッドに耐水性のシーツを敷いておく。

 即死耐性の額飾りも装備させておく。

 再生魔法のスクロールを準備しておく。

 複数のスクロールで敏捷と筋力を上げ、斬撃特化で攻撃力のありそうな漆黒の剣の出番だろう。今度は生身が相手だから魔剣キリネイラムでは綺麗に斬れる自信がないのでブロードソードに切り替える。アンデッド相手には出番が回ってこなかったがルプスレギナに使う事になるとは思わなかった。

 ルプスレギナの頭と髪の毛を召喚した天使達に掴ませ静かに吊るし上げてもらい、意識を集中する。

 髪の毛ごと斬らないように細かい指示を与えておく。

 躊躇(ためら)えば失敗する。だが、人体の解体は充分に慣れた。

 一呼吸の後に黒きガルヴォルンの剣で首を一刀両断。静かなる攻撃はクラスのお陰だろうか。

 ちゃんと切断できた証拠としてタライに倒れ込む身体。

 切れ味で言えば刀が良いのだが。

 大型モンスター。骸骨(スケルトン)系のアンデッドでは刃こぼれするのが早くなるだろう。

 普通に殺すのであれば使いやすい武器で充分だが、こういう想定はしていなかったので後で考えなければならない。

 皮膚の硬い亜人や昆虫系統は簡単にはいかないはずだ。

 切断による痛みで目覚めるがすぐにまた眠らせて再生のスクロールを発動させていく。

 首を失った身体から新たな頭部が生えてきた。頭部の方も再生を始めているので、こちらはベッドに置いておく。

 血管。骨、内臓に筋肉繊維。最後に皮膚。細かい部分が彼女達の身体には詰まっているのだが、ゲームのデータではありえないだろう。

 心臓と脳が身体の所有権を持つようだが、それぞれ再生されるとどうなるのだろうか。

 記憶の共有だとコンソールが混乱するだろう。

 頭部が無事なら身体の方は脳機能が停止したままになるかもしれない。

 自分の時は頭部が死んだので所有権が身体に移ったのだと思った。

 頭部だけだったものの再生が終わり、血などを拭き取って、水を含ませ口内に逆流した血などを吐き出させる。

 途中、ポーションを飲ませたり、身体に塗り込んだりした。

 生物的な反応が確認出来たので安心した。これで死なれたら、ヤントラの冒険はここで終わりだ。

 頭部が出来たほうは頬を軽く叩いたり顔を軽く小突いても呆然とした顔のまま何も反応を返さなかった。

 大人しいルプスレギナ。記憶は転写されていないようだ。

 再生が終わり、無事な身体となるルプスレギナ。予備にもう二体追加しておこう。

 三体の予備は手足を縛り、衣装ダンスに放り込む。

 大きな箱などが必要かもしれないと思った。それから生身なので飲食不要の指輪(リング・オブ・サステナンス)は必要になってくるだろう。

 

 最後に大きな特製の桶に満たすだけだが、水漏れしないとはいえ一つで充分だろう。

 置く場所に困るし、運ぶのと処分するのが大変だ。

 同じことの繰り返しなので淡々と作業すればすぐに終わる。

 最初だけ血が出たがそれはタオルで拭き取った。

 身体を拭いて指輪と額飾りの回収。服と装備を身に付けさせたら完成だ。

 背後に並ぶルプスレギナシリーズ。これ全部、ゴミアイテムという結果になったらとても可哀相だ。

 協力してくれたお礼に全身を出来る限りマッサージしておこう。

 それらを終えて目覚めさせる。

「……とてつもなくぶっ飛んだ気がするっす……」

 本体のルプスレギナはいつもの彼女だった。それだけで安心した。

 即死耐性をち(・)ゃ(・)ん(・)と(・)追加した方がいいかもしれないな。

「目は痛くないかい? あとお腹とか」

 うっすらと瞼を明けると元の綺麗な金色の瞳。

「……ちゃんと見えるっす……。……でも、何度も起きたり寝たりしたせいか……、頭がくらくらしてるっす。お腹も変な感じっす……」

「それは仕方ない。後はゆっくりお休み。……それより、大きい排泄はしないんだな」

「……それは事前に済ませて出てくるっすから……」

「……ついでにメイド達は我慢して出てくるのか? それとも自在に調整できるのか?」

「下腹部に力を込めたりとか……。メイドとしての教育の一環でそれなりに……。どうしても、という時は不可視化で……。ちゃんと後始末くらい出来るっすよ」

「汚い話しだが……。大事なことだし。あとで持ってきたりするなよ」

「いやー……。そんなことしたらメイド、クビになるっすよね。……色んなものを失うと思います」

「そっか。採取は色々と辛かっただろうが、出来る限り痛みが少なくなるように気をつけたよ」

「別の衝撃がガンガンと頭……、というか脳天に来たっす……。レベルが高い人が相手だと恐ろしいっすね。……あー、でも、寝ている時に感じたゾクゾク感は、まじ、ぱねぇっした。……そそ、そういえば、尻尾見せてほしいっす」

 要望に答えて狼から切断した長い尻尾を見せるとルプスレギナは呻いた。

「わ、私の……。ああ……、しかも、奥にまだ……。鬼畜(きちく)っす。バスパ様はナザリックより恐ろしいっすよ。首に巻いてマフラーにしたら暖かそうっすけど……」

 切断された自分の尻尾を労(いた)わるようにルプスレギナは撫で付けた。

 つい先日まで自分の一部だったはずなのに、と小さく呟く。

「ふかふかだが腐らないか心配だ」

「保存(プリザーベイション)かけておけばいいと思いますけど……。他人に売らないで大切に扱ってほしいっす。あー、まだ微妙に温かい……。元気で暮らすっすよー」

「胸も見るか?」

「そういえば!」

 ルプスレギナは自分の胸の感触を確かめる。確かにある、と安心するがヤントラが持ってきた容器を見てまた呻く。

「おうっ!? おああっ、私のおっぱいさんが。ああ、こうやってユリ姉さんも収穫されたんすね」

 ルプスレギナは念のために自分の胸をじかに触って確かめた。

「間違いなく、あったっす。こうして現実を突きつけられるとゾクゾクを超えてくるっすね。……あー、綺麗な乳首まで……。これはソーちゃんは確実に無理っすね」

 切断されたとはいえ自分の尻尾は再生されたと思うが、後で確認しなければならないだろう。

 自分の目で確認しないと不安になってくる。

「他人にやるのは好きっすけど……。やられることになろうとは……。さすがに胃袋とかは無いっすよね?」

「食用にする気は無いが……。世界から食べ物が無くなったら考えておこう」

「うわー……。飲食不要のアイテムとかを装備してくださいっす」

「無理してルプー達を食べようとは思わないが、世界を蹂躙する気なら覚悟はするように。それは置いといて、……搾取したものの、変色したら処分しなければならないが、何に使えるんだろうな」

「……いつか私らも人間と同じく食用に加工される日が……。それはちょっと興味あるっすけど……。それにしても……、使い道に関しては食用か、おもちゃ……。その辺りが関の山だったりして……。なんか凄いアイテムの材料になってくれたら嬉しいっす」

「そうだといいな。あと、協力してくれてありがとう。お礼を言うのも鬼畜らしいか……」

「間違いなく……。……乙女(おとめ)の大事な部分も……、もしかして?」

「……見るかい?」

 嫌な予感がしたがルプスレギナが頷いたので球状の性器を見せる。

「なんという姿に……。毛も生えているっすね。わー、こんな状態でご対面するとは……。

後ろの穴は……、子宮に繋がるとこっすね。あらー……。尻穴は……、無いとは」

 色々と回しながら眺めるルプスレギナ。

「屈まないと見えない自分の大事な部分がっ! これはエロいっす……、いえ、エロを超越してるっすね」

 胸同様に自分の下着に手を入れてみた。

「空洞になってない。これは喜んで良いのか、どうか……。なんとも表現に困ります。ちなみに処女っすか?」

「貫通してないから処女かもね」

「指入れたら処女喪失……。自分で自分の処女を喪失は……、うわー、……凄い背徳感……。毛が生えているところが憎いっすね。ああ、突き刺したくなるっす」

 大事なものほど壊したくなる。

 生暖かい自分の性器。

「自分の判断でやってごらん。感覚は繋がってないなら大丈夫だろう」

「確かに。性器周りは柔らかいっすね。こんなことが出来るバスパ様は尊敬します。デミウルゴス様でも思いつかないかも。あー、あっちは悲鳴全般って感じだから……」

 自分の性器を獲物を狙う獣のごとく口角を吊り上げていくルプスレギナ。

 我慢できなくなった彼女は膣内に深く中指を突き入れた。

「ブチブチっていったっすね。血が……。これが破瓜(はか)の血ってやつっすね。あ~、これで処女とさらばなんすね」

 その後、何度か指を突き入れて感触を楽しむルプスレギナ。

「回復したらどうなるっすか?」

「やってごらん。自分で確かめたらいい」

「そ、そうっすか。では」

 思い切って『大治癒(ヒール)』をかけてみた。

「……あれ? 形が変わらないんすね。失敗?」

 大きさに変化は生まれなかった。

 ただ、膣内に指を突き入れるとブチっという感覚が伝わり、引き抜いた指には血が付いていた。

「……おわっ!? 処女性が治ってたっすか!? これはびっくりっす。なんか……、面白いというか、不思議っすね。は~、再生するたびに処女喪失が楽しめると……。神聖な処女もありがたみが薄れるっすね」

 一応、また再生の魔法をかけておく。

「バスパ様。これ、変な人に売らないでほしいっす」

「売ったりしないよ」

「役に立たなかったら捨てられる運命とは……。これ持ってたら股間が痛くなりそうっす」

「大切に保管する」

 ルプスレギナはヤントラに肉塊を返し、軽く手を振って肉塊に別れを告げた。

 最後にルプスレギナにポーションを飲ませつつ肩を揉んで部屋の外に連れ出す。

 

 ユリが戻るまでの間、洗い物を済ませる。

 乾いたタオルを回収し、新たに濡れたタオルを引き続き天使達の燃える剣で乾かしてもらう。

 用意が出来たところで部屋に向かうと入り口でユリが会釈した。そして部屋に入ると冒険者として活躍していた美姫(びき)ナーベが立っていた。

 すぐに彼女は身構えたが、手で制しておく。

「第三回戦……。深夜だが今は非番か?」

「……ああ」

「今日はとことん嫌われよう。殺し合いというわけではないが……、研究対象として部位などを貰おうか。ちゃんと回復させる」

「……部位?」

 ナーベは明らかに顔をしかめた。しかし、ユリに身体を委ねよ、という指令を受けたので不審に思っていた。

「時間も無いし、始めようか。理由は……、考えなくて良い。私もよく分からないから」

「ユリ姉さんの命令で来てみれば……。我が装備は渡せないぞ」

「むしろ中身の方だな。それから……、精神系は睡眠系しか使わない。魔法による効果は看破されやすいだろうから。気になるなら後で詳しい者に調べてもらうといい」

 そう言いつつ探知妨害をかけていく。

 MPもけっこう使ったのでナーベで今日は終わりだろう。

 最終決戦の相手に相応しい。

 他のメイド。シズは不明。エントマは虫なので人間的な方法が通用しないだろう。ソリュシャンは問題外。

 人間形態になれても粘体(スライム)だし。

「活動資金の対価だと思って諦めてもらおう。ナーベを観察できる良い機会でもあるし」

「むっ」

「無抵抗で居てくれ。ちなみに精神支配を受け敵対行動を取るとどうなるか知っているか?」

「……いや。分からない」

「アルベド達が管理しているから後で訪ねてみると良い。敵対行動を取ると名前が黒くなる。普段は白い文字で記載されていて、死亡すると名前が消える。確認が取れたら他の者にも伝えていいか、アインズの判断を仰げばいいだろう」

「了解した。……それで私は無抵抗のまま立っていればいいのか?」

 ユリの命令なのだから聞くしかない。それにアインズの命令を遂行するのに必要だと伝えられた。

「痛みで目が覚めるだろうが眠っている間に済ませるよ」

「……命令は遂行する。アインズ様を害する行為と判断した場合は全力で抵抗させてもらう」

「その時は本当に戦う時になってからだ。……まずは『睡眠(スリープ)』からだ」

 睡眠と言うか『無限のまどろみ(エンドレス・スランバー)』だが、正式名称では何の魔法が忘れそうなので睡眠に統一しようかと思った。

「睡眠が利かない場合はどうする気だ?」

 睨むようにナーベは言った。

「拷問に耐えるようなものだが……。それでもいいのか? デミウルゴスのような悲鳴を楽しむ事はしないが……」

「時間が無いのだろう? 命令遂行の良い訓練になる。全てに耐えてやる」

 ナーベの頭には拷問に耐えた方が他のメイド達より忠誠心で一歩進めそうだと考えたからだ。

「洗脳の疑いをかけられるよりは良いが……。頑張って耐えてくれ」

「ああ、耐えてやるとも」

 息を整えてしっかりと前を見据える美姫ナーベ。

 

 念のために静寂で音を消し、ナーベに猿轡をしておく。あと、体液が服に落ちないようにタオルも目の下辺りに巻いておく。

 まずは軽く顔の様子を触って確かめる。

 本性はつるっとした卵型の頭部で目と口が穴のようになっている。

 今の彼女は種族レベルで取得した外装をまとっているにすぎない。

 種族レベルが1なので外装は一つしか持っていない。

 表情はころころ変わるので採取するとしたら外装の方なのだろう。それでも今までの経験から手に入らないわけではないようだ。

「黒目は珍しくは無いが……」

 世界に最適化されたNPCの状態を知るのも良いだろう。

 スブリと目に刺さる時、ナーベは呻いた。

 高レベルの相手の攻撃が通っているのだから、多少は苦痛だろう。

 時間をかけずに引きずり出される眼球。ナーベの本性には備わっていない部分だ。

 眼窩(がんか)が空虚(くうきょ)になったナーベは血の涙が流れる。瞼(まぶた)を閉じようとしても内側に入り込みそうになる。

「……これからが本番だ。気持ちを強く保てよ」

 目の再生のついでに前に服や装備類を外していく。

 時間を無駄にしないために上着類、ベルト、靴にスボン。

 指輪の装着も忘れずに。

 下着類まで取り払うと女性的な姿が現れる。

 外装にしては作りこみがしっかりしているのだから最適化の影響かもしれない。

 裸にしたナーベの腕を後ろ手に縛り終える頃には再生は終了した。だが、それで終わりではない。

 血が垂れるだろうから、お腹周りをタオルで巻いていく。

「……抉り取っては癒しの繰り返しだ。専門の器具でもあればもう少し痛みを和らげられるのだろうけれど……、すまないな」

 そう言いつつ再度の搾取と再生。

 胸も適度に張り出しているのでこちらも採取。

 意味の無い行動かもしれない。

 疑問に思っていも仕方が無い。そういう素材は手に入るうちに入手しておきべきだろう。

 目と胸がそれぞれ十組を超えた辺りでやめる。数に意味は無いだろうが、ポーションを塗り込んだ後でしっかりと身体を拭き、胸は適度に揉んで行く。

 睨みつける目元をタオルで塞ぎ、上半身は終了する。

「ここからは屈辱的な格好になるが、あまり我慢しなくていい」

 ナーベの上半身をベッドにうつ伏せで置いて、桶を跨がせた格好にする。

 スクロールで探知妨害や静寂をかけなおす。

 綺麗な素肌の背中と尻が綺麗だった。

 何度かナーベの頭を撫でた。

 それからはナーベにとって耐え難い感覚の連続が襲い掛かる。

 数分間とはいえ肛門をかき回される。

 背中を押さえつけられているので仰け反る事は出来ない。

 括約筋の収縮活動が活発化しているので、出てくる可能性はあった。

 塞がれた口からは『下等生物』の言葉が相当量つむぎだされている事だろう。

 魔法による効率化でナーベの身体は微振動が激しくなる。

「出してくれた方がいいんだよ」

 その言葉のすぐ後で顔をベッドに叩きつけるナーベ。

 限界を迎えたのか肛門が広がり、匂いのきつい排泄物がこぼれ出る。

 モリモリモリっと出てきてボトっ、ボトっと長い時間差を伴い、何を食べた後なのかは分からない物の残りカスが塊(かたまり)となって落ちていく。

 吸い出すような器具は無いので、下腹部を押しつつ様子をうかがう。

「下の処理は慣れているから、気にしなくていい。生物として自然な行為だ」

 とぐろが本当に出来るのでは、というほど出た後、肛門は静かになった。

 これが凄いアイテムだったら世も末だ。しかも、金貨百枚に食用とまでついたら世界は滅んでも良いかなと。

 念のために指に布巾を巻きつけて中の確認をすると色の薄い便(べん)が勢い良く飛び出してきた。その後、閉じたり開いたりしていた肛門からは何も出てこなくなった。

 濡らした布巾で丁寧に肛門を拭く。

 排泄物を入れた桶は蓋をして芳香剤を乗せておく。鑑定用に保存でもしておくか。

 蒼の薔薇のみんなの前で開けたら面白いだろうな。

 阿鼻叫喚は確実だ。

 そんなことをすればナーベが自害しそうなので冷やかしはしないでおこう。想像するのは自由だが。

 次はひっくり返して尿(にょう)の採取。

 ナーベは確実に排泄行為の出来る生物だ。

 見る見る顔のタオルが濡れていく。

「気絶してもいいからな」

 回復のスクロールを使い、もっともダメージが大きい作業に移る。

 もちろん魔法により作業効率を上げていく。

 性器の肉塊。快感とは違う単純な痛みには抵抗出来るようで、多少身体が跳ねた程度で終わった。

 肛門を含めると腸も引っ張り出す事になってしまうので避けた。

 本来なら外装でしかないのに内臓が人間とほぼ同じ。

 違う種族へ変身すれば、その種族の内臓に変わるかもしれない。

 快感で暴れるようなので子宮ごとの摘出(てきしゅつ)も滞(とどこお)りなく終わった。

「肉体的には強靭なのだな。ナーベや他のみんなもきっと……」

 血液などは無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)などで洗い流していく。

「思ったより耐えてくれたから安心した。次は君達でも耐えるのは困難だが……。身体を楽にしていた方が良いぞ」

 子宮の採取が終われば更なる狂乱へ。

 両足を開いたまま必死に耐えるナーベ。それから数十分後に終わった。

 美姫ナーベシリーズ。レアもののアイテムかもしれない。ヤントラの基準ではかなり入手が困難なものだろう。

 よくよく考えれば性行為というよりアイテム生産だ。

 性欲から収集欲に切り替わったのかもしれない。それはそれで仕方ない。

 どうすることも出来ない身体だ。

 どうにかする方法は実は知っている。今のところ試す気は無いし、出来ない。

 そ(・)れ(・)は将来的なものだから今は考えない事にする。

 精神的には落ち着いているし、間近に女性器があるけれど興奮するほどではない気がする。

 仮に性別がはっきりしていたら陵辱の限りを尽くしていたかもしれない。

 これも陵辱と言えばそうなるけれど。

 

 指輪を回収し、腕を開放する。

 服を着せる前に全身をくまなくマッサージして新しいタオルで拭いていく。

 ナーベが本性に戻ったら一気に人間離れしていくが、いま少し姿を保っていてほしいと思ってしまうのは人間種だからだろうか。

 顔の拘束を解き涎や涙などにまみれた顔を優しく拭いた。。

「しっかり休息すれば調子も戻るだろう」

 ナーベにポーションを渡すと一気に飲んだ。

「……ふん、この程度で……、根を上げるものか」

 少しふらふらしているが負け惜しみにしか聞こえない。

「なら、もう一つ試してみようか。物理的な傷みには強いようだが強者と戦う事はナーベにとっても良い経験になるだろう」

「確かに弱者ばかりでは油断が生まれてしまうな」

 ベッドと床に水漏れしないタライを置き、ナーベを床のタライの中に立たせる。そして、ポーションを二本持たせる。

「合図をしたらポーションを二本とも飲め」

「分かった」

 ヤントラは新たなタオルを数枚用意する。そして、一振りの漆黒のブロードソードを取り出す。

 部位を入れる『安眠の屍衣(シュラウド・オブ・スリーブ)』は死体を保存するのに便利だが、命を粗末にするメンバーが居た為、複数用意している。

 ルプスレギナに使ったガルヴォルンの剣を用意する。

 それから複数のスクロールを取り出す。

 念のためにナーベに目隠しが施され、額飾り(即死耐性)を装着する。

 ヤントラは魔法を唱えていく。新たに召喚した天使に髪の毛を持っていてもらう。

 唱え終わった後、大きく息を吐き出す。

「よし、飲め」

 ナーベは言われた通りポーションを二本分口の中に入れた。そして、注ぎ込まれた液体を飲んだ瞬間に一閃される。

 黒きブロードソードがナーベの首元を横一線に通り過ぎる。一度、僅かに離れた首は元の位置に乗った。

 一緒に手や指も切れてしまったが、それらは気にしても仕方が無い。

「………」

 ナーベが反応するよりも早く、ヤントラはスクロールを持ったまま彼女の頭部を静かに持ち上げてベッドのタライに移動させ再生魔法のスクロールを使い、頭部を失った身体にも再生魔法のスクロールを使う。

 切断が早ければ『保存(プリザーベイション)』は必要なくなる。だが、念のために魔法を使うのは大事だろう。

「!?」

 多少の出血と共に再生が始まる。

 首から伸びる血管類は真っ先に心臓を形成しようとする。

 身体を分断された事に気付く頃にはナーベも驚愕の表情を取るが、声は出ない。

「君の意識がはっきりしているのならば大丈夫だ。再生には少し時間がかかるようだが……」

 そう言いながらも二つに分かれたナーベに再生のスクロールが使われる。

 再生する間、首だけの彼女には抵抗出来ないので好都合だった。

「しばらく休んでいてくれ」

 ボコボコと肉が盛り上がり、失った様々な部分が形を取り戻そうとしていた。そして、それは頭部の無い身体のほうも同じだった。

 ナーベは感覚的に悟(さと)っていた。首を撥(は)ねられたのだと。

 頭部だけだったナーベは驚異的な再生力で身体全体が出来上がり両足まで形が出来た。首の無い方は頭部は完成したが意識があるのか無いのか呆然とした状態だった。

 数十分後にはベッドのナーベの身体は完成した。もちろん、予備として同じ事を繰り返す。

 本体から離れたナーベ達は手足を拘束してルプスレギナ達が入っている衣装箪笥に入れておく。

 ベッドのナーベをしばらく放置する。

 最後に身体を拭いて首や下半身を重点的にマッサージしていく。

 それから服を着せて装備を身に付けさせる。

「そういえば……あと少しで戦争が始まるのだな……」

 話題らしい事が思い浮かばなかったし、少し気をでも散らそうかと思い戦争の話しを呟いた。

 目隠しを解きナーベをベッドに腰掛けさせ、忘れ物が無いか確認していく。

「戦争は政治解決の手段の一つだから否定しても仕方が無い。それでアインズを殺す、という理由にはなりえないのは分かっている。我々が決着をつけるとすれば……、征服後の世界かもな……。殺す云々(うんぬん)は置いて、いずれは対等に……、は無理か……。即死魔法とか持ってるもんな……。……戦い難(にく)い相手だ。……それとあんまりモンスターを蹂躙すると仕事が減る……。それはそれとなく進言してみてくれ」

「……うむ」

 驚きでいっぱいだったナーベは搾(しぼ)り出すように返事をした。

「お疲れだった、ナーベ。気持ちは強くなっただろう、きっと。それから……、ありがとう。大人しくしてくれて」

 治癒魔法とポーションで体力自体は回復しているはずだ。

「……強くなったというか……。驚いてはいるが……。私は耐え切ったのだな」

「普通は裸で攻撃を食らう事は無いから仕方ない。身体に異常が無いか確認してくれ」

 確認を終えたナーベに数分間だけ目を瞑(つむ)らせる。

 再生能力だけを見ると妖巨人(トロール)に匹敵するのではないだろうか。

 仮に分断して二人になったとしても記憶までは共有できないだろう。

 片方が死なない限り。つまりは衣装ダンスに入れられた者は本体が死ねば記憶が入るかもしれないし、そのままかもしれない。

 ナーベを実際に殺して実験するとアルベドの管理するコンソールからナーベの名前が消えて事態が発覚して大騒ぎになるだろう。

 せっかくの実験なのだから邪魔はされたくないな。

 気持ちが落ち着いた後、ナーベに様々な柔軟運動をさせた。

 問題がない事を確認した後、少し自信がついた、という顔で部屋を出た。

 外に控えていたユリの元に向かう。

「あとで洗脳の疑いが無いか、確認してくれ」

「はい」

「女の敵……。それはそれで好都合だ。アインズの命令で躊躇(ためら)いが出ては洗脳や忠誠心を疑われるだろう」

「確かに」

「……さすがに数日後にまた金貨数千枚よこせ、とか言われても困るからな。資金調達を帝国の経理担当の人間とかに……。よその国のことまで考えても仕方ないな」

 ヤントラは軽くため息をつく。

 

●↑●

 ユリは仮面を付けた。

「ユリ」

「はい?」

「生まれながらの異能(タレント)能力の事で私の身体や精神が結構歪められている節(ふし)がある。女の身体を求めるのも何かに抗(あらが)っているんだろう。人間種の子孫を残そうとする生存本能のようなものが……。時々、奇怪な行動をするかもしれないが……」

「はい」

 そう言ってユリは自分の胸に両手を当てる。

「私の感想といたしましては……、身体に触れるバスパ様の手はとても優しいものでしたよ。他の妹達もそうだったと思います」

「アバターとはいえ女性には優しくする事。と、………」

 ユリに顔を近づけ耳打ちする。

「まあ!」

 普段は声を上げるようなはしたない事はしないユリも思わず声を上げてしまった。

「あの御方達をそのように呼ばれていたのですか!?」

「日ごろのお詫びなのか、嫌がらせなのかは分からないが……。アウラ達の住居ではそう呼ぶように厳命された」

 通常の愛称とは別の呼び方だが、やまいこからは『さんを付けろ、ころすゾ』と笑顔アイコンを出して言われた。

 たっち・みーの他にも何人か愛称を付けていたが、特に決まりはなく『タブラ』のように呼び捨ても居る。

 師匠(弐式炎雷)と付けた人も居たな、とヤントラは思い出す。

 

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