※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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現在、21人と10人


第三部 崩壊していく日常
14人目,十四人目


3年3組

 

そこではほとんどの生徒が

静まり返っている

 

「・・・・嘘・・

 だよね?

 

 だってあんな

 ことがあった

 ばっかりなのに」

 

「嘘やない

 亮が連絡もなしに

 何日も休むなんて・・・・・

 

 心配でたまらんかった

 んでセンセならなんや

 知っとるかも思て

 職員室に・・・・・

 

 そこで聞いてしもた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

群豪高校の生徒の死体が発見されて

その近くで白咲の制服着とった人影を

見たって・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを聞いてクラスメイトは愚か

当事者である彩奈と芳人も驚いていた

 

「ふ・・ざけんな

 

 この間大輔の奴が

 殺されたってのに」

 

出席番号 6番

 

越智 一真

 

学校に来ていた彼がつぶやく

 

「群豪高校・・・

 

 そこの生徒が何で

 俺たちのところに・・・」

 

「知らへん

 

 ただそれが聞こえて・・・・・」

 

するとそこに

一人の男子生徒が入ってきた

 

「聞いてきたよ

 

 死亡したのは

 群豪高校3年

 

 文曲 虎太郎・・・

 

 前にうちの高校の生徒と

 喧嘩騒ぎをしたって言うのを聞いて

 

 こっちにも回ってきたらしい・・・」

 

出席番号27番

 

山瀬 裕也

 

クラス委員である

 

「文曲って

 

 あの文曲か!?

 

 前に俺たちに喧嘩を売ってきたくせに

 何のおとがめもなく釈放されたあの・・・」

 

「それで、呼ばれたのね・・・」

 

騒ぎ出す生徒

 

「そういえばあんた

 その時もおんなじように

 自宅謹慎食らわされたわよね

 あんた・・・

 

 まさか・・・」

 

そういうのは

出席番号 10番

 

古賀 美里

 

彼女である

 

「ああ!?

 

 俺がやったって言いてえのかよ!」

 

「だってそうでしょ!?

 

 この中でその文曲ってやつに

 動機があるのって

 

 このクラスじゃ死んだ川本と

 レンとあんたじゃない!」

 

「騒がない!

 

 さっき先生が言っていた

 「指示が出るまで待機していろ」

 

 今ここで騒いだらますます立場が悪くなるだろう!!」

 

一真と美里を止める裕也

 

「・・・・ねえ、結子・・・

 

 ひょっとしてあいつ・・・」

 

「いいえ・・・

 

 彼は手を下していないわ・・・

 

 拷問こそはしたけどね・・・」

 

彩奈と結子はひそひそと会話をしていた

 

その時

 

「おい彩奈、結子

 

 何を二人でこそこそ

 しゃべってんだ」

 

出席番号12番

 

渋谷 真央

 

彼女が彩奈に突っかかる

 

「無視してんじゃねえよ!」

 

と彩奈を服をつかんで

壁にたたきつける真央

 

「やめなさい!

 

 さっき騒ぎを起こすなって

 言われたでしょ!!」

 

「なんだとてめえ

 

 調子に乗っt・・」

 

すると・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室に乾いた音が響く・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「静かに待機しろ」

 ・・・聞こえなかった

 のかい?

 

 蟻や蜂の世界だって

 もう少し秩序はあるよ

 

 あきれて何も言えないよ」

 

裕也がそう告げる

 

彼は真央の頬をひっぱたいたのだ

 

すると

 

「山瀬君・・?」

 

「あんた・・・

 

 何をしてくれてんだ!」

 

出席番号 5番

 

奥井 詩織

 

彼女が山瀬に突っかかろうとしたその時

 

「・・・まったくだ

 実にくだらない

 

 こんな程度で

 乱れるなんてね

 

 君たちなんて

 虫けらなんかとおんなじ・・・

 

 比べる気も起らないほど下等な存在だ」

 

「な・・・

 

 うあああ!!!」

 

芳人が詩織の腕をつかみ

思いっきりひねって

 

「口で言ってもわからないちっちゃい脳みその銀蠅は

 蛙や蜂なんかに食われなきゃわからないみたいだね」

 

「があ・・・」

 

「やめてくれ破軍・・・

 

 僕のために動いてくれたのはうれしいけど

 そのために君が問題を起こしたら本末転倒だ」

 

裕也にそう言われ詩織を抑えていた腕を

放して勢いよく突き飛ばした

 

「があ・・・

 

 はあ・・・」

 

「まったく・・・

 

 これじゃあ破軍の言うとおりじゃないか」

 

「お 落ち着け

 裕也

 

 みんな 自分や友達が

 心配なだけ

 やねんし・・・・・」

 

健太郎がそう言って裕也をなだめるが

 

「亮

 言ってたよ

 

 「ケンたちには

  ’俺はもう気にしていないし

  彩奈につらく当たるのは

  やめてくれ‘と言った」

 

 「・・・・けど聞いて

  もらえなかった

  俺が告白なんて

  しなければ・・」って」

 

「・・・・・・」

 

語りだす裕也

 

「亮の心を平気で

 踏みにじって

 何が’友達‘だ

 

 少しくらい彼の言葉に

 耳を傾けてあげた方が

 よかったんじゃないのかい」

 

「・・・・そ・・・・・

 

 そんなん自分かて

 同じやん!

 

 今の今まで

 見て見ぬふり

 しとったくせに!!

 

 亮の幼馴染輩って

 偉そうに

 

 このがり勉野郎が!!!」

 

激高する健太郎

 

とその時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

壁に打ち付けそうだった裕也の拳を

芳人が止めた

 

「自分の罪を理解してるなら

 こんな子供みたいなことしないで

 

 行動で示したらどう?

 

 クラス委員君」

 

「破軍・・・」

 

と扉が開き、二人の間に

現れたのは

 

「ったく

 

 何があったか知らねえが

 ほどほどにしとけ」

 

「レ・・・ン・・・」

 

「・・・・・・」

 

出席番号 19番

 

常盤 蓮

 

彼であった

 

さらに

 

「何をしている

 お前たち!

 

 ・・・・これは・・・・

 

 いったいどういう!?」

 

すると

 

「ごめんなさい

 

 クラスが騒がしくなったので

 止めようとしても聞かなかったので

 

 ですがどんな理由があれど

 僕はクラスメートに手を上げてしまった

 

 先生・・・

 

 僕は責任をもって

 クラス委員を解任いたします

 

 それと例の推薦入試の件も

 白紙に・・・」

 

「ま、まて

 

 とにかく話を・・・」

 

と先生に連れられる裕也であった

 

「・・・レン・・・

 

 すまない・・・」

 

その呟きを残して

 

「山瀬・・・」

 

結子は芳人のもとに

駆けつけていく

 

「大丈夫かしら・・・」

 

「彼自身が決めたことだ

 

 止める義理は誰にもないさ・・・」

 

すると

 

「・・・のか・・・やろ・・・」

 

つぶやくような声が聞こえたらと思ったその時

 

「このカス野郎があああ!!!」

 

詩織が芳人に殴りかかってきた

 

すると

 

結子はそれを受け止め

詩織に回し蹴りを食らわせる

 

「ごふっ!」

 

「さっきのでまだ懲りてないの?

 

 本当にあきれたものよね

 

 この3年3組は・・・」

 

「結子ちゃんそこまでだ・・・

 

 さっきの彼がクラス委員を解任すると

 言った以上、残るは君一人

 

 その君まで問題を起こしたら・・・」

 

「いいわよ私は・・・

 

 こいつらが言うことを聞かないのなら

 クラス委員なんて肩書に意味はないわ

 

 本当にどうしようもないわ」

 

結子は吐き捨てる

 

「彩奈、大丈夫?」

 

と結子は手を伸ばすも

彩奈はそれを振りほどき

 

教室を出ていくのであった

 

「彩奈・・・」

 

「・・・・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

 

「それにしても驚いたわね

 

 まさかあなたが裕也を・・・」

 

「大した意味はないよ・・・

 

 彼は自ら破滅を選んだ・・・

 

 もう復讐は終わらせたようなものだ」

 

図書室

 

「それにしてもここは懐かしいわ

 

 昔ここで彩奈と恵美と美穂の四人で

 よく使っていたの・・・

 

 私が彩奈を突き放してしまってから・・・

 

 もうここに集まることもなくなってしまったわ

 

 その上、恵美は事件に巻き込まれてしまった・・・

 

 どうして・・・

 

 どうしてこうなってしまったの・・・」

 

「・・・僕と一緒だね・・・」

 

結子はえっと彼を見る

 

「実は僕にも中学こそ

 違ったけどよく遊ぶ友達がいたんだ

 

 その三人と僕と彼女ともう一人・・・

 

 六人合わせて冬のダイヤモンドに例えて

 よく遊んだりしてた・・・

 

 でもある出来事のせいで・・・

 

 僕たちは離れ離れになってしまった

 

 どうしてそうなったのか

 その答えは至極単純・・・

 

 無力だったから、それだけだ・・・」

 

「無力・・・」

 

「僕はあの時以来

 持てるだけの力を持った

 

 でも失ったものはもう取り戻せない・・・

 

 僕にはもう何もない・・・

 

 でも君にはまだ彩奈ちゃんがいる

 

 君もあの時と違って強くなった

 

 後はそれを

 君なりに考えればいいだけだ・・・」

 

「・・・・・・・」

 

すると

 

「そんなことないわ

 

 あなたには私がいる

 

 たとえ過去を取り戻せなくても

 今を生きていけばきっと手を取れる

 

 それを教えてくれたのは・・・

 

 芳人、あなただわ」

 

「・・・・・・」

 

「あなたに救われこの命・・・

 

 いつかあなたに返すわ・・・

 

 すべてが終わったらね」

 

「結子ちゃん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ありがとう・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

 

別の部屋

 

「彩奈ちゃん?

 

 どうしたのこんなところに

 呼び出して・・・」

 

出席番号 21番

 

野村 藍は

 

彩奈に呼び出されていた

 

「ねえ藍

 

 大輔はどうして

 死んだと思う?」

 

「どうしてって・・

 

 あの文曲って人が・・」

 

「そういう問題じゃない

 

 あいつは誰に殺されたのであれ

 そうでなかれ

 

 あいつは死ぬべき人間だった

 

 それだけのこと

 

 山瀬の言ったとおりだわ

 どいつもこいつも虫けらよ

 

 だけど・・・

 

 恵美は違う・・・

 

 恵美は死んではいないけど

 人生を大きく狂わされた

 

 結子だって

 

 私は危うく死ぬべきじゃない彼女を

 危うくこの手にかけてしまうところだった

 

 もしもあの時

 恵美を助けられたら

 

 もう思うと自分に腹が立ってくるわ・・・

 

 だから私決めた・・・

 

 ねえ、藍?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悪魔に相乗りする勇気

 

 ある・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらなる決意を固める

二人の復讐者であった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               




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