26,5人目,二十七,五人目
あの星空の中で
俺は君と出会った
俺と君は出会い
互いの想いは
一つになって
一緒に話し
一緒に遊んで
一緒に過ごして
毎日が幸せだった
この幸せがいつでも続けばいいって
思ってた
でも
俺は気が付かなかった
俺たちの幸せを
よく思わないやつらが
すぐ近くにいたことを
そしてそのことに気づいた瞬間・・・・・・・・
俺はすべてを・・・・・・・・
失った・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
「・・・・・・・」
白咲高校 元3年3組 出席番号23番
藤沢 彩菜
彼女はある場所に
来ていた
そこは破軍とともに
隠れ家として使わせてもらっていた
場所であった
そこで彩奈は
不意に考え事をしていた
実は・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
ほんの少し前
彩奈は何気に
学校に通っていると
「ちょっとそこのあんた」
一人の女子生徒に
声をかけられる
そこにいた女子は
制服からして
南ヶ原の生徒であることは
わかる
「あんた確か
あの時破軍と
一緒にいたやつだよね」
「・・・・彼のこと知ってるの?」
「まあね・・・
一つだけ忠告しとく
あいつに話かかわらない方がいいよ」
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
「あの女子
彼のことを知ってるみたいだったけど・・・
まあいいわ・・・
私は私の復讐をするだけ・・・
そうしたら・・・
・・・・・・・」
とそこであおむけになり
そこで満点に輝く星空に
手を伸ばすのであった・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
さらに
「あの雑誌によると
事件が起こった学校は
この中学校ね・・・
まずはここで何か話を
聞ければいいけど・・・」
元3年3組 出席番号16番
滝嶋 結子
彼女はある中学校に来ていた
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
「あなた確か白咲高校の・・・・」
「ご迷惑はおかけしません
ただ聞きたいんです・・・
三年前、この学校で起こった
事件のことで・・・」
その中学の校長に
話を聞いてもらう結子
「私もそれを知った時・・・・
とても信じられませんでした
今でも信じられません
彼はとてもまじめで正義感が強く
勉強をして学費を免除して
少しでも家計の助けになれればと
頑張っていた優秀な子が
まさか当校の女子生徒を
四人も強姦するなんて
とても信じられなかったんです・・・・」
「当時のアルバムとかは
ありませんか?」
「ええ・・・
ただその加害者の
少年の写真は
乗っていません
あの事件の後彼の両親は離婚し
さらに不登校になってしまいましたから・・・・」
とアルバムを見せる
「・・・・確か
この事件
八人の男子生徒が
告発したことで
解決したんですよね」
「事件を告発した男子生徒は
えーっと・・・・」
と校長は
その写真を教えてくれた
そこにいたのはそう
「貪狼 洋一・・・
あいつもこの中学の出身だったんだ・・・
おまけにこの事件にも
かかわっていたなんて・・・
っ!?」
生徒の名前の中に
破軍の名前を見つけた
「芳人・・・
彼がそうなのね
あの・・・
他の写真にその
加害者の男子生徒は
乗っていませんか?」
「ええっと・・・・」
アルバムを見回す校長
「・・・・あ!
ありました!!
彼がそうです」
と集合写真に
僅かに映っている少年を指さす
「あの・・・
彼の名前・・・
教えてもらえませんか?」
「ええ・・・・
彼の名前は・・・・」
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
夜の街
そこでは
黒くゆったりとした
ロングコートを羽織って
フードを深くかぶって
顔を隠している一人の人物が
そこを歩いている
すると
「・・・・待てよ」
そこに声をかける
一人の男子高校生
それは
「お前・・
破軍だな」
元3年3組 出席番号8番
北浦 亮
彼であった
「どうしてそう思うのかな?」
「右足を引きずるようにして
歩くその動作
それに左手を
ポケットに入れっぱにする癖
そして何より・・
その雰囲気でわかる」
亮がそういうと
フードの人物は
そのフードを脱いで
素顔をさらす
その相手は
「よく見ていてくれてるんだ
光栄だね
僕に何か用かな?」
同じく3組 出席番号22番
破軍 芳人
彼であった・・・・・・・・
「お前に訊きたいことがある・・
三年前のあの時・・
あいつとおんなじ中学校で・・
あいつが強姦をしてたところを
見たって証言しようとしてたらしいな
でもあの事件・・
本当は逆だったんじゃないのか?」
「逆って?」
聞いてくる破軍
「はぐらかすな!
お前と同じ中学だって言ってた文曲が
言っていたぞ!!
あの事件はあいつを
陥れるためにお前たちが仕向けたんだってな!!!」
つかみかかる亮
「・・・ふうん・・・
文曲を殺したのは
君だったんだね・・・」
「俺の質問に答えろ!」
壁にたたきつける亮
「答えたところで
何ができるのかな?
答えたところで
君は何もできない
彩奈ちゃんを助けることも
幼馴染である蓮君を止めることも
彼の敵を討つことだってね!」
「黙れ・・
黙れええええ!!」
亮は拳を
繰り出し
破軍の横の壁を
殴りつけた
「・・・・・・」
「わかってんだよ・・
悪いのは結局
何にもできない自分だって
ことぐらいな・・
そんなことわかってる・・
でも・・
でもな・・
だからって何にもしないなんて
俺にはできない!
だからここに来た!!」
と拳を再び挙げて
構える
「うおおおお!!」
そして繰り出したが
「フフフ・・・」
「があ・・」
瞬く間に
押さえつけられる亮
「物分かりが悪いな・・・
言ったでしょ?
君にできることなんて
何もないってね・・・
君がやれることはただ一つ・・・
黙ってみていることだけさ・・・
さっさと君を探している
お友達のところに行くんだね?」
「何・・?」
そう告げて
破軍は亮の拘束を解く
亮は体制を直すものの
そこに彼の姿はなかった
「ぬう・・
はぐううううん!!」
亮の叫びが大きくこだましていく・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・
別の場所
そこでは三人の
女子生徒が集まっていた
「おいおい・・
これってマジの話かよ・・
この事件・・
実はあいつらが
仕掛けてたって
本当かよ?」
元3年3組 出席番号12番
渋谷 真央
「この事件、表向きは
公になってないけど
ネットでこのように
全国に拡散されて
週刊誌もマスコミも騒いだらしいわ・・
ほんと、あなたたちの言うとおり・・
この世界は腐ってるのね」
同じく3組 出席番号17番
塚本 美穂
「それにしても・・
何でアタシらに
こんなの教えんだ?
てっきりあんたは
止める側だと思ったけどな」
「・・・別に
そんなのじゃない・・
私も彼が許せない・・
それだけよ」
天野川高校 3年8組 出席番号14番
真珠 利穂
「でも勘違いするなよ
私たちはあくまで
あなたたちの目標の一人に
あの破軍がいたから協力してるだけ
藤沢 彩菜のほうに関しては手は貸さないわよ」
南ヶ原高校 3年2組 出席番号7番
尾上 昭子
「もとよりあんたたちの手を
借りるつもりはねえよ・・」
「そう・・・
これで取引は
成立ね・・・
じゃあ・・・」
山中高校 3年1組 出席番号10番
熊井 真
この三人が真莉はいないが
真莉グループと手を結ぶ
「・・・・・・」
じっと三人をにらむ一人の少女
その少女は
「どうした詩織?」
「ううん、別に・・・」
同じく元3組 出席番号5番
奥井 詩織
彼女であった・・・・・・・・
彩奈はすべてを捨てる覚悟を決め
結子は三年前を探り出そうとし
破軍は亮と接触
さらに真央たちに
さらなる協力者が現れ
更に大きく狂いだす復讐劇・・・・・・・・
もう狂ったこの歯車を
止められるものは
どこにもいない・・・・・・・・
残り、12人と六人
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・