※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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三年前

すべてを失った少年が
すべてをかけて自分の人生を狂わせた

者たちへの復讐を考えた

そして少年はその計画の執行を
待ち続けていたのであった・・・・・・・・


第0部 少年と少女の邂逅
0人目


朝

 

とある家に

シャワーの音が響く

 

一人の少年が

シャワーを浴びていたのだ

 

少年はシャワーを浴び終わると

着替えて外に出る

 

すると少年は

ある横断歩道に差し掛かり

 

その目の前に一人の少女が見えた

 

その少女の目には

光が宿っておらず

 

何かにあきらめているような表情だった

 

少年は特に気に留めてなどいなかった

 

なぜなら彼にはほかに

やるべきことがあるから

 

だが、目の前の出来ごとに

少年は思わず目を見開き

 

飛び出していくのであった

 

そして

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

私の毎日は地獄だった

 

暴行・恐喝・脅迫・集団無視・・・そして・・・

 

はじめは悲しくて恐ろしかった

 

痛みを与えられることにも抵抗した

 

けれどいつからか体に画鋲を刺されても痛みを感じなくなり

煙草を押し付けられた跡も気にならなくなり

 

そして

 

おとなしくしていれば早く済むと学んだ

 

「・・・・行ってきます」

 

家を出る

 

待っているのはまた地獄

 

でももう何も感じない

 

耐えることに慣れてしまった

もうこのままでいいと思い始めていた

 

私の前にあいつが現れるまで

 

「!?」

 

その時

 

私の背中を誰かが押した

 

迫りくる車

 

まずい

 

そう思った

 

でもそこに

 

一人の男性が飛び出してきて

私を抱えて私が立っていた方に向かって飛んだ

 

気が付いたら私はそこで

倒れ伏していた

 

私を助けたそいつは

私と顔を合わせることなく

 

青になった横断歩道を渡って

去っていくのであった

 

彼は一体誰だったのだろう

 

私はそのあと

検査入院をすることになった

 

幸いにも問題はなかったようだ

 

私を助けてくれた彼は誰だったのか

 

それよりもあの時私を押したのは誰か

 

わかっているのは

あれは私のクラスメートの仕業だということ

 

あの服は私の通う白咲高校の制服だった

 

どうしてここまでされなければならないのか

 

理由なんてない

 

網にかかったのがたまたま私だった

それだけのこと

 

どうして

 

どうして私はこんな目に

会わないといけないのかと

 

悩みに悩んだ

 

病院の屋上でそんなことを悩んでいると

ふいにある男性が目についた

 

その顔には見覚えがあった

 

あの時私を助けてくれたあの彼に

 

彼の手には

一束の花束があった

 

誰かのお見舞いだろうか

 

気になって思わず

そこに向かっていった

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

少年はある部屋から出てきた

 

すると

 

「ん?」

 

少年は自分を見ているひとりの少女を見た

 

「何か用?」

 

「・・・・別に」

 

少女はそっけなく答える

 

すると

 

「藤沢 彩奈さん・・・でしょ?

 

 君の名前」

 

「っ!?」

 

少女はその名前を呼ばれて

思わず少年を見る

 

「な、なんで私の名前を・・・」

 

「簡単だよ

 

 僕二日前に

 君のクラスに入ったんだ

 

 その時席が空いてたからね

 そこの子のことを聞いてみたよ

 

 そしたらクラスメートの奴ら

 様子がおかしかったからね

 

 それで君はいじめられてるってわかった・・・

 

 君はあの時白咲高校の制服着てたから

 たぶんそうだと思ったよ・・・

 

 何より君の腕に人の手によって負わされた

 傷が見えてるしね」

 

少女はふいに腕を隠す

 

「あなた一体・・・」

 

「僕?

 

 僕は破軍 芳人・・・

 

 2年B組 出席番号22番

 

 ねえ、藤沢さん・・・

 

 君はいじめは抵抗しなければ

 早く終わるっていうけど

 

 実はそれって逆効果なんだよ

 

 何しろ相手からすればこんなにいい玩具はないしね

 

 でもそうやってやられっぱなしの奴

 自分は負け犬って認めてるようなものだよ?」

 

それを聞いて少し怒りを見せる彩菜

 

「仮に君がこのまま死んだとしても

 あいつらからすればどうでもいいこと

 

 あいつらは次の玩具を探すだけだよ

 

 このまま負け犬で終わりたくないでしょ?」

 

「・・・・・・・」

 

彩菜は聞いた

 

「あなたは私に何をしたいの・・・」

 

「僕は、どうしても許せないやつらが

 あの高校にいるんだ

 

 あんなことをしでかして

 のうのうとしてるやつがね

 

 僕はあいつらに思い知らせてやりたいんだ

 

 僕自身の手でね・・・」

 

少年はへらへらとした笑顔を

急に怒りの表情に変えた

 

少女はそれに一瞬旋律を覚えた

 

「僕の復讐を手伝ってほしい

 

 僕はそのお礼に・・・

 

 君の復讐を手伝ってあげるよ」

 

それを聞いて

 

「・・・・そうね

 

 このままやられっぱなしにしても

 どうにもならないし

 

 どうせ地獄なんだから

 進んで地獄に落ちる・・・

 

 だから私、あなたのお願い・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 受けることにするわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあギブアンドテイクでよろしくね

 

 彩奈ちゃん・・・」

 

「こちらこそよろしくね

 

 芳人・・・」

 

と二人は手を取り合う

 

こうして二人の復讐劇が始まる

 

さあ、復讐の唄を積むごう・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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