33,5人目,三十一、五人目
そう、三年前だ
星空が輝く
あの日に
俺と彼女は出会った
・・・・・・・ ・・・・
三年前
夜の公園
そこには
一人の少年が
星空を見ていた
そこには
いくつもの美しい星々が
線を描くように
並んでいて
それをじっと見つめている
すると・・・・・・・・
「こんばんわ」
「っ?」
少年は急に話しかけられると
そこには少年と同い年ぐらいの少女がいた
「こんなところに
一人でいると危ないよ?」
「そういう君こそ・・・
一人で夜道を歩くのは
危ないんじゃないのか?」
「うふふふふ・・・」
と少女は
少年の隣に
座って
星空を見上げる
「だって今日は・・・
星がきれいなんだもん」
「え・・・?」
少年は少女を見る
「私ね・・・
この季節の星空が
好きなんだ」
少女はそう言った
「あなたはどの季節の・・・
星空が好き?」
この時が
彼と彼女の出会いだった・・・・・・・・
・・・・・・・ ・・・・
その後しばらく
「次、北斗!」
先生に呼ばれ
答案を受け取る
「よく頑張ったな
学年トップだ」
その言葉にクラスメートから
歓声が上がる
だが北斗と呼ばれた
少年は特に気に留めることなく
席に戻っていく
「北斗君ってすごいよね
全科目満点だよ?」
「すごいよね
おまけに運動神経も
抜群だし
彼と付き合いたいな~」
「それは無理でしょ
この前も人気のあった女子が
振られたって話聞いたよ」
女子の色気沙汰の声が聞こえるものの
彼は特に気にすることはなかった
だが中には
「なんだアイツ」
「頭もよくって運動もできて
おまけに美形だからって
お高く留まりやがって」
「だな」
「あいつら内心では
俺らのこと見下してんだろ」
「いつかぎゃふんって言わしてやりたいぜ」
「ああ」
「ふん」
そんな声も聞こえる
「北斗君
すごいね
また学年トップだよ」
と少年の隣の男子生徒が
話しかけてきた
「たまたまだって
それ言うなら
破軍だっていいとこまで
言っただろ?」
「ううん
実はちょっと
ミスしたところがあったんだ
ほらここ・・・」
「あ~
ここはね・・・」
と二人の男子生徒は話し込んでいく
そして・・・・・・・・
・・・・・・・ ・・・・
「なあ知ってるか?
今日転校生が来るんだってさ」
「誰だだれだ?
女か男か?」
「話だと、女だって」
「まじで?
かわいいかな?」
「さあ・・・」
運命の時が来た
少年はこの時
自分の運命が変わっていくこと
もちろん少年以外の誰もが
予想していないだろう
こうして
運命の時は訪れた・・・・・・・・
・・・・・・・ ・・・・
「では新しいお友達を
紹介します
名前は・・・・
早乙女 絵理奈さんです
みんな仲良くね」
「皆さん初めまして
早乙女 絵理奈です
いろいろ皆さんにご迷惑をおかけ
すると思いますが
皆さんと一緒に
楽しい学校生活を送れたらなって
思ってます
至らないところもありますけど
どうかよろしくお願いいたします」
と少女
烏丸 絵理奈は
挨拶をするのであった
「ええっと、席は・・・・
北斗君の隣ね
じゃああそこね」
「はい」
と絵理奈は
北斗の隣の席に座る
すると
「また会えたね・・・」
「あ・・・」
絵理奈は少年に
微笑みかけてくれた
その笑顔は
少年から見ると
とても輝いて見えた
この出来事が
少年と少女の出会いであった
そして・・・・・・・・
すべての始まりの瞬間であった・・・・・・・・
残り、7人と四人
・・・・・・・ ・・・・