ある場所
そこでは
野村 藍と滝嶋 結子の二人が
何かを作業している
チェーンソーを使って
木を切ったりなどもしている
「そっちは順調のようね
チェーンソーなんて
扱うのが難しそうなのに
結構様になってるじゃない」
「うん
慣れると意外にね
だって彩奈ちゃんだって
大変なんだし頑張らないと」
「そうね
彩奈のことも心配だけど
大丈夫って言ってたし
それに彩奈に手伝いをするように
言われたからね」
「そっか・・
うん!
頑張ろうね!!
二人で彩奈ちゃんをびっくりさせちゃおう!!!」
「そうね・・・」
と作業を続ける二人
「ねえ滝嶋さん・・
破軍君はどうしてるの?」
「うん・・・
彼は今日も準備に
忙しいみたいでね
この前のこともあるし
計画も見直そうとしているんじゃない?」
「フェクダの件ですね・・
滝嶋さんが危ない目にあったって・・・」
「ええ・・・
でもそれで気がかりなのは
彩奈の方よ、今日学校は彼女
一人だし・・・
心配だわ・・・」
「・・・大丈夫だよ
だって彩奈ちゃんは
私にとってヒーローだもん・・
私のような弱い人間にも復讐の機会を
与えてくれてる・・
これって普通じゃできない
すごいことなんだよ」
「強い・・・・ね・・・」
意味深につぶやく結子であった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
その後
フェクダが
裏でやってきた稼業が
次々と明るみになっていき
社長以下、上役
数十人が逮捕
所属タレントも
いくつも不当な勧誘が
発覚したことで
不起訴処分となる
さらにその首謀者である
社長の息子の禄存 鎮
今和泉 史乃
栂氏 実鈴も
脅迫していた
左藤 理名の供述により
相応の処分を受けた
今のそのフェクダのニュースに
もちきりで、デパートのテレビにおいても
それが流れているのであった
フェクダの悪事が明るみになり
芸能界に旋風が大きく起こった
それほどの影響力を持っているのだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
3年3組
黒板には自習と書いてある
無理もない
この学校に通っていた
二人の生徒が事務所の不正に
加担していたのだから
この状況で学校に来るものなど
ほとんどいないだろう
そこにいる一人の少女
藤沢 彩菜は
一人のクラスメートに
目をつけている
その相手は
今回のターゲットである
3年3組 出席番号7番
川本 大輔
彼は何かにおびえているようだ
そして放課後
彩奈は帰り支度をしていると
「おい」
話しかけてくる生徒がいた
その生徒は
「もう
お帰りか
ここんとこ休み
ばっかだったしさぁ・・
調子乗ってんじゃ
ねーの?」
出席番号 12番
渋谷 真央
その横には
出席番号 5番
奥井 詩織
彼女の姿もあった・・・・・・・・
「まあいいや
ここんとこ頼みの綱だった
破軍の奴と別れてるみたいだしな
とりあえず金!
・・・早く出しな」
「・・・・・・・
今日は午前中授業
だしお財布持ってきてない・・・」
「ああ!?
ごたごた言ってないで
早く出せ!!」
と鞄をひっくり返した
「マジでもってないとか」
「ふざけんじゃねえよ
この役立たず!!」
と突き飛ばす詩織
「・・・じゃ
仕方ない
脱ぎな
彩奈!
あんたの下着
ネットで売った
金で遊びに行くわ!」
迫る真央と詩織
「早く
しろって!!」
「や・・・・やめっ・・・」
「いいよ真央!
そのまま押さえ
といて!」
彩奈のスカートに
手をかける詩織
すると・・・・・・・・
「・・・やめなさいよ」
意外な人物がそれを止めた
その人物は
「・・・こんな時でも
あんたたち元気が
有り余ってんのね
付き合ってられないわ」
出席番号28番
結城 真莉
彼女であった
彼女はそのまま帰っていく
「・・・え?
ま、真莉?」
「ね ねえ!
待ってよ
真莉ぃ!!」
二人は追いかけていく
彩奈はその光景を不思議そうに
見つめていたのであった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
「二人ともお疲れ」
「彩奈ちゃん」
彩奈が藍と結子と合流する
「作業のほうはどう?」
「うん
朝からずっとやってるから
少し眠いけどね」
「そうそう
借りてたお財布返すね
必要な分は買えたと思うから」
「ありがと二人共
この分なら夕方にまでは
間に合いそうね・・・
さて・・・
芳人はどうしたの?」
「計画を見直してるわ・・・
あの時不意を突かれたのが
ショックだったのかもしれないわね・・・」
「そうなの・・・」
彩奈は複雑そうに言う
「どうしたの彩奈?」
「ねえ結子・・・
考えてみたんだけど
芳人って何者なの?
どうして私に手を貸してなんてくれたの?」
「私も知らないわ・・・
彼は過去を離したがらないもの・・・
でも大したことじゃないわ
二人だって生まれた時のこと忘れてても
こうして生きてるでしょ?
彼の過去を知ったところで大したものでもないわ」
「恵美を嵌めた巨門の奴が言ってた
三年前って何なの?
彼は過去に何をやっていたの?」
「禄存の奴も言ってたわね
三年前って・・・」
「具体的なことは何も話してくれない・・・
彼は何を考えているの?」
「だったらあなたが聞いてみたらいいじゃない
そのぐらいできないとこれから先苦しいわよ」
「・・・・・・・」
「彩奈ちゃん・・」
藍が心配そうに見つめる
「・・・・わかったわ
この復讐が終わったら
彼と話してみる」
「ええ・・・
頑張りなさい」
と二人は頷きあうのであった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
川本家
「そっか一真君
明日 停学明ける
のか」
『おう、’必ず来い‘って
先公から電話がきてよ
・・なんかヤベーことに
なってるみたいだな
レンはどうしてる?』
「えっ?
・・・・な なんでだよ?」
『・・?
いや別に何って
こたあねーけど
・・そっか
いつも通りか
この程度じゃ
動じねーってか・・・
あいつ「人殺してる」
とかって噂だけど
・・マジそうなんじゃね?』
「は・・・・はは・・・・」
『なーんてな!
じゃ明日学校でな』ピッ!
出席番号六番
越智 一真
同じ不良グループの彼と
電話をしていた大輔
すると
メールが届く
それは
出席番号17番
常盤 蓮
からだった
だが大輔はこれを見て
違和感を覚えつつも家を出る
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
「(レン君がメールで
呼び出しなんて
するわけねえ・・・・
てか携帯使ってる
とこ見たことねえし!
つーかレン君じゃ
ないとしたら
このメールは)」
と呼び出された場所にいたのは・・・・・・・・
彩奈だった・・・・・・・・
「・・・・あ・・・・
・・・・ふ・・・・
藤沢ああああ!!!!
やっぱりてめえか
何考えてんだこのアマああああ!!!!」
向かっていく大輔
するとそこに
「なっ・・・・
うわああああ!!!!」
地面が抜けそこに落ちていく大輔
落ちたそこにあるのは
「・・・・う・・・・
ぐえ・・・・
な 何が・・・・?」
大量の突き出た釘であった
「うっ
ぎゃああああ!!!!
なっ・・・・何だ
これああああ・・・・」
手足を貫かれているその様子を見て
絶叫する大輔
「いいざまね
川本大輔
案の定のこのこと
扱いやすいったら
ないわ」
「て・・・・め・・・・なんだこれ・・・・・・・・
シャレになって
ねえぞオイッ!?」
「大したことないでしょ
あんたが私にしてきた
ことに比べれば・・・」
「ああ!?」
「・・・・・・・
忘れたとでも
言うつもり?
じゃあ
思い出させてあげる」
「くっ・・・・!」
立ち上がろうとする大輔だが
釘が食い込んで力が入らない
「ぐっ・・・・
あああ
痛ぅ・・・・!!」
「叫んでも無駄よ
気味悪がって地元のワルでも
近づかない場所なんだもの
だから
あの時私をここに
連れ込んだんでしょ?」
と携帯のスイッチを入れる彩菜
すると・・・・・・・・
『・・・・レン君にお前に
手を出すなって
言われてるけど関係ねえ!!
お前・・・・
今日のこと
誰にも言うなよ!!』
そうあの時この場所で
自分が彩奈を連れ込んだ際に
言い放った言葉だ
「そ・・・・それ・・・・
いつの間・・・・に・・・・!?
ふ ふ ふざけっ・・・・
調子乗んなクソアマ!!
こっから
出せ!!
こんなことして
ただで済むと
思っ・・・・」
すると彩奈は
何かを大輔にかけた
それは・・・・・・・・
「ああ!?
あ 熱いっ・・・・
ぎゃああああ
またっ・・・・刺っ・・・・」
熱湯だった
「口の利き方に気をつけなさい
あなた今の自分の立場わかってんの?
あなたは罪人で
私が裁判官・・・
あなたをどうさばくのかを決めるのは
この私なのよ?
この映像・・・
レンに渡すか
警察に渡すか
どっちにしてもあなたはここでおしまいね
フフフフ・・・
ウフフフフ・・・
あーっはっはっはっはっ!!!」
不気味にこだまする彩奈の笑い声
「た 助けて・・・・」
「・・・・・・・」
彩奈はまた熱湯をかけた
「あっ・・・・!?
あつっ・・・・」
「「やめて」?
「助けて」?
私 何度
あんたたちに
そう頼んだ?
一度でも聞き
入れてくれたことって
あったかしら?」
「いたい
いたい
血が・・・・」
「それでは
判決を言い渡します
被告人、川本大輔は・・・」
と周りに二人の人物が現れる
「死刑!」
するとその二人の人物は
スコップを持つ
「ひっ・・・・
そんっ・・・・
じ 冗談・・・・」
と土を入れられる大輔
「ひっ!?
あ・・・・ああああ
殺される・・・・!!
助けて!
殺される!!
たすっ・・・・
助けてくださ・・・・
へぶっ!?」
土の塊が頭に激突
その勢いで頭が釘の剣山に
突っ込んだ
「なんでも・・・・
じまずからぁ・・・・」
すると彩奈は
二人に作業を止めさせると
穴に何かを投げ捨てた
それはネズミの死骸だった
「情状酌量のチャンスを上げるわ・・・
それを食べなさいよ?
なんでもするって言ったんだから
このくらい優しいものよ?
さあ選びなさい
クズ同然になり下がる代わりに
生きることを選ぶか
生き埋めになるか・・・・
フフフフ・・・
あははははははは!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
「彩奈ちゃん・・
許してよかったの?」
「あんなクズ
殺してやる価値もないわ
まあもっとも
もう弱みも握ってるし
あの気力じゃもう報復もできない」
「それにしても驚いたわね
あなたのことだから
彼を殺してしまうと思ったけど」
「別に深い意味はないわ・・・
あんな奴のために
殺人犯のレッテルなんて
張られたくないだけよ
それに今の私には
復讐のほかにも知らないといけないことも
あるしね・・・」
「知らないといけないこと?」
「破軍 芳人という男よ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
「あうっ・・・・!
う・・・・うう・・・・」
命からがら逃げてきた大輔
だがその体はボロボロだった
「こわいこわいこわい
こわいイタイこわい・・・・
にげなきゃ・・・・こわい・・・・
・・・・早く・・・・あ・・・・あ・・・・
いたいいたい・・・・」
そこに近づく一つの影
「おい・・・・
お前確か
白咲の奴だろ
常盤蓮と一緒にいた・・・・」
「だ、だれ・・・・?」
するとその人物は
大輔の喉元にアイスピックを突き刺した
「がはっ・・・・
なん・・・・で・・・・」
「さっきの茶番
しっかりと見せてもらったぜ
実に面白かった・・・・
でも甘かったな・・・・
叫び声がしたから
何事かと思ったら
こいつ、あの時茶々を入れた
ガキだったな
安心しなよ・・・・
すぐに楽にしてやる・・・・」
「ら・・・・楽って・・・・」
「その傷いたそうだな
苦しいだろうな・・・・
だからその痛みと苦しみから解放させてやるぜ・・・・
永遠にな・・・・」
「あ・・・・ああ・・・・」
そして・・・・・・・・
「はああああ!!!!」
男はアイスピックから
そっと手を離したと思ったら
懐から出した刃物で
大輔の頭を真っ二つに切った
「ああああ・・・・」
「ふん・・・・」
「ああああ!!!!」
大輔はその場に倒れた
その人物はゆっくりとその場を去っていくのであった・・・・・・・・
この人物が
芳人の、そして彩奈の運命を大きく
狂わせていくのであった・・・・・・・・
残り、21人と11人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・