※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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第二部 失われてゆく理性
9人目,九人目


「~♪」

 

そこでは

一人の少年が

 

化粧品や女物の服などを

たくさん用意して

 

選別している

 

「芳人?

 

 彩奈たちが来たわよ?」

 

「通して?」

 

とそこに彩奈と藍が入ってきた

 

「準備は進んでるみたいね・・・」

 

「うん、これからコーディネートすれば

 しっかりかわいくなると思うし

 

 まあ、僕の主観だけどね」

 

「そういえば前にも

 彩奈ちゃんをコーディネートして

 あげたんだよね?

 

 次も彩奈ちゃんをコーディネートしてあげるの?」

 

「いいえ

 

 これから

 コーディネートするのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あなたよ、藍・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え・・!?」

 

「大丈夫よ

 

 彼のコーディネートは

 本物だから・・・」

 

「で、でもそんな無理だよ!

 

 かわいくだなんて・・・

 私なんて地味で

 ブスだし」

 

必死で否定する藍

 

「そんなことないよ

 

 藍ちゃんはかわいらしいよ

 

 ただ、磨いてないだけ

 

 うわべしか見られないあいつらを

 一気に見返してあげるチャンスだ」

 

「見返す?」

 

「ええ、そうよ

 

 復讐っていうものじゃないけど

 うわべしか見られない連中を一気に見返して

 あげるチャンスよ?」

 

綾奈が笑みを浮かべて言う

 

「・・・私に

 

 できるのかな・・・?」

 

「大丈夫よ

 

 私だって彼のおかげで

 あの男を嵌められたんだから

 

 藍は緊張しなくていいわ」

 

「でもどうしてわざわざこんなことを?」

 

結子が聞いてきた

 

「次のターゲットは

 彼だからね・・・」

 

と封筒を机の上に置いた

 

そこに書いてあったのは

 

「3年3組

 

 五十嵐隼人・・・

 

 自称・人気者

 

 五十嵐グループの社長の息子で

 ボンボンなのをいいことに不良に

 金をばら撒いていい気になっている

 

 しかし、女性の付き合い方もわからないから

 お金をちらつかせて相手を誘う

 

 特に・・・」

 

「なるほど・・・

 

 華やかな女子には

 特に金の羽振りがいいからねアイツ・・・

 

 でもどうやって合わせるの?」

 

「実は隣町であるイベントがやっててね

 

 これ知ってる?」

 

と机にアニメのDVDを置いた

 

「サムライ乙女?」

 

「知ってる!

 

 私このアニメ大好きで

 

 実はこのイベントの

 予約券も

 取ってて・・」

 

すると・・・・・・・・

 

「フフフ・・・

 

 ウフフフ・・・

 

 あーっはっはっはっ!!!」

 

芳人は立ち上がり

そのさまにほかの三人は

やや驚く・・・・・・・・

 

「素晴らしい偶然だよ藍ちゃん・・・

 

 それじゃあ明日

 この服を着て、そのイベントに行って・・・

 

 きっと彼も行くはずだからね・・・」

 

「う、うん・・」

 

芳人の言葉にややおびえる様子を見せる藍であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

翌日

 

「「サムライ乙女」発売記念

 イベントはこちらです!

 

 整理券を

 お持ちの方は・・・・・」

 

係りの者が客を誘導していく

 

並んでいるそのお客の最後尾にいるのは

 

3年3組 出席番号2番

 

五十嵐 隼人

 

今回のターゲットである・・・・・・・・

 

「道に沿ってお並び下さーい!」

 

その後ろに並んだのは

 

「・・・五十嵐君?」

 

「え?」

 

声をかけられ後ろを振り向くと

とてもかわいらしい女の子であった

 

「やっぱり五十嵐君だぁ!」

 

「・・・・え?

 

 あのうー・・・

 どちら様で?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え?

 

 わからないかな

 

 私 藍よ

 

 野村 藍・・」

 

それを聞いて隼人は

びっくりする

 

自分の知っている彼女とは

まったく違うのだから

 

「にしても

 五十嵐君?

 

 自宅待機って

 言われているのに

 隣町にまで来て

 何してるの?」

 

余りの豹変ぶりに

隼人もどう声をかけていいのか

まったくわからない

 

「えっそ そういう

 野・・・・村はどうして・・・」

 

「実は・・

 

 私も五十嵐君と

 おんなじなんだ」

 

とチケットを見せる

 

「実は私ね「サムライ乙女」

 一期からずっと見てたんだよね

 

 まさか地元で

 イベントやって

 くれるなんて・・

 

 ね、五十嵐君は誰が好き?」

 

「あ・・・・ごめん

 ちょっとびっくり

 しちゃって・・・!

 

 というよりまさかおんなじクラスに

 「サムライ乙女」を

 見てる人がいるなんて!

 

 えっと僕が

 好きなのはね・・」

 

そんな様子を見ている

係員の二人であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

イベントの後

 

「本物の声優さんから

 サインもらえるなんて

 夢みたいだ・・・」

 

「近くで見ると

 本当にかわいかった

 よね~!」

 

すると

 

「そうだね!

 

 ・・・・で、でも可愛さなら

 君だって・・・

 

 ねえ!これから僕と

 ランチでもどう!?」

 

隼人が食いついた・・・・・・・・

 

「すごいや・・」

 

「何か言った?」

 

「なんでもない!

 ・・・そうだな・・

 

 いいよ行こっか

 マックでいいよね?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・・」

 

電話をあてて

様子を聞いている彩奈

 

「その様子・・・

 

 うまくいってるみたいだね・・・」

 

「ええ・・・

 

 こうもうまくことが

 運ぶとは思わなかったわ・・・」

 

「それで?

 

 どうするつもりなの?」

 

「それは・・・

 

 藍ちゃんの動き次第だね・・・」

 

とその場から移動する三人であった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

マック

 

そこでは

サムライ乙女について

語りあっている隼人と藍の姿があった

 

「いやーまさか

 クラスメイトと

 「サムライ乙女」

 なんて高尚な作品を

 語れるなんて

 

 ・・・・いや!でも

 僕は知ってたよ

 

 藍は他の子とは

 違うってね!」

 

急に藍に対する呼び方が

名前の呼び捨てになっている

 

「あ、ごめんね

 僕ばっかり・・・」

 

「そんなことないよ

 

 ごちそうにも

 なったし」

 

「そんな!もっと高い

 お店でなくって

 よかったのかい?

 

 藍くらい美人なら

 僕も鼻が高いし

 

 でもどうしていつも

 その恰好じゃないの?」

 

「実は私

 おしゃれとかそういうの

 よくわからなくって

 

 友達にコーディネートして

 もらったの」

 

「そうなんだ

 

 素敵なお友達だね

 

 その雰囲気ならきっと

 みんな藍のこと見直すと思うよ?」

 

「学校では

 目立ちたくないし

 

 それに私なんて

 

 彩奈ちゃんにはかなわないし・・」

 

すると

 

「彩奈ちゃんって

 

 藤沢のこと?

 

 ダメだよあんな奴!

 

 不愛想で

 自己中で・・・

 

 だからみんなに

 攻撃されるんだ!

 

 あんなのと一緒にいたら

 藍までひどい目に合うよ!」

 

「・・・・・」

 

急に活舌がよくなる

 

「最近では破軍や滝嶋、窪田と一緒になって

 いい気になってかもしれないけど

 

 窪田の奴が麻薬の使用で捕まったのだって

 きっとあいつが裏で何かしくんだに決まってるよ」

 

それを聞いてがたっと立ち上がる藍

 

「ど、どうしたの?

 大丈夫だよ!

 

 僕は不良たちに

 毎月お金を払って

 いるから

 

 藍には手を出すなって

 頼んであげるよ!

 

「・・・やめて

 

 そんなの

 必要ないから」

 

藍はそう答えた

 

「そ そうだよね!

 藍はみんなから無視され

 てるだけなんだし・・・

 

 いいや・・・!!

 そんなこと言いたい

 わけじゃなくって~

 

 えっとその・・・」

 

「・・・・・」

 

「ご、ごめん・・・

 

 僕ちょっと

 お手洗い・・・」

 

と席を立っていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

帰り道

 

どう話せばいいのかわからず

口ごもっている隼人

 

すると

 

「ね、ねえ!

 

 せっかくだし何か買って

 あげるよ

 

 何がいい?」

 

隼人が口を開く

 

「・・・え・・

 

 そ・・・の・・

 困るよなんでも

 ないのに

 そんな・・」

 

「気にしないでよ

 お金ならいくらでも・・・

 

 あ・・・

 

 あれ・・・?」

 

財布がなくなっていることに気が付く

 

「どうしたの?」

 

「いや・・・・あの・・・

 

 おかしいな・・・

 どっかで落とした

 かな・・・?

 

 ちょっと戻るね

 すぐ戻るから!」

 

「あ・・」

 

と走り去っていく隼人であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・うまくできたよ

 彩奈ちゃん、芳人君・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに現れたのは

彩奈、芳人と結子であった

 

「これ・・

 

 あいつがトイレに

 行ってる間に盗って

 おいたから・・」

 

「上出来だよ藍ちゃん・・・

 

 それにしても本当に

 すごい量だね・・・」

 

「せっかくだし戦利品としてもらっとく?」

 

「やめなさい彩奈

 

 あんまり持ちまわっていると

 怪しまれるわよ?」

 

彩奈の発言を切る結子

 

すると

 

「でもそうだね・・・

 

 これを手に入れたのは藍ちゃんだし

 

 藍ちゃんが決めたら?」

 

「・・・私はいらない

 あんな人のお金・・

 

 彩奈ちゃんのこと何にも知らないくせに

 好きなように言って・・」

 

それを聞いて

 

「私も確かに腹が立ったわ

 

 恵美の事件は私たちが

 起こしたみたいな発言だったし・・・」

 

「それじゃあ・・・

 

 計画通りに行くけど

 

 あなたはいいの?」

 

「僕もいいや

 

 それにもっと

面白い事が起こるんだからね」

 

「「?」」

 

「ねえ、芳人・・・

 

 本当にやっちゃうの?」

 

「もちろん

 

 金による苦労を

 したことのない子には

 

 その苦労を教えてあげないとね・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

その後

 

「来た道を一通り

 探したのに・・・

 

 どこに行ったんだろう・・・」

 

すると

 

「マジすげえやこれ

 云十万はあるぞこれ」

 

「拾った俺が七割だよな?」

 

「何言ってんだよお前」

 

そこには不良が集まっている

 

その手に持っているのは・・・・・・・・

 

「ぼ、僕の財布・・・」

 

「ああ?

 

 んだよてめー」

 

「まって?

 

 今さっき僕の財布って

 言ったよな?

 

 丁度良かった

 これから交番に届けようかなって

 思ってな」

 

「俺らっていいやつだろ~」

 

ゆがんでいく笑顔

 

「俺ら君と

 友達になりたくってさ

 

 今からゲーセン

 いかね?

 

 もちろん金は

 隼人君持ちで!

 

 これからのことも

 考えるためにゆっくり

 話をしようぜ?

 

 ・・・なあ隼人君?」

 

と不良たちに連れられる隼人であった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

「・・・よっし・・・

 

 五十嵐グループの御曹司の

 意外な素行をとらえた決定的瞬間を

 

 拡散!」

 

と芳人は操作する

 

「どうなっちゃうの?」

 

「それはこれからのお楽しみ・・・

 

 ウフフフ・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

五十嵐家

 

「はあ・・・

 

 はあ・・・」

 

急いで家に帰ってきた隼人

 

そこでは

 

「待ってください!

 

 それは何かの間違いです!!

 

 待って・・」

 

携帯に向かって

何かを頼み込む男性

 

「と、父さん・・・

 

 どうし・・・?」

 

「隼人おおおお!!!

 

 お前というやつは!

 

 見ろ!!」

 

とそこにはなんと

不良とともにゲームセンターに

入っていく隼人の姿が

 

「あ、いや・・・

 

 違うんだ・・・

 

 これはその・・・」

 

「何が違うっていうんだ!

 

 これがあちこちに流れて

 取引先がどんどんと

 

 ああ、待ってください・・・

 

 も、もうだめだ・・・

 

 五十嵐グループは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 倒産だああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

 

「こういう社会って

 悪いうわさにはすぐ反応するからね

 

 おまけに全国に流れてる

 

 彼の親の会社名も載せてるし

 もう一発だ・・・

 

 金持ち人生から一気に

 どん底行きだ」

 

「ね、ねえ・・・

 

 そこまでする必要あるの?

 

 いくらなんでも」

 

結子が聞いてくる

 

「今どき金で苦労してるやつなんて

 いくらでもいる

 

 あの会社をはじめとした奴らは

 そんな奴から甘い蜜を吸って

 

 あの富を手に入れたんだ

 

 ちょっとくらい分けてもらっても

 そんはないよ・・・」

 

「・・・・でも・・・」

 

「そんなにつらいなら

 聞かせてもらえるかな結子ちゃん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彩奈ちゃんいじめを仕組んだ

 黒幕のことをさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・わかったわ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の人生を狂わせても

何の痛みもなくなり始めていき

 

彼の人としての心はひびが入り始めていく・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




残り、23人と12人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・
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