※この作品はR-18です。

復讐の唄ーリアルエンドー   作:lOOSPH

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残り、28人、14人


2人目,三人目

ある場所に集う少年と少女

 

「さて、優斗への復讐は完了したし

 

 これはもう必要ないわね・・・」

 

と少女は優斗の情報の入った封筒を

そのまま破って炉にくべた

 

「それで次の目標は?」

 

「こいつよ・・・」

 

と手を出したそれは

一人の少女の写真であった

 

「名前はえっと・・・」

 

「滝嶋結子」

 

「ああ、そうそう

 クラス委員で確か

 

 クラスのグループの一つの

 通称、結子グループの中心人物だね・・・」

 

グループ

 

3年3組は主に三つのグループがある

 

一つは不良女子によって構成された

真莉グループで構成人数は三つの中で最も多い

 

もう一つは学年一の問題児と呼ばれる

常盤 蓮率いる

不良グループ

 

その中には

あの越智 一真もいる

 

そして現在あるグループの中で最も人数は少なくとも権力の高い

クラス委員である滝嶋 結子が代表している

結子グループ

 

彩奈もかつてはこのグループに所属していた

 

「なるほど・・・

 

 彼女は君とは友人だったんだね・・・

 

 でもどうして彼女にも復讐を?」

 

「それはね・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

夏休み前

 

この時の彩奈へのいじめは

まだ集団無視というまだましな方であった

 

しかしそれでも彩奈には

とてもつらい出来事

 

溜まらず彩奈は結子に相談

 

親しくなった

 

だが、相談に乗ってもらったことなど

一度もなかった、彼女の家はとても厳しく

 

毎日毎日勉強のことでぐちぐち言われていた

 

結子は思わず、きつく当たってしまい

疎遠となってしまった

 

それを機にいじめはエスカレート

 

そう、今までのいじめは

結子が彩奈と親しくしていたからこそ

集団無視程度で済んでいたのである

 

ここから地獄が始まったのだ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

「私は絶対に許さない

 

 それがかつての友人でも・・・」

 

「・・・・・・」

 

芳人はやや気になったようで黙り込む

 

「・・・・何よ?」

 

「ううん、なんでも・・・」

 

そして彼は暗くなった夜空を見つめているのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・

 

翌日

 

優斗はそのあと行方不明となり

一真も周囲の人の目撃証言により

自宅謹慎となった

 

それを聞いてうっすらと笑みを浮かべる彩菜と芳人

 

その後

 

「ふ、藤沢さん・・」

 

藍が話しかけてくる

 

「す すごいね!

 瀬尾君と越智君・・・

 

 あの後どうなったのか

 私なんかには想像

 できないけど

 藤沢さんは・・・その・・

 

 えっとその・・

 私・・」

 

「ここでは私に

 話しかけない

 方がいいよ

 野村さんに

 迷惑がかかるから」

 

とそっけなく返す

 

「藤沢さん・・」

 

と彼女は肩をそっとたたたかれた

 

その相手は

 

「彼女は君のことを巻き込みたくないんだ・・・

 

 君のことを考えてね・・・

 

 だからあんまり気にしないでね」

 

「あ、はい・・

 

 その・・・えっと・・」

 

芳人であった

 

彼の笑顔を見て

藍は赤面して口をどもる

 

彼は顔立ちがいいので

少し緊張してしまうが

 

はいとどもって答えると

彼は頭をなでて去っていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

放課後

 

彩奈が帰る準備をしていると

 

「おおっと!」

 

何か水のようなものをかけられた

 

「あー手が滑ってもうたわー!」

 

「何やってんだよ!」

 

「ぼーっと

 突っ立ってる

 障害物のせいやわ

 俺

 しらーん」

 

男子生徒二人がわざとらしく笑い飛ばす

彩奈は二人のほうを向こうとしたその時

 

「あなたたち!」

 

そこに声をかけてきたのは

 

「日直の仕事くらい

 まともにできないの?

 

 ・・・・片づけなさい!」

 

3年3組 出席番号16番

 

滝嶋 結子と

 

同じく3組 出席番号9番

 

窪田 恵美

 

結子グループであった

 

「な なんやねん滝嶋・・・・・

 

 悪いのは彩奈やろ!」

 

「そうかな?」

 

さらにそこに来たのは芳人だった。

 

「僕が見たところだと

 彼女は帰る準備をしているようにしか

 

 見えなかったけど?

 

 帰る準備をするのがそんなに悪いこと?

 

 じゃあもう帰ってるほかのみんなはもっと悪いよね?

 

 それともこのクラスでは

 帰ろうとしているクラスメートには

 水をかけてもいいっていう決まりでもあるのかな?

 

 だったら僕、君たちが帰る準備したら

 おんなじことしてもいいってことだよね?

 

 ねえ?」

 

「うぐ・・・・・

 

 わ、悪かったよ

 これでええやろ・・・・・」

 

と男子はしぶしぶ日直の後片付けを始めるのであった

 

「行こう・・・」

 

「・・・・・・・」

 

芳人に連れられて

帰宅する彩奈

 

芳人はふいに

結子のほうを見たが

 

特に何も言わずに帰宅するのであった

 

結子も意味深に見ていたが

そのまま教室を後にする

 

「あ・・・えっと・・

 

 まっ待って結子ー!」

 

恵美も結子の後を追っていくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

家路に行くのは

 

「まったくバカ2人が

 問題起こした

 ばっかなのに

 何で懲りないのかしら!」

 

「それにしても

 越智と優斗・・

 何があった

 んだろ?」

 

「大方女のことでしょ?

 

 後輩から聞いた話だと

 あいつ、ここいらで有名な暴力団の組長さんの娘さんに

 手を出したって言ってたし」

 

「ええ!!

 

 暴力団って!

 

 まさかアイツ・・

 

 殺されたりとかしてないよね!!」

 

結子と恵美が帰宅していた

 

「それにしても心配なのは

 

 あいつよね・・・」

 

「あいつ・・?」

 

と真剣な表情になる結子

 

「ひょっとして、破軍のこと?」

 

「ええ、最近彩奈とよく

 行動してるって聞いてる」

 

「そうだよね・・

 

 噂ではあの越智に

 喧嘩で勝ったって聞いたし

 

 その噂のおかげで彩奈へのいじめが

 減ったんだよね・・」

 

「でも彼・・・

 

 彩菜が学校に来た時

 すぐに親しくなってるみたいだけど

 

 知り合いなのかしら」

 

「そうだね・・

 

 優斗に負けず劣らず

 顔いいもんね彼・・」

 

「そうね・・・

 

 今日だって彩奈のこと

 助けてくれたみたいだし・・・

 

 でも、やっぱり・・・」

 

すると

 

「結子・・」

 

「・・・・ごめん恵美

 塾には休むって

 言っておいて

 

 私今日は

 あそこに行くから」

 

「まっ また!?」

 

と別れる二人であった

 

だが二人は気が付かなかった

そのあとについていく人影がいたことに

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

ある自宅

 

そこでシャワーを

浴びる一人の少年は

 

制服とは別の何やら夜のお店が

似合うような服装を着ていっている

 

「クラブ、ムーンね・・・

 

 もしかしたら彼女を

 引き抜けるかもしれない・・・」

 

と一枚の写真を手にする

 

それは結子の写真であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

その夜

 

女子トイレにて見違えるほどに

美人になった女性

 

するとそこに

 

「結子ちゃん!」

 

二人の男性が声をかけてきた

 

「ケンさん!

 みさちー!」

 

「今日は来れる日なんだー」

 

「最近よく顔出してくれてうれしいー」

 

と連れられてはいっていくのであった

 

その様子を写真に撮る一人の人物、それは

 

彩奈であった・・・・・・

 

それに気づかない結子は

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「そういえば結子ちゃん

 

 今日からうちに新人が来たのよ!」

 

「新人?」

 

「ああ、今は見習いやけど

 結構ええ顔しとるで

 

 きっと上位に

 食い込めるで」

 

と席に座ると

 

「ほら、今ちょうど入ってきたあの子

 

 たぶん18歳くらいやと思うけど・・」

 

結子はふいに彼を見る

しかし特に気にも留めずに

 

そのままその二人と変わらずに接する

 

「結子ちゃーん

 飲んでるー!?

 ってウーロン茶かい!!」

 

「ちょ・・・

 

 ケンさんもう

 酔っぱらってる!?」

 

「結子はぴちぴちの18歳受験生で

 飲めませーん!」

 

「もっとも若く見えるしなー!」

 

苦笑いで返す結子

 

「でも受験生が

 クラブって・・

 勉強せんでええのー!?」

 

「・・・・いいのよ

 家だと息が詰まりそう

 

 学校だって・・・

 

 どいつもこいつも

 子供でさ

 

 いじめなんかして喜んで・・・

 

 ほんとやになっちゃう・・・」

 

「いじめ!?」

 

「テレビではよく見るけど

 マジにあるんだな」

 

「大丈夫なのそれ?」

 

聞いてくる周りの大人たち

 

「・・・・はじめは大したことないって

 思ってたんだけど最近

 エスカレートしてて

 

 実は私、その子に

 相談に乗ってほしいって頼まれたの

 

 でも家のことで大変な時期だったせいで

 つらく当たってちゃってね・・・

 

 私、その子に謝りたいの、でも・・・

 

 どうしても話しかける勇気がなくって・・・」

 

「そらあかん!

 

 早く謝った方がええ!

 

 今のままやったら後悔すんで!」

 

と慌てる大人たち

 

「後悔・・・?」

 

「そうや、出ないと手遅れになんで」

 

「でも今更

 許してくれるの

 かな

 ・・・・元に戻りたい・・

 

 あの時のように四人で・・」

 

「大丈夫やって!

 

 友達やったんやろ?」

 

「タイミング待っててもなんも始めらへん!

 

 結子ちゃんが大人になったらな」

 

すると

 

「そう・・・だよね

 大人ぶってても私自分の

 ことしか考えてなかった

 

 いつもいつも周りのこと子供って言ってたけど

 

 私も同じだったのかもね

 

 ・・・・・・・」

 

結子は立ち上がる

 

「結子ちゃん?」

 

「ありがとう

 頑張ってみるね

 

 ・・・・こんなこと

 相談できるのも

 みんなだからだよ

 

 じゃあまた」

 

「「頑張って!!」」

 

とクラブを後にする結子であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

家路につく結子は

恵美のメールを見て

 

笑みを浮かべる

 

そして家に差し掛かったその時

 

「ダメ!」

 

「っ!?」

 

突然声をかけられる

 

「今は言ったらだめ・・・」

 

「あ、あなた・・・

 

 困るわよこんなところ・・・・まで・・・」

 

その人物はクラブで見かけた若い新人だった

 

だがその人物を見て彼女は驚愕する

なぜなら彼は

 

「破軍・・・!?」

 

「お久しぶり・・・」

 

転校してきたクラスメートだったからである

 

「どういうことなの!?

 

 あなたもあのクラブで!?」

 

「ちょっとつてがあってね・・・

 

 それよりも」

 

すると

 

家の扉があき

そこから出てきたのは

 

一人の男性だった

 

それは・・・・・・・・

 

「お父さん・・・!?」

 

「結子おおおお!!

 

 お前というやつは!

 

 この写真はなんだ!!」

 

とみせたそれは、なんと

クラブに入っていく結子であった

 

「・・・・あ・・・

 

 な・・・・何・・・

 

 これ・・・」

 

「お前!

 

 塾はどうしたんだ!!

 

 それにその隣のチャラチャラした奴はなんだ!?

 

 お前まさか・・」

 

更にその後ろから女性が出てきた

 

「ど・・・・して・・?

 

 どうしてなの・・?

 

 私の教育の何がいけなかったの・・

 

 このままじゃ進学が・・

 

 将来が・・

 

 やっぱり外に出てくるから

 行けないのよ

 

 そうよ、勉強なんて家庭教師をつければいいのよ

 

 そうよ・・

 

 一歩も外に出さなければいいのよ!!」

 

と袋を抱えているその女性

そこからはじゃらじゃらと鎖のなる音が響く

 

「ああ・・・・いや・・・

 

 いや・・・」

 

おびえる結子

 

「いらっしゃい結子

 

 これもあなたのためなの・・

 

 あなたの将来のためにも・・」

 

「あ・・・・ああ・・・」

 

すると、彼女の前に出る芳人

 

「なんだ貴様!

 

 どけ!!」

 

「悪いけれど・・・

 

 そうはいかないね・・・

 

 さて・・・」

 

芳人は結子を見る

 

「クラブで言ったあの時の言葉・・・

 

 守ってくれるね」

 

「・・・・え・・・?

 

 ひょっとして聞いてたの?

 

 あんな遠くからだったのに・・・」

 

「質問に答えて・・・

 

 約束を守ってくれるね?」

 

と問いかける芳人

 

「・・・・ん・・・」

 

勇気を出して答える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・約束する!

 

 私、彩奈に謝る!!

 

 謝ってそして

 あの頃のように

 四人で笑いたい・・・!

 

 だから・・・

 

 だからお願い・・・

 

 私を・・・

 

 助けて!!」

 

涙を流して訴える結子に

 

「ようし・・・

 

 よく言った

 滝嶋 結子!

 

 その言葉に責任を持ってね!!」

 

と彼女をお姫様抱っこすると

 

「それじゃ、つかまってな!」

 

「ん!」

 

すると彼はたかくとびあがり

瞬く間にその場から消えていく

 

「ああ!

 

 待て!!」

 

「結子・・

 

 結子おおおお!!

 

 ああああ!!」

 

連れ去られた娘を見て錯乱する両親は

周りを気にせずにあたりに喚き散らすのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「よっと・・・」

 

と降り立つ芳人

 

「大丈夫?」

 

「うん・・・

 

 ありがとう・・・」

 

と降ろされて安心したのか

思わず倒れこんでしまう

 

それを抱きとめる芳人

 

「あ・・・」

 

「大丈夫?」

 

「う、うん・・・

 

 大丈夫よ、もう平気・・・」

 

と立ち上がる結子

 

「それにしても

 どうして私がクラブに

 通ってる写真が私の家に・・・

 

 私があそこに知ってるのは

 あなたと恵美・・・

 

 まさか・・・・!!」

 

「あのね、実は・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・そうだったの・・・

 

 彩菜が私のことを調べて・・・

 

 それで・・・」

 

「彼女は夏休み前に

 君にいじめの相談をしたって言ってた・・・

 

 でもそれで拒絶されたことで

 いじめはエスカレート・・・

 

 おまけに君が離れたと同時に

 恵美やもう一人の子も離れていったんだよ・・・

 

 いじめっていうのは対象に味方がいなくなると

 エスカレートしていく傾向があるからね・・・」

 

結子は悲しそうな表情になる

 

「ケンさんの言うとおりだった・・・

 

 もう少しで本当に取り返しのつかないことに

 なるところだった・・・」

 

「つらい?」

 

芳人は聞いた

 

「・・・・ううん

 

 こんなの彩奈のに比べれば

 どうってことないわよ

 

 だって私は危うく

 大切な友達と二度と会えなくなるかもしれなかったかも

 しれなかったんだもの・・・」

 

すると

 

「だったら、もう何も失わないようにしようよ」

 

「え・・・?」

 

芳人が言う

 

「滝嶋 結子・・・

 

 僕はこれから君の

 僕の持っている力を

 君に譲歩する・・・

 

 それを使って

 今度こそ彼女をそばで守ってあげようよ・・・」

 

「・・・・・・・」

 

そして

 

「もちろん!

 

 私はもう大切な

 友達を失いたくない!!

 

 そのためだったらどんなことでもするし

 どんなことでも耐えて見せる!!!

 

 だからお願い・・・

 

 なんでもするから、私に彩奈を

 守れる力を頂戴!」

 

と訴えるのであった

 

「君の覚悟・・・

 

 しっかり受け止めたよ・・・

 

 でもこの代償は安くない・・・

 

 来なよ、もう行くところもないから

 君に新しい場所を用意してあげる・・・

 

 おいで・・・」

 

と手を伸ばすと

 

「うん、ありがとう」

 

結子は手を取り、ともに歩んでいくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女が彼女のもとに合うのは

このしばらく後であった・・・・・・・・

 

こうして滝嶋 結子は死に

生まれ変わらんとするのであった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




残るは、27人と14人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
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