※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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現在、18人と九人


18人目、19人目、20人目,十八人目、十九人目、二十人目

「おはよう・・・

 

 相変わらず寝起きがいいのね」

 

「朝型だからね」

 

二人っきりで

食卓を囲む二人

 

「いよいよ新しい学校ね・・・

 

 まさかこんなことになるなんてね」

 

「天野川、南ヶ原、山中・・・

 

 それぞれ家に近い場所に

 通うことになった・・・

 

 結子ちゃん、ご両親のことがなければ

 彩奈ちゃんとおんなじ、南ヶ原に行けたかも

 しれないのに・・・」

 

「そうね・・・

 

 気がかりなのは

 あいつが彩奈と同じ学校にいること

 

 何を仕掛けてくるのやら・・・」

 

「まあそれは彼女の問題だ

 

 そのくらいどうにかして

 もらわないとね・・・

 

 さてと・・・

 

 そろそろ出よう」

 

「うん」

 

と二人は朝食を済ませて

その部屋を出るのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「それで?

 

 天野川と

 南ヶ原には誰が行ってたっけ?」

 

「天野川は

 破軍と私以外では

 

 出席番号1番から

 阿部 祐樹

 

 稲葉 結衣

 

 岡崎 杏奈

 

 奥井 詩織

 

 小林 政俊

 

 渋谷 真央

 

 辻村 健太郎

 

 野村 藍

 

 若槻 梨乃・・・

 

 南ヶ原は

 彩奈以外では

 

 志水 哲也

 

 塚本 美穂

 

 結城 真莉・・・

 

 後は山中ね・・・」

 

「バランス悪いな・・・」

 

「しょうがないわよ

 

 うちの学校の噂のせいで

 受け入れてくれる学校が

 ほとんどなかったんだから・・・」

 

「そうだね・・・

 

 でもまだ止まるわけにはいかないよ

 

 まだやるべきことは

 残ってるんだから・・・」

 

二人はそう言って

市立天野川高校の門をくぐっていくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

彼は指定された教室に結子とともに入っていく

 

そこでは

九人のクラスメート

 

何人かの見知らぬ顔が

出てきた

 

「見かけない子がいるね・・・」

 

「空きの教室がなかったみたいで

 八つあるクラスのうち一番人数の少ない

 この教室を共同に使わせてもらうことに

 なったらしいわ・・・

 

 席に着きましょう

 

 私たちは窓際のほうのはずよ」

 

と窓際に行き

 

それぞれの名前の書いた席に着くのであった

 

「あれが・・・

 

 白咲高校の?」

 

「やばいよね

 TVや新聞で

 話題になってんじゃん」

 

「あー・・・生徒が

 次々、事件に巻き込まれてく

 呪われた学校・・・」

 

すると

 

「おい!」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

そこに声が響く

 

「何ひそひそ話してんだ?

 

 文句あんならいつでもかかって来いよ

 

 ぼこぼこにしてやるよ

 

 ああん!?」

 

元3年3組 出席番号12番

 

渋谷 真央

 

彼女が噂をしていた生徒に

突っかかってきた

 

すると

 

「やめなさいよ真央

 

 いきなりそうやって

 突っかかっていくの

 

 そうやって気に入らないことがあると

 けんかっ早くなるの

 

 あなたの癖だよ?」

 

同じく元3組 出席番号5番

 

奥井 詩織

 

彼女が真央をいさめる

 

「詩織、ちっ・・」

 

するとそこに

 

「あなたたちもよ

 

 そうやって噂だけのことを

 口にするなんて見苦しいわよ

 

 白咲高校の人たちは

 みんな事件の被害者よ

 

 被害者を悪く言うんじゃないの」

 

一人の天野川の生徒が

クラスメートを収めた

 

「ごめんなさいね

 

 悪気はないのよ

 みんな事件のことで不安なだけだから

 

 気にしないでね」

 

と詩織と真央に頭を下げて

自分の席に戻っていく

 

「なんだよあの女・・」

 

「抑えなって真央・・・」

 

そして・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

授業も終わり

放課後になる

 

そこに一人の

女子生徒が彼の前に立つ

 

「久しぶりね・・

 

 破軍」

 

「久しぶり?

 

 悪いけどどこかで会ったっけ?」

 

芳人は聞いた

 

「利穂よ

 

 真珠 利穂・・

 

 あんたが中学生の時の

 同級生くらい覚えてたら?」

 

「真珠・・・?

 

 っ!?」

 

それを聞いて

大きく目を見開くほどの

驚きを見せる

 

「やっぱり忘れてないみたいね・・・」

 

「・・・何をしに来た」

 

「別に・・

 

 でもよかったわ・・

 

 覚えててくれて」

 

「覚えてる?

 

 悪いけど君に

 名前を聞かされるまで

 君のことなんて・・・」

 

「とぼけないで!

 

 私たちみんな

 知ってるのよ!?

 

 あんたたちが私たちを利用して

 彼を陥れたことを!!」

 

大声で怒鳴ることで

その場にいたクラスメートは二人に

注目する

 

「私たちはあの時は

 本当にバカだったわ・・

 

 あんたたちに誘われて彼と・・

 

 でもあの時とは違う!

 

 私たちは絶対にあなたたちを許さない・・

 

 ここにいる限りあなたの好きに

 できるなんて思わないことね!!

 

 絶対に三年前にあんたたちが犯した罪を

 一生かけて償ってもらうんだから!!!」

 

とそのあと

その場を後にする女子生徒であった

 

「ね、ねえ・・・

 

 今の子知り合い?

 

 中学の同級生って言ってたけど・・・」

 

「・・・・・・」

 

隣の席である結子が聞いてくるが

 

「・・・何であいつがここに・・・」

 

「え・・・」

 

なんと彼はいつもの表情が崩れて

激しい動揺の表情を見せていた

 

溜まらず外に飛び出す芳人

 

「あ、芳人!」

 

結子も後を追いかける

それを見ていたクラスメートは

 

やや驚愕していた

 

「破軍の奴・・

 

 さっきアタシに

 言ってきたあの女と

 知り合いか?」

 

「あの動揺ぶり・・・」

 

それを見ていた真央と詩織は

それを見て何かを企むように笑みを浮かべるのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「まさかここで再開するとはね・・・」

 

廊下で体を抑える芳人

 

「芳人!

 

 大丈夫!?」

 

彼を追いかけてきた結子

 

「結子ちゃん・・・」

 

「大丈夫?

 

 しっかりして・・・

 

 今日はもう帰りましょう

 

 帰ってゆっくり休みなさい」

 

と彼をそっと支えて

ゆっくりと下駄箱に連れていくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「ごめん・・・

 

 取り乱して・・・」

 

「とにかくどこかで休みましょう

 

 そうだ、甘いものでも食べる?

 

 この近くにケーキ屋さんがあるの

 確か芳人、葡萄が好きだったわよね

 

 待ってて、買って来るから」

 

と彼をベンチに

座らせて走っていくのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

ケーキ屋へと向かう結子

 

「それにしても・・・

 

 彼があそこまで

 取り乱すなんて

 

 あの女子生徒が

 言った彼を三年前の罪・・・

 

 それって一体・・・」

 

すると

 

「うわああああ!!!」

 

そこに一人の声が上がる

 

その主は

元3年3組 出席番号29番

 

吉永 翔太

 

その彼の前には

 

「知ってることがあるんなら答えろ!」

 

同じく元3組 出席番号6番

 

越智 一真

 

彼が激しい怒号を浴びせている

 

「一真!

 

 あんた何やってんの!!」

 

結子が駆けつける

 

「結子さん・・・」

 

「まったく・・・

 

 こんな状況で

 どうしてあなたたちは問題を

 次々に起こすのよ!」

 

「滝嶋か

 

 悪いが俺は

 聞きたいことがあんだ

 

 俺はこいつが夏目と古賀の奴の

 事故現場から走り去っていくのを

 

 俺は見たんだ

 

 知ってることがあるならはけっつてるのに

 逃げ出そうとしやがったんだよ

 

 大輔は誰かに殺されたかもしれねえって

 サツが言ってたんでな」

 

「だったら何?

 

 彼とその事故は

 関係ないでしょ?

 

 どうしていつもことを

 大きくすることしかできないのよ!

 

 いい加減にしなさい!!」

 

にらみつける結子に

たじろく越智

 

「行きましょう・・・」

 

翔太を連れて行く結子

 

一真はふんっと

その様子を見つめていたのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「・・・え?

 

 翔太君が

 襲われてた?

 

 誰に」

 

「越智 一真

 

 翔太と同じ

 山中高校に移動に

 なってる不良グループの一人よ

 

 まったくひどいことするわ・・・

 

 妹さんの誕生日ケーキを持ってたってのに

 突き飛ばすなんて・・・」

 

とケーキを食べる結子

 

「もしかしたら彼・・・

 

 あの事件のことを

 調べているのかもね・・・

 

 だとしたら

 放ってはおけないね・・・」

 

「どうするつもり?」

 

「もちろん口を封じるさ

 大輔君の時のようにね

 

 もっとも痛い目にあってもらう

 だけだけど・・・」

 

「・・・・殺したりは

 しないのよね?」

 

「さあ・・・

 

 僕は彩奈ちゃんのように

 甘くはないから

 

 ことと次第においては・・・

 

 ね・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「迷いがあるなら手を引いてもいいよ?

 

 無理をしろとは言わない」

 

「いいえ・・・

 

 私も手伝うわ・・・

 

 だって今のあなた

 予期せぬ位再開に動揺して

 本調子じゃないじゃない」

 

「・・・好きにするといいさ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

翌日

 

「さようならー」

 

「さようなら」

 

放課後

 

校門から出ていく芳人

 

「(く・・・

 

  まさかあの女と

  クラスメートになるって形で

  再開することになるなんてね・・・

 

  でもまあいい・・・

 

  僕の計画の大勢に影響はない・・・

 

  後二人、後二人なんだ・・・)」

 

と芳人はどうにか外に出ると

 

「どこに行くつもり?」

 

「っ!?」

 

そこに現れたのは

 

真珠 利穂だった

 

「言ったでしょ?

 

 ここにいる限り

 あなたの好きにはさせないってね」

 

「何の用・・・?」

 

「さあ

 

 私はただ

 三年前にあんたたちが

 犯した罪を懺悔させてやりたいだけ

 

 安心なさい

 

 誰にも話すつもりはないわ・・

 

 警察も学校も最初っから

 信用してないから」

 

「・・・・・・」

 

すると

 

「そういうのは自分が有利になってから

 言うんだね・・・

 

 まあその時が

 来るのを楽しみにしてるよ」

 

「言ってなさい・・・」

 

と別れるのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

歩いている芳人

 

すると

 

「いた!」

「あた!!」

 

走ってきた

誰かとぶつかった

 

「いたたたた・・・って

 

 芳人じゃない」

 

「彩奈ちゃん・・・」

 

その相手は

現在南ヶ原高校に行っているはずの

 

藤沢 彩菜であった

 

「悪いけど

 あんたにかまってる暇は

 ないのよ

 

 急いで追いかけないと」

 

「追いかけるって・・・」

 

「・・・何を追いかけてるのかしら?」

 

と二人の会話に

割って入る声

 

その持ち主は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥井 詩織と渋谷 真央の二人であった

 

「彩奈とは久しぶりね

 

 まさかここで彩奈とも

 再開できるとは思わなかったわ」

 

「どうよ?

 

 新しい学校での生活はさ」

 

「・・・・そういうことか」

 

ぎりっと葉をかみしめる彩菜

 

「どういうこと?」

 

「帰ろうと思ったところに

 真莉が通りがかってきて

 自転車を奪っていったの・・・

 

 それを追いかけてたらあんたにぶつかって

 

 それで・・・」

 

「なるほど・・・

 

 見事な連係プレー・・・

 

 そういうことか」

 

見るとそこには

同じグループに所属する

 

稲葉 結衣と岡崎 杏奈の姿も見える

 

「ちょうどいいや・・

 

 破軍、アタシも前から

 あんたのことが気に食わなかったし

 

 せっかくだから一緒に来てもらおっか」

 

「三年前のことについて、ね・・・」

 

と笑みを浮かべる二人

 

「三年前・・・?」

 

「彩奈ぁ

 

 こいつの

 中学生時代の奴が

 うちのクラスメートになっててな

 

 そいつが言ってたんだ

 

 あいつの男を

 こいつが陥れたって

 

 ひどいやつだな~

 

 お前は今までそんな奴と

 一緒にいたんだぜ?

 

 しかもこいつはそのことを

 ずっと隠してた

 

 ひどいやつだよな?」

 

真央はあざ笑うように言う

 

すると

 

「そうね・・・

 

 ひどいわね

 

 でもそういう

 あんたたちだって

 大して変わらないわよ

 

 家までいやがらせする

 卑怯者のくせに!」

 

彩奈は言う

 

「ほう?

 

 何のことだ?

 

 それってあれか?

 

 お前の家にあった

 落書きのこと言ってんのか?

 

 証拠でもあんのかよ!?

 

 ああっ!?」

 

真央は激しく

 

「ようし

 

 人をクズ呼ばわりする奴には

 お仕置きしないとな

 

 あんたたち、この二人取り押さえて」

 

と命令する真央

 

「ね、ねえもう

 やめない?

 

 警察だっていろいろ騒いでるし・・」

 

「そうだよ・・・

 

 それに今のうちのクラスメートたちに

 ただでさえ目をつけられてるんだし・・・」

 

元3年3組 出席番号3番

 

稲葉 結衣

 

同じく元3組 出席番号4男

 

岡崎 杏奈

 

「何今更ビビってんだよ!

 

 それともあれか?

 

 それで彩奈をいびってきたこと

 今更チャラにするっていうのかよ!?」

 

「わ、私たちはただ・・」

 

詩織がそう言い放つ

 

すると・・・・・・・・

 

「はあ・・・

 

 まったく

 みてられないなあ

 

 そういうの・・・」

 

すると芳人は

服の中から

 

一本の日本刀を取り出す

 

「あん?

 

 なんだよそれ

 

 そんなおもちゃで

 あたしらがビビると・・」

 

と芳人はそれを

真央の顔の横に

かすめるように振るった

 

「あ・・!?」

 

頬に傷がつき

 

血が少し流れる

 

「もういい加減に

 してくれない?

 

 そういう風に偉そうにさ

 

 そういうの見てると

 滑稽に思えてくるんだよね」

 

「ま、マジかよ・・

 

 お前何をしやがんだ!

 

 アタシを殺す気かよ!?」

 

「フフフ・・・

 

 彩奈ちゃんにいっつも

 死ねとかそういうこと言ってる君が

 

 立場が自分に跳ね返ると

 そういうなんてね・・・

 

 まったくあきれるね」

 

「てめえ・・」

 

すると

 

「あ、ああ・・・」

 

「いやああああ!!」

 

「あ、ちょっと!」

 

結衣と杏奈が

逃げ出してしまう

 

「どうしたの?

 

 君たち二人も逃げたら?

 

 追いかけたりなんかしないよ

 

 どうせ思い知ることになるんだしね」

 

ゆがんだ笑みを浮かべる芳人

 

「破軍・・

 

 てめえ・・

 

 いい気になるなよ!」

 

「落ち着きなさい真央!」

 

怒りに身を任せる真央を

詩織が止める

 

「ざけんなよ詩織!」

 

「頭を冷やしな!

 

 今ここでこいつと

 やりあったら

 

 余計に不利になるだけだ

 

 あんまり騒ぎを起こすと

 警察沙汰になる

 

 そしたらあんたの目的も

 私の目的も果たせなくなるんだよ!?」

 

そう言われると

 

「覚えてろ・・

 

 絶対にてめえの罪を暴いて

 言い逃れができないようにしてやる!」

 

と引き上げていくのであった

 

「ふう・・・」

 

すると

 

自転車のベルの音が聞こえてきた

 

そこにいたのは

 

「まったく・・

 

 ずいぶんと穏やかじゃないわね・・」

 

元3年3組 出席番号28番

 

結城 真莉

 

彼女であった

 

「なんの用?」

 

「安心しなさい・・

 

 別に何も企んでちゃ

 いないわ・・

 

 これを返しに来ただけ」

 

と自転車にそっと触れた

 

「助かったわ・・

 

 実はいつもしつこく言い寄られてるやつに

 運悪く見つかってね・・」

 

「それで自転車を・・・」

 

「・・・・・・・」

 

じっと見つめる二人

 

「実はもう私ね・・

 

 真央たちには

 うんざりしてるの

 

 うちの学校であんなことがあって

 ましてや死人が出たってのに

 

 真央も詩織も

 全然自重しなくってね・・」

 

「何なのそれ・・・

 

 本当にそう思ってるなら

 何で私を・・・」

 

「ほらこれ・・

 

 壊してないから

 安心して・・」

 

と自転車を突き出す

 

するとその手首に

リストカットの後が

 

「それって・・・」

 

「まあ私たちもあいつらも

 いろいろあるのよ・・」

 

「ね、ねえ・・・

 

 あなたは知ってるの?

 

 私の家、滅茶苦茶に

 落書きされたこと・・・」

 

彩奈が答える

 

「は!?

 

 マジ!?

 

 誰がやっt・・

 

 まさかあいつら!?」

 

「だろうね

 

 あの真央って子

 彩奈ちゃんに家まで

 巻き込んでって言われた時

 

 落書きのこと知ってた・・・

 

 間違いないと思うよ」

 

「はあ・・・

 

 あきれた・・・

 

 破軍のほうは?

 

 あいつら、特に真央の奴

 あんたを敵視してたし・・・」

 

「ううん

 

 とくには」

 

「まったく・・

 

 よし、私決めた

 

 あんたたちに協力する」

 

真莉は決意する

 

「でも勘違いしないで

 

 あの二人を犯罪者に

 したくないだけ

 

 まあそう言っても・・

 

 何も感じないかもしれないけど」

 

「どうしてそこまで?」

 

彩奈の問いに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「友達だから・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真莉はそう答えるのであった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

「ねえ・・・

 

 真莉は信用できると思う?」

 

「・・・・・・」

 

芳人は言う

 

「それってまるで

 他人の中には信頼できる人もいるって

 認めているようなものだよね・・・

 

 彩奈ちゃんは甘いんだよ」

 

「確かに・・・

 

 真莉は最近

 真央や詩織たちに比べると

 いじめに参加してなかった

 

 どうしてなんだろうってずっと思ってた

 

 もしかしたらって思うのは

 甘いのかしら」

 

すると

 

「君に一つだけ忠告しとく

 

 過去の罪は隠すことはできるけど

 消すことは絶対にできない・・・

 

 どんなふうに取り繕ってもね」

 

「・・・・それって

 

 自分自身にも言えることでしょ

 

 真央の言ってたことって

 本当なの・・・?

 

 あんたが今のクラスメートの

 その、彼を陥れたって・・・」

 

「・・・聞いてどうするの?

 

 どっちにしても

 今の君には関係のないこと・・・

 

 それよりもさ・・・

 

 久しぶりに協力してくれない?」

 

「え・・・?」

 

「実はうるさい蠅がいてね・・・

 

 目障りだから協力して

 落としてもらおうと思ってね・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

山中高校

 

「あん?」

 

一真は手紙を見つけた

 

それは

 

『僕はもう限界だ

 

 全部話して楽になりたい

 

 図書館でのこと

 川本君のこと話したい

 

 でもここでは話せないから

 この場所に来てほしい

 

 杉本 翔太』

 

と書かれていた

 

「あいつ・・・!?

 

 やっぱり全部

 知ってるのか!?」

 

と手紙を握りしめて

翔太のほうを見る一真

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

放課後

 

指定された場所に来た一真

 

「杉本の奴・・・

 

 いったいどこに・・・ん?」

 

と一つの穴を見つけた

 

そこには

 

無数の釘の針が

伸びており

 

さらにそこには

おびただしい血の跡

 

いくつかは折れていた

 

「なんだこりゃ・・・」

 

「それが真実だよ」

 

「っ!?」

 

すると

 

一真の体を

ロープが何本も

 

絡みつき

 

何と穴の上に

移動してしまう

 

「ぐっ・・・!?

 

 こ・・れは・・・」

 

するとそこに

 

「どうかしら?

 

 今まで自分が虐げてきた人間に

 虐げられていく気分は・・・」

 

そこに現れたのは

 

「藤沢・・・!?」

 

「君がいけないんだよ?」

 

と更に声が聞こえ

 

「おとなしくしていればいいのに

 余計なところまで踏み込もうとするから

 

 こうなる・・・」

 

「破軍・・・!?」

 

さらに・・・・・・

 

「本当は越智君は

 もう少し後の予定だったんだけど

 

 翔太君に突っかかって

 私たちのことを勘づかれたら

 まずいと思って・・」

 

「野村・・!?」

 

そして・・・・・・・・

 

「言っとくけど翔太君はいないわ・・・

 

 だって元から関係ないんだもの」

 

「滝嶋・・・!?

 

 お前ら全員、グルだったのかよ」

 

身動きが取れず

もがく一真

 

「動いたらだめだよ

 

 うかつにほどけたら

 穴に真っ逆さまだよ?

 

 釘が出っ張ってるから

 すっごく痛いよ」

 

「てめえら・・・

 

 俺をどうする気だ・・・」

 

問いかける一真

 

すると

 

「手紙に書いてあげたでしょ?

 

 川本君のことについて

 教えてあげるって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体でね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

と彩奈はバールを取り出し

一真を思いっきり殴った

 

「がふっ!」

 

「これで終わりじゃないわ・・・

 

 まだまだこれからよ?」

 

と再びバールを構えて

フルスイングをかました

 

歯が取れ

血を吹き出し

 

それが彩奈の服につく

 

「・・・・汚らわしい」

 

「なるほど・・・

 

 こうやって大輔を

 殺したってわけか」

 

「ずいぶんと冷静ね・・・

 

 何か強みでも

 あるのかしら?」

 

「てめえにこたえるつもりはねえよ

 

 この人殺し!」

 

すると今度は

足に一撃を食らわせる

 

「がああ!!!」

 

「あんたに何を言われたって

 何も感じないわ

 

 もしあんたの言うとおりだったとしても

 私をここまでにしたのは他でもないあんたたちだからね

 

 芳人・・・

 

 後はお願い」

 

「オッケー?

 

 何を所望?」

 

「このロープを

 切っていって・・・

 

 じっくりゆっくりとね

 

 絶対に命乞いをさせてやる!」

 

すると

 

「へっへへ・・・

 

 そういや破軍・・・

 

 お前のこと

 サツから聞いたぜ・・・

 

 お前あの文曲と

 同じ中学校で

 三年前の事件を解決した

 功労者だってな」

 

「うん?」

 

「あの時お前らは

 一人の男子生徒の悪事を

 告発しようとして

 

 そいつにぼこぼこにされたんだってな?

 

 あの事件のことは

 俺も知ってるぜ

 

 何しろ当時話題になったからな・・・

 

 サツが事件だからって教えてくれたぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前と文曲は

 その功労者の七人の男子生徒の一人だってな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

「文曲ってあの・・・」

 

「サツはもう

 お前に行きついてる

 

 それを洗えば

 お前らに行きつくだろう

 

 ざまあみやがれ!」

 

すると

 

「ふーん・・・

 

 脅しのつもり?

 

 警察なんて役立たずに

 頼るなんて・・・

 

 堕ちたものだね」

 

破軍は告げる

 

「殺すんなら殺せよ・・・

 

 どうせ逃げられやしねえよ」

 

一真は言う

 

「そうだったの・・・?

 

 何で・・・

 

 何でそのことを

 教えてくれなかったのよ!?」

 

彩奈は詰め寄る

 

「言う必要はなかった・・・

 

 それだけだ」

 

「嘘よ!

 

 あなたは逃げたのよ

 

 そういえばあんたが陥れた

 奴らみんなあんたのこと知ってたわよね!!

 

 ひょっとしてあの事件には

 やましいことがあるんじゃない!?

 

 だからあいつらを次々と・・・」

 

「彩奈!」

 

結子が彩奈を落ち着かせる

 

「やっぱり藤沢も

 かかわってたってことか

 

 もう終わりだな」

 

笑みを浮かべる一真

 

すると

 

「ねえ・・・

 

 瀬尾君の事件の後

 池田さんとどうなった?」

 

「あ・・・?」

 

「だって池田さんにとって

 君は瀬尾君の毒牙から救ってくれた

 王子様なんだもんね・・・」

 

「いきなり何を・・・」

 

すると

 

「それじゃあ

 さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 君はもう二度と

 彼女には会えないよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

 

そのころ

 

「一応言われた通りにしたら

 もう帰っていいって言われたけど

 

 もういいかな・・・」

 

歩いているのは翔太

 

そして仮設住宅に行くのであった

 

「ただいま」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復讐劇はさらに

狂いを見せていく・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                            




現在、17人と九人

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