※この作品はR-18です。

奥様達は艦娘! 艦これSS《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦朝雲と山雲がお嫁さん。

独自設定、キャラ崩壊含みます。


朝雲&山雲とケッコンしました。

 

 某鎮守府、夕暮れーー

 

 ◇埠頭◇

 

提督「満潮、どうだ、艦隊は見えたか?」

満潮「っさいわね……見えたら見えたっていつも教えてるでしょ……」イライラ

提督「しかしだな……」ソワソワ

満潮「あ〜、もう! 少しは落ち着きなさい!」ゲシッ

 

 〜満潮のローキック炸裂〜

 

提督「くっ! 弁慶の泣き所を的確に……」ウズクマリ

満潮「ふんっ」プイッ

提督「だが俺は負けない! 満潮! 艦隊は見えたのか!!?」クワッ

満潮(私、なんでこんな部隊に配属されたのかしら……)ワナワナ

 

満潮「そんなに心配ならアンタも艦隊と一緒に出撃すればいいじゃない。港にアンタのクルーザーがあるでしょ。一人で運転出来て装甲もそれなりに分厚いやつ」

提督「……」グヌヌ

満潮「最初の頃はアンタも私達と出撃してたでしょ? それに私の知ってる限りでは損傷して五回は曳航されて帰って来たわよね? 何、今更怖くなったの?」

提督「願いなんだ……」

満潮「願い?」

提督「朝雲と山雲に『司令は私達の港であってほしい。私達は必ず司令の元へ帰るから鎮守府で待っていてほしい』と……」

 

提督「心底惚れた彼女達からのたった一つの切なる願いがそれだった。だから俺はその願いを聞き入れ、今に至る……」

 

提督「本当なら一緒に出撃して、本当に彼女達や艦隊の誰かが危なかった時、最後の盾になってやりたい! でもそれでは……本当の意味で守るということにはならない……!」

 

提督「俺はいつも不安なんだ」

満潮「何がよ?」

提督「笑顔で送り出したはずの艦隊が誰一人戻ることなく、ただ埠頭で待ち続けることになるのが……」

満潮「……」

提督「だったら一緒に出撃して共に海に沈んだ方がーー」

満潮「バッカじゃないの!」

提督「満潮……」

満潮「アンタはいつも私達に言うわよね? 代わりは居ても個人に代わりは居ないって」

 

満潮「それはアンタにも当てはまるのよ! 寧ろアンタの代わりの方が無いに等しいわ!」

提督「」

満潮「アンタが居なくなったらこの鎮守府はどうするのよ! ここの仲間はどうなるのよ! 自己満足の為に残された方はいい迷惑だわ!」

提督「すまない……」

満潮「変なことなんて考えずに、アンタらしく行動しなさい。アンタの志は艦隊みんなが理解してるんだから」

提督「満潮……」

満潮「ほら、こんなバカげた話してたら来たわよ。シャキッとしなさい」

提督「む、そうか。分かった……満潮……」

満潮「何よ、みんな無事よ?」

提督「そうじゃない。満潮の言葉、しかと受け取った。ありがとう」ニカッ

満潮「うざっ////」プイッ

提督(本当にありがとう、満潮)

 

 〜それから艦隊は全員無事に帰投した〜

 

 

 その日の夜ーー

 

 ◇執務室◇

 

朝雲「司令、そろそろ終わりにして部屋に戻らない? 今日はちょっと残業し過ぎだと思う」

山雲「山雲も〜、そう思うのよね〜」

 

提督「む……もうそんな時間か……」

 

朝雲「やっぱり……」

山雲「何か隠してるわよね〜」

提督「ん?」

朝雲「今日の司令はちょっと様子が変だもん」

山雲「なんだか仕事よりも〜、他のことで時間を費やしてるように見えたわ〜」

提督「そこまで分かりやすかったのか……」ニガワライ

朝雲「大好きな人のことだもん。大抵はお見通し、よ♡」ニコッ

山雲「だからちゃ〜んと話してほしいな〜♡」ニコニコ

提督「…………まぁ、いずれは話さなくてならないことだ。二人共、聞いてくれるか?」

朝・山『』コクリ

 

 〜三人は執務室のソファーへ移動〜

 

提督「朝雲、山雲……次の出撃からは俺もみんなと一緒に行くことに決めた」

朝雲「な、何よ、それ!」

山雲「まぁまぁ、朝雲姉ぇ、落ち着いて。司令さん、どうしてそうなったのか教えてくれるわよね〜?」

提督「勿論」

朝雲「変な理由だったらビンタだからね!」

提督「わ、分かった……」ガクブル

山雲「」クスクス

 

提督「理由を話す前に、先ずは二人の願いに背いたことを詫びる。すまなかった」フカブカ

 

提督「そして今回の決断に至った理由だが、俺は二人や艦隊の誰か一人でも戻ってこないということを深く恐れている。だから俺自身も出撃することで皆を前線で支援したいのだ」

 

朝雲「支援?」

提督「支援だ。燃料や弾薬、ボーキサイトの補給、戦闘後や敗戦時に皆を俺の乗る船に乗せて速やかな撤退行動と様々な面で皆をサポートしたい。そうしたことで少しでも轟沈するなんてことを避けられると考えている」

山雲「本当に支援だけ? 前みたいに盾になるなんてことはしない?」

提督「しない」

朝雲「本当に?」

提督「俺は俺らしく行動することにした」

山雲「司令さんらしく?」

 

提督「俺は欲張りだ! 現に朝雲と山雲とジュウコンしているしな!」

朝雲「な、何が言いたいのよ……」ニガワライ

山雲「聞かせて聞かせて〜♪」ニコニコ

提督「だから俺は愛する二人を支援という形で生還させる! そして同じく艦隊の皆も必ず生還させる! そして俺自身も無事に生還する!」

朝雲「司令……」

山雲「司令さん……」

 

提督「俺に出来ることは少ない。だからこそ、その少ないことで皆に貢献したい。何もせずただ報告を聞くだけでは嫌なんだ」

山雲「司令さんらしくて素敵ね〜♪」ニコニコ

朝雲「なら、私達のお願いも変えるわ!」ニコッ

提督「何でも言ってくれ!」

 

朝雲「」メクバセ

山雲「」コクリ

 

朝・山『司令(さん)が出撃する時は必ず私達も連れて行くこと!』

 

提督「それだけ、なのか?」

山雲「それだけよ〜♪」

朝雲「司令が支援で私達を守ってくれるなら、その分、私達が司令を守るわ」

山雲「司令さんが朝雲姉ぇや山雲を守ってくれるなら、山雲達も愛する司令さんを守りたいの」

提督「お前達……」

朝雲「ケッコンした時に約束したでしょ♪ ずっと三人一緒だって♡」

山雲「約束は絶対よね〜?♡」

提督「勿論だ……愛している、朝雲、山雲……」

 

 〜提督、二人をしっかりと抱きしめる〜

 

朝雲「愛してるわ、司令♡」

山雲「愛してます、司令さん♡」

 

 ちゅっ♡←二人は提督の頬にキス 

 

提督「こら……////」

朝雲「赤くなっちゃって〜、カワイイ♡」ホッペチュッチュー

山雲「夫婦なんだから照れちゃメ〜♡」ホッペチュッチュッ

提督「執務室では駄目だ!////」

朝雲「けち〜♡」

朝・山『でも大好き♡』ホッペチュッ

提督「〜////」

 

 その後、提督は二人と約束した通り、夫婦揃って出撃するようになった。

 そして戦闘後や移動中に会話する(イチャつく)夫婦を見て艦隊の火力は増し、戦闘による大破者が激減したという功績をあげたそうなーー。

 

               朝雲&山雲 完




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