※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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29人、14人


第一部 少年と少女の復讐
1人目,二人目


図書室

 

そこでは

一人の少女が

本を整理していると

 

「すいません

 

 探している本があるんですけど

 いいでしょうか・・・」

 

「あ、はい

 

 では・・・」

 

少女はこちらを向いて

少年を見ると

 

急に嫌悪な表情を浮かべる

 

「・・・どんな本を

   お探しですか?」

 

「実は・・・」

 

と少年の希望の本を

そっけなく進めていく

 

「返却は二週間後です

 

 絶対に間違えないでください」

 

「うん、ありがとう・・・」

 

と少年は本を持って図書室を後にしていくのであった

 

「・・・・・・」

 

少女は去っていく少年を、よく思わないように見つめているのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

一方、一人の少女が

通学していると

 

そこに声をかけられていく

 

「おい彩奈ぁ!」

 

3年3組 出席番号6番

 

越智 一真

 

3年3組 7番

 

川本 大輔

 

B組にあるグループのうち

不良グループに属する男子生徒の二人だ

 

「最近無視しやがって

 

 そんなにあの転校生のほうがいいのかよ?」

 

「っていうか何その包帯

 

 ひょっとしてあいつにいじめられてもいるわけか?」

 

見ると彩奈の体には包帯がまかれている

 

「ま どーでもいいけどよ」

 

「せっかくだし久しぶりに俺たちと

 やろうぜ?

 

 なあ、一真君」

 

「んだよ大輔

 

 溜まってんのか!?」

 

笑い飛ばす二人

 

そこに

 

「・・・オイ・・」

 

一人の少年が現れた

 

その少年は

 

「朝からギャーギャー耳障りなんだよてめーら・・

 

 誰かに聞かれたらどーすんだ ああ!?」

 

3年3組 出席番号19番

 

常盤 蓮

 

3年3組の不良グループのリーダーで

こと教師ですらも手に負えないほどの問題児

 

「ご ごめんよレン君!!」

 

「冗談だよ 大輔が変な話振っからよぉ・・・」

 

蓮の言葉に二人は慌てて従い

その場を後にするのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

3年3組

 

そこに入ってきた彩奈は

机に座る

 

そこには罵詈雑言の落書きが

いくつもの傷とともに描かれていた

 

「アイツ事故ったってマジ?」

 

「車にひかれかけたのを

 助けられたらしいよ」

 

「助けられたって誰に?」

 

「ほら、例の転校生」

 

「ったくあんな奴、車ひかれて死ねばよかったのに」

 

そんな話が耳に入っていく

 

すると

 

そこにさらに入ってきた一人の少年に

気づいたクラスメート達は急に静かになる

 

「・・・・・・」

 

少年はそのまま自分の席に座っていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

その後

 

教室において

鼻歌を歌いながら

 

鏡を見て身だしなみをしている

一人の少年がいた

 

「~♪」

 

3年3組 出席番号15番

 

瀬尾 優斗

 

自他ともに誰もが認める美男子である

 

「・・・・・・・」

 

それを何やら見つめている一人の女子

 

「何かな結子君・・・

 

 僕の美しさに委員長もメロメロかな?」

 

「バーカ、あきれてんのよ

 男のくせに何分鏡眺めてんだか・・・」

 

「男女差別は関心しないなあ・・・

 

 世のすべての女性のために僕には美しくある責務がある!」

 

「ハイハイ言ってな

 

 ・・・・恵美帰ろ」

 

ともう一人の女子と帰っていくのであった

 

すると

 

「瀬尾先輩ー 」

 

どうやらほかの学年の女子が瀬尾を訪ねてきたようだ

 

「んー今日もみんなかわいいね!

 

 僕に何か用かい?」

 

「あのぉー これからみんなでカラオケ行きません?」

 

どうやら誘いに来たようだ

 

「なんてことだ!

 ごめんよ今日は大事な予定があるんだ・・・!」

 

「えー」

 

「じゃ月曜日は?」

 

「オーケーさ!

 楽しみにしているよ」

 

「約束忘れないでくださいね 」

 

「もちろん!

 君たちのつらい顔は見たくないからね」

 

そんな話を距離を置いて聞いている彩奈

 

「あ、そうだ

 瀬尾先輩」

 

「なんだい?」

 

「その・・・・

 

 破軍先輩はいませんか?」

 

それを聞いて一瞬顔をすごめた優斗

 

「彼はもう帰ったよ」

 

「そうなんだ・・・・」

 

「でもさ破軍先輩って

 愛想はいいけどどこか

 とっつきにくいと思うな

 

 私は断然瀬尾先輩がいいよ」

 

「そうかな?

 

 テニス部の練習を見てくれた時

 わかりやすく教えてたよ?

 

 コーチよりも教え方がわかりやすいってみんな言ってたし・・・・」

 

と後輩女子たちは瀬尾派と破軍派に分かれて話し込む

 

「・・ちっ」

 

それを見て静かに

面白くなさそうに舌打ちする瀬尾であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

校門前

 

そこに一人

本を読んで待っている少年

 

彼が

3年3組 出席番号22番

 

破軍 芳人

 

噂の転校生である

 

すると

 

「よう芳人」

 

そこに一人の少年が訪ねてきた

 

「ああ、誰かと思えば」

 

「おう俺だよ

 

 なんだよ来てたんなら

 教えてくれよ」

 

と肩を組んでくる少年

 

「せっかくだし一緒に帰ろうぜ!

 

 あいつらもさそって久しぶりに

 七人でつるもうぜ」

 

「悪いな

 

 待ち合わせしてるんだ」

 

「そ、そうか・・・・

 

 じゃあまた後でな」

 

と去っていく少年であった

 

「・・・・・・」

 

方の触られた部分をいやそうに見つめる芳人

 

そこに

 

「知り合い?」

 

待ち人が訪れる

 

「別にそんなんじゃない・・・

 

 向こうが勝手に絡んできただけだ」

 

「そう・・・」

 

と二人はともに歩いていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

とある空き家に

集まる二人

 

「それで・・・

 

 目標は誰にするの?」

 

芳人が聞くと彩奈は

複数の封筒から一枚の封筒を

差し出してきた

 

それは・・・・・・・・

 

3年3組 出席番号15番

 

瀬尾 優斗

 

彼であった

 

「へえ、彼ってよく後輩の女子からモテモテの?」

 

「ええ、校内一の軟派男で見た目通りのイケメンよ

 もっともその本性は・・・」

 

「甘い言葉で気に入った女の子を誘って家に連れ込んで

 強姦する卑劣で外道な女の敵ってっところかな?」

 

「ええ、私ももしあなたがいなかったら

 きっとあいつの餌食になってたでしょうね・・・」

 

話し込む二人

 

「それで?

 

 彼をどういう風に

 追い込むの?」

 

「ええ、彼の身辺を調べてみたところ

 

 現在彼が手を出している女子は6人

 

 その中に面白い子がいてね」

 

と六枚のそれぞれの女子の写真を見せて

そのうち一枚に指をあてた

 

「2年2組 池田 沙知

 

 テニス部に所属してて

 明るくて美人で学年を問わずに

 男子たちのあこがれの的なの

 

 その中には不良グループに所属してる

 あの越智一真もいてね」

 

「あれ?

 

 この女の子確か・・・」

 

「知ってるの?」

 

「うん、君が入院している間に

 不良に絡まれたところを

 

 助けてあげたことがあってね・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

彩奈が退院する数日前

 

3年3組の教室に

一人の女子生徒が訪ねてきた

 

その相手は

転校生の破軍 芳人だった

 

女子は彼を人気のないところに呼び出していった

 

自分を助けてくれたお礼を

させてほしいと

 

しかし

 

「僕はあの時は当然のことをしただけ

 お礼をされるようなことはやってないよ」

 

「で、でも・・」

 

「ありがとうね、気持ちだけは受け取ってあげる

 

 でも僕は君の気持ちにこたえてあげることはできない・・・」

 

「えっ・・」

 

「それに僕には・・・」

 

そのあと彼の言った言葉に

沙知は涙を流す

 

だが沙知は笑顔を見せて

ありがとうと言ったのち

 

その場を走り去っていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・でそのあと

 この彼に絡まれてね

 

 まあ少し軽くひねってあげたら

 ちょっとおとなしくなってね・・・」

 

「あなたまさか・・・

 

 あの越智一真に喧嘩で勝ったの!?」

 

驚愕する彩奈

 

無理もないなぜなら

あの越智一真は喧嘩に関しては

 

あの蓮以外に止められるものがいないとされているのだから

 

「別に大したことじゃないよ

 

 それでこの子をどう使うつもりなの?」

 

「ええ・・・

 

 優斗はこの一真のこともあって

 彼女のことに関してはことさら慎重でね

 

 あいつの携帯を見てみたけど

 連絡を最小限にしているみたいでね

 

 二人は決め事として

 デートは毎週金曜日の放課後で

 家に戻って着替えてから学区外で待ち合わせ

 

 その場所も分かったわ、場所はこのカラオケ店・・・」

 

と写真を見せた

 

「それでどうやって二人と彼を引き付けるの?」

 

「ええ、それについては

 ちょっとした子がいてね・・・」

 

と作戦を決めたのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

とある家

 

そこでシャワーを浴びた芳人は着替える

 

その服装はなんと

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

カラオケ店

 

そこに訪れた彩奈は

店員に意味深なアイコンタウトをする

 

「いらっしゃいませー

 

 おひとりさまですかー?」

 

「・・・・いいえ

 

 後でもう一人・・・

 

 友達が」

 

と空いているカラオケボックスを選ぶ彩奈

 

そしてしばらくすると

 

「いらっしゃいませー、二名様でよろしいですか?」

 

「はい、よろしくお願いいたします」

 

優斗と沙知が訪ねてきた

 

番号を選んで向かう二人

 

更にしばらくして

入ってきたのは

 

「いらっしゃいませー」

 

「あ、あの・・と 友達と

 待ち合わせで」

 

3年3組 出席番号21番

 

野村 藍

 

「それでは

 

 お名前をどうぞ・・・」

 

「え えっと」

 

と見せられた表を見て藍は

しっかりと確認する

 

そしてしばらくして

 

藍が帰っていき

そこに一人の少年が訪れる

 

「・・・・・・」

 

店員は眼鏡を上げて笑みを浮かべた

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

カラオケボックス 215号室

 

「あー喉かわいた!

 

 先輩も何か飲みます?」

 

「いや僕は

 いいよ

 

 ・・・・・」

 

2人でカラオケを楽しむ沙知と優斗、だが優斗の本心は

 

「(次から次へと注文しやがって!!

 

  誰が金払うと思ってんだよクソアマが!!)」

 

下劣であった

 

「(まあいいもう少しの我慢だ

  前の女の時みたいに部屋連れ込んじまえばこっちのもん・・・)」

 

とつぶやく

 

「(女なんてちょろいもんだぜ

 

  破軍の奴、こんなに上たまな女を振るなんてな

 

  そのことでちょっと優しい言葉をかけたらひょっこりついて行きやがるんだからな

 

  あいつには感謝しねえとな・・・)」

 

だが、どこか物足りなさそうな表情を見せる優斗

 

とそこに

 

扉が開き、そこに現れたのは

 

「・・・・・」

 

越智一真であった

 

「一真・・君

 

 なん・・で・・・?」

 

余りのことに焦る優斗

 

「ちっ違うんだ

 これは・・!

 

 沙・・池田さんが

 悩みがあるって・・・

 

 だからその・・・」

 

必死に弁明する優斗

 

「先輩として相談に乗ってあげただけで・・・」

 

「・・相談?

 

 カラオケボックスでか

 

 優斗よぉ

 ちっとツラ貸せや」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

ある場所にて連れ出された優斗は

そこでリンチにあっていた

 

「お・・おねがひ・・・

 

 かずま・・く・・・

 も・・やめて・・・

 

 ゆる・・じて・・・」

 

そのおかげで優斗の顔は美少年の面影が

残らないほどにはれ上がっていたのであった

 

「越智先輩

 もうやめてくださいっ!

 

 先輩に隠してたことは謝ります・・

 

 でもっ・・・私たち真剣にー」

 

「真剣、か・・・

 

 いいか池田

 こいつはお前以外にも女がいんだよ

 

 それも何人もな」

 

それを聞いてショックを受ける沙知

 

「嘘・・

 ですよね?

 

 だ・・・だって先輩

 僕には沙知だけだよってー・・・」

 

恐る恐る聞いてくる沙知

 

だが・・・・・・

 

「・・・・・

 

 い・・いる

 ・・よ・・・

 

 ほかに・・ひゃのひょが・・・

 

 ごへ・・ん・・・」

 

彼女の希望は裏切られた

 

「・・・・・

 

 最低・・

 

 信じられない!

 

 破軍先輩に振られて

 私のこと元気づけてくれたのも

 みんな嘘だったんですね!!

 

 これだったら・・

 

 はっきり他に好きな女の子がいるって

 言って振った破軍先輩のほうがまだいいですよ!!!

 

 私・・・今日のこと学校で言いますから!!」

 

と去っていく沙知であった

 

「破軍の奴・・・

 

 それで池田のこと振ったのか・・・

 

 まあいい、どっちにしても

 てめえは最低なことをしたんだ

 

 もう学校にはこれねえよな?

 

 ハハハッ!」

 

と笑いながら去っていく優斗であった

 

「あ・・ああ・・・」

 

残された優斗は走馬灯のように

ある出来事を思い出していた

 

それは

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

最初彼は

美しい自分の顔が

あまり好きではなかった

 

周りの女の子が

顔だけでわいわい寄ってきたから

 

だがある日

図書室に逃げ込んでいると

 

一人の少女に

話しかけられた

 

彼女は自分に普通に

接してくれた

 

彼は彼女に惹かれた

 

そして決意した

彼女のためにもっと美しくなろうと

 

だが彼女は自分を見てくれない

 

彼は女の子に

優しく接した

 

だがそれでも彼女は自分を見てくれない

 

やがて彼の心はゆがんでいった

 

ついに一線を越えてしまったのであった

 

その結果・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・

 

 うっ・・・

 

 うう・・・

 

 うわあああ・・!!!」

 

自分の顔を見て激しく嘆く優斗

 

するとそこに

 

「見つけたで!

 

 あんちゃんが瀬尾 優斗やな?」

 

「うえ・・・?」

 

そこに現れたのはいかにもやばそうな男たち

 

「なんやあったようやけど

 どうでもええで

 

 なんでもお前

 うちのお嬢にちょっかい出したそうやの

 

 ちょっとお嬢んところ来てもらえるか?」

 

「あ・・ああ・・・

 

 うわああ!!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「何よあの連中・・・」

 

「ここらで有名な暴力団さ・・・

 

 実はその暴力団の組長さんの娘さんは

 白咲高校に通っててね・・・

 

 その組長さんの娘さんを連れ込んで

 無理やり犯しちゃったみたいでね・・・

 

 彼はどうなるのかはもうどうでもいいことさ・・・

 

 行こう・・・巻き込まれたら君もどうなるか・・・」

 

と離れていく二人

 

「よくあんなの用意したわね・・・」

 

「なあに、今の情報化社会なら

 簡単に情報はまわるからね・・・

 

 さあ・・・

 

 次を始めよう・・・」

 

「次は彼女よ・・・」

 

と差し出された写真

 

その写真は・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

その夜

 

自室にて

勉強に励む少女は

 

「はあ・・・」

 

意味深にため息をつくのであった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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